JPS6011219Y2 - 窓庇 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、建物の外側において窓部の上方に設けられる
窓部に関する。

本考案を一実施例を示す図面に基づいて説明すると、第
１図及び第２図において、１は、Ｃチャンネルからなる
建物の鉄骨軸組であって、この軸組１の構成部材である
縦枠２の間に、図のようなＬ形腕木３の垂直部４が挿入
されて、ボルト５によって固着され、その水平部６が外
方へ突出されており、この腕木３は、水平方向に適宜間
隔を置いて複数個設けられている。

７は、上記軸組１の外側に張付けられた外壁パネルであ
り、腕木３の水平部６は、この外壁パネル７の間から突
出している。

しかして、上記腕木３には、窓部フレーム８を支持する
ものであり、このフレーム８は、２本の横枠９，９と、
該横枠９，９間に渡した多数の桁材１０からなる木製の
骨組１１と、該骨組１１の上面、前面及び左右両側面に
張付けた木製下地板１２とによって構成され、その桁材
１０を、前記の腕木３水平部６にボルト１３にて固着し
て、窓１４の上方に突出される。

一方、第１図に示す１５は、上記のフレーム８に取付け
られる仕上板としての窓部鉄板であり、これは第５図に
も示す如く、前記の下地板１２に対応して、上面部１６
．前面部１７及び左右両側面部１８．１８からなるもの
を予め一体となるよう形成したものであり、上面部１６
及び左右両側面部１８．１８の内端には、外方へ折曲さ
れた取付は片１９．１９を有し、このようにして形成さ
れた仕上板１５は、前記フレーム８に上方から嵌合して
前記下地板１２の上に重ね、取付は片１９．１９を外壁
パネル７に釘打ちして取付けられる。

なお、第１図の如く、前面部１７の下端はフレーム８の
裏面側へ折返２０されている。

以上のようにし、仕上板１５を取付けた後は、外壁パネ
ル７の上面にモエンサイディング（商品名９日本ハード
ボード工業株式会社製の炭酸マグネシウム板）などの仕
上用外壁表面材２１が張付けられて、前記取付は片１９
．１９を覆うとともに、第４図の如く、窓部フレーム８
の下面に、この表面材２１と同一素材からなる前記モエ
ンサイデイング等の表面板２２を張付けて本考案窓部を
構成するものである。

本考案は以上の通りであって、このように本考案におい
ては、下地板を張付けた骨組に、該下地板を覆う仕上板
を取付けて、構造材と仕上材を別に形成しているため、
仕上材の選択が自由で任意のものを選択でき、また、こ
の仕上板に鉄板を使用したとしても下地板は木製である
ことから雨音が静かで、かつ、この仕上板は予め一体に
したものをフレームに嵌合して取付けているから、施工
が容易であるとともに水処理が良好で、更には、フレー
ム裏面の表面板は、外壁表面材と同一素材によって構成
されていることにより、外壁との一体観が生まれ、全体
として外観が良好となるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案窓部の取付構造を示す縦断面図、第２図
〜第４図は同じく取付方法を示す斜視図、第５図は仕上
板の斜視図である。 １・・・・・・鉄骨軸組、７・・・・・・外壁パネル、
８・・・・・・窓部フレーム、１１・・・・・・骨組、
１２・・・・・・下地板、１５・・・・・・仕上板、２
１・・・・・・外壁表面材、２２・曲・表面板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 骨組とその骨組の外側に張付けた木製下地板とからなる
   窓部フレームを、建物の外壁部より突出させ、少なくと
   も前記フレームの上面、前面及び左右両側面を覆うよう
   にした仕上板を、該フレームに外嵌して取付けるととも
   に、同じく窓部フレームの裏面には、外壁仕上材と同一
   素材からなる表面板を張付けてなる窓部。