JPS60118657A - 繊維強化セメント硬化体の製法 - Google Patents

繊維強化セメント硬化体の製法

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JPS60118657A
JPS60118657A JP22809783A JP22809783A JPS60118657A JP S60118657 A JPS60118657 A JP S60118657A JP 22809783 A JP22809783 A JP 22809783A JP 22809783 A JP22809783 A JP 22809783A JP S60118657 A JPS60118657 A JP S60118657A
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JP
Japan
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pulp
cement
fibers
water
reinforced cement
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JP22809783A
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JPH0331659B2 (ja
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曾田 孝
赤坂 保
正昭 堀江
茂 石木
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 この発明は、内装用、外装用または屋根材等の建築用材
料の製法の技術分野に属する。
[背景技術] 従来、パルプを補強用繊維として用いたセメント硬化体
の製法としては、パルプ繊維の分散を・良くする目的で
、パルプを解繊し、それを大量の水で攪拌しなかられ)
体の配合原料を加え、固形分量が5〜15%のスラリー
状としたものを丸網、長網式抄造機で抄きあげて仮状と
して加圧、賦形し、養生し、製品としていた。このよう
に大量の水を使用して作るセメント硬化体の製法は、た
しかにパルプ繊維の分散は良いが、大量のセメント白水
が流出するので、これの処理に多大の費用と労力がかか
る欠点があった。
また硬化体の品質も吸水率が大きく、そのため雪国等で
使用すると凍害が起きる欠点があった。
このような欠点を解消するため、少ない水の量で材料を
混合使用とする試みもなされたが、未だパルプ繊維を大
量の水と共に使用した場合の硬化体と同程度の品質にま
でにする方法は開発されていない。
[発明の目的コ この発明は、パルプ繊維を補強用繊維として使用するセ
メント硬化体の製法において、混合材料の水分量が15
〜30%の範囲であり、硬化体の吸水率が小さく、寸法
安定性にも優れたセメント硬化体の製法を提供すること
を目的としてなされた。
[発明の開示] この発明は、セメントと補強用繊維と水と、必要に応じ
て添加するその他の添加物を配合してなる配合原料を、
賦形し、養生して硬化させる繊維強化セメント硬化体の
製法であって、補強用繊維として、パルパー等で離解さ
れ、かつ含水率を50〜90%にしたパルプを、固形分
換算で全配合材料中の1〜10%になるように配合する
こととし、かつその混合方法は、容器と回転羽根の間隔
が5鶴以下で、羽根の回転速度が20Orpm以上の混
合機で前記パルプを、他の添加物と共に、あるいは添加
せずに混練しながらセメント、骨材などの配合物を除々
に添加し、最終的に材料全体の含水率を15〜30%と
したものを賦形材料として使用することを特徴とする。
 ゛ 以下、詳しく説明する。
パルパー等で離解したパルプ繊維を、含水率が50〜9
0%になるように調整し、これを、容器と回転羽の間隔
が5鴎以下で、羽根の回転速度が20.0〜600rp
mの混合機に入れ、羽根を回転させてパルプ繊維間に圧
力をかけて混練しながら、セメント、骨材等の粉状物を
除々に添加して行く。こうするとパルプ繊維が混合機に
よって混合状態になっているので、うまく粉体がパルプ
繊維間に入り込んで、パルプ繊維は分散性の優れた補強
用繊維となる。この場合、賦形性を良くする目的で、賦
形材料全体の含水率が30%以下の範囲内で、水を追加
添加して混合、混練を続りても良い。なお、パルプ繊維
の含水率を50%未満にするとパルプ繊維間の滑りが悪
くなり、分散性が悪くなり好ましくなく、また90%を
超えると、パルプの使用量によっては混合材料全体の含
水率が30%を超えてしまうので好ましくない。また混
合機の容器と回転羽根の間隔を5++m以下とし、羽根
の回転速度を20Orpm以上にする理由は、その範囲
を外れると、混練効率が低下して繊維間に、うまく粉体
が入り込まず、パルプ繊維の分散不十分な材料となるか
らである。最終的に混合材料の水分量を15〜30%に
する理由は、15%未満ではセメント分の凝結硬化に必
要な水分が得られず、強度の弱い硬化体しか得られない
。また30%を超えると、加圧、賦形時に水が多量に流
出し、その流出跡が空隙となって残り、製品として使用
する場合は、この空隙に水が入りやすく、そのため寸法
安定性の悪いものになったり、雪国、寒冷地で使用した
場合は、凍害が起こったりするからである。
なお、骨材としては珪砂、砂など通常セメント硬化体を
製造する際に使用するもの・、あるいは計量骨材として
パーライト、フライアッシュなどが使用される。骨材の
種類については特に限定するものではない。
なお、パルプと共に有機高分子あるいは無機質の増粘剤
を配合して使用しても良い。増粘剤しては有機質のもの
であれば、たとえばCMCなど、無機質のものとしては
、たとえばセピオライトなどが使用される。増粘剤の種
類については特に限定するものではない。増粘剤の添加
により、粉体状の配合原料を加えた時、パルプから粉体
へ移行する水分が少なくなるので、長時間にわたりパル
プ繊維間の滑り性の良さを持続できるためである。従っ
てこれら増粘剤を加えた場合は、加えない場合に比べて
、さらにパルプ繊維の分散性が良くなり、硬化体の強度
が向上する。さらに、補強用繊維としてパルプの他にビ
ニル系繊維(例えば、ビニロン :登録商標)、アクリ
