JPS60110532A - 車両用懸架装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は車両用懸架装置に関し、とりわけサスペンショ
ンメンバーにディファレンシャルキャリアが支持される
ようになった車両後方の懸架装置に関する。

従来技術 この種車両用懸架装置としては、たとえば昭和５５年９
月、日産自動車株式会社発行のサービス周報禎４２８号
に示されるようなものがある。即ち、この車両用懸架装
置１は第１図に示すよ５に、車両左右方向に設げられる
一対のサスペンションアーム２，２ａを上下揺動可能に
装着するサスペンションメンバー３を有し、このサスペ
ンションメンバー３にディファレンシャルキャリア４の
一端部（車両前方側）がボルト５を介して一体に剛結さ
れるようになっている。そして、このようにｉ　付１ｔ
ｊられたサスペンションアーム２，２ａ、？スペンショ
ンメンバー３、デインアレンシャルキャリア４は、サス
ペンションメンバー３の両端部がメンバーインシュレー
タ６．６ａを介して図外の車体に取付けられると共に、
ディ７アレンシヤルキヤリア４０車両後方部から一体に
突設されたブラケット７がマウント・ｒンシュレータ８
を介して前記車体に取付けられるようになっている。図
中、９，９ａは図外の車輪を取付けるロードホイール、
１０，１０８は車輪を駆動するドライブシャフトである
。

しかしながら、かかる従来の車両用懸架装置ｌにあって
は、前述したようにメンバーインシュレータ６．６ａお
よびマウントインシュレータ８を介して懸架装置１が単
体に取付けられるようになっているが、これら両インシ
ュレータ＋５，６ａ。

８は懸架装置１の変位を抑制する機能と、懸架装装 置１側から車体に伝達される振動を吸する機能とを有し
、これら両づ幾能は前記インシュレータ６゜６ａ、８の
ばね定数かりみて相反する機能となっている。ところで
、前記懸架装置１かも車体に伝達される振動としては、
ディファレンシャルキャリア４内で発生するキヤノイズ
とか、エンジンからプロペラシャフトを通してディファ
レンシャルキャリア４に伝達される高周波振動等がある
が、これら振動が単体に伝達されると車呈同のこもり背
原因となる。そこで、このこもり音を防止するために前
記インシュレータ６．６ａ、８のばね定数を低くして振
動吸収機能を向上しようとすると、懸架装置１が振動変
位しやす（なり操縦安定性が悪化してしまうという問題
点があった。

発明の目的 本発゛明はかかる従来の問題点に鑑みて、ディファレン
シャルキャリアと、このディファレンシャルキャリアが
装着されるザスベンションメンノ（−およびブラケット
間に更に弾性体を介在させることによって、ディファレ
ンシャルキャリアから車体に伝達される振動を大幅に低
減すると共に、懸架装置を車体に取付けるインシュレー
タのばね定数を高くして操縦安定性を図るようにした車
両用）′ｇ架装置を提供することを目的とする。

発明の構成 かかる目的を達成するために本発明は、メンバーインシ
ュレータを介して車体に取付けられるサスペンションメ
ンハート、このサスペンションメンバーに支持されるデ
ィファレンシャルキャリアとを備えた車両用懸架装置に
おいて、該ディ７アレンシヤルギヤリアの一端ＨＢ　ｋ
　Ｍｆｌ　＝己”ｊ　スヘ７　’／　ヨンメンバーに第
１インシュＶ−夕を介して取付けると共に、前記ディフ
ァレンシャルキャリアの他端部ヲ、このディ７アレンシ
ヤルキヤリアから分離され、マウントインシュレータを
介して車体に装着されるブラケットに、第２インシユレ
ータを介して取付けることにより構成しである。

作　用 以上の構成により本発明の作用は、ディファレンシャル
キャリアと単体との間には４１Ｓ４２インシュレータオ
ヨヒメンバーインシュレータ、マウントインシュレータ
が存在して２重防振構造となり、ディファレンシャルキ
ャリアから車体に伝達される振動が大幅に低減される。

一方、懸架装置の車体への支持は前記メンバーインシュ
レータ、マウントインシュレータによって行なわれるた
め、これら両インシュレータのはね定数を高（設定する
ことによって操縦安定性が図れることになる。

