JPS60116647A - 2−〔4−(置換メチル)フェニル〕脂肪酸エステルの製造法 - Google Patents
2−〔4−(置換メチル)フェニル〕脂肪酸エステルの製造法Info
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- JPS60116647A JPS60116647A JP22662583A JP22662583A JPS60116647A JP S60116647 A JPS60116647 A JP S60116647A JP 22662583 A JP22662583 A JP 22662583A JP 22662583 A JP22662583 A JP 22662583A JP S60116647 A JPS60116647 A JP S60116647A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は一般式(1)
(式中、Xはハロゲン原子またはアルコキシ基を、R′
は水素またはメチル基を、tはアルキル基を示す。)表
される2−(4−(置換メチル)フェニル〕脂肪酸エス
テルの製造法に関するものである。
は水素またはメチル基を、tはアルキル基を示す。)表
される2−(4−(置換メチル)フェニル〕脂肪酸エス
テルの製造法に関するものである。
本発明で得られる2−(4−(置換メチル)フェニル〕
脂肪酸エステルは、医薬、農薬の重要な中間体であり、
例えば、現在開発中の消炎鎮痛剤2− (4−(2−オ
キソペンタン−1−イル メチル)フェニル〕プロピオ
ン酸(例えば、特開昭53−135958号参照)の中
間体として用いることができる有用な化合物である。
脂肪酸エステルは、医薬、農薬の重要な中間体であり、
例えば、現在開発中の消炎鎮痛剤2− (4−(2−オ
キソペンタン−1−イル メチル)フェニル〕プロピオ
ン酸(例えば、特開昭53−135958号参照)の中
間体として用いることができる有用な化合物である。
2−(4−(ハロメチル)フェニル〕プロピオン酸エス
テルを得る従来の製造法は、2−フェニルプロピオン酸
エステルのハロメチル化(例えば、フランス特許2,1
34,197号参照)によるものであり、o、m、pの
位置選択性の問題を避けられず、目的のp位の選択率は
、最高でも80ないし85%までしか到達出来ないとい
う欠点がある。さらに、0位またはm位の位置異性体は
p位のものと物性がよ(似ていること、このもののハロ
メチル基の反応性が高いこと等のため、2− (4−(
ハロメチル)フェニル〕プロピオン酸エステルの精製は
非常に困難であり、高純度の2− (4−(ハロメチル
)フェニル〕プロピオン酸エステルを必要とする場合に
は、従来の方法は不適当であった。本発明者らは、これ
ら欠点のない製造法について探索研究し、本発明を完成
した。
テルを得る従来の製造法は、2−フェニルプロピオン酸
エステルのハロメチル化(例えば、フランス特許2,1
34,197号参照)によるものであり、o、m、pの
位置選択性の問題を避けられず、目的のp位の選択率は
、最高でも80ないし85%までしか到達出来ないとい
う欠点がある。さらに、0位またはm位の位置異性体は
p位のものと物性がよ(似ていること、このもののハロ
メチル基の反応性が高いこと等のため、2− (4−(
ハロメチル)フェニル〕プロピオン酸エステルの精製は
非常に困難であり、高純度の2− (4−(ハロメチル
)フェニル〕プロピオン酸エステルを必要とする場合に
は、従来の方法は不適当であった。本発明者らは、これ
ら欠点のない製造法について探索研究し、本発明を完成
した。
本発明の方法は、一般式(2)
(式中、Xはハロゲン原子またはアルコキシ基を、R’
は水素またはメチル基を示す。)で表されるp−(置換
メチル)フェニルケトンと 一般式(3) %式%(3) (式中、Ffはアルキル基を示す。)で表されるオルト
ぎ酸アルキルおよび一般式(4) %式%(4) (式中、Yはハロゲン原子またはアシルオキシ基を示す
。)で表される三価のヨード化合物とを、酸の存在下反
応させることを特徴とする、一般式(1)で表される2
−(4−(置換メチル)フェニル〕脂肪酸エステルの製
造法である。この本発明の方法は、o、m、pの位置選
