JPS6010922B2 - 包装機械 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、流動性食品などを充てん包装するための包
装機械に関する。

従来の包装機械としては、包装材料としてゥェッブを用
い、ウェップをチューブに成形してこれに内容物を充て
んし、内容物の充てんされたチューブを容器１つ分に相
当する長さ毎に横シール切断し、これを最終的に直方体
状の箱形容器に成形するようにしたものが知られている
。

発明が解決しようとしする問題点 上記包装機械では、ウェッブをチューブに成形する工程
を含む各工程が複雑であるために、つぎの問題点がある
。

第１に、機械の価格が高い。第２に、機械の運転を高速
で行なうことができず、かつその運転に高度の技術を必
要とする。この発明は、上記問題点を解決し、生産性の
向上を図り、包装コストを低減しうる包装機械を提供す
ることを目的とする。

問題点を解決しようとするための手段 この発明の包装機械は、容器搬送コンベアの搬送経路後
端上方に、角筒状に形成可能で頂部および底部が閉口さ
れかつ偏平状に折り畳まれている容器素材を容器搬送コ
ンベアに供給する容器素材供給装置が配置されるととも
に、同搬送経路にそって、偏平状容器素材を広げて角筒
状に成形する容器素材成形装置と、角筒状容器素材の底
部を閉じて容器底壁を形成する容器底壁成形装置群と、
底部の閉じられた容器素材に内容物を充てんする充てん
装層と、内容物の充てんされた容器素材の頂部を閉じて
容器頂壁を形成する容器頂壁成形装置群とがそれぞれ配
置され、容器搬送コンベァが、一対の並列状水平循環エ
ンドレスチェーンと、両チェーンの長さ方向に一定間隔
をおいて外向きに取付けられた平面視コ形の多数のホル
ダとを備えており、ホルダの高さは完成容器の高さと一
致するように形成され、ホルダの左右外側壁上端部には
、折り返される頂部三角フラップの逃げとなる切り欠き
が形成され、ホルダが送り側経路に差し掛かったときに
、その後端部においてホルダは相互の間に偏平状容器素
材を受け入れることのできる間隔をおいて向き合わせら
れるとともに、そこよりチェーンとともに前方に移動す
るにしたがってその間隔が漸次狭められて互いに接近し
、接近時に筒状容器素材の外周面にそわされる間隔をお
いて向きあわせられるようになされており、容器素材成
形装置が、偏平状容器素材を受け入れた両ホルダの間に
進入して同容器素材を後方に引張る水平移動自在な吸着
部材を備えており、ホルダの送り側移動経路の下方にこ
れと平行にホルダに保持された容器素材の底部を受けて
案内するレールが設けられ、レールの充てん装置より後
方に切り欠きが形成されるとともに、切り欠きと充てん
装置との間に前上りの傾斜状段差が形成され、容器底壁
成形装置群が、切り欠きに配置されかつ容器素材の底部
関口縁を両側から侠圧する開閉自在な前後一対の底部シ
ール部材を備えており、容器素材が段差を乗り越えるこ
とによって容器素材の底部が一対の底部三角フラップを
左右方向にそれぞれ突出させた状態で平坦に成形される
ようになされており、さらに、容器底壁成形装置群がレ
ールの段差の前方に配置されかつホルダの左右両側面下
縁部にそわされた対向面および側面より見てレールの上
面を横切る前下りの下向き傾斜面を有する左右一対の底
部三角フラツプ折り曲げ部村と、底部三角フラップ折り
曲げ都材前方のレールの両側に配置されかつレールの上
面と同じ高さの上面および前狭まりの対向状内向き傾斜
面を有する左右一対の底部三角フラップ折り返し部材と
、底部三角フラッブ折り返し都村の前方に配置されかつ
昇降自在な底部三角フラップ圧着部材とを備えており、
容器頂壁成形装置群が、充てん装置より前方のレール上
に配置されかつ容器素材の頂部閉口縁を両側から挟圧す
る開閉自在な前後一対の頂部シール部材と、頂部シール
部材より前方のレール上方に配置されかつホルダの頂部
とほぼ同じ高さの下向き水平面を有する頂部三角フラッ
プ成形部材と、頂部三角フラップ成形部村の前方に配置
されかつホルダの左右両外側面上緑部にそわされた対向
面および側方より見てホルダの上緑を横切る前下りの下
向き傾斜面を有する左右一対の頂部三角フラップ折り返
し都村と、頂部三角フラッブ折り返し都材の前方に配置
されかつホルダの切り欠きを挿通して相互に接近・離隔
しうる左右一対の頂部三角フラップ圧着部材とを備えて
いるもものである。

