JPS5837307B2 - L−ピログルタミル−l−ヒスチジル−l−プロリンアミド・l−ピログルタミン酸塩 - Google Patents

L−ピログルタミル−l−ヒスチジル−l−プロリンアミド・l−ピログルタミン酸塩

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JPS5837307B2
JPS5837307B2 JP51001252A JP125276A JPS5837307B2 JP S5837307 B2 JPS5837307 B2 JP S5837307B2 JP 51001252 A JP51001252 A JP 51001252A JP 125276 A JP125276 A JP 125276A JP S5837307 B2 JPS5837307 B2 JP S5837307B2
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JP
Japan
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trh
pyroglutamate
crystal
pyroglutamic acid
water
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Expired
Application number
JP51001252A
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English (en)
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JPS5283842A (en
Inventor
政彦 藤野
千年 畑中
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、L−ピログルタミルーL−ヒスチジルーL−
プロリンアミド(サイロトロピン・リリージング・ホル
モン。
以下rTRHjと略称することもある。
)・L−ピログルタミン酸塩に関する。
従来、TRHは種々の方法で製造されてきているが、最
終製品は溶媒除去、凍結乾燥品などの非結晶性粉末であ
って、結晶としては得難かった。
この非結晶性粉末は一般に純度が低くまた製品ごとによ
る純度のばらつきも大きく吸湿性で不安定である。
本発明者らは純度が高く、均一な品質の製品を得るため
に鋭意研究した結果、TRHのLピログルタミン酸塩が
特定の溶媒の存在下に結晶化するという全く予想外の新
知見を得た。
本発明に係るTRH−L−ピログルタミン酸塩を製造す
るに際してはTRHとL−ピログルタミン酸をこれらを
溶かす溶媒(たとえば水、メタノール エタノール等)
中混合し、溶媒除去、凍結乾燥、結晶化法等通常の分離
精製手段により単離することができる。
このようにして得られるTRH − L−グルタミン酸
塩は等モル比のTRHとL−ピログルタミン酸の分子化
合物ですぐれた結晶性を示す。
たとえば非結晶状TRH−L−ピログルタミン酸塩を含
水アルコールに溶解し、放置すれば容易にTRH−L−
ピログルタミン酸塩の結晶が得られる。
またTRH−L−ピログルタミン酸および含水アルコー
ルを含む溶液からTRH−L−ピログルタミン酸塩を析
出させると結晶状のTRH−Lピログルタミン酸塩が得
られる。
この場合原料として用いられるTRHとしては遊離形の
もの、酢酸塩、塩酸塩として得られるものなどいずれの
ものを用いてもよく、いかなる純度のものを用いてもよ
い。
上記の酢酸塩、塩酸塩などを用いる場合は、たとえばイ
オン交換樹脂(例、アンバーライト■RA−400、ア
ンバーライトIR,A−410、アンバーライl−IR
,−4B、ダウエックス1、ダウエックス2、ダウエッ
クス3の様な塩基性陰イオン交換樹脂など)を使用して
遊離塩基として用いることもできる。
L−ピログルタミン酸は遊離形のみならず塩(例、カル
シウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩など)も用いるこ
とができる。
上記のTRHが塩酸塩である場合、L−ピログルタミン
酸は上記の塩の形のものを用いると都合が良い。
含水アルコールは水を含むアルコールをいい、本発明に
おいては水対アルコールが1:6〜600のものが好ま
しく用いられる。
L−ピログルタミン酸の量は特に限定されないが、TR
HIモルに対して約0.5モル以上、さらに好ましくは
0.8〜1.4モルである。
TRHとLピログルタミン酸とを溶解した含水アルコー
ル溶液を作る場合、溶液中に含まれる水の量がTRHに
対して%等モル以上、好ましくは%等モル〜50等モル
になるようにするのがよい。
TRH−L−ピログルタミン酸および含水アルコールか
らなる溶液中からTRH・ピログルタミン酸塩の結晶を
析出させるには、自体公知の結晶析出方法、たとえば、
該溶液に、該溶媒と相溶性があるがTRHおよびL−ピ
ログルタミ/酸とを溶かさないか、余り溶かさない溶媒
たとえばアセトニトリル、アセl・ン、ジオキザンなど
を加えTRH−L−ピログルタミン酸塩の溶媒に対する
溶解度を低下させる方法、溶媒の温度差による溶質の溶
解度差を利用して飽和溶液を冷却する方法、溶液の溶媒
を留去する方法等が適宜採用しうる。
溶液から析出した結晶は、それ自体公知の採取方法によ
って採取すればよい。
該採取方法としては、たとえばろ取、遠心分離などが挙
げられる。
かくして得られるTRH−L−ピログルタミン酸塩の結
晶は、等モル比のTRHとL−ビログルタミン酸との分
子化合物が更に水または水とアルコールを結晶溶媒とし
て取込んでなる均一な結晶である。
このように、結晶状TRH−L−ピログルタミン酸塩を
作ることによりTRI{を精製することができる。
即ち合成によって得られた粗TRHをクロマトグラフイ
ー等の精製手段によらなくともTRHを純品とすること
が出来る。
又、L−ピログルタミン酸は生体成分の1つであり、T
RH−L−ピログルタミン酸塩自体TRHと同様に抗う
つ病剤な?として用いることができる。
以下に、実施例をあげて本発明をより具体的に説明する
実施例 I TRH−%H20 3.7 1 f? ( 1 0 m
mole )とL−ピログルタミン酸1.2 9 L?
( 1 0 mmole)を水0.5mlとエタノール
3 0 771lの混液に溶かして一夜放置し、析出し
た結晶を1取し、冷エタノールで洗浄後室温に10分間
放置する。
この結晶は2分子の水および1分子のエタノールを結晶
溶媒として含有するものでそのX線回折図は第1図のと
おりである。
この結晶を40℃で20時間乾燥すると結晶溶媒として
水2分子0)みを含む結晶となる。
収量38グ(76%)TRH−L−ピログルタミン酸・
2H20結晶の物性はつぎのとおりである。
融点123゜C、〔α〕冒一−69.3°( C =
i. o、H20) 元素分析値 C16H204N6・C5H703N・2
H20計算値 C 4 7.8 1, H6.3 0、
N18.58実測値 C 4 7. 7 2、H6.4
1, Nl 8.3 5また、この結晶のX線回折図
、核磁気共鳴スペクl・ル、赤外吸収スペク1・ルおよ
び顕微鏡写真は夫々第2図、第3図、第4図および第5
図に示されるとおりである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1で得られたTRH−L−ピログルタ
ミン酸・2H20−C2H50H結晶のX線回折図を示
す。 第2図、第3図、第4図および第5図はそれぞれ実施例
1で得られたTRH−Lピログルタミン酸・2H20結
晶のX線回折図、核磁気共鳴スペクトル、KBr法によ
る赤外線吸収スペクトルおよび顕微鏡写真(200倍)
を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 L−ピログルタミルーL−ヒスチジルーLプロリン
    アミド・L−ピログルタミン酸塩。 2 結晶溶媒を含む結晶状の特許請求の範囲第1項記載
    の化合物。 3 結晶溶媒として水を含んでなる特許請求の範囲第2
    項記載の化合物。 4 結晶溶媒として水およびエタノールを含んでなる特
    許請求の範囲第2項記載の化合物。
JP51001252A 1976-01-01 1976-01-01 L−ピログルタミル−l−ヒスチジル−l−プロリンアミド・l−ピログルタミン酸塩 Expired JPS5837307B2 (ja)

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JPS5283842A JPS5283842A (en) 1977-07-13
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