択性の問題が無く、反応は一段で、収率は高い。
は水素またはメチル基を示す。)で表されるp−(置換
メチル)フェニルケトンと 一般式(3) %式%(3) (式中、Ffはアルキル基を示す。)で表されるオルト
ぎ酸アルキルおよび一般式(4) %式%(4) (式中、Yはハロゲン原子またはアシルオキシ基を示す
。)で表される三価のヨード化合物とを、酸の存在下反
応させることを特徴とする、一般式(1)で表される2
−(4−(置換メチル)フェニル〕脂肪酸エステルの製
造法である。この本発明の方法は、o、m、pの位置選
択性の問題が無く、反応は一段で、収率は高い。
なお、この転位反応は、用材ら(特願昭58−37.5
84)がアセトフェノンや4−アルキルプロピオフェノ
ンに対して開発した方法であるが、前記一般式(2)で
表される本発明の出発化合物については新規な反応であ
る。特に、ハロメチル基を有する場合、転位反応の条件
下で生成するアルコールにより、アルコキシメヂル基に
変わる置換反応の先行あるいは併発が予想されたが、意
外にもハロメチル基を保ったまま転位が起こり、前記一
般式(1)で表される2−(4−(置換メチル)フェニ
ル〕脂肪酸エステルを高収率で得ることが出来たもので
ある。
84)がアセトフェノンや4−アルキルプロピオフェノ
ンに対して開発した方法であるが、前記一般式(2)で
表される本発明の出発化合物については新規な反応であ
る。特に、ハロメチル基を有する場合、転位反応の条件
下で生成するアルコールにより、アルコキシメヂル基に
変わる置換反応の先行あるいは併発が予想されたが、意
外にもハロメチル基を保ったまま転位が起こり、前記一
般式(1)で表される2−(4−(置換メチル)フェニ
ル〕脂肪酸エステルを高収率で得ることが出来たもので
ある。
しかも、前記一般式(2)で表されるp−(置換メチル
)フェニルケトンは、工業的に入手容易な4−メチルプ
ロピオフェノンや4−メチルアセトフェノンから本発明
者らの方法(参考例1.2および3を参照)等により容
易に得られる。また、オルトぎ酸アルキルは工業薬品と
して入手容易である。さらにまた前記一般式(4)で表
される三価のヨード化合物はヨードベンゼンと過酢酸(
Org、5yntheses、Cot 1.Vol、5
,666頁参照)の反応や、ヨードベンゼンと塩素(O
rg、5yntheses、Co11、Vol、3.4
82)の反応と同様にして、あるいはこうして得られる
ヨードベンゼンジクロリドと酸との置換反応で容易に得
られるものである。
)フェニルケトンは、工業的に入手容易な4−メチルプ
ロピオフェノンや4−メチルアセトフェノンから本発明
者らの方法(参考例1.2および3を参照)等により容
易に得られる。また、オルトぎ酸アルキルは工業薬品と
して入手容易である。さらにまた前記一般式(4)で表
される三価のヨード化合物はヨードベンゼンと過酢酸(
Org、5yntheses、Cot 1.Vol、5
,666頁参照)の反応や、ヨードベンゼンと塩素(O
rg、5yntheses、Co11、Vol、3.4
82)の反応と同様にして、あるいはこうして得られる
ヨードベンゼンジクロリドと酸との置換反応で容易に得
られるものである。
即ち、本発明者らの方法は、工業的に容易に得られる原
料を用い、o、m、pの位置選択性の問題なしに、一段
反応で高収率で、高純度の前記一般式(1)で表される
2−(4−(置換メチル)フェニル〕脂肪酸エステルを
得る非常に経済的な工業的な製造法である。
料を用い、o、m、pの位置選択性の問題なしに、一段
反応で高収率で、高純度の前記一般式(1)で表される
2−(4−(置換メチル)フェニル〕脂肪酸エステルを
得る非常に経済的な工業的な製造法である。
次ぎに本発明の詳細な説明する。通常本方法は、前記一
般式(2)で表されるp−(置換メチル)フェニルケト
ンを前記一般式(3)で表される 、オルトぎ酸アルキ
ルあるいはオルトぎ酸アルキルを含む溶媒に溶かしてお
き、これに前記一般式(4)で表される三価のヨード化
合物を加え、さらに酸を加えて行う。必要ならば、加え
る順序を入れ替えたり、p−(置換メチル)フェニルケ
トンと酸を三価のヨード化合物とオルトぎ酸アルキルの
混合物に同時に加える等等の変換も可能である。反応に
