JPS6011410B2 - 真空バルブの製造方法 - Google Patents

真空バルブの製造方法

Info

Publication number
JPS6011410B2
JPS6011410B2 JP7280677A JP7280677A JPS6011410B2 JP S6011410 B2 JPS6011410 B2 JP S6011410B2 JP 7280677 A JP7280677 A JP 7280677A JP 7280677 A JP7280677 A JP 7280677A JP S6011410 B2 JPS6011410 B2 JP S6011410B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vacuum valve
vacuum
manufacturing
laser
welding machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7280677A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS547583A (en
Inventor
秀夫 鈴木
昭次 丹羽
和雄 中山
貞夫 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP7280677A priority Critical patent/JPS6011410B2/ja
Publication of JPS547583A publication Critical patent/JPS547583A/ja
Publication of JPS6011410B2 publication Critical patent/JPS6011410B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は真空バルブの製造方法、特にレーザを利用した
溶接方法に関するものである。
一般に真空バルブは絶縁容器とその両端を端板で閉塞し
た真空容器内に、薮離自在な一対の電極を設けて構成し
ている。
また真空バルブの内部を真空ポンプで高真空に排気する
ため一方の端板に排気管を設けているのがもっとも一般
的な構造になつている。この真空バルブの製造方法とし
ては、構成部品を金属ろう付やTIG溶接等の手段によ
って組立てた真空バルブを、真空ポンプに前記排気管を
接続して取付けた後、真空ポンプを動作させて真空バル
ブ内部を高真空に排気するとともに真空バルブを外部よ
り高温に加熱して排気脱ガスすることによって製造され
る。
この排気脱ガス工程の最終段階では、第1図に示したよ
うに真空バルブ1に取付けられた排気管50を治具51
により圧着接合で排気管60の途中を封じ切ることによ
って真空バルブ1は完成する。なお本図に於て52は真
空ポンプで53は排気管50と真空ポンプ52との接続
部分を示す。このようにして製造された真空バルブーの
排気管封じ切り部分は、外部に突出て配置されるため取
扱いの不注意等によって封じ切り部先端が損傷されやす
いという問題があった。排気管の材質は軟質の鋼管など
を用いることが多いので機械的にも弱いので、わずかな
機械的打撃によってもリークが発生しやすくその結果真
空バルブを真空不良に至らしめる。そのため排気管封じ
切り部に樹脂やハンダ等を盛り固めたり、あるいは保護
用キャップにて覆い被せて封じ切り部の損傷防止を図っ
ていた。しかしながら大きな機械的打撃に対しては不充
分であるばかりでなく、真空バルブを機器に組込む際に
排気管の封じ切り部が邪魔になり真空バルブ使用機器の
小形化を図る上で支障となっていた。本発明は上言己の
ような事情に鑑みなされたもので、真空バルブの気密封
止を真空中でレーザ溶接することにより排気管のない真
空バルブを製造することを目的とし、よって真空バルブ
の小形化、信頼性向上を計ることにある。
以下本発明の実施例を第2図を参照して説明する。
1は真空バルブであり、絶縁容器2の両端には金具3a
,3bが取り付けられており、その内部には一対の電極
4a,4bを配し、電流開閉時に電極から発生する金属
蒸気により絶縁容器2の内壁汚損を防止するため、電極
4a,4bを取り巻くようにアークシールド7を配して
いる。
先端に電極4aを取り付けた一方の通電軸5aは端板6
aを真空密に貫通して外部に突出ている。また先端に電
極4bを取り付けた他方の通電軸5bは、金具3bにべ
ローズ8を介して取り付けられ前記一対の電極4a,4
bを真空保持状態で薮離自在に支持されている。次に上
記で述べた真空バルブーの製造方法について詳細に説明
する。第2図に示した真空室25は真空バルブ1の内部
も同時に高真空にさせるためのものであり、排気装置2
1を動作させることにより真空室が得られる。26は真
空室25の器壁24の一部に設けられたガラス等の透明
物体からなる窓であり、真空室25内の真空バルブ1の
一方の端板6aと金具3aの接合面附近に対向するよう
に位置されている。
又他方の端板6bと金具3bの接合面附近に対向する位
置にも前述と同様の窓が設けてある。23は真空ルブ1
の支持台であり、22は真空バルブ1を真空中で回転駆
動させるターンテーブルになっている。
20はしーザ溶接機であり点線矢印のようにレーザ光を
発射する。
レーザ光は光の性質そのものであり透明窓26をそのま
ま透過して真空室25に設置された真空バルブ1の端板
6aと金具3aの合せ部分に照射されるような構成にな
っている。真空室25の内部に設置された真空バルブ1
は予め図示していない製造設備により、端板6aと金具
3aの接合部分以外の接合個所は金属ろう付やTIG溶
接等の手段により気密に取付けたものを使用しており、
ターンテーブル22で真空バルブ1を回転させながら、
レーザ溶接機から発射したレーザ光を真空バルブ1の端
板6aと金具3aの合せ部分に照射させることにより、
気密溶接をさせる方法になっている。しかる後に他方の
端板6bと金具3bの合せ部分にレーザ光を照射させれ
ばよい。この気密溶接の前に図示していない高温加熱源
で、真空バルブ1を少なくとも200℃以上の高温加熱
させることにより真空バルブ1の排気脱ガスは可能であ
り、しかる後に前記したレーザ気密溶接を行なえば、排
気管のない真空バルブ1を製造することができる。前記
のような方法によれば、打撃等に弱い排気管を無くすこ
とができるので真空バルブを安′0して取り扱うことが
できるだけでなく、真空バルブ使用機器の小形化に役立
つ。一方排気管を無くす方法として、真空バルブ1を真
空中で金腐ろう付することによって絹立てるという方法
が従来提案されている。しかしこの方法によると金属ろ
う付により組立てる方法であるため、使用するろう材に
よっても異なるがろう付温度は最低790℃以上必要と
しており絶縁容器にガラスを使用した真空バルブの場合