実施例 包装機械について説明する前に、包装機械に使用される
容器素材およびその成形過程について、第１図から第３
図を参照して説明する。

容器素材イは、第１図に示すように、紙シートが長手方
向継ぎ目ハを形成して筒状に形成されたもので、その各
部には成形を容易にするための各種折り目口が付けられ
ている。

容器素材イの底部二には、折り目口によって区画される
ことにより、一対の長方形パネルホ，へ、一対の逆三角
形パネルト，チ、二対の直角三角形パネルリ，ヌおよび
シール用綾部パネルルがあらわされている。また容器素
材イの頂部オには、その底部二と同じ各パネルがあらわ
されているが、同一部分には同一符号を付すことにより
、その説明を省略する。容器素材イは、その両側面中央
の縦折れ自ワにそって折り畳まれて偏平とされ、この状
態で包装機械に供旧給される。つぎに第２図を参照して
容器素材イの成形週について説明する。

まず、偏平状に折り畳まれている状態Ａの容器蓑材イは
、広げられて各筒状に形成される。ついで容器素材イの
底部二および頂部オがつぎに示す過程を経て成形される
。まず、その底部二がわについて説明すると、その過程
は、底部この緑部パネルルをヒートシールして底部二を
閉じることＣ、底部ニを平坦に成形することによって一
対の三角フラップカを突出させた状態で容器底部を形成
することＤ、ミ角フラツプカを下向きに折り曲げること
Ｅ、両三角フラップカをその対向面を加熱した後に内向
きに折り曲げて容器底壁上に重ね、かつ圧着することＦ
からなる。一方、頂部オがわの成形過程は、Ｇ〜１に示
すように底部二がわのそれとほぼ同じであるが、その相
異は、三角フラップヨを下向きに折り曲げて容器側壁上
に圧着する点である。こうした各過程を経て、容器秦材
イは、第３図に示す直方体状の完成容器となる。つぎに
第４図から第９図を参照して包装機械について説明する
。

この明細書において、前後とは容器素材ないし容器が送
られて進むがわ（第４図および第５図の左方）を前、こ
れと反対がわを後といい、左右とは前に向かっていう。
包装機械は、ベッド２上に設置された容器搬送コンベア
１を備えている。

容器搬送コンベア１の搬送経路後端上方に、角筒状に成
形可能で頂部および底部が開口されかつ偏平状に折り畳
まれている容器素材イを容器搬送コンベア１に供給する
容器素材供給層２５が配置されるとともに、同搬送経路
にそって、偏平状容器素材イを広げて角筒状に成形する
容器素材成形装置５０と、角筒状容器秦材イの底部を閉
じて容器底壁を形成する容器底壁成形装置群と、底部の
閉じられた容器素材イに内容物を充てんする充てん装置
７０と、内容物の充てんされた容器素材イの頂部を閉じ
て容器頂壁を形成する容器頂壁成形装置群とがそれぞれ
配置されている。また容器搬送コンベア１の前方には、
その前端部より前方に向ってのびた容器排出用コンベア
１１７が配置されている。容器搬送コンベア１は、一対
の並列状水平循環エンドレスチェーン１１〜１４と、両
チェーン１１〜１４の長さ方向に一定間隔をおいて外向
きに取付けられてた平面視コ形の多数のホルダー９，２
０とを備えている。