用いる酸としては濃硫酸、60%過塩素酸水溶液などが
挙げられる。
般式(2)で表されるp−(置換メチル)フェニルケト
ンを前記一般式(3)で表される 、オルトぎ酸アルキ
ルあるいはオルトぎ酸アルキルを含む溶媒に溶かしてお
き、これに前記一般式(4)で表される三価のヨード化
合物を加え、さらに酸を加えて行う。必要ならば、加え
る順序を入れ替えたり、p−(置換メチル)フェニルケ
トンと酸を三価のヨード化合物とオルトぎ酸アルキルの
混合物に同時に加える等等の変換も可能である。反応に
用いる酸としては濃硫酸、60%過塩素酸水溶液などが
挙げられる。
反応は一10℃ないし反応液の還流温度、好ましくは0
℃ないし60℃であり。反応の初期に発熱する場合が多
いので、始めは冷却するが、途中からは冷却を止め、必
要ならば加熱して反応を完結する。
℃ないし60℃であり。反応の初期に発熱する場合が多
いので、始めは冷却するが、途中からは冷却を止め、必
要ならば加熱して反応を完結する。
通常、反応に要する時間は5時間より短いが、反応が必
要な程度に進行する迄、反応を行う。
要な程度に進行する迄、反応を行う。
以下に実施例、参考例を示し、本発明をさらに具体的に
説明する。なお、本発明の方法の範囲はこれら実施例に
限定されるものではない。
説明する。なお、本発明の方法の範囲はこれら実施例に
限定されるものではない。
参考例1.4−(ブロモメチル)プロピオフェノンの合
成 4−メチルプロピオフェノン14.8gを四塩化炭素1
00gに溶かし、さらにN−ブロモコハク酸イミド19
.3gおよび過酸化ベンゾイル0.15gを加え、30
分間加熱還流した。30ないし40°Cに冷却し、不溶
物をろ別した後、四塩化炭素を減圧無滴し黄褐色の油状
物24.5gを得た。このものは放置すると結晶化した
。一部をとり、イソプロピルエーテルで再結晶し、融点
が57〜59°Cの無色結晶を得、そのNMR,IR、
MSなどなどのスペクトル解析から4−(ブロモメチル
)プロピオフェノンであることを確認した。
成 4−メチルプロピオフェノン14.8gを四塩化炭素1
00gに溶かし、さらにN−ブロモコハク酸イミド19
.3gおよび過酸化ベンゾイル0.15gを加え、30
分間加熱還流した。30ないし40°Cに冷却し、不溶
物をろ別した後、四塩化炭素を減圧無滴し黄褐色の油状
物24.5gを得た。このものは放置すると結晶化した
。一部をとり、イソプロピルエーテルで再結晶し、融点
が57〜59°Cの無色結晶を得、そのNMR,IR、
MSなどなどのスペクトル解析から4−(ブロモメチル
)プロピオフェノンであることを確認した。
無色結晶。融点57〜59℃
NMR(CDC13)δ1.22 (3H,t。
J=7H2)、2.99 (2H,q、’J=7Hz)
、4.47 (2H,s)、7.3〜8. 0 (4H
,ABq、J=9Hz)− IR(Nujol)1673,1600,1408.1
205,950,790,660cm 。
、4.47 (2H,s)、7.3〜8. 0 (4H
,ABq、J=9Hz)− IR(Nujol)1673,1600,1408.1
205,950,790,660cm 。
MS : m/ e (強度比)、228 (14)、
226 (M”、14)、199 (99)、197
(10)、147 (34)、119 (32)、11
B (85)、91 (11)、90 (58)、89
(13) 。
226 (M”、14)、199 (99)、197
(10)、147 (34)、119 (32)、11
B (85)、91 (11)、90 (58)、89
(13) 。
参考例2.4−(クロロメチル)プロビオラエノンの合
成 4−(ブロモメチル)プロピオフェノン11゜35g、
塩化ナトリウム23.4gおよび塩化テトラ(メチル)
アンモニウム2.8gに水30gを加え、100℃の油
浴上で2時間加熱攪拌した。分液し、水層壬除き再び塩
化ナトリウム23゜4gおよび塩化テトラ(メチル)ア
ンモニウム2.8gに水30gを加え、100℃の油浴
上で4時間加熱攪拌した後、40℃に冷却し、分液し、
水層を除き、水洗し、8.68gの淡黄色油状物を得た
。このものは放置すると結晶化した。一部をとり、イソ
プロピルエーテルで再結晶し、融点が32.5〜33.
