JPS60104581A - 布地等の生地又は生地と異質の材料との糊着方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は布地等の生地又は生地と異質の材料との纏着方
法に関するものである。

従来、表生地と裏生地等２枚の生地を重ねて縫着する場
合、上に重ね合わせた生地がミシンの押え金に引っ掛か
ってずれるのを防ぐために、表生地と裏生地を仮止めす
る必要があった。

この仮止めをいちいち手作業で縫い合わせたり、液状糊
に依って糊付けしたりしていたので作業能率が非常に悪
く、又この場合糊が不必要な範囲まで浸透して変色の原
因ともなっていた。又、極一部では化繊生地の材質を利
用して超音波ウェルダーに依り生地そのものを相互に溶
着していたが、純毛、綿、絹等の天然素材の生地等や天
然繊維と化繊の混紡生地及び毛足の長い生地等は相互に
溶着することが出来なかった。

本発明はこのような不都合を解決する目的で開発された
もので例えば表生地と裏生地の間に糊剤をテープ状にし
て挾み込み、該糊テープ挾持個所を超音波等の振動発生
装置に依り波長を合わせて、糊剤の分子のみを振動させ
自己発熱させて所定個所を溶融し、外方より静圧を加え
れば、天然素材の生地や天然繊維を含む混紡生地及び毛
足の長い生地等をも仮１トめすることを可能とした纏着
方法をその目的とするものである。

本発明に係る纏着方法につき説明するに、布地等の生地
（１）（２）間又は生地と異質の材料間に適宜の糊剤（
３）を介在させ、超音波等の振動発生装置（４）に依り
糊剤の分子のみを振動発熱させて溶融し、生地外方より
適宜手段（５）（８）に依り静圧を加えて所定の個所を
糊着するようにしたもので、糊剤（３）は液状、粉末状
又はテープ状に形成するとポイントでも線状にも溶着す
ることが可能であり、残余の糊はそのまま洗い流せるの
で不必要に痕跡が残らないので取り扱いに都合が良い。

生地（１）（２）間に介在させた糊剤（３）に波長を合
わせ、超音波、高周波、電磁波等の振動発生装置（４）
を使用して例えば約６０〜７０ミクロンの振幅で、約２
８キロヘルツ程度の周波数で振動させると糊は自己発熱
して、その周縁の生地を変質させずに糊だけを溶融する
。

そこで例えば発振体（６）上に於いて上方より押圧杆又
はローラー等の加圧器（５）に依り静圧を加えて布地を
纏着固定することが可能となる。

以上のような方法に依って本発明は次のような効果を奏
する。

本発明の方法に依って糊テープ等を介在させた個所を超
音波等の振動発生装置に依り外方より糊を溶融して溶着
するので、天然素材の生地や天然ｍ＃Ｉを含む混紡生地
及び毛足の長い生地等も容易に仮止めすることが出来る
ようになったことに依り、従来仮止めすることが出来な
かった異素材に依る生地同士をも容易に仮止め出来るの
で使用に際しては素材を選ばず、裏生地やパッチワーク
等として使用出来る生地範囲が広がり、更に柄物の生地
では柄合わせをして縫製しなければならず仮止めを必要