JP3215032U - キャリパー構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量で放熱しやすいキャリパー構造を提供する。【解決手段】少なくともの一つのマグネシウム合金本体11を備え、マグネシウム合金本体は、頂面と底面、及び頂面と底面をつなぐ側面を備え、頂面にはブレーキパッド収容槽12が凹設され、ブレーキパッド収容槽内には更に、少なくとも一つのピストン収容室が凹設される。上記構造、組立てにより、キャリパー全体は、一定の構造強度を有すると同時に、軽量化の目的を達成することができる。マグネシウム合金本体の底面には更に、複数の放熱フィン16が設けられ、マグネシウム合金本体の放熱面積を増大させ、キャリパーを素早く放熱させる。【選択図】図3

Description

本考案は、キャリパー構造に関わり、特に軽量化の目的を達成させるためのキャリパー構造に関する。
ディスク式ブレーキシステムは、ディスクとキャリパーを備えてなる装置であり、ディスクは、ホイールの片側に設置され、ホイールと同時に回転されるように設けられ、キャリパー裝置は、キャリパー本体とピストンアセンブリを備えてなり、ハンドルの下方に固設され、選択的にディスクを挟み込んで、油圧装置によって制御することになっており、ブレーキをかけるとき、ピストンアセンブリのピストンを押して、キャリパー本体内にあるブレーキパッドを、ディスクを挟ませるようにし、その摩擦力によって、ディスクとホイールの回転を止めるように行なわれる。
このようなキャリパー裝置は既に、望まれる使用目的を達成しているものだが、使用の時、一番よくある問題点は、ブレーキをかけて、該ブレーキパッドがディスクを挟み込むことになるが、そこで、ホイールが直ぐに止まらず、該ブレーキパッドとディスクとの摩擦を続けて、高温や高熱が生じる。そうなると、該ブレーキパッドと該ディスクが粘り付きやすく、または、該キャリパー裝置の構成部品による発熱で変形しやすくなり、それに、こうした高温や高熱が該ブレーキパッドを経てピストンに伝わり、更に、ピストンを経て、油圧装置(ブレーキフルードやオイルシール、油室などを含む)に伝えられるようになり、その時、その高温や高熱が適当に排出されないと、ブレーキフルードの蒸発、変質、またはブレーキパッドユニット、ピストン、オイルシールや油室の変形、損壊などが生じて、油圧装置で制御できなくなり、ブレーキが無効になる可能性がある。
既存のキャリパー裝置では、キャリパー本体の構造が厚いため、放熱にしにくく、比較的に重いものであり、速い速度を求める分野では、ボディの部品はどれも、できるだけ軽量化する必要があり、ちょっとした余分な重さで、速度が異ってくる。
それに鑑みて、本考案は、軽量化の目的を達成させるためのキャリパー構造の改良を提供することを目的とする。
本考案のキャリパー構造は、少なくともの一つのマグネシウム合金本体を備えてなり、該マグネシウム合金本体は、頂面と底面、及び該頂面と該底面をつなぐ側面を備え、該頂面にはブレーキパッド収容槽が凹設され、該ブレーキパッド収容槽内には更に、少なくともの一つのピストン収容室が凹設されることを特徴とする。
上述のような構造、組立てにより、キャリパー全体は、一定の構造強度を有すると同時に、軽量化の目的を達成することができる。本考案では、マグネシウム合金本体の底面には更に、複数の放熱フィンが設けられ、それによって、マグネシウム合金本体の放熱面積を増大させ、キャリパーを素早く放熱させるようにし、温度が高すぎて、ブレーキが無効になる可能性を有効に減らし、ブレーキ操作がうまくいくことを確保することができる。
本考案のキャリパーの第一構造の立体図である。 本考案のキャリパーとディスクの第一組立断面イメージ図である。 本考案のキャリパーの断面イメージ図である。 本考案のキャリパーの第二構造の立体図である。 本考案のキャリパーの第三構造の立体図である。