0℃の無色結晶を1塁、そのNMR,IR,MSなどの
スペクトル解析から4−(クロロメチル)プロピオフェ
ノンであることを確認した。
成 4−(ブロモメチル)プロピオフェノン11゜35g、
塩化ナトリウム23.4gおよび塩化テトラ(メチル)
アンモニウム2.8gに水30gを加え、100℃の油
浴上で2時間加熱攪拌した。分液し、水層壬除き再び塩
化ナトリウム23゜4gおよび塩化テトラ(メチル)ア
ンモニウム2.8gに水30gを加え、100℃の油浴
上で4時間加熱攪拌した後、40℃に冷却し、分液し、
水層を除き、水洗し、8.68gの淡黄色油状物を得た
。このものは放置すると結晶化した。一部をとり、イソ
プロピルエーテルで再結晶し、融点が32.5〜33.
0℃の無色結晶を1塁、そのNMR,IR,MSなどの
スペクトル解析から4−(クロロメチル)プロピオフェ
ノンであることを確認した。
無色結晶。融点32.5〜33.0℃
NMR(CDC13)61.22 (3H,t。
J=7Hz)、2.99 (2H,q、J=’7Hz)
、4.58 (2H,s)、7.4〜8.05(4H,
ABq、J=9Hz)。
、4.58 (2H,s)、7.4〜8.05(4H,
ABq、J=9Hz)。
IR(Nujol)16’?5,1600.1407.
1267.1215,1003,950゜793.73
’0.670cm 。
1267.1215,1003,950゜793.73
’0.670cm 。
MS:m/e(強度比)、182 (M 、10)、1
55’ (36’)、154 (10)、153 (1
00)、147 (14)、125 (9)。
55’ (36’)、154 (10)、153 (1
00)、147 (14)、125 (9)。
参考例3.4−(メトキシメチル)プロピオフェノンの
合成 4−(ブロモメチル)プロピオフェノン0.23gに水
酸化ナトリウムo、08g、水0.3gおよびメタノー
ル2.0gを加え、室温で3時間攪拌した。5%塩酸5
m lおよびトルエン5 m lを加え、分液し、水
で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、無
色油状物0.18gを得た。このもののNMR,I R
,MSなどのスペクトル解析から4−(メトキシメチル
)プロピオフェノンであることを確認した。
合成 4−(ブロモメチル)プロピオフェノン0.23gに水
酸化ナトリウムo、08g、水0.3gおよびメタノー
ル2.0gを加え、室温で3時間攪拌した。5%塩酸5
m lおよびトルエン5 m lを加え、分液し、水
で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、無
色油状物0.18gを得た。このもののNMR,I R
,MSなどのスペクトル解析から4−(メトキシメチル
)プロピオフェノンであることを確認した。
NmR(CDCL3) δ1.23 (3H,t。
J=7Hz)、3.02 (2H,q、J=7Hz)、
3.40 (3H,s)、4.49 (2H,s)、7
.25〜8.15 (4H,ABq、J=8.5Hz)
。
3.40 (3H,s)、4.49 (2H,s)、7
.25〜8.15 (4H,ABq、J=8.5Hz)
。
IR(neat)1683,1610,1220.11
05.952,790cm−′。
05.952,790cm−′。
MS:m/e(強度比)178 (M” 、2)。
150 (9)、149 (100)、89 (7)。
参考例4.4−(エトキシメチル)プロピオフェノンの
合成 参考例3のメタノールの代わりにエタノールを用い、ほ
かは同様にして、4−(エトキシメチル)プロピオフェ
ノンを合成した。
合成 参考例3のメタノールの代わりにエタノールを用い、ほ
かは同様にして、4−(エトキシメチル)プロピオフェ
ノンを合成した。
無色油状物
NMR(CDC13)61.22 (3H,t。
J=7Hz)、1. 27 (3H,t、J=7’Hz