各エンドレスチェーン１１〜１４は、それぞれ垂直のス
プロケット軸３〜６に設けられた主動後部スプロケット
８，１０および従動前部スプ。ケット７，９かけわたさ
れており、間欠的に駆動される。ホルダー９，２０の高
さは完成容器の高さと一致するように形成されている。
ホルダー９，２０の左右外側壁上端部には、逆三角形状
の切り欠き１９Ａ，２０Ａがそれぞれ形成されている。
これらの切り欠き１９Ａ，２０Ａは折り返される頂部三
角フラツプヨの逃げとなる。各エンドレスチェーン１１
〜１４の循環ループ内にはチェーンガイド１５〜１８が
設けられるとともに、同ループにそってホルダ支持レー
ル２１，２２が設けられている（第６図参照）。チェー
ンガイド１５〜１８にはチェーン１１〜１４の送り側が
そわされている。これにより、ホルダ１９，２０が送り
側経路に差し掛かったときに、その後端部においてホル
ダ１９，２０は相互の間に偏平状容器秦材イを受け入れ
ることのできる間隔をおいて向き合わせられるとともに
、そこよりチェーン１１〜１４とともに前方に移動する
にしたがってその間隔が漸次狭められて互いに接近し、
接近時に筒状容器素材イの外周面にそわされる間隔をお
いて向きあわせられるようになされている。また接近時
のホルダ１９，２０の間隔は、図示しないが、充てん装
置７０の配置された位置より前方において、その後方よ
りも若干狭められている。これによって、内容物の充て
んされた容器内部の空気が押し出されるようになされて
いる。ホルダ１９，２０の送り側移動経路の下方にこれ
と平行にホルダ１９，２０に保持された容器素材イの底
部を受けて案内するレール２３が設けられている。レー
ル２３の充てん装置７０より後方に切り欠き２３Ｂが形
成されるとともに、切り欠き２３Ｂと充てん装置７０と
の間に前上りの傾斜状段差２３Ａが形成されている。容
器秦材イが段差２３Ａを乗り越えることによって容器素
材イの底部が一対の底部三角フラップカを左右方向にそ
れぞれ突出させた状態で平坦に成形されるようになされ
ており、段差２３Ａが成形部２４を形成している。容器
搬送コンベア１による容器搬送空間は外気遮断カバー６
５によって覆われている。

外気遮断カバー６５の頂壁前端部には無菌空気供給管８
６が接続され、同空間が無菌空気が満たされるようにな
されている。容器素材供給暦２５は、側方から見て略逆
三角形状の対向状フレ−ム３３に支持されたものであっ
て、容器素材落下供給用回転体２９と、回転体２９より
後方にのびたチェーンコンベア２７と、チェーンコンベ
ア２７の後端部上方に配置されかつ多数の容器素材イを
積み重ねた状態で収容しているマガジンラック２６と、
マガジンラック２６の直下に配置された容器素材引出し
部３１とからなる。

回転体２９は、後部スブロケツト軸４〜６を結ぶ線上の
直上にこれと平行にフレーム３３の前方突出部３３Ａに
支持された水平回転軸２８と、水平回転軸２８の両端に
対向状に固定された一対の円板２９Ａと、水平回転軸２
８に放射状に取付けられかつ両円板２９Ａの間を４５度
の間隔で仕切る容器素材受板３８と、各容器素材受板３
８との間に容器素材イがはめ入れられうる間隔をおいて
両円板２９Ａに渡された容器素材押え棒３９とからなる
。また回転体２９の外周前方上半部は円弧状ガイド板３
０で覆われている。チェーンコンベア２７には容器秦材
イの長さに相当する間隔をおいて爪２７Ａが設けられて
いる。回転体２９およびチェーンコンベア２７は、チェ
ーン３５〜３７によって間欠駆動装置３２に連結されて
いる。これにより、回転体２９が第４図において反騰計
方向に４５度ずつ、チェーンコンベア２７が矢印×で示
す方向に爪２７Ａの間隔に相当する長さずつ、互に間欠
的に駆動される。マガジンラック２６の下端にはその取
出口に突出するように板ばね３４が取付けられており、
これにより、容器秦村イが自重で落下しないようになさ
れている。容器素材引し部材３１は、チェーンコンベア
２７を挿通して昇降自在な垂直中空ロッド４１と、これ
の上端に上向きに取付けられた吸盤４０とからなる。中
空ロッド４１の長さの中間部には、バキュームポンプ４
７よりソレノイドバルブ４８を介してのびてきたバキュ
ームパイプ４９が接続されている。中空ロッド４１の下
端は揺動アーム４２の先端に連結されている。揺動アー
ム４２は、その下方に配置されたカム４３に長さの中間
部において当接し、かっぱね４４によって下向きに付勢
されている。カム軸４３Ａにはリミット・スイッチ操作
カム４５が取付けられている。中空ロッド４１が上昇限
に近づくと、操作カム４５によってリミット・スイッチ
４６が作動せられる。これにより、ソレノイドバルブ４
８が開かれ、吸盤４川こ容器素材イが吸着されて引き下
げられる。容器素材イがチェーン・コンベア２７にのせ
られる直前まで引き下げられると、リミット・スイッチ
４６の作動が停止されるようになされている。そうする
と、ソレノィドバルブ４８が閉じられて吸盤４０の吸引
作用が停止され、容器素材イがチヱーン・コンベア２７
にのせられる。容器素材成形装置５０は、偏平状容器素
材イを受け入れた両ホルダ１９，２０の間に進入して同
容器素材イを後方に引張る水平移動自在な吸着部村５１
を備えている。

