JPH023047B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH023047B2 JPH023047B2 JP55074398A JP7439880A JPH023047B2 JP H023047 B2 JPH023047 B2 JP H023047B2 JP 55074398 A JP55074398 A JP 55074398A JP 7439880 A JP7439880 A JP 7439880A JP H023047 B2 JPH023047 B2 JP H023047B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- heat
- pipe
- brake
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 abstract description 3
- 239000000126 substance Substances 0.000 abstract description 3
- 230000005855 radiation Effects 0.000 abstract description 2
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 abstract 1
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 abstract 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000008016 vaporization Effects 0.000 description 1
- 238000009834 vaporization Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/78—Features relating to cooling
- F16D2065/781—Features relating to cooling involving phase change of material
Landscapes
- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
- Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
この発明は、自動車の制動に用いられるブレー
キ(ドラムブレーキ、デイスクブレーキ)に関
し、ブレーキオイルの放熱を良好にして、常に安
定した制動力を得ることのできるブレーキを提供
せんとするものである。
キ(ドラムブレーキ、デイスクブレーキ)に関
し、ブレーキオイルの放熱を良好にして、常に安
定した制動力を得ることのできるブレーキを提供
せんとするものである。
(従来の技術)
ブレーキペダルの踏込みにより送られる圧油の
力で制動を行なうブレーキが広く使用されている
が、このようなブレーキに於いて、制動力を伝達
するブレーキオイルは、制動時に受ける圧力と制
動時に発生する摩擦熱とにより、温度が上昇す
る。
力で制動を行なうブレーキが広く使用されている
が、このようなブレーキに於いて、制動力を伝達
するブレーキオイルは、制動時に受ける圧力と制
動時に発生する摩擦熱とにより、温度が上昇す
る。
通常の使用状態にあつては、このような温度上
昇はさほど問題とならないが、ブレーキを頻繁に
使用した場合、ベーパロツクを生じ制動力が急激
に低下する原因となるため、非常に危険である。
ところが、従来のブレーキはこのようなブレーキ
オイルの温度上昇に対して十分な対策を溝じてい
るとは言えなかつた。
昇はさほど問題とならないが、ブレーキを頻繁に
使用した場合、ベーパロツクを生じ制動力が急激
に低下する原因となるため、非常に危険である。
ところが、従来のブレーキはこのようなブレーキ
オイルの温度上昇に対して十分な対策を溝じてい
るとは言えなかつた。
(発明が解決しようとする課題)
本発明はこのような事情に鑑み、ヒートパイプ
を利用して、直接ブレーキオイルの熱を迅速に放
熱して、ブレーキオイルの温度上昇を抑制するこ
とのできるブレーキを提供せんとするものであ
る。
を利用して、直接ブレーキオイルの熱を迅速に放
熱して、ブレーキオイルの温度上昇を抑制するこ
とのできるブレーキを提供せんとするものであ
る。
ヒートパイプを利用して温度上昇するブレーキ
を冷却しようとする発明は、特公昭51−7789号公
報、特開昭53−27775号公報にも記載されている
が、これらはロータ又はブレーキシユーの熱をヒ
ートパイプにより放散させるものであつて、間接
的にブレーキオイルの温度上昇を阻止するもので
ある。
を冷却しようとする発明は、特公昭51−7789号公
報、特開昭53−27775号公報にも記載されている
が、これらはロータ又はブレーキシユーの熱をヒ
ートパイプにより放散させるものであつて、間接
的にブレーキオイルの温度上昇を阻止するもので
ある。
又、実開昭56−81236号公報には、キヤリパを
貫通したヒートパイプの一端をシリンダ内に露出
させた構造が記載されているが、この公報に記載
された構造の場合、ヒートパイプを独立した冷却
専用部材として設けるため、部品点数の増加を招
いてしまう。
貫通したヒートパイプの一端をシリンダ内に露出
させた構造が記載されているが、この公報に記載
された構造の場合、ヒートパイプを独立した冷却
専用部材として設けるため、部品点数の増加を招
いてしまう。
(課題を解決するための手段)
本発明のブレーキは、圧油をシリンダ2内に送
給してピストン1を駆動することにより制動を行
なうブレーキに於いて、シリンダ2に装着され、
且つシリンダ2の内外を連通可能な通路を有する