)、2. 99 (2H,q、J=7Hz)、3. 5
5、(2H,q、J=7Hz)、4.53 (2tl。
)、2. 99 (2H,q、J=7Hz)、3. 5
5、(2H,q、J=7Hz)、4.53 (2tl。
S)、7.25〜8. 10 (4H,ABq、J−8
Hz)。
Hz)。
MS:’m/e(強度比’)192 (M”、6)。
164 (11)、163 (100)、89 (22
)。
)。
実施例1.2− (4−(クロロメチル)フェニル〕プ
ロピオン酸エチルの合成 4−(クロロメチル)プロピオフェノン0.91gをオ
ルトぎ酸エチル3.0gに溶かし、ヨードベンゼンジア
セタート1.77gおよび95%硫酸0.57gとオル
トぎ酸エチル2.0g溶液を水冷下で加え、同じ温度で
5時間攪拌した。反応液に水10gおよびトルエン20
gを加えて分液し、トルエン層を水洗後、溶媒留去し、
淡黄色油状物2.29gを得た。この粗生成物〔ヨード
ベンゼンと2− (4−(クロロメチル)フェニル〕プ
ロピオン酸エチルとの混合物)2.25g4−減圧無滴
〔125℃10.7+a菖Hg)L、無色油状物0.8
6gを得、そのNMR,IR,MSなどのスペクトル解
析から2− (4−(クロロメチル)フェニル〕プロピ
オン酸エチルであることをUi1認した。
ロピオン酸エチルの合成 4−(クロロメチル)プロピオフェノン0.91gをオ
ルトぎ酸エチル3.0gに溶かし、ヨードベンゼンジア
セタート1.77gおよび95%硫酸0.57gとオル
トぎ酸エチル2.0g溶液を水冷下で加え、同じ温度で
5時間攪拌した。反応液に水10gおよびトルエン20
gを加えて分液し、トルエン層を水洗後、溶媒留去し、
淡黄色油状物2.29gを得た。この粗生成物〔ヨード
ベンゼンと2− (4−(クロロメチル)フェニル〕プ
ロピオン酸エチルとの混合物)2.25g4−減圧無滴
〔125℃10.7+a菖Hg)L、無色油状物0.8
6gを得、そのNMR,IR,MSなどのスペクトル解
析から2− (4−(クロロメチル)フェニル〕プロピ
オン酸エチルであることをUi1認した。
沸点 125℃10.7Torr。
NMR(CDC13) δ1.27 (3H,t。
J、−7Hz)、1.45 (3H,d、J=7Hz)
、3.64 (IH,q、J=7Hz)、4.06 (
2H,q、J=7Hz)、4.48 (2H。
、3.64 (IH,q、J=7Hz)、4.06 (
2H,q、J=7Hz)、4.48 (2H。
s)、7.19 (4H,s)。
IR(neat)2950.1720,1200.11
70.1020.670cm 。
70.1020.670cm 。
MS:m/e(強度比)、226 (M 、 、23)
、155 (35)、153 (100)、108(1
7)、107 (20)。
、155 (35)、153 (100)、108(1
7)、107 (20)。
実施例2. 2− (4−(ブロモメチル)フェニル〕
プロピオン酸メチルの合成 4−(ブロモメチル)プロピオフェノン0.23gをオ
ルトぎ酸メチル1.0gに溶かし、ヨードベンゼンジア
セタート0.35gおよび95%硫酸0.11gとオル
トぎ酸メチル0.50g溶液を15℃で加え、同じ温度
で4時間攪拌した。
プロピオン酸メチルの合成 4−(ブロモメチル)プロピオフェノン0.23gをオ
ルトぎ酸メチル1.0gに溶かし、ヨードベンゼンジア
セタート0.35gおよび95%硫酸0.11gとオル
トぎ酸メチル0.50g溶液を15℃で加え、同じ温度
で4時間攪拌した。
反応液に水5gおよびトルエン10gを加えて分液し、
トルエン層を水洗後、溶媒留去し、淡黄色油状物0.3
6gを得た。粗生成物をシリカ薄層クロマトグラフで分
離精製し、淡黄色油状物0゜16gを得、そのNMR,
IR,MSなどのスペクトル解析から2− (4−(ブ
ロモメチル)フェニル〕プロピオン酸メチルであること
を確認した。
トルエン層を水洗後、溶媒留去し、淡黄色油状物0.3