にはガラスを溶融又は軟化させてしまい、高価なアルミ
ナ磁器を絶縁容器に使用しなければならないなど、この
組立方法では使用する絶縁容器の種類で真空バルブの製
作が限定されるという欠点があり、汎用性に欠けていた
。また高価なアルミナ磁器を使用しなければならないた
め真空バルブを高価にするという欠点も生じる。本発明
によれば絶縁容器の種類に限定されない汎用性のある方
法であるから、各種真空バルブに対応できる連続一貫し
た製造設備とすることができ、経済性の高い真空バルブ
を提供する上で有利である。
しかも排気管のない真空バルブを製造でき真空バルブの
信頼性を高めることができる。また本発明はしーザ光を
利用した高密度エネルギー溶接であるため、真空バルブ
の被溶接部材に加わる熱影響範囲は極めて狭く、被溶接
材料の熱変形が少なく、欠陥のない溶接ができるため、
高い信頼性が要求される真空バルブにとって極めて有効
な製造方法といえる。上記の実施例はしーザ光の特質を
利用した真空バルブの製造方法の一部を示したものであ
り、その他の応用が可能である。第3図、第4図は本発
明の他の実施例を示している。図中で第2図と同一部品
は同一附号を記し、その説明は省略する。第3図に示し
た実施例はしーザ溶接機20より出たレーザ光をビーム
スプリッター27にて分けて反射鏡28a,28bにあ
てる。反射鏡28a,28bにあてられたレーザ光を集
東レンズ29a,29bで細く絞り端板6a,6bと金
具3a,3bの夫々の溶接個所に照射して同時にシーム
溶接を行なう。端板6a,6bと金具3a,3bを複数
個所同時にシ−ム溶接を行なうことにより、予め端板6
bと金具3bとはTIC溶接で接合しておく必要はなく
、溶接時間を短か〈できるので、第2図に示した実施例
より生産性が一層向上する。その他の効果は第2図に示
した実施例と同じである。第4図に示した更に他の実施
例はしーザ溶接機20より出たレーザ光を回転角度を調
整できる反射鏡30にて反射させ反射鏡28aへあて、
そこで反射したレーザ光は集東レンズ29aで細く絞ら
れ、透明なガラス窓26aを透過して端板6aと金具3
aの熔接個所に照射されシーム溶接を行なう。
端板6aと金具3aのシーム溶接が終ると、反射鏡3川
ま回転しレーザ溶接機20より出たレーザ光を反射鏡2
8bへあてる。そこで反射したレーザ光は集東レンズ2
9bで細く絞られ、透明なガラス窓26bを透過して端
板6bと金具3bの溶接個所に照射されシーム溶接を行
なう。1台の溶接機で真空バルブ1の複数の溶接個所を
真空バルブ1の位置替えをする必要なく反射鏡30を回
転させるだけで溶接する方法であるため、溶接個所には
しーザ溶接機の全出力のビームを照射できる。
従って第3図の実施例に比べ小出力の溶接機が使用でき
る。そのため製造設備費の削減に有効である。その他の
効果は第2図の実施例と同じである。以上述べたように
本発明による製造方法によれば、排気管のない真空バル
ブを提供でき、しかも経済的で小形・高品質の真空バル
ブを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の真空バルブの製造方法の排気、封じ切り
工程を示す説明図、第2図〜第4図は本発明の夫々異な
る実施例を示す図で、第2図は真空バルブを真空容器内
へ設置して排気装置としーザ溶接機の構成を示す断面図
、第3図はしーザ光を分けるビームスプリツターを使用
したレーザ溶接機と真空バルブの構成を示す断面図、第
4図はしーザ光を分ける反射鏡を使用したレーザ熔接機
と真空バルブの構成を示す断面図である。 1・・・・・・真空バルブ、2・・・・・・絶縁容器、
3a,3b・・・・・・金具、4a,4b・・・・・・
電極、5a,5b・・・・・・通電軸、6a,6b・・
・・・・端板、7…・・・アークシールド、8…・・・
べローズ、20……レーザ溶接機、21・・…・排気装
置、22・・・・・・回転治具、23・…・・真空バル
ブ支持台、24…・・・真空容器壁、25・・・・・・
真空室、26,26a,26b・・・・・・窓、27…
…ビームスプリツター、28a,28b……反射鏡、2
9a,29b・・・・・・集東レンズ、30・・・…回
転反射鏡、50・・・…排気管、51…・・・封じ切り
用捨臭、52・・・・・・排気ポンプ、53・・・・・
・排気管接続部分。 第1図 第2図 第3図 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 絶縁容器内に複数個の電極を配置した真空バルブを
    透明なる物体からなる窓を有する真空容器内に収納配置
    した後、たがいに接合しようとする前記真空バルブの構
    成部品を、前記真空容器の外部からレーザ溶接機のレー
    ザ光を前記窓を介して照射して接合することを特徴とす
    る真空バルブの製造方法。 2 接合しようとする真空バルブ構成部品が、端板と絶
    縁容器端の金具である特許請求の範囲第1項記載の真空
    バルブの製造方法。 3 真空室に設置した真空バルブ構成部品が少なくとも
    200℃以上の真空バルブの排気脱ガス可能な温度に加
    熱したのちレーザ溶接を行なう前記特許請求の範囲第1
    項に記載の真空バルブの製造方法。 4 真空バルブ構成部品の接合に、レーザ溶接機からの
    レーザ光を反射させて接合個所に照射して接合すること
    を特徴とする前記特許請求の範囲第1項に記載の真空バ
    ルブの製造方法。 5 真空バルブ構成部品の接合に、レーザ溶接機からの
    レーザ光を鏡の回転角度の調整で異なる接合個所に照射
    できるようになっている前記特許請求の範囲第1項に記
    載の真空バルブの製造方法。 6 真空室内の真空バルブが回転できるように配置され
    、真空バルブの回転によりシーム溶接が行なえるように
    なっている特許請求の範囲第1項記載の真空バルブの製
    造方法。
JP7280677A 1977-06-21 1977-06-21 真空バルブの製造方法 Expired JPS6011410B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7280677A JPS6011410B2 (ja) 1977-06-21 1977-06-21 真空バルブの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7280677A JPS6011410B2 (ja) 1977-06-21 1977-06-21 真空バルブの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS547583A JPS547583A (en) 1979-01-20
JPS6011410B2 true JPS6011410B2 (ja) 1985-03-26