本実用新案登録出願の明細書や実用新案登録請求の範囲に用いられる下記のような用語は、別途に説明がある場合を除き、次のように定義されるものとする。注意すべきことは、本願明細書や実用新案登録請求の範囲に用いられる単数形の用語「一」とは、記載事項が一個または一個以上であることを含むことをいい、例えば、少なくともの一個、少なくともの二個、または少なくともの三個がそれであり、単一なる記載事項を意味するだけではない。そして、実用新案登録請求の範囲に用いられる「備える」のような開放的な語彙は、請求項に記載される部品やコンポーネントの組み立ては、請求項に記明記されていない他の部品やコンポーネントを除外することなく、それに、用語「または」は、その内容がはっきりと説明された場合を除き、一般的に、「及び/または」の意味をも含まれることにも注意すべきであり、本願の明細書や実用新案登録請求の範囲に用いられる用語「約(about)」は、何らか起こりうる微小な変化によるばらつきをいい、そのような微小な変化で、本質を変えることはない。
図1に示すのは、本考案のキャリパーの第一構造の立体図であり、まず、本考案のキャリパー1は、少なくとも一つのマグネシウム合金本体11を備えてなり、該マグネシウム合金本体11は、頂面111と底面112、及び該頂面111と該底面112をつなぐ側面113を備え、該頂面111にはブレーキパッド収容槽12が凹設され、該ブレーキパッド収容槽12内には更に、少なくとも一つのピストン収容室13が凹設されており、該マグネシウム合金本体11は該ブレーキパッド収容槽12の外側に対して、少なくとも一個の固定部(図示せず)が設けられ、図示の実施例では、該ブレーキパッド収容槽12内には、三個のピストン収容室13が凹設され、三個ピストン収容室13の間には更に、相互に通じる油路(図示せず)が設置され、マグネシウム合金本体11は、マグネシウム合金を、一次鍛造加工を行い、上下パンチで、型内の密閉鍛造で成形して作られたものであり、それによって、使用材料の節減や、加工プロセスの簡略化という目的を達成し、従来の二次鍛造による繰り返し加熱による欠点への改善も可能になり、本考案に使用されるマグネシウム合金本体で作られたキャリパー構造は、一般的なキャリパー本体より軽く、よりよい構造強度を有する。
本考案は、使用の時、図2に示すように、該キャリパーは、二個のマグネシウム合金本体11を、該固定部で組み立てて固定されてなり、二個のマグネシウム合金本体におけるブレーキパッド収容槽12及びピストン収容室13はそれぞれ、向かい合わせるように配置され、二個のマグネシウム合金本体におけるブレーキパッド収容槽12を相互に向かい合わせて、ブレーキパッドユニットを収める収容スペースとなり、二個のキャリパーにおけるピストン収容室13を相互に向かい合わせて、ピストンユニットを収める収容スペースとなり、該ブレーキパッドユニットは移動可能で、二つの該ブレーキパッド収容槽12に配置される二つのブレーキパッド21を備えてなり、該ピストンユニットは移動可能で、該ピストン収容室13に配置される、少なくともの一つのピストン22を備えてなり、それに、油圧装置(図示せず)に対応するように設けられ、該マグネシウム合金本体の該ピストン収容室13は、油路(図示せず)で、該油圧装置につながるように設けられ、該油圧装置は、一つのフットブレーキまたは一つのハンドブレーキによって制御されるのが可能で、車両進行中、油圧装置を制御するため、キャリパー裝置を単独で、ハンドブレーキまたはフットブレーキで操作する場合があるが、ブレーキをかけるとき、ピストン22を押して、マグネシウム合金本体11内にあるブレーキパッド21を、ディスク23を挟ませるようにし、その摩擦力によって、ディスク23とホイールを止め、異なるブレーキ効果を果すことができるが、本考案のキャリパーは、自転車、バイクまたは自動車などのボティにも応用される。
上述した実施例における固定部は、締め付け部品(図示せず、ボルト、ネジまたはスタットでもよい。)で、二個のキャリパーのマグネシウム合金本体を組み立てて固定させるように設けられ、該固定部は、相互に嵌め合わせる構造に設けられてもよいが、二個の固定部分はそれぞれ、相互に嵌め合わせるための凸部と切込み部(図示せず)があり、二個の固定部における凸部と切込み部を相互に嵌め合わせることによって、二個のキャリパーにおけるマグネシウム合金本体を組み立てて固定させることが可能で、取り外しや取り付けも簡単で素早く行うことができる。