6gを得た。粗生成物をシリカ薄層クロマトグラフで分
離精製し、淡黄色油状物0゜16gを得、そのNMR,
IR,MSなどのスペクトル解析から2− (4−(ブ
ロモメチル)フェニル〕プロピオン酸メチルであること
を確認した。
NMR(CDCt3’) 61.46 (3H,d。
J=7Hz)、3.60 (3H,s)、3.67−(
IH,q、J=7Hz)、4.41 (21−1,s)
、7.24 (41(、S> 。
IH,q、J=7Hz)、4.41 (21−1,s)
、7.24 (41(、S> 。
IR(neat)2950.1?30,1430.12
00,1160.1065.660cm。
00,1160.1065.660cm。
MS:m/e(強度比)、256 (Mf、4)、19
9 (13)、197 (13)、178 (15)、
17? (100)、121 (16)、118 (4
2)、117 (29)。
9 (13)、197 (13)、178 (15)、
17? (100)、121 (16)、118 (4
2)、117 (29)。
実施例3’、2− (4−(メトキシメチル)フェニル
〕プロピオン酸メチルの合成 4−(メトキシメチル)プロピオフェノン96■(0,
5ミリモル)をオルトぎ酸メチル500■に熔かし、ヨ
ードベンゼンジアセタート193mg(0,6ミリモル
)および硫酸59■(0,6ミリモル)のオルトぎ酸メ
チル500■溶液を室温で加え1時間攪拌した。トルエ
ン10ccおよび水5ccを加えて分液し、トルエン層
を水洗後溶媒を留去し、淡黄色油状物0.11gを得た
。このもののNMR,MSなどのスペクトル解析から、
2− (4−(メトキシメチル)フェニル〕プロピオン
酸メチルであることを確認した。
〕プロピオン酸メチルの合成 4−(メトキシメチル)プロピオフェノン96■(0,
5ミリモル)をオルトぎ酸メチル500■に熔かし、ヨ
ードベンゼンジアセタート193mg(0,6ミリモル
)および硫酸59■(0,6ミリモル)のオルトぎ酸メ
チル500■溶液を室温で加え1時間攪拌した。トルエ
ン10ccおよび水5ccを加えて分液し、トルエン層
を水洗後溶媒を留去し、淡黄色油状物0.11gを得た
。このもののNMR,MSなどのスペクトル解析から、
2− (4−(メトキシメチル)フェニル〕プロピオン
酸メチルであることを確認した。
NMR(CDCI! ) δ1.22 (2H,t。
J=71(z)、1.45 (3H,d、J=7Hz)
、3.51 (2H,q、J=7Hz)、3.60 (
3H,s)、4.43 (2H,s)、7.13 (4
H,bs) 。
、3.51 (2H,q、J=7Hz)、3.60 (
3H,s)、4.43 (2H,s)、7.13 (4
H,bs) 。
MS : m/ e (強度比)222 (M” 、2
1)、17’8 (36)、163 (100)、13
5 <83)、118 (53)、107 (26)、
91(23)。
1)、17’8 (36)、163 (100)、13
5 <83)、118 (53)、107 (26)、
91(23)。
実施例4.2− (4−(エトキシメチル)フェニル〕
プロピオン酸メチルの合成 実施例3と同様にして4−(メトキシメチル)プロピオ
フェノンから2− (4−(エトキシメチル)フェニル
〕プロピオン酸メチルを合成した。
プロピオン酸メチルの合成 実施例3と同様にして4−(メトキシメチル)プロピオ
フェノンから2− (4−(エトキシメチル)フェニル
〕プロピオン酸メチルを合成した。
NMR(CDCi3) δ1.48 (2+1.d。
J=7Hz)、3.33 (3H,s)、3.59(3
H,s)、3.70 (2H,q、711z)。
H,s)、3.70 (2H,q、711z)。
4.38 (2H,s)、7.13 (4H,bs)M
S:m/e(強度比)20B (M 、2B)、177
(6)、149 (100)、121 (60)。