連通部材を具え、連通部材には、シリンダ2内の
油の熱を吸収してシリンダ2の外に放散させるヒ
ートパイプを組込むことにより、上述のような不
都合をいずれも解消するものである。
給してピストン1を駆動することにより制動を行
なうブレーキに於いて、シリンダ2に装着され、
且つシリンダ2の内外を連通可能な通路を有する
連通部材を具え、連通部材には、シリンダ2内の
油の熱を吸収してシリンダ2の外に放散させるヒ
ートパイプを組込むことにより、上述のような不
都合をいずれも解消するものである。
(実施例)
以下、シリンダ内外を連通可能な通路を有する
連通部材の具体例を示した、図示の実施例によ
り、本発明を更に詳しく説明する。
連通部材の具体例を示した、図示の実施例によ
り、本発明を更に詳しく説明する。
第1〜3図は本発明の実施例を示している。ピ
ストン1を駆動するための圧油をシリンダ2内に
給排するため、シリンダ2の内外を連通する通路
を内側に有するパイプ3は、ヒートパイプ構造を
具えている。ヒートパイプは第2図のように、管
肉を中空として熱伝導性の良好な物質を封入し、
気化、循環により管端から吸収した熱をパイプ外
に放散させるパイプである。4は上記の放熱物質
を溜めて該物質を冷却するための冷却器で、例え
ば水のように熱容量の大きな液体を貯溜した容器
その他種々の熱交換器が使用できる。冷却器より
マスタシリンダ(図示せず)までの間を結ぶパイ
プ3aはヒートパイプ構造を有するものではな
く、通常のパイプが使用される。パイプ3,3a
は冷却器4を境に連結され、マスタシリンダより
パイプ3a,3を通じて、圧油がシリンダ2内に
送られるようになつている。
ストン1を駆動するための圧油をシリンダ2内に
給排するため、シリンダ2の内外を連通する通路
を内側に有するパイプ3は、ヒートパイプ構造を
具えている。ヒートパイプは第2図のように、管
肉を中空として熱伝導性の良好な物質を封入し、
気化、循環により管端から吸収した熱をパイプ外
に放散させるパイプである。4は上記の放熱物質
を溜めて該物質を冷却するための冷却器で、例え
ば水のように熱容量の大きな液体を貯溜した容器
その他種々の熱交換器が使用できる。冷却器より
マスタシリンダ(図示せず)までの間を結ぶパイ
プ3aはヒートパイプ構造を有するものではな
く、通常のパイプが使用される。パイプ3,3a
は冷却器4を境に連結され、マスタシリンダより
パイプ3a,3を通じて、圧油がシリンダ2内に
送られるようになつている。
このように構成しているため、シリンダ2内の
ブレーキオイルの温度が上昇すると、該オイルの
熱がヒートパイプ6製のパイプ3または冷却器4
から直接大気に放熱されて、ブレーキオイルの温
度が低下する。
ブレーキオイルの温度が上昇すると、該オイルの
熱がヒートパイプ6製のパイプ3または冷却器4
から直接大気に放熱されて、ブレーキオイルの温
度が低下する。
なお、ヒートパイプについては従来から周知で
あるため詳しい説明は省略し、凝縮した流体を環
流させるためのウイツク(例えば、うすい金網を
重ねた毛管力の大きい構造体)の図示も少略し
た。
あるため詳しい説明は省略し、凝縮した流体を環
流させるためのウイツク(例えば、うすい金網を
重ねた毛管力の大きい構造体)の図示も少略し
た。
更に、図示の例では、送油系統内に空気が混入
した場合に、該混入空気を抜くために使用するブ
リーダスクリユー5にも、放熱のためにヒートパ
イプを組込んでいる。即ち、第3図に示すように
ブリーダスクリユー5の中心部にシリンダ2内側
を塞いだヒートパイプ6を嵌装し、空気抜き作業
時には該ヒートパイプ6を通じて貫通する横孔7
から混入空気を抜くように構成している。従つ
て、このブリーダスクリユー5に形成した横孔7
とヒートパイプ6との内側が、シリンダ2の内外
を連通可能な通路となる。但し、この通路は、ブ
リーダスクリユー5を弛めた場合にのみ、シリン
ダ2の内外を連通する。
した場合に、該混入空気を抜くために使用するブ
リーダスクリユー5にも、放熱のためにヒートパ
イプを組込んでいる。即ち、第3図に示すように
ブリーダスクリユー5の中心部にシリンダ2内側
を塞いだヒートパイプ6を嵌装し、空気抜き作業
時には該ヒートパイプ6を通じて貫通する横孔7
から混入空気を抜くように構成している。従つ
て、このブリーダスクリユー5に形成した横孔7
とヒートパイプ6との内側が、シリンダ2の内外
を連通可能な通路となる。但し、この通路は、ブ
リーダスクリユー5を弛めた場合にのみ、シリン
ダ2の内外を連通する。
このため、通常のブレーキ使用時にはシリンダ
2内のブレーキオイルはヒートパイプ6の一端に
接触し、オイルの熱は該ヒートパイプ6を通じて
ブリーダスクリユー5の全体に分散され、該スク
リユーの表面等から大気中に放散されてブレーキ
オイルの温度を直接的に低下させる。
2内のブレーキオイルはヒートパイプ6の一端に
接触し、オイルの熱は該ヒートパイプ6を通じて
ブリーダスクリユー5の全体に分散され、該スク
リユーの表面等から大気中に放散されてブレーキ
オイルの温度を直接的に低下させる。
(発明の効果)
本発明のブレーキは、上述のようにブレーキシ
リンダ内のブレーキオイルの熱をヒートパイプを
通して効率良く外部に放散するように構成したた
め、ブレーキオイルの温度上昇を直接的に防止で
き、性能が安定して安全なブレーキを提供するこ
とができる。
リンダ内のブレーキオイルの熱をヒートパイプを
通して効率良く外部に放散するように構成したた
め、ブレーキオイルの温度上昇を直接的に防止で
き、性能が安定して安全なブレーキを提供するこ
とができる。
又、本発明のブレーキの場合、パイプ3、ブリ
ーダスクリユー5のように、元々ブレーキに組込
まれている、シリンダ2の内外を連通可能な連通
部材にヒートパイプを組込んでいるため、ブレー
キの構成部品数が増加する事がなく、ブレーキ製
造に要する部品管理や組立作業が煩わしくなるこ