吸着部材５１は、吸盤であって吸引箱５２の前面に前向
きに取付けられている。吸引箱５２は、ベッド２上に設
けられた軸受５３に支持されている水平軸５４より上向
きにのびた揺動レバー５５の上端に取付けられている。
このレバー５５のもう一方の端部には操作用昇降ロッド
５６が連結されている。吸引箱５２にはバキュームホー
ス５７が接続されている。容器素材供給層２５と充てん
装層７０の間には殺菌ガス噴射装置５８が設けられてい
る。

殺菌ガス噴射装置５８は、外気遮断カバー６５の頂壁上
方に支持された垂直下向きシリンダ５９と、上端がシリ
ンダ５９のロッド６０の下端に連結されかつ同頂壁を貫
通して下端が外気遮断カバー６５の内部にのびているノ
ズル６３と、ノズル６３に接続された殺菌ガス供給管６
１とからなる。外気遮断カバー６５のノズル６３が貫通
した都扮分はべローズ６６によって閉じられている。ノ
ズル６３の下端部にはキャップ状カバー６４が取付けら
れている。殺菌ガス噴射時には、ノズル６３が下降させ
られることにより、容器素材イの頂部関口が同カバー６
４で覆われるようになされている。また殺菌ガス供給管
６１にはソレノィドバルブ６２が設けられている。充て
ん装置７０１ま、詳しく図示しないが、外気遮断カバー
６５の頂壁を貫通してその内部にのびている前後２つの
ノズル７１，７２を備えている。

ノズル７２の下方左右両側には左右一対の押え板７３，
７４が設けられている。これらの押え板７３，７４は互
いに向きあうように水平に支持されたシリンダ７５，７
６のロッド先端に取付けられている。両押え板７３，７
４が相互に接近・離隔しあうように水平移動するここと
により、充てん時の容器秦材イの口部が充てんするため
に充分な大きさとなるように広げられてる。またノズル
７１の直下には、充てん時に容器素材イを受け止めて所
要の高さまで持ち上げる容器受け台１０８が設けられて
いる。容器底壁成形装置群は、上記レール２３の切り欠
き２３Ｂに配置されかつ容器素材イの底部関口縁を両側
から挟圧する開閉自在な前後一対の底部シール部村１０
３と、レール２３の段差２３Ａの前方に配置されかつホ
ルダー９，２０の左右両側面下縁部にそわされた対向面
および側面より見てレール２３の上面を横切る前下りの
下向き煩斜面を有する左右一対の底部三角フラツプ折り
曲げ都材１０９，１１０と、底部三角フラップ折り曲げ
部材１０９，１１０前方のレール２３の両側に配置され
かつレール２３の上面と同じ高さの上面および前狭まり
の対向状内向き傾斜面を有する左右一対の底部三角フラ
ップ折返し都材１ １３，１ １４と、底部三角フラツ
プ折返し部村１１３，１１４の前方に配置されかつ昇降
自在な底部三角フラップ圧着部村１１５とを備えている
。

