JPS6011436A - ハイドロキノン誘導体−アルコ−ル錯体およびこれを用いたアルコ−ルの分離方法 - Google Patents

ハイドロキノン誘導体−アルコ−ル錯体およびこれを用いたアルコ−ルの分離方法

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JPS6011436A
JPS6011436A JP11808183A JP11808183A JPS6011436A JP S6011436 A JPS6011436 A JP S6011436A JP 11808183 A JP11808183 A JP 11808183A JP 11808183 A JP11808183 A JP 11808183A JP S6011436 A JPS6011436 A JP S6011436A
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alcohol
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hydroquinone derivative
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Fumio Toda
芙三夫 戸田
Koichi Tanaka
耕一 田中
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Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ハイドロキノン誘導体とアルコールの錯体、
およびこれ金剛いたアルコールの分離方法に関するもの
であり、その目的とするところは、アルコール溶液中よ
り効率よくアルコールを分離し、無水のアルコールを提
供することにある。
従来、アルコール溶液からアルコール全分離する技術が
種々検討され、現在最も広く実用化されている技術の一
つは蒸留法である。しかしながら、蒸留法ではアルコー
ル溶液系により共沸混合物が生じ、それ以上の分離は困
難である。例えは、水溶液の場合、エタノール96%、
イソプロパツール87.4チ、t−ブチルアルコール8
8.24チ、シクロヘキサノール20%で共沸混合物と
なる。
また、アルコール水溶液の1回の蒸留では高濃度のアル
コールを得ることができず、90%を越すアルコール金
得るには、数回の蒸留を繰り返す必要があり、多量のエ
ネルギーを要する。
発酵法で得る低濃度エタノールからエネルギー源として
エタノールを得るために、エタノールの有するエネルギ
ーの約1.4倍のエネルギーが必要といわれており、蒸
留法に代る濃縮技術の開発がまたれ、現在膜分離法が注
目されている。しかし、現状では、分離性が高ければ透
過性が低く、透過性が高ければ分離性が低いというよう
に、両者を満足し蒸留法に代替するような膜分離技術1
l−1:得られていない。
また、アルコール水溶液に炭酸カリウムの如き塩を加え
ることにより、アルコール吉水金相分離させる、いわゆ
る塩析効果全利用したアルコール分離では、処理量に応
じ多山1:の塩を必要とし、かつ塩の回収に多大のエネ
ルギー全装してしまう。
本発明者らは、容易に可逆的に形成するアルコール錯体
を用いたアルコールの分離を実現するため鋭意検討した
結果、この目的を充分に達成てきるアルコール錯体、お
よびこれを用いたアルコールの分離方法を発明した。
すなわち、本発明は、一般式(1) 〔式中、Arは(訓(CH3)11(ただし、n = 
1〜3 )咬たはQXxn(ただし、Xはハロゲン、1
=1〜2〕、Rはアルキル基、シクロアルキル基または
ベンジル基を表わす。〕 で示されるハイドロキノン誘導体のアルコール錯体、お
よびかかる錯体音用いたアルコールの分離力法である。
本発明のハイドロキノン誘導体は、p−ベンゾキノンと
相応するベンゼン誘導体のフリーデルクラフト反応によ
り合成される。例えば、p−ベンゾキノンと01−キシ
レンf AtCLs下で反応させる(!:、214−(
ビス−ディメチルフェニル)ノ1イドロキノンが得られ
る。
本発明のハイドロキノン誘導体−アルコール錯体の形成
は、上述の方法等で合成された一般式(I)で示される
ハイドロキノン誘導体(以下、ホストと称す)をアルコ
ール溶液中に添加することにより、常温常圧下で行なわ
れる。しかし、アルコール濃度が低い場合にCよ、錯体
形成全促進するためにホストをアルコール溶液に加熱溶
解、またはあらかじめ有機温媒に溶解したホスト全アル
コール溶液に添加してもより0 本発明のアルコール溶液とは、アルコール純液体は勿論
のこと、アルコール奮含有する溶液を称するが、アルコ
ールとして、炭素数7以下のアルキル、シクロアルキル
アルコールおよびベンジルアルコールが好捷しboこれ
ら以外の炭素数の大きいアルコール全角いた場合、ホス
ト−アルコール錯体の安定性が低下する。
このように、本発明は、新規なホスト−アルコール錯体
に関するものであり、その構造解析例として、215 
(ビス−2,4−ディメチルフェニル)ハイドロキノン
をホストとし、Et Oflとの錯体のIRスペクトル
を第1図に、′tた、ホストのIRスペクトルを第2図
に示した。3400cm−1〜5500.771−1に
あるホスト−0f−1伸縮による吸収が、ホヌ) −E