Family

ID=13499996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7280677A Expired JPS6011410B2 (ja) 1977-06-21 1977-06-21 真空バルブの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6011410B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55102129A (en) * 1979-01-31 1980-08-05 Tokyo Shibaura Electric Co Method of fabricating vacuum valve
JPS5613627A (en) * 1979-07-16 1981-02-10 Tokyo Shibaura Electric Co Method of manufacturing vacuum valve
JPS56143624A (en) * 1980-04-10 1981-11-09 Tokyo Shibaura Electric Co Method of manufacturing vacuum valve
JPS59160923A (ja) * 1983-03-04 1984-09-11 株式会社東芝 真空バルブの製造方法
JPS63155003U (ja) * 1987-03-31 1988-10-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPS547583A (en) 1979-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103231168B (zh) 一种用于真空激光焊接的装置
EP3434407A2 (en) Methods and apparatus for welding a first component and a second component together
JPS6011410B2 (ja) 真空バルブの製造方法
JPH05166462A (ja) 平板型表示装置用真空容器の製造方法
JPH1186809A (ja) 容器の接合方法
KR100343051B1 (ko) 고융점 재료의 용융접합장치 및 그 방법
US4713520A (en) Method and apparatus for interconnecting and hermetically sealing ceramic components
JPH0780668A (ja) 軌道ヘッドレーザ溶接機
JP3873597B2 (ja) 封止接点装置の製造方法
JP3379916B2 (ja) 高融点材料の溶融接合装置
CN114178639B (zh) 一种用于铍窗和不锈钢基座的脉冲激光钎焊封接方法
US5677983A (en) Light beam heater with light source and reflector having two ellipsoidal sections and a truncated spherical surface there between
JP4237941B2 (ja) ガス放電管
US20100270276A1 (en) System and Method for Repairing Hermetic Solder Seals in RF Electronic Assemblies
JPS59101291A (ja) 密閉形圧縮機の密閉容器形成方法
JPH06344158A (ja) 電子ビーム溶接方法および装置
JP2623650B2 (ja) 薄肉パイプの浴接方法
JPS58166168A (ja) ベロ−ズ
JP7179685B2 (ja) X線管
JPH02266919A (ja) レーザ溶接方法
JPH0831277A (ja) 真空バルブの製造方法
CN114643416A (zh) 加速度计的密封方法及加速度计
JPS59101290A (ja) 密閉形圧縮機の配管接続方法
JPS6040793A (ja) 回転式圧縮機
JPS5951392B2 (ja) レ−ザ溶接法