また底部シール部材１０３後方のレール２３の下方には
熱風発生装置１００が配置されている。熱風発生装置１
００は上向きの２つの熱風噴出ノズル１０１，１０２を
有している。底部シール部材１０３は、ピンチ・シール
形と称されるもので、ベッド２に垂直上向きに支持され
たシリンダ１０４のロッド１０５に一対のリンク１０６
，１０７を介して連結されている。底部三角フラップ折
り曲げ部材１０９，１１０の下方には、左右一対のスポ
ット・ヒータ１１１，１１２が配置されており、これら
のヒータ１１１，１１２によって底部三角フラップカの
対向面が加熱される。底部三角フラップ圧着部材１１５
によって底部三角フラップカを圧着すると同時にこれを
冷却して接着を早めるように、同圧着部材１１５は、そ
の内部を冷却水が循環しうるように中空とされ、かつ冷
却水ホース１１６が接続されている。容器頂壁成形装置
群は、充てん装置７０より前方のレール上に配置されか
つ容器素材イの頂部閉口緑を両側から挟圧する開閉自在
な前後一対の頂部シール部材８０と、頂部シール部材８
０より前方のレール２３上方に配置されかつホルダー９
，２０の頂部とほぼ同じ高さの下向き水平面を有する項
部三角フラップ成形部村８７と、頂部三角フラップ成形
部材８７の前方に配置されかつホルダー９，２０の左右
両外側面上緑部そわされた対向面および側方より見てホ
ルダ１９，２０の上緑を横切る前下りの下向き傾斜面を
有する左右一対の頂部三角フラップ折返し部材９０，９
１と、頂部三角フラップ折返し部材９０，９１の前方に
配置されかつホルダー９，２０の切り欠き１９Ａ，２０
Ａを挿通して相互に接近・離隔しうる左右一対の頂部三
角フラップ圧着部材９２，９３とを備えている。

また頂部シール部材８０の後方には熱風発生装置７７が
配置されている。熱風発生装置７７は外気遮断カバー６
５の頂壁に取付けられたダクト７８と、これの下面より
下向きに突出した２つの熱風噴出ノズル７９を有してい
る。頂部シール部材８０は、上記底部シール部材１０３
とほぼ同様のもので、外気遮断カバー６５頂壁上にブラ
ケット８１を介して垂直下向きに支持されたシリンダ８
２のロッド８３に一対のリンク８４，８５を介して連結
されている。頂部三角フラップ形成部材８７の両側下方
には一対のスポット・ヒータ８８，８９が配置されてお
り、これらのヒータ８８，８９により水平に突出した頂
部三角フラップヨの下面が加熱される。両頂部三角フラ
ッブ圧着部材９２，９３は、ともにホルダー９，２０の
切り欠き１９Ａ，２０Ａにゆるく挿通される大きさの逆
三角形の押圧板９４，９５をを有している。両押圧板９
４，９５は、互いに向きあうように水平に支持されたシ
リンダ９６，９７のロッド９８，９９の先端にそれぞれ
取付けられている。つぎに、容器素材イに液体を充てん
包装する動作についいて説明する。マガジン２６により
１つずつ取り出されてチェーンコンベア２７にのせられ
た容器秦材イは、回転体２９にこれの後方より順次送り
込まれ、回転体２９とともに回転して、底部を下にした
垂直姿勢になると、送り側経路の後端部に差し掛かった
両ホルダ１９，２０の間に落下供給される。

