JPS60108386A - ガウジングカ−ボンの製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電気アークとエヤーによって金属を加工する
カーボンアークガウジング法に使用されるガウジングカ
ーボンの製造法に関するものである０ 従来例の構成とその問題点 一般に、ガウジングカーボンは、焼結したカーボン棒に
銅メッキを施して得られる。銅メッキはガウジングカー
ボンの導電性向上と使用時の酸化−ボン焼結体は多孔質
であるため銅メツキ時に硫酸および硫酸銅からなるメッ
キ液をカーボン重量の２０％前後吸収してしまい、メッ
キ後に乾燥した場合、メッキ液成分がカーボン中に残留
したり銅メツキ表面に析出したシする。その結果、外観
を損ね商品価値を低下させるばかりか、保存性能を劣化
させ、又使用時に刺激臭が発生するなどの問題が生じる
。そこで、一般にはカーボン棒本体に防水処理を施し、
メッキ液の浸入を防止しなからメッキを行なっている。

従来の防水法は、パラフィンやシリコーン防水剤をトリ
クレン等の有機溶剤に溶解した防水液中にカーボン棒を
浸漬し、その後乾燥するものであっ／ζ０これら従来法
による防水では、メッキ液の浸入を防止しようと防水処
理を強くずればする稈メッキのイ・］着が悪くなる傾向
があり、銅メツキ表向がざらつい／こりピンホールが発
生したりし、又使用Ｉ１．！ＪＫ銅メッギが溶解剥離す
るという問題が発生したりしていた。メッキの付着を良
くするためＩ／′ｒ巨、Ｉ＋（＋ＴＩ−’１　ｑしＩｆ
ｆ？、ｉ−１１４ｈ−２＆’Ｈ，＆−、ドＩ／ｒ　Ｊ−
１＝ｌ−ｍ　Ｉｆｆ浸漬しておくなどの処置を取ると効
果があるが、逆にメッキ液の浸入が増加し、前述の問題
に戻っ一’ｌまう０つまり、従来の防水法では、カーボ
ン内部まで防水液が浸透しても、次の乾燥工程で防水液
が全て表面に移行してカーボン表面のみが防水され、カ
ーボン内部は全く防水されないため、メッキ液の浸入を
防止し、かつメッキの何着が良好であるという微妙な防
水処理条件を維持、コントロールすることはきわめて困
難であった。さらに、溶媒として有機溶剤を使用するた
め、コスト高となり、取り扱いに注意を要し、環境安全
向でもしばしば問題が起きていた。

発明の目的 本発明は、メッキ液の侵入を防止し、かつメッキの付着
が良好で、コストが安く取り扱いの容易なガウジングカ
ーボンの防水方法をＪｉｌ、ｉ供することを目的とする
。

発明の構成 本発明は、水溶性タイプのフッ素樹脂系防水剤を主剤と
し、これを水で適正濃度に希釈し、さらにアルコール又
は表面活性剤の両方又は一方を適当量加えた防水液にカ
ーボン棒本体を適当時間浸漬し、次いで常温もしくは加
熱によって乾燥させて、カーボン棒本体の内部および外
表面に防水性ｆ：与え、しかる後に従来と同じく銅メッ
キを行なおうとするものである。

水溶性タイプの防水剤を選択した理由は、溶媒が水であ
るからコストが安く取り扱いが容易であるからである。

なお、防水剤濃度は１〜１ｏ重量゛んが適当である。フ
ッ素樹脂系にした理由は、防水性が強く、かつメッキも
付着し易いという性質が水溶性のノリコーン樹脂系防水
剤等よりも濠れていることが実験的に確認されたことと
、化学的に安定しているということからである。しかし
ながら、この種防水剤は元来紙や布等の厚みの薄い、ｌ
の防水用として開発されたもので、この１捷てＣ」、カ
ーボンの防水には適さない。即ち水溶性であるだめカー
ボン中心部寸で浸透しに＜＜、又浸透したとしても次の
乾燥工程で防水液が殆んどカーボン表１ｎ」に移行し、
内部が防水されないからである。そこで、本発明者らは
、種々の検Ｊ・」実験を行ない、アルコーノへ表面活性
剤を少量混合すると、防水剤の性能が著しく向上するこ
とを見いだした。アルコールを混合すると防水液の浸透
性が向上し、又表面活性剤を添加すると防水液がカーボ
ン中によく分散され、乾燥工程での防水液の表面移行が
少なくなり、カーボン内部寸で防水されるものと思われ
る。このことによって防水条件の巾を広げることができ
、維持コントロールが容易になる。

アルコールとしてはインプロピルアルコール（以下１．
Ｐ、Ａで表す。）が適当で、その混合量は防水液全体に
対して５〜２０重量％が適当である０表面活性剤として
は、アルキルベンセンスルフメン酸（以下Ａ、Ｂ、Ｓで
表ず０）が適しており、その添加量は０．１〜１重量％
が適当であるＯこれらはそれぞれ単独で使用してもある
程度効果はあるが、併用することが望ましい。カーボン
棒の特性に応じて選択すべきことである。カーボン棒の
防水液中への浸漬時間は１０〜３０分が適当で、液温は
常温でよい。浸ｉ１＋ｆ後の乾燥は１５０“′Ｃ以下が
適当で、常温自然乾燥でもかまわない。

実施例の説明 直径８ｍノ〃、長さ３０５　ＭＩＬＬのカーボン棒を本
発明に従って防水しメッキした例を次に示す。

（１）防水液組成 （２）浸漬時間 １６分（常温） （３）乾燥条件 ９０”Ｃで３０分 上記（１）　、　（２）　、　（３）の条件で防水した
カーボン棒を従来通りに銅メッキしたところ、メッキの
付着は良好で、メッキ液のカーボン中への浸入はカーボ
ン重量の１°九以下であった。従って、メッキ後の乾燥
でメッキ液成分の表面への析出もなく、使用時に刺激臭
が発生するなどの問題は全くなかった。

発明の効果 以上のように本発明によれば、メッキ液の浸入を防ｄ二
し、かつメッキの何名が良好でなければならないという
困難な要求に極めて容易に対地でき、又、製造コストが
下がり、環境安全面も向」ユする。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水溶性のフッ素樹脂系防水剤に水、及びアルコールと表
   面活性剤の少なくとも一方を適量混合した防水液中にカ
   ーボン棒本体を浸漬し、次いで乾燥して前記カーボン棒
   本体に防水性を与えることを特徴とするガウジングカー
   ボンの製造法。