tOH錯体ではブロードになり、分子間水素結合による
錯体形成を思わせる。
さらに、上述のホストとi −PrOH、t−Ru0I
iとの錯体のX線回折を4°/関の走査速度で測定した
回折強度図のうち代表的なものについて、回折角と相対
強W ’cホストのデータとともに表1に示す。
表1より、ホスト−アルコール錯体は、アルコールの種
類により、面間隔の異なる結晶形fd fとるものと思
わiする。
このように、本発明のホスト−アルコール錯体は、ホス
トとアルコールとの水素結合が関与し、−iた、アルコ
ールの種類により結晶の面間隔が異なる。前述の如く、
該錯体においてアルコールの炭素数7’J: 7以上に
大きくなると、錯体の安定性が低下すること、および該
錯体が水素結合性の強い水の中でも安定であることを考
慮すると、本発明のホスト−アルコール錯体は、ポスト
とアルコールとの水素結合のみでなく、各々の立体構造
がその形成に重要な役割を果たしていると考えられる。
なお、本発明のホスト−アルコール錯体のモル比をNM
Rおよび加熱による重量変化で評価したところ、アルコ
ールの種類によらずホスト1モルに対(7アルコール2
モルから形成されていた。
ホスト−アルコール錯体の上記特徴に着眼し、本発明の
もう一つの発明である、該錯体音用いたアルコールの分
離方法を児成した。すなわち、分離が困難といわれてい
るアルコール水溶液中でホヌトーアルコール錯体を形成
し、結晶沈殿物として分離した後、該錯体から蒸留等に
よりアルコール全回収するアルコールの分離方法である
本発明におけるホスト−アルコール錯体と水との分離は
、[6[−液の分離であり、濾過または遠心分離等公知
の手法が適用できる。
また、得らf’Lるアルコールはtoo′$(無水)で
あり、ホストもなんら処理することなく、そのまま再使
用できる。
かかる錯体の特徴は、前述の如く蒸留等によるアルコー
ルの易離脱性であるが、この特徴を生かし、高分子物質
の発泡剤あるいは固形燃料の着火助剤としても有用であ
る。
すなわち、高分子物質にホヌトーアルコーfiv g体
をブレンドした後、適当な温度に加熱することにより、
該錯体まり低帥点アルコールが蒸気として離脱し、高分
子発泡体が得られる。捷た、固形燃F) 中にポスト−
アルコール錯体乞°ブレンドしておくことにより、着火
の際、該錯体よりアルコールが蒸気として分離されると
同時に、このアルコール蒸気が即座に引火することによ
り、容易に燃料に着火させるような着火助剤として利用
できる。
さらに、本発明のホスト−アルコールの特徴全充分活用
したのがもう一つの発明であり、従来の蒸留法や膜処理
法では達成できなかったアルコールの蒸発潜熱に相当す
る僅かなエネルギーで、アルコール水溶液から無水のア
ルコールを得ることを可能にするものである。
このように、効率良いアルコール分離法の発明によシ、
バイオマス等で得る低濃度アルコール水溶液より、エネ
ルギー淵としてアルコールを回収することができる。
以下、実施例を結けて本発明を具体的に説明するが、木
兄り」は、こノしらの実施例F(、l: jQ何ら限定
されるものでtiない。
実施例1 ホストトシて2 、5− (ビス−2,4−ディメチル
フェニル)ハイドロキノン5fi80容N%EtOH溶
液50πlに加熱溶解し、室温で12時間放置すると、
ホスト−EtOHの1:2(モル)包接錯体が5.11
析出した。
戸数した包接錯体結晶を加熱蒸留すると、1.17の無
水エタノールが得られた。
実施例2〜10 ホスト21をアルコール20 mlに加熱溶解し、室温
下で12時間放置すると、ホスト−アルコールの1:2
(モル)包接錯体が得られた。用いたホスト、アルコー
ルおよび包接錯体の外観全表2に示す。
表 2 比較例1〜3 ホス) 2 f 1.(アルコール20−に加熱溶解し
、箪温で12時間放置したが、析出したものはホストそ
のものであった。
ホスト、アルコールは表5に示すとおりである。
表 3
【図面の簡単な説明】
第1図はホスト−エタノール錯体のI 11スー(クト
ル、第2図QまホストのIRスペクトルである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔式中、Arは一%(cx+s)、 (ただし、n =
     1〜3 )または○)−Xn(ただし、Xはハロゲン
    、n=1〜2)、Rはアルキル基、シクロアルキル基ま
    たはベンジル基金表わす。〕 で示されるハイドロキノン誘導体のアルコール錯体。 (2) アルコール溶液中でハイドロキノン誘導体−ア
    ルコール錯体を形成、分離した後、該錯体よりアルコー
    ルを離脱、回収することを特徴とするアルコールの分離
    方法。
JP11808183A 1983-07-01 1983-07-01 ハイドロキノン誘導体−アルコ−ル錯体およびこれを用いたアルコ−ルの分離方法 Granted JPS6011436A (ja)

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JPS6011436A true JPS6011436A (ja) 1985-01-21
JPH0419976B2 JPH0419976B2 (ja) 1992-03-31

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