こうして供給された容器素材イは、ホルダ１９，２０が
前方に移動することによってホルダ１９，２０で両側か
ら押圧され、かつ吸着部材５１によって後方に引張られ
ることによって各筒状に成形される。ついで容器素材イ
が前方に送られて熱風噴射ノズル１０１，１０２上に位
置すると、その底部開□が加熱される。さらに容器素材
イが前進して底部シール部材１０３の直上に位置すると
、これらによってシール用緑部バネルルが挟圧されて閉
じられる。容器素材イがさらに前進して殺菌用ガス噴射
装置５８のガス噴射ノズル６３直下に位置すると、昇降
操作シリンダ５９によってガス噴射ノズル６３が下降し
て容器頂部カバー６４により閉塞され、同時にソレノィ
ド・バルブ６２が開いてガスが噴射され、容器素材イ内
の殺菌が行なわれる。殺菌済の容器蓑材イは、第７図に
詳しく示すように段差２３Ａを乗り越えることによって
底部二が平坦に成形された後に、充てんノズル７１の直
下に侵入せられる。そうすると、容器受台１０８が上昇
して容器素材イが押し上げられ、ノズル７１によって液
体が充てんされる。ついで、容器秦材イが前進するにし
たがって順次、第８図に詳しく示すように、底部三角フ
ラッブ折り曲げ部村１０９，１１川こよって底部三角フ
ラツプカが下向きに折り曲げられ、次の位置に送られて
底部三角フラツプカはその対向内側面が、第９図に詳し
く説明するように、スポット‘ヒータ１１１，１１２に
より加熱され、その底部三角フラップカが対向内方に底
部三角フラップ折返し部材１１３，１１４によって折込
まれる。他方底部三角フラップカの折込み・接着と平行
して、容器頂部オが熱風噴出ノズル７９からの熱風によ
って加熱される。容器素材イが送られて頂部シール部材
８０の直下に位置すると、同シール部材８川こより容器
素材イの頂部が閉じられる。これと同時に、上昇してき
た圧着部材１１５が当接してわずかに押上げられ、底部
三角フラツプカの圧着・冷却が行なわれる。この頂部シ
ールにさし、しては、上述したようにホルダ１９，２０
の対向間隙が狭められ、圧着部材１１５の上昇および頂
部シール部村８０の下降によって、容器素材イ内部の空
気が押し出される。ついで、頂部の閉じられた容器秦材
イが前進すると、頂部三角フラツプ形成部材８７によっ
て頂部オが頂部三角フラップヨを突出させて平坦に成形
され、かつ頂部三角フラップヨの下面がスポット・ヒー
タ８８，８９によって加熱される。さらに容器素材イが
前進すると、頂部三角フラップヨは、頂部三角フラップ
折返し都材９０，９１によって下方に折曲げられ容器側
壁にそわされる。容器素材イがついで前進すると、頂部
三角フラツプ圧着部材９２，９３によって左右両側から
押圧されることにより、頂部三角フラツプヨの強力な接
着が行なわれる。このようにして、内容物が充てんされ
、かつシール・包装された完成容器は、排出チェーンコ
ンベア１１７にのせられて排出される。発明の効果 この発明によれば、容器搬送コンベア搬送経路後端上方
に、角筒状に成形可能で頂部および底部が開□されかつ
偏平状に折り畳まれている容器素材を容器搬送コンベア
に供給する容器素材供鎌倉装置が配置されるとともに、
同搬送経路にそって、偏平状容器素材を広げて角筒状に
成形する容器素材成形装置と、角筒状容器素材の底部を
閉じて容器底壁を形成する容器底壁成形装置群と、底部
の閉じられた容器素材に内容物を充てんする充てん装置
と、内容物の充てんされた容器素材の頂部を閉じて容器
頂壁を形成する容器頂壁成形装置群とがそれぞれ配置さ
れているので、角筒状に成形可能で頂部および底部が関
口されかつ偏平状に折り畳まれている容器素材を、容器
搬送コンベアに供給し、容器素材がコンベアより搬送さ
れている間に、偏平状容器素材を広げて角筒状に成形し
、角筒状容器素材の底部を閉じて容器底壁を形成し、底
部の閉じられた容器素材に内容物を充てんし、内容物の
充てんされた容器素材の頂部を閉じて容器頂壁を形成す
ることができる。

したがって、従来のようにロール紙より容器を形成する
のに比べて、高速かつ合理的に包装作業を行うことがで
きる。また容器搬送コンベアが、一対の並列状水平循環
エンドレスチェーンと、両チェーンの長さ方向に一定間
隔をおいて外向きに取付けられた平面視コ形の多数のホ
ルダとを備えており、ホルダの高さは完成容器の高さと
一致するように形成され、ホルダの左右外側壁上端部に
は、折り返される頂部三角フラップの逃げとなる切り欠
きが形成され、ホルダが送り側経路に差し掛かったとき
に、その後端部においてホルダは相互の間に偏平状容器
素材を受け入れることのできる間隔をおいて向き合わせ
られるとともに、そこよりチェーンとともに前方に移動
するにしたがってその間隔が漸次狭められて互いに接近
し、接近時に筒状容器素材の外周面にそわされる間隔を
おいて向きあわせられるようになされており、容器素材
成形装置が、偏平状容器素材を受け入れた両ホルダの間
に進入して同容器素材を後方に引張る水平移動自在な吸
着部材を備えているので、偏平状に折り畳まれた容器素
材を、その両縁部をホルダによって両側から押すととも
に、その一部を吸着部材によって吸着して後方に引張る
ことにより、確実に筒状に広げることがきる。

