JPS6011741A - 車輌用デイスクブレ−キ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ものであり、特に、制動時に加熱される摩擦材よりキャ
リバーシリンダに熱を伝達ぎせないようにしようとする
ものである。

車輌用ディスクブレーキの摩擦材には、摩擦係数が高い
等の性能の外に、制動時と非制動時との温度変化による
摩擦係数の変動が少ないこと即ちフェードが起りにくい
性質が要求ぎ１ｔ，こ２ｔに適合した焼結バンド、セミ
メタリックパッド等の金属含有度の高いブレーキ材料が
用いられていた。

この金属含有度の高いブレーキ材料は熱伝導率が高いの
で、キャリバーシリンダに制動時の熱が伝達し易く、同
シリンダ内のオイルに悪影響を及ぼす。このため摩擦材
を接合した保持仮の外側に断熱板を配設したものがあっ
た。

本発明は、上記のような断熱板を配設したものよりも更
に断熱効果が高く、キ丁すバー内のオイルを熱すること
がより少ない車輌用ディスクブレーキ装置を提供しよう
とするものである。

以上本発明を自動二輪車＋／ｌディスクブレーキに適用
した図示の実施例について説明する。

第１図はディスクブレーキ装置の全体を示す断面図であ
る。同図において１はブレーキキャリバーで、同キャリ
バー１は、対向受片３を一体に備えたキャリバ一本体２
と、同本木２と一体に形成Ｊｎた一対のシリンダ４と、
同シリンダ４にそ１ｔぞれ摺動自在に介装ざｎたピスト
ン５と、一対のパッド部材６とよりなり、キャリバ一本
体２はフロントフォーク２１のブラケット１８にボルト
１９ヲ介して着脱自在に装着ぎｉ”するようトこなって
いる◇前記バッド部相６は、前記キ丁リバ一本体２と対
向受片３とに挿入ぎλｔたハンガービン２０Ｇこ貫通支
持２　ｎ　＋おり、回転部拐即ちフロントポ４−ル２２
ど一体σ〕ブレーキディスク板１７１ま、圧油の供給で
動作されるピストン５により一対のパッド部材６に挟圧
２　ｔするようになっている。

第２図は前記バンド部相６の構造を拡大して示７の外側
しこ設けら２ｔた放熱部材９と、更にその外側に設けら
れたりテーナ１０とを備え１いる。８ｃ′ｉその内面に
摩擦材７を固着した保持板である。

摩擦材７はフェードの起りにくい金属含有度の高いライ
ニング材で構成す１ｔている。放熱部材９とリテーナ１
０とはリベット１１で保持板８に一体に装着２　ｔｔて
いる。そして放熱部材９は熱伝導率の高い制料、例えば
アルミニウム、銅及びそノ合金等で作ら、ｆｔでおり、
リテーナ１０に比軸して良好な熱伝導性を有している。

従って制ｑｖＪ時に摩擦材７に発生しπ熱は、ディスク
面に直角方向に保持板８を通って放熱部材９に達するか
、リテーナ１０の熱伝導率が比較的低いので、このリテ
ーナ１０が前記直角方向の熱の流２ｔに対して障壁の役
割を果し１熱流の大部分は放熱部制９に沿って該放熱部
拐内をディスクｌｆ］ｉに平行な方向に拡散し、放熱部
材９の周縁部から外界に放散ぎオする。このようにして
、リテーナ１０を介して該リテーナに当接しているピス
トン５及びシリンダ４に達する熱量は極めて少なくなる
。

第３図は本発明によるパッド部拐σ〕更に他の実施例を
示す図面であるが、この実施例においては放熱部材９と
リテーナ１０との間に断熱拐１２を介在ぎせ、こｉｔら
をリベット１１で保持板８ｃこ固定しである。

本実施例か第２図に示すものと作用効果において変りな
いことは説明するまでもない。

リテーナの材質自体でその熱伝導率を放熱部材９に比し
て充分低くすることか困難な場合にＧま、本実施例によ
るのが良い。この場合にはりテーナ１０と断熱材Ｉ２と
で熱伝導率の比較的低いリテーナ部材が構成ぎれること
となる。

またこの種のディヌクブレーキにおいては、制動による
熱は摩擦材の全面にわたって均等には発生せず、ピスト
ン５によって直接押圧ざ２する部分Ａ（第４図）付近が
局所的に特に強く発熱する傾向があるが、放熱部材９を
配設することによりこの熱は放熱部材９に沿って広く分
散するので・シリンダ４の加熱は従来のディスクブレー
キ装置に比して更に少なくなる。

放熱部材９の一方の縁部にＧま第４図及び第５図に示す
ように放熱部分例えばフィン１３が設けら几又いるので
、放熱部材を伝導によって流オｔて来た熱はこの放熱部
分から大気中に放散ざｎる。このフィンは摺造上許ぎ１
するなら一縁部だけでなく、例えば前後の両縁邪に設け
て放熱効果を上げることもできる。

放熱部分の構造は必ずしも図示のようなフィン１３とす
る必要Ｇまなく、例えば多くσ〕孔をあけたり−または
波形にする等大気との接触面を大きく下る任意の構造を
採って良い。

ｉ：たこの放熱部分を第５図に示すようにディスク側に
保持板８よりも若干張り出どせて１この張り出し量Ｘが
摩擦材の摩耗限界を表示するようにしても良い。

以上の説明から明らかな様に、本発明においてはディス
クと摩擦材との摺動により発生する熱乞放熱部材【こよ
り積極的に大気中に放出するので、従来の単【こ断熱材
により断熱するだけＬＩＪものに比してキャリバーピス
トン、シリンダに達する熱量ははるかに少なく、従って
キャリパ−内のオイルを熱することが少ない。また熱放
出が高いので、装置全体の温度上昇が比較的低く、従っ
て寿命が長い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の車輌ｆ打ディスクブレーキ装置σ〕一
実施例を示す全本断面図、第２図はパッド部材の縦断面
図、第３図は他の実施例を示すバンド部材の縦断面図、
第４図はその正面図、第５図は第４図のＩＶ　−ＩＶ線
に沿う断面図である。 １・・・ブレーキキャリバー、２・・・キャリ／＜　−
本体、３・・・対向受片、４・・・シリンダ、５・・・
ピストン、６・・・パッド部材、７・・・摩擦月、８・
・・保持板・９パ放熱ｕ　材、ｔｏ・・・リテーナ、１
】・・・リベット、１２°”　断熱材、１３・・・フィ
ン、 １７・・・ディスク板、［８・・・ブラケソＦ１２Ｊ・
・・フロントフォーク、２２・・・フロントホイール（
回転部拐）。 代理人　弁理士　江　原　望 外１名 第１図 篤２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転部材に固着したディスク板と、このディ２り板を圧
   接して制動作用を得るキャリパ−とから成り、前記キ丁
   すバー内には前記ディスク板を圧接する摩擦材を持つ車
   輌１１１デイスクブレーキ装置において、前記摩擦材の
   外側に放熱部材を１更にその外側にリテーナ部材を配置
   し、前記放熱部材を前記リテーナ部材より熱伝導率の高
   い材料により構成したことを特徴とする車輌用ディスク
   ブレーキ装置。