実施例 以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。

尚、この実施例を説明するにあたって従来の構成と同一
部分に同一符号を付して述べる。

即ち、第２図は本発明の一実施例を示す車両用懸架装置
１ａで、この懸架装置ｌａはＦ−Ｒ（フロントエンジン
リヤドライブ）車のりャサスペ／ジョンである。３は両
端部がメンバーインシュレータ６．６ａを介して図外の
車体に取付けられるサスペンションメンバーで、このサ
スペンションメンバー３は車両左右方向に配置され、そ
の両端部には車両後方に延びるサスペンションアーム２
゜２ａがブツシュ２０を介して上下揺動可能に取付けら
れている。とのサスペンションアーム２，２ａの車両後
方端部には図外の車輪を装着するロードホイール９，９
ａが回転自在に支持されている。

４は図外のデイファレンシャルキャを収納するディファ
レンシャルキャリアで、このディファレンシャルキャリ
ア４０車両前方端から回転可能に突出するフランジ２１
に図外のプロペラシャフトが連結され、該プロペラシャ
フト回転によって前記ディ７アレンシヤルギヤが作動さ
れるようになっている。１０，１０ａは前記ディファレ
ンシャルキャリア４の車両後方端部側から回転自在に突
出するドライブシャフトで、このドライブシャフト１０
．１０８を介して前記デイファレンシャルキャの駆動力
が前記ロードホイール９，９ａに伝達されるようになっ
ている。

ここで、本実施例は前記ディファレンシャルキャリア４
の一端部（車両前方側）に、車両左右方向に突出する取
付板３０，３０ａをボルト３１を介して固設し、そして
、該取付板３０，３０２を第１インシュレータ３２，３
２８を介してサスペンションメンバー３に取付けである
。３３，３３８は前記第１インシュレータ３２．３２ａ
に前記取付板３０，３０８を装着するだめのボルト、ナ
ツトである。また、前記ディファレンシャルキャリア４
の他端部（車両後方側）に突起３４を形成し、この突起
３４の外周に嵌合される環状の第２インシユレータ３５
を介して前記ディファレンシャルキャリア４から分離さ
れたブラケット７に取付けである。該ブラケット７の上
端部にはマウントインシュレータ８が装着され、このマ
ウントインシュレータ８を介して前記ブラケット７は車
体側に数句けられるようになっている。更に、前記ブラ
ケット７と前記サスペンションメンバー３との間にはフ
レーム３６が溶接等により固着され、これラブラケット
７、サスペンションメンバー３は一体に剛結されるよう
になっている。

ところで、前記第１、第２インシユレータ３２゜３２ａ
、３５は振動特に高周波域の振動を効果的に吸収できる
ようにはね定数を低く設定すると共に、前記メンバーイ
ンシュレータ６．６ａおよび前記マウントインシュレー
タ８は前記第１、第２インシュレータ３２，３２ａ、３
５よりばね定数を大きくし、懸架装置１ａの左右揺動を
効果的に規制できるように設定しである。

以上の構成により本実施例による懸架装置１ａにあって
は、ディファレンシャルキャリア４がばネ定数の低い＠
１、第２インシユレータ３２゜３２　ａ　、８　ｆ介シ
”Ｃサスペンションメンバ３およびブラケット７に取（
＋けられているため、ディファレンシャルキャリア４か
ら発生するギヤノイスおよびエンジン振動等の高周波振
動は前記第Ｊ１第２インシュレータ３２．３２ａ、３５
によって効果的に吸収されて前記サスペンションメンバ
ー３、ブラケット７に伝達されることになる。そして、
これらサスペンションメンバー３、ブラケット７に伝達
される減衰された高周波振動は、メンバーインシュレー
タ６．６ａおよびマウントインシュレータ８を介して車
体に伝達されるため、これらメンバーインシュレータ６
．６ａ、マウントインシュレーク８のばね定数が高いと
はいえ弾性体であるため振動の吸収機能が存在し、前記
減衰された高周波振動が更に減衰されて車体に伝達され
ることになる。従って、ディファレンシャルキャリア４
と車体との間は２重防振構造となり、ばね定数が低い第
１、第２インシュレータ３２．３２ａ。