さらにホルダの送り側移動経路の下方にこれと平行にホ
ルダに保持された容器素材の底部を受けて案内するレー
ルが設けられ、レールの充てん装置より後方に切り欠き
が形成されるとともに、切り欠きと充てん装置との間に
前上りの傾斜状段差が形成され、容器底壁成形装置群が
、切り欠きに配置されかつ容器素材の底部閉口緑を両側
から挟圧する開閉自在な前後一対の底部シール部材を備
えており、容器素材が段差を乗り越えることによって容
器素材の底部が一対の底部三角フラップを左右方向にそ
れぞれ突出させた状態で平坦に成形されるようになされ
ているので、他に手段を用いることなく、容器素材の底
部を確実に成形することができる。

さらに、容器底醸成形装置群がさらに、レールの段差の
前方に配置されかつホルダの左右両側面下縁部にそわさ
れた対向面および側面より見てレールの上面を横切る前
下りの下向き傾斜面を有する左右一対の底部三角フラツ
プ折り曲げ都材と、底部三角フラップ折り曲げ部材前方
のレールの両側に配置されかつレールの上面と同じ高さ
の上面および前狭まりの対向状内向き傾斜面を有する左
右一対の底部三角フラツプ折り返し都材と、底部三角フ
ラップ折り返し部材の前方に配置されかつ昇降自在な底
部三角フラツプ圧着部材とを備えており、容器頂壁成形
装置群が、充てん装涜より前方のレール上に配置されか
つ容器素材の頂部関口縁を両側から挟圧する開閉自在な
前後一対の頂部シール部村と、頂部シール部材より前方
のレール上方に配置されかつホルダの頂部とほぼ同じ高
さの下向き水平面を有する頂部三角フラップ成形部材と
、頂部三角フラツブ成形部村の前方に配置されかつホル
ダの左右両外側面上縁部にそわされた対向面および側方
より見てホルダの上縁を横切る前下りの下向き傾斜面を
有する左右一対の頂部三角フラップ折り返し都村と、頂
部三角フラップ折り返し部材の前方に配置されかつホル
ダの切り欠きを挿通して相互に接近・離隔しうる左右一
対の頂部三角フラツプ圧着部材とを備えているので、ホ
ルダが上述のように形成されていることによって形状保
持手段として作用することと相まって、容器素材を１つ
のホルダに保持したまま移動させることにより、他に移
し換えることなくその姿勢を変えることなく所要の形状
に成形することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は容器素材の斜視図、第２図は容器素材の成形過
程を示す説明図、第３図は完成容器の斜視図、第４図は
この発明による包装機械の垂直断面図、第５図は第４図
のＶ−Ｖ線にそう断面図、第６図は第５図のＷ一Ｗ線に
そう断面図、第７図および第８図は第４図の要部拡大図
、第９図は簾５図のＫ一Ｘ線にそう断面図である。 １・…・・容器搬送コンベア、１１〜１４…・・・エン
ドレスチェーン、１９，２０……ホルダ、１９Ａ，２０
Ａ……切り欠き、２３……レール、２３Ａ・・・…切り
欠き、２３Ｂ…・・・段差、２５・…・・容器素材供給
装置、５０・・・・・・容器素材成形装置、５１・・・
・・・吸着部材、７０・・・・・・充てん装置、８０・
・・・・・頂部シール部材、８７・・・・・・頂部三角
フラップ形成部材、９０，９１・・・・・・頂部三角フ
ラツプ折り返し部材、９２，９３・・・・・・項部三角
フラップ圧着部材、ｌｏ３・・・・・・底部シール部材
、１０９，１１０．．・．．・底部三角フラップ折り曲
げ都材、１１３，１１４・・・・・・底部三角フラップ
折り返し部材、１５・・・・・・底部三角フラップ圧着
部材、イ…・・・容器素材、力・・・・・・底部三角フ
ラツプ、ヨ・・・・・・項部三角フラツプ。 第１図第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 第７図 第８図 第９図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 容器搬送コンベア１の搬送経路後端上方に、角筒状
   に成形可能で頂部および底部が開口されかつ偏平状に折
   り畳まれている容器素材（イ）を容器搬送コンベア１に
   供給する容器素材供給置２５が配置されるとともに、同