ともない。
ーダスクリユー5のように、元々ブレーキに組込
まれている、シリンダ2の内外を連通可能な連通
部材にヒートパイプを組込んでいるため、ブレー
キの構成部品数が増加する事がなく、ブレーキ製
造に要する部品管理や組立作業が煩わしくなるこ
ともない。
なお、本発明はデイスクブレーキ、ドラムブレ
ーキいずれの形式のブレーキにも実施できること
は勿論である。
ーキいずれの形式のブレーキにも実施できること
は勿論である。
第1図は本発明のブレーキの要部を示す断面
図、第2図はヒートパイプの端部縦断面図、第3
図はブリーダスクリユーの断面図である。 1:ピストン、2:シリンダ、3:パイプ、
4:冷却器、5:ブリーダスクリユー、6:ヒー
トパイプ、7:横孔。
図、第2図はヒートパイプの端部縦断面図、第3
図はブリーダスクリユーの断面図である。 1:ピストン、2:シリンダ、3:パイプ、
4:冷却器、5:ブリーダスクリユー、6:ヒー
トパイプ、7:横孔。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 圧油をシリンダ2内に送給してピストン1を
駆動することにより制動を行なうブレーキに於い
て、シリンダ2に装着され、且つシリンダ2の内
外を連通可能な通路を有する連通部材を具え、連
通部材は、シリンダ2内の油の熱を吸収してシリ
ンダ2の外に放散させるヒートパイプを組込んだ
ことを特徴とするブレーキ。 2 シリンダ2の内外を連通可能な通路を有する
連通部材は、このシリンダ2内に圧油を送給する
パイプ3であることを特徴とする、特許請求の範
囲第1項に記載のブレーキ。 3 シリンダ2の内外を連通可能な通路を有する
連通部材は、油圧系統内に混入した空気を抜くた
めのブリーダスクリユー5であることを特徴とす
る、特許請求の範囲第1項に記載のブレーキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7439880A JPS571836A (en) | 1980-06-04 | 1980-06-04 | Brake |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7439880A JPS571836A (en) | 1980-06-04 | 1980-06-04 | Brake |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS571836A JPS571836A (en) | 1982-01-07 |
JPH023047B2 true JPH023047B2 (ja) | 1990-01-22 |
Family
ID=13546036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7439880A Granted JPS571836A (en) | 1980-06-04 | 1980-06-04 | Brake |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS571836A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0447070U (ja) * | 1990-08-25 | 1992-04-21 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57127133A (en) * | 1981-01-30 | 1982-08-07 | Fuji Heavy Ind Ltd | Cooling method of brake liquid |
KR20030021804A (ko) * | 2001-09-07 | 2003-03-15 | 주식회사 엘지이아이 | 냉장고 제빙기 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS517789A (en) * | 1974-06-06 | 1976-01-22 | Conifer Lab | Kairyosareta ninshinotesutosuruhoho |
JPS5327775A (en) * | 1976-08-26 | 1978-03-15 | Mitsubishi Motors Corp | Brake cooling device |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5681236U (ja) * | 1979-11-20 | 1981-07-01 |
-
1980
- 1980-06-04 JP JP7439880A patent/JPS571836A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS517789A (en) * | 1974-06-06 | 1976-01-22 | Conifer Lab | Kairyosareta ninshinotesutosuruhoho |
JPS5327775A (en) * | 1976-08-26 | 1978-03-15 | Mitsubishi Motors Corp | Brake cooling device |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0447070U (ja) * | 1990-08-25 | 1992-04-21 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS571836A (en) | 1982-01-07 |
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