JPS60108424A - 分子量分布のシヤ−プなポリオキシテトラメチレングリコ−ルを得る方法 - Google Patents

分子量分布のシヤ−プなポリオキシテトラメチレングリコ−ルを得る方法

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JPS60108424A
JPS60108424A JP21511183A JP21511183A JPS60108424A JP S60108424 A JPS60108424 A JP S60108424A JP 21511183 A JP21511183 A JP 21511183A JP 21511183 A JP21511183 A JP 21511183A JP S60108424 A JPS60108424 A JP S60108424A
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JP
Japan
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molecular weight
ptmg
water
amount
methanol
Prior art date
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Pending
Application number
JP21511183A
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English (en)
Inventor
Atsushi Aoshima
青島 淳
Shoichiro Tonomura
外村 正一郎
Tomio Sato
富雄 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd, Asahi Kasei Kogyo KK filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポリオキシテトラメチレングリコール(以下
PTMGと略す)の低分子量部分、または高分子蓋部分
、あるいはそれら画部分を除くことにより分子量分布の
シャープなPTMG’e得る方法に関するものである。
PTMGはスノぞンデツクスやポリウレタンの主要原料
である有用なポリマーである。スパンデックスの原料と
しては数平均分子量が800〜3000程度のものが用
いられるが、工業的に入手可能なPTMGは一般に広い
分子量分布を持ってお如、オリゴマーから数万にも達す
る高分子量体までが含まれている。一方、スパンデック
ス物性の上からは、この様な低分子量体及び高分子量体
を含まない、分子量分布のシャープなPTMGを用いる
ことが好ましいと云われている。
分子量分布のシャープなPTMGを得る方法としては、
特開昭50−75697号公報には、PTMGを酸型陽
イオン交換樹脂の存在下、約120〜150℃の温度で
、低分子量部分を解重合することにより分子量分布のシ
ャープなPTMGを得る方法が示されている。しかしこ
の方法は、イオン交換樹脂の使用限度近い高温での反応
を必要とし、しかも分子量分布のシャープなものを得る
には原料PTMGの15チ〜40%を解重合してテトラ
ヒドロフランとする必要があり、コスト的な問題がある
。さらにこの方法では高分子蓋体を除くことは不可能で
ある。
一般に低分子量体と高分子量体とを共に除くことの可能
な方法としては、ポリマーの良溶媒と貧溶媒を組合わせ
た分別法#沃が知られている。。
しかし、PTMGの良溶媒と貧溶媒である水とを組合せ
た系ではエマルジョン化する問題があり今までに分別沈
澱の可能な誠は見出されていない。
このエマルジョン化の問題を解決する方法として、米国
特許第3478109号明細書には、PTMGをベンゼ
ン、トルエン等の溶媒に溶かした後に、メタノール−水
の混合溶媒を作用させてPTMGの低分子量体を抽出し
て除く方法が示されているが、この方法では、低分子量
体しか除去しえないという欠点を有する。
本発明者はPTMGに対する種々の良溶媒と水、ヘキサ
ン、アセトニトリル等の貧溶媒とを用いた分別沈澱法に