ル繊維、スチール繊維、カーボン繊維、木片等の繊維状
物を併用すると、硬化体の強度が一層改良される。そし
て外装材、屋根材として使用するのに都合の良い材料と
なる。パルプ繊維はセメント硬化体の曲げ強度を上げる
効果は大きいが、衝撃強度はそれほどは大きくならない
。また、パルプ繊維を多量に使用すると硬化体が不燃性
でなくなるので好ましくない。そこでパルプは不燃性が
保てる範囲の5〜6%以下の量で使用し、その他の補強
効果の大きい補強用繊維を0.3〜3%程度配合する。
そうすると不燃性であり、かつ曲げ強度に優れ、寸法安
定性の良い硬化体を得ることしが出来る。0゜3%未満
では補強効果が充分でなく、一方3%を超えると繊維の
分散性が悪くなり、かえって強度が低下する。
[実施例] 第1表に示す配合で、実施した。また比較のために従来
例も示した。なお、配合原料の内、ビニル系繊維として
は、ビニロン(登録商標)を使用した。なお、従来例の
場合の混合法は長網式抄造機を使用し、これにより得ら
れたグリーンシートを第1表に示す条件で成形した。
得られた硬化体の性能も第1表に示した。
[発明の効果] この発明は、セメントと補強用繊維と水と、必要に応じ
て添加するその他の添加物を配合してなる配合原料を、
賦形し、養生して硬化させる繊維強化セメント硬化体の
製法であって、補強用繊維として、パルパー等で離解さ
れ、かつ含水率を50〜90%にしたパルプを、固形分
換算で全配合材料中の1〜10%になるように配合する
こととし、かつその混合方法は、容器と回転羽根の間隔
が5頗以下で、羽根の回転速度が2(lorpm以上の
混合機で前記パルプを、他の添加物と共に、あるいは添
加せずに混練しなからセメント、骨材などの配合物を除
々に添加し、最終的に材料全体の含水率を15〜30%
としたものを賦形材料として使用することを特徴とする
ので、製造工程の中での加圧、賦形の工程で余分の水が
排出されることがなく、水処理に労力と費用が不必要な
ばかりでなく、製品とした場合セメント硬化体中の繊維
の分散性がよく、強度のバラツキが小さく、強度の大き
いものが得られる。そして寸法変化率が、水を多量に使
用する抄造法よりも、たとえば1/2〜1/3と小さく
、また吸水率もたとえば1/2〜1/3になり、寒冷地
でも使用可能な製品が得られる。
特許出願人 松下電工株式会社 代理人弁理士 竹元敏九(はが2名)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)セメントと補強用繊維と水と、必要に応じて添加
    するその他の添加物を配合してなる配合原料を、賦形し
    、養生して硬化させる繊維強化セメント硬化体の製法で
    あって、補強用繊維として、パルパー等で離解され、か
    つ含水率を50〜90%にしたパルプを、固形分換算で
    全配合材料中の1〜10%になるように配合することと
    し、かつその混合方法は、容器と回転羽根の間隔が51
    以下で、羽根の回転速度が20Orpm以上の混合機で
    前記パルプを、他の添加物と共に、あるいは添加せずに
    混練しながらセメント、骨材などの配合物を除々に添加
    し、最終的に材料全体の含水率を15〜30%としたも
    のを賦形材料として使用することを特徴とする繊維強化
    セメント硬化体の製法。
  2. (2)パルプと共に有機質増粘剤または無機質増粘剤を
    添加することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    製法。
  3. (3)パルプ以外の補強用繊維を、パルプと共に併用す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項
    記載の製法。
JP22809783A 1983-11-30 1983-11-30 繊維強化セメント硬化体の製法 Granted JPS60118657A (ja)

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JP22809783A JPS60118657A (ja) 1983-11-30 1983-11-30 繊維強化セメント硬化体の製法

Publications (2)

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JPS60118657A true JPS60118657A (ja) 1985-06-26
JPH0331659B2 JPH0331659B2 (ja) 1991-05-08

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ID=16871137

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5562831A (en) * 1978-11-01 1980-05-12 Kubota Ltd Manufacture of cement roof tile
JPS5637264A (en) * 1979-08-31 1981-04-10 Matsushita Electric Works Ltd Inorganic formed material
JPS56114857A (en) * 1980-02-11 1981-09-09 Cape Boards & Panels Ltd Construction board* thin board and manufacture
JPS56167407A (en) * 1980-05-30 1981-12-23 Toppan Printing Co Ltd Manufacture of foundation sheet for pottery
JPS58176166A (ja) * 1982-04-10 1983-10-15 大建工業株式会社 木質セメント板の製造方法

Patent Citations (5)

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JPH0331659B2 (ja) 1991-05-08

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