S:m/e(強度比)20B (M 、2B)、177
(6)、149 (100)、121 (60)。
特許出願人 日産化学工業株式会社
手続補正書
昭和59年 1月 11日
1 事件の表示
昭和58年特許願第226625号
2 発明の名称
2− (4−(置換メチル)フェニル〕脂肪酸エステル
の製造法 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 101東京都千代田区神田錦町3丁目7番地14
補正命令の日付 自発補正 5 補正の対象 6 補正の内容 (1)明細書第12頁8行の後に、下記文章を挿入する
。
の製造法 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 101東京都千代田区神田錦町3丁目7番地14
補正命令の日付 自発補正 5 補正の対象 6 補正の内容 (1)明細書第12頁8行の後に、下記文章を挿入する
。
参考例5.4−(ブロモメチル)アセトフェノンの合成
参考例1の4−メチルプロピオフェノンの代わりに4−
メチルアセトフェノンを用い、他は参考例1と同様に反
応、処理し、4−(ブロモメチル)アセトフェノンを合
成した。
メチルアセトフェノンを用い、他は参考例1と同様に反
応、処理し、4−(ブロモメチル)アセトフェノンを合
成した。
無色結晶、融点36〜38℃
NMR(CDC1B )62.59 (3H,s)、4
.52 (2H,s)、7.4〜8.2(4H、ABq
、J=9Hz)。
.52 (2H,s)、7.4〜8.2(4H、ABq
、J=9Hz)。
IR(Nujol)1675,1600,1410.1
355,1260.957,840,675.600c
m 。
355,1260.957,840,675.600c
m 。
MS:m/e(強度比)、212 (M 、5)、19
9 (11)、197 (10)、134 (11)、
133 (100)、11B (25)、105 (2
8)、90 (13)。
9 (11)、197 (10)、134 (11)、
133 (100)、11B (25)、105 (2
8)、90 (13)。
参考例6.4−(クロロメチル)アセトフェノンの合成
参考例2の4−(ブロモメチル)プロピオフェノンの代
わりに4−(クロロメチル)アセトフェノンを用い、他
は参考例2と同様に反応、処理し−14−(クロロメチ
ル)アセトフェノンを合成した。精製は減圧無滴によっ
た。
わりに4−(クロロメチル)アセトフェノンを用い、他
は参考例2と同様に反応、処理し−14−(クロロメチ
ル)アセトフェノンを合成した。精製は減圧無滴によっ
た。
無色油状物。沸点135〜140℃/ 1 、 5 T
orrNMR(CDCl2)62.55 (3H,s)
、4.59 (2H,s)、7.35〜8.05 (4
H,’ABq、J=9Hz)。
orrNMR(CDCl2)62.55 (3H,s)
、4.59 (2H,s)、7.35〜8.05 (4
H,’ABq、J=9Hz)。
JR(neat)1675.1600.1405.13
50,1260.695cm 。
50,1260.695cm 。
MS:m/e(強度比>、170 (15)、168
(M 、46)、155 (33)、153 (100
)、133 (26)。
(M 、46)、155 (33)、153 (100
)、133 (26)。
(2)明細書第16頁15行の後(特許出願人の前)に
、下記文章を挿入する。
、下記文章を挿入する。
実jilIt例5. 2− (4−(クロロメチル)フ
ェニル〕酢酸メチルの合成 実施例2と同様にして、4−(クロロメチル)アセトフ
ェノンから2− (4−(クロロメチル)フェニル〕酢
酸メチルを合成した。
ェニル〕酢酸メチルの合成 実施例2と同様にして、4−(クロロメチル)アセトフ
ェノンから2− (4−(クロロメチル)フェニル〕酢
酸メチルを合成した。
無色油状物
NMR(CDC13)63.55 (2H,s)、3.