３５の振動吸収効果に加えて振動減衰され、車体側に伝
達される高周波振動を大幅に低減して、車室内のこもり
音を防止若しくは著しく少な（することができる。

一方、懸架装置１ａを車体に装着するメンバーインシュ
レータ６．６ａおよびマウントインシュレータ８は、ば
ね定数が高く設定されているため、車両旋回時等に車輪
、サスペンションアーム２゜２ａを介して作用する横力
に対して前記懸架装置１ａの左右揺動を効果的に抑制し
、操縦安定性が向上される。

尚、本実施例にあってはサスペンションメンバー３とブ
ラケット７がフレーム３６を介して剛結されているため
、サスペンションメンバー３の揺動時の荷重が前記ブラ
ケット７に直接伝達されるため、懸架装置１ａの揺動は
第１、第２インシュレータ３２，３２３，３５を介する
ことなくメンバーインシュレータ６．６ａとマウントイ
ンシュレータ８によって確実に規制される。

第３図は他の実施例を示し、前記実施例と同一構成部分
に同一符号を付しその説明を省略する。

即ち、この実施例の車両用懸架装置１ｂは前記実施例が
フレーム３６をディファレンシャルキャリア４の下側に
配置灯シたものを示したが、本実施例にあってはフレー
ム３６ａをディファレンシャルキャリア４の上側に配置
し、該フレーム３６ａのＳＬ　両後方部に設げたマウン
トインシュレータ８ａを介して図外の車体に取付けるよ
うになっている。

そして、前記ディファレンシャルキャリア４の他端上方
部と前記フレーム３６ａとの間に第２インシユレータ３
５ａを配置し、該第２インシユレータ３５ａによってデ
ィファレンシャルキャリア４０車両後方部を吊り下げる
ようにしである。従っテ、コの実施例にあっては前記フ
レーム３６ａがブラケットとしての機能を兼備すること
になる。

このように、本実施例にあってもディファレンシャルギ
ヤリア４が第１、第２インシュＶ−夕３２ｐ３２　ａ、
３５　ａを介して懸架装置１ｂに支持されるため、前記
実施例と同様の作用、効果を奏するのは勿論のこと、フ
レーム３６ａをディファレンシャルキャリア４の上側に
配置することによって地上高を高（することができる。

発明の詳細 な説明したように本発明の懸架装置にあっては、ディフ
ァレンシャルキャリアを第１、第２インシユレータを介
して懸架装置に支持させたので、該ディファレンシャル
キャリアと車体との間には前記第１、第２インシユレー
タ」６よび懸架装置を車体に取付けるインシュレータと
によって２重防壁機能が発揮され、前記ディファレンシ
ャルキャリアから発生する高周波振動を効果的に吸収し
て車室内のこもり昔を防止若しくは著しく少な（するこ
とかでざる。また、前記第１、第２インシユレータを設
げることによってディファレン／ヤルギャリアの振動吸
収能力を向上できるため、懸架装置を車体に支持する前
記インシュレータのばね定数を大きくして該懸架装置の
左右揺動を重点的に規制することにより、操縦安定性を
大幅に向上できるという優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の車両用懸架装置の斜視図、第２図は本発
明の車両用（額架装置の一実施例をポラ−斜視図、第３
図は本発明の他の実施例を示す車両用）開架装置の斜視
図である。 １、ｌａ、ｌｂ・・・車両用懸架装置、２，２ａ・・・
サスペンションアーム、３・・・サスペンションメンバ
ー、４・・・ディファレンシャルキャリア、６，６ａ・
・・メンバーインシュレータ、７・・・ブラケット、８
゜８ａ・・・マウントインシュレータ、３２．３２ａ・
・・第１インシユレータ、３５，３５８・・・第２イン
シユレータ、３６，３６ａ・・・フレ一ム。 外２名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　メンバーインシュレータを介して車体に取付は
   ラレるサスペンションメンバーと、このサスペンション
   メンバーに支持されるディファレンシャルキャリアとを
   備えた車両用懸架装置におい−（、該ディファレンシャ
   ルキャリアの一端部を前記サスペンションメンバーに第
   １インシユレータを介して取付けると共に、前記ディフ
   ァレンシャルキャリアの他端部を、このディファレンシ
   ャルキャリアから分離されマウントインシュレータを介
   して車体に装着されるブラケットに、第２インシユレー
   タを介して取付けたことを特徴とする車両用懸架装置。