   搬送経路にそって、偏平状容器素材（イ）を広げて角筒
   状に成形する容器素材成形装置５０と、角筒状容器素材
   （イ）の底部を閉じて容器底壁を形成する容器底壁成形
   装置群と、底部の閉じられた容器素材（イ）に内容物を
   充てんする充てん装置７０と、内容物の充てんされた容
   器素材（イ）の頂部を閉じて容器頂壁を形成する容器頂
   壁成形装置群とがそれぞれ配置され、 容器搬送コンベ
   ア１が、一対の並列状水平循環エンドレスチエーン１１
   〜１４と両チエーン１１〜１４の長さ方向に一定間隔を
   おいて外向きに取付けられた平面視コ形の多数のホルダ
   １９，２０とを備えており、ホルダ１９，２０の高さは
   完成容器の高さと一致するように形成され、ホルダ１９
   ，２０に左右外側壁上端部には、折り返される頂部三角
   フラツプ（ヨ）の逃げとなる切り欠き１９Ａ，２０Ａが
   形成され、ホルダ１９，２０が送り側経路に差し掛かっ
   たときに、その後端部においてホルダ１９，２０は相互
   の間に偏平状容器素材（イ）を受け入れることのできる
   間隔をおいて向き合わせられるとともに、そこよりチエ
   ーン１１〜１４とともに前方に移動するにしたがってそ
   の間隔が漸次狭められて互いに接近し、接近時に筒状容
   器素材（イ）の外周面にそわされる間隔をおいて向きあ
   わせられるようになされており、 容器素材成形装置５
   ０が、偏平状容器素材（イ）を受け入れた両ホルダ１９
   ，２０の間に進入して同容器素材（イ）を後方に引張る
   水平移動自在な吸着部材５１を備えており、 ホルダ１
   ９，２０の送り側移動経路の下方にこれと平行にホルダ
   １９，２０に保持された容器素材（イ）の底部を受けて
   案内するレール２３が設けられ、レール２３の充てん装
   置７０より後方に切り欠き２３Ｂが形成されるとともに
   、切り欠き２３Ｂと充てん装置７０との間に前上りの傾
   斜状段差２３Ａが形成され、 容器底壁成形装置群が、
   切り欠き２３Ｂに配置されかつ容器素材（イ）の底部開
   口縁を両側から狭圧する開閉自在な前後一対の底部シー
   ル部材１０３を備えており、 容器素材（イ）が段差２
   ３Ａを乗り越えることによって容器素材（イ）の底部が
   一対の底部三角フラツプ（カ）を左右方向にそれぞれ突
   出させた状態で平坦に成形されるようになされており、
   さらに、容器底壁成形装置群がレール２３の段差２３
   Ａの前方に配置れかつホルダ１９，２０の左右両側面下
   縁部にそわされた対向面および側面より見てレール２３
   の上面を横切る前下りの下向き傾斜面を有する左右一対
   の底部三角フラツプ折り曲げ部材１０９，１１０と底部
   三角フラツプ折り曲げ部材１０９，１１０前方レール２
   ３の両側に配置されかつレール２３の上面と同じ高さの
   上面および前狭まりの対向状内向き傾斜面を有する左右
   一対の底部三角フラツプ折り返し部材１１３，１１４と
   、底部三角フラツプ返し部材１１３，１１４の前方に配
   置されかつ昇降自在な底部三角フラツプ圧着部材１１５
   とを備えており、 容器頂壁成形装置群が、充てん装置
   ７０より前方のレール上に配置されかつ容器素材（イ）
   の頂部開口縁を両側から挾圧する開閉自在な前後一対の
   頂部シール部材８０と、頂部シール部材８０より前方の
   レール２３上方に配置されかつホルダ１９，２０の頂部
   とほぼ同じ高さの下向き水平面を有する頂部三角フラツ
   プ成形部材８７と、頂部三角フラツプ成形部材８７の前
   方に配置されかつホルダ１９，２０の左右両外側面上縁
   部にそわされた対向面および側方より見てホルダ１９，
   ２０の上縁を横切る前下りの下向き傾斜面を有する左右
   一対の頂部三角フラツプ折り返し部材９０，９１と頂部
   三角フラツプ返し部材９０，９１の前方に配置されかつ
   ホルダ１９，２０の切り欠き１９Ａ，２０Ａを挿通して
   相互に接近・離隔しうる左右一対の頂部三角フラツプ圧
   着部材９２，９３とを備えている、包装機械。