ついて詳しく再検討した。
その結果、一般に分別沈澱法では、多量の貧溶媒を用い
るほど沈澱量は多くなるが、PTMGに対してメタノー
ル−水又はエタノール−水を用いた場合には驚くべきこ
とに第1図にメタノール−水の例で示した様に、一定の
水量の所で沈澱量は最大になりそれを越える水を加える
とエマルジョン化が激しくなり沈澱量は減少し、分子量
による分別は行なえなくなり、それ以下の水量において
のみ分子量による分別が可能であることを見出し、この
知見を基にして本発明を成すに至った。
すなわち、本発明は、PTMGとメタノール使用−ルの
存在下に接触させ、水量に応じた高分子量体からの分子
量分別沈澱を行ない、高分子量部分及び/または低分子
量部分を除去することにより分子量分布のシャープなP
TMG’に得る方法である。
本発明法は具体的にはたとえば以下の(、) −(b)
の方法によシ実施する。
(a) P T M G ’eメタノール、又はエタノ
ールに溶かし、次いで水を白濁が生ずる量以上加えるこ
とにより、あるいは上記水濃度に調節したメタノール−
水又はエタノール−水混合溶媒とPTMGを混合するこ
とにより、高分子量体のPTMGを固体あるいは液体で
沈降させて二相に相分離して除去し、上相を脱溶媒する
ことで高分子量部分の除かれたPTMGを得る方法。
(b)、PTMGをメタノール又はエタノールに溶かし
、次いで水をメタノール使用量の1.7倍重量以下又は
エタノール使用量の3.0倍重量以下の範囲で加えるこ
とにより、あるいは上記重量比に調節したメタノール−
水又はエタノール−水混合溶媒とPTMGを混合するこ
とによシ、低分子量体のPTMGを除いた部分を固体あ
るいは液体で沈降させて分離回収し、次いで脱溶媒する
ことで、低分子量部分の除かれたPTMGを得る方法。
上記(、)の方法で二相に相分離させて下相を除いた後
、上相溶液に水をメタノール量の1.7倍重量以下又は
エタノール量の3.0倍重量以下の範囲内で、史に加え
ることにより、あるいはメタノール又はエタノールを蒸
留等で除き、水のアルコールに対する重量比を上記範囲
まで高めることにより、低分子量PTMGのみを溶解さ
せて残し、他の部分を 5 一 固体あるいは液体で沈降させて分離回収し、脱溶媒する
ことで低分子量部分及び高分子量部分の除かれたPTM
Gを得る方法。
本発明で使用するPTMGには特に制約はないが、数平
均分子量は分子量分布にもよるが、800〜6000程
度が好ましい。
PTMG使用量に対する溶媒使用量の重量比は0.5〜
20が好ましい。0.5未満では分子量による分別がう
まく行なわれず、分子量分布はあまりシャープにはなら
ない。20を越える溶媒を用いても効果に差はなく新た
な利点は生じない。
PTMGのアルコール溶液に添加して白濁を生ずる水量
はPTMGの分子量、PTMG(111度、温度等によ
って変化するが、数平均分子量1750、濃度20重量
%、温度25℃での値は、メタノールを用いた場合はメ
タノール量の約0.35倍重量、エタノールを用いた場
合はエタノール量の約0.75倍重量である。
原料PTMGから高分子量体を除く場合には、白濁量を
若干上まわる量の水を加えて、沈降した部 6− 分を除くが、水量を多くしすぎると、有用な分子量部分
1で沈降して好1しくない。最適水量は条件により多少
変動するが、白濁を生ずる量から、その1.4倍量の範
囲である。
低分子量体を除く場合には、尚分子量体を除く場合に比
べて水を多量に加え、沈降した部分を回収するが、メタ
ノールを用いた場合にはその1.7倍重量を越える量の
水を加えることによシ、エタノールを用いた場合には3
.0倍重量を越える量の水を加えることにより、エマル
ジョン化して低分子量体を選択的に分離するのが困難と
なる。逆に水量が少ないと、有用な分子量部分も沈降せ
ずPTMGの回収率が低下して好ましくない。エマルジ
ョンをおこさせず短時間に相分離を行ない、しかも収率
よく必要な部分を回収するためには、メタノール量の1
.7倍重量以下またはエタノール量の3.0倍重量以下
の水量で行なう必要がある。
温度は使用溶媒の沸点以下で行なうのが好ましいが、低
分子量体を選択性良く分離するためには30℃以下で行