もう一つ重要なところと言えば、本考案にあっては、該マグネシウム合金本体11の底面112には、複数の放熱フィン16が設けられること、図3に示すように、該マグネシウム合金本体11と該放熱フィン16とは一体化され、該放熱フィン16によって、マグネシウム合金本体の放熱面積を増大させ、素早く放熱される効果を果し、温度が高過ぎて、ブレーキが無効になる可能性を有効に減らし、ブレーキ操作がうまくいくことを確保することができるのであり、図に示すような実施例では、該放熱フィン16は図示のように、該マグネシウム合金本体11の底面112の表面に突き出し、または図4のように、該放熱フィン16は該マグネシウム合金本体11の底面112の表面より内側向けに凹設してもよいが、それで、放熱面積を増加させると同時に、更に、マグネシウム合金本体11の重さを減らすことができる。
また、本考案のキャリパーは、単一なマグネシウム合金本体が一体化されてなるものでもよいが、 図5の実施例に示すように、該マグネシウム合金本体11は同じく、頂面111と底面112、及び該頂面111と該底面112をつなぐ側面113を備え、該頂面111と底面112の間には中空部114があり、該中空部114は、該ブレーキパッド収容槽12と該ピストン収容室13からなり、上述したブレーキパッドユニットとピストンユニットを収めるために設けられ、マグネシウム合金本体11は、マグネシウム合金を、一次鍛造加工を行い、上下パンチで、型内の密閉鍛造で成形して作られたものでありブレーキパッド収容槽12を有し、一体化されたマグネシウム合金本体11には更に、後加工工程で、ブレーキパッド収容槽12にピストン収容室13が設けられ、それでキャリパー構造が完成、同じく使用材料の節減や、加工プロセスの簡略化という目的を達成することができること、該キャリパー構造は、一般的なキャリパー本体より軽く、よりよい構造強度を持つものであること、もちろん、上述した一次鍛造加工の時、キャリパーを素早く放熱させるため、マグネシウム合金本体11の頂面111及び底面112に複数の放熱フィン16を設けてもよい。
1 キャリパー
11 マグネシウム合金本体
111 頂面
112 底面
113 側面
114 中空部
12 ブレーキパッド収容槽
13 ピストン収容室
14 固定部
16 放熱フィン
21 ブレーキパッド
22 ピストン
23 ディスク

Claims (6)

  1. 少なくともの一つのマグネシウム合金本体を備えてなり、該マグネシウム合金本体は、頂面と底面、及び該頂面と該底面をつなぐ側面を備え、該頂面にはブレーキパッド収容槽が凹設され、該ブレーキパッド収容槽内には更に、少なくともの一つのピストン収容室が凹設されることを特徴とするキャリパー構造。
  2. 前記キャリパーは、二個のマグネシウム合金本体を組み立てて固定されたものであり、二個の該マグネシウム合金本体におけるブレーキパッド収容槽及びピストン収容室はそれぞれ、向かい合わせるように配置され、該マグネシウム合金本体は、該ブレーキパッド収容槽の外側に対して、二個のマグネシウム合金本体を組み立て、固定するために、少なくとも一つの固定部が設けられることを特徴とする請求項1に記載のキャリパー構造。
  3. 前記マグネシウム合金本体の前記頂面と前記底面の間には、中空部が形成され、該中空部は、前記ブレーキパッド収容槽と前記ピストン収容室で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャリパー構造。
  4. 前記マグネシウム合金本体の頂面には、複数の放熱フィンが設けられていることを特徴とする請求項3に記載のキャリパー構造。
  5. 前記マグネシウム合金本体の底面には、複数の放熱フィンが設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のキャリパー構造。
  6. 更に、ブレーキパッドユニットとピストンユニットを備えてなり、該ブレーキパッドユニットは移動可能で、該ブレーキパッド収容槽に設置される二つのブレーキパッドを備えてなり、該ピストンユニットは移動可能で、該ピストン収容室に設置される、少なくとも一つのピストンを備えてなることを特徴とする請求項5に記載のキャリパー構造。
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