61 (3H,s)、4.48 (211,s)、7.
20 (4H,bs)。
61 (3H,s)、4.48 (211,s)、7.
20 (4H,bs)。
IR(neat)3000.1?35,1610.15
15.1435,1340,1260゜1220.11
60,1015.760,710.670cm。
15.1435,1340,1260゜1220.11
60,1015.760,710.670cm。
MS:m/e(強度比)200 (15)、19B (
M”、44)、164 (12)、163 (100)
、141 (25)、139 (74)、105 (1
2)、104 (52)、103 (17)。
M”、44)、164 (12)、163 (100)
、141 (25)、139 (74)、105 (1
2)、104 (52)、103 (17)。
59(15)。
(以下、余白)
Claims (2)
- (1)一般式(1) (式中、Xはハロゲン原子またはアルコキシ基を、R′
は水素またはメチル基を示す。)で表されるp−<置換
メチル)フェニルケトンと 一般式(It) CH(OR”) 3 (11) (式中 R2はアルキル基を示す。)で表されるオルト
ぎ酸アルキルおよび一般式(III)(式中、Yはハロ
ゲン原子またはアシルオキシ基を示す。)で表さ些る三
価のヨード化合物とを、酸の存在下反応させることを特
徴とする、一般式(IV) (式中、Xはハロゲン原子またはアルコキシ基を、aは
水素またはメチル基を、tはアルキル基を示す。)で表
される2−(4−(置換メチル)フェニル〕脂肪酸エス
テルの製造法。 - (2)一般式(1′)および(IV)中のXが、塩素原
子または臭素原子である特許請求の範囲第(1)項の製
造法。−
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22662583A JPS60116647A (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | 2−〔4−(置換メチル)フェニル〕脂肪酸エステルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22662583A JPS60116647A (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | 2−〔4−(置換メチル)フェニル〕脂肪酸エステルの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60116647A true JPS60116647A (ja) | 1985-06-24 |
Family
ID=16848127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22662583A Pending JPS60116647A (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | 2−〔4−(置換メチル)フェニル〕脂肪酸エステルの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60116647A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6339825A (ja) * | 1986-07-21 | 1988-02-20 | マリンクロッド・インコ−ポレイテッド | α−アリ−ルアルカンエステルの製造方法 |
WO1999001419A1 (fr) * | 1997-07-03 | 1999-01-14 | Taito Co., Ltd. | Procedes de production de derives d'acide 2-aminomalonique et de derives de 2-amino-1,3-propanediol, et des intermediaires permettant la production de ces derives |
-
1983
- 1983-11-30 JP JP22662583A patent/JPS60116647A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6339825A (ja) * | 1986-07-21 | 1988-02-20 | マリンクロッド・インコ−ポレイテッド | α−アリ−ルアルカンエステルの製造方法 |
WO1999001419A1 (fr) * | 1997-07-03 | 1999-01-14 | Taito Co., Ltd. | Procedes de production de derives d'acide 2-aminomalonique et de derives de 2-amino-1,3-propanediol, et des intermediaires permettant la production de ces derives |
WO1999001420A1 (fr) * | 1997-07-03 | 1999-01-14 | Taito Co., Ltd. | Procede de preparation de derives d'acide 2-aminomalonique, et intermediaires utilises dans ce procede |
US6284915B2 (en) | 1997-07-03 | 2001-09-04 | Taito Co., Ltd | Process for preparing 2-amino malonic acid derivatives and 2-amino-1,3-propanediol derivatives, and intermediates for preparing the same |
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