なうのが良い。約15℃以下では、PTMGは固体とし
て沈澱するが、PTMGを多く回収したい場合には低温
の方が好ましい。
水添加後、完全に相分離するまでには数時間〜数十時間
が必要であるが、遠心分離を行な′うことで時間を短縮
することが可能であり、得られ不結果にも有意な差はな
い。実施形式は、攪拌装置、相分離槽、蒸留装置あるい
は、攪拌装置、遠心分離機、蒸留装置等を用いたパッチ
式、連続式のいずれも実施可能である。
本発明では分子量分布の尺度として(1)式で示される
多分散度(d)を用いる。
d ” M w/ M□・・・・・(1)ここで、Mn
は数平均分子量、Myは重量平均分子量であり、これら
はゲルパーメイションクロマトグラフイー(GPC)に
より測足した。
以下、実施例を挙けて本発明を説明する。
実施例 l PTMGl、OKp(Mn=1750 d=1.9)を
メタノール4.0 Kgに溶かす。次にH2Oを1.5
2〜添〃口して充分に攪拌した後、23℃で3時間静置
して相分離させる。下相の高分子を体部分を相分離して
除く。
上相にH2Oを’148Ky加えて充分に攪拌した後、
25℃で20時間靜靜置て相分離させ、下相のP TM
G相を回収する。上相には低分子量部分が溶解している
。分離した各相を脱溶媒した結果を表−1に示す。
表−1 実施例2 PTMG 1.3Kf(Mn=1500 d=1.9)
fメタノール3.1 K9に溶かす。次にH2Oを34
〜加えて充分に攪拌したのち、10℃で30時間靜渡し
て相分離させる。低分子量部分の溶解した上相と、下相
を分離して、それぞれ脱溶媒する。その結果を表−2に
示す。
 9− 比較例 I PTMGl、3Kg(Mn=1500. d=1.9 
)をメタノール3.1 K9に溶かす。次にH2Oを7
.8胸(H20/メタノールz252)加えて充分に攪
拌したのち、10℃で30時間靜渡して相分離させる。
上相は白濁している状態であるが、上相と下相を分離し
て、それぞれ脱溶媒する。結果を表−3に示す。上相に
比較的高分量体が残っており、下相からのPTMG回収
率も原料の約48チと低い。
表−3 実施例 3 PTMG (Mn=1750. d=1.9 ) 40
 gを エタノール160gに溶かす。H2Oを120
g加えて充分に攪拌する。この液を10℃で20分間遠
心分原(5000RPm)を行ない、相分離きせ、高分
子量体を含む下相を除く。上相に、H2Oを420g加
えて攪拌した後、同じ(10℃で20分間遠心分離(5
000RPm)’iz行ない相分離させる。各相をそれ
ぞれ脱溶媒してPTMGを回収した。その結果を表−4
に示す。
表−4 実施例 4 PTMG (Mn=1500. d=1.9 ) 10
0 gをメタノール500gに溶かす。H2Oを195
g加えて充分に攪拌したのち、10℃で3時間静置して
相分離させる。各相を脱溶媒してPTMG’i回収する
。下相より高分子量体PTMGが、上相から精製PTM
Gが得られる。その結果′ff:表−5に示す。
表−5
【図面の簡単な説明】
第1図は数平均分子量1500のPTMGを20wt%
の曖度で溶かした時の25℃、24時間靜直置後PTM
Gの沈澱率(沈澱したPTMG/仕込PTMGX100
)と水一度との関係を示す図表である。 特許出願人 旭化成工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリオキシテトラメチレングリコールとメタノール使用
    量の1.7倍重量以下またはエタノール使用量の3.0
    倍重量以下の水とをメタノール及び/またはエタノール
    の存在下に接触させ、水量に応じた高分子量体からの分
    子量分別沈澱を行ない、へ高分子量部分及び/または低
    分子量部分を除去することによシ分子量分布のシャープ
    なポリオキシテトラメチレングリコールを得る方法
JP21511183A 1983-11-17 1983-11-17 分子量分布のシヤ−プなポリオキシテトラメチレングリコ−ルを得る方法 Pending JPS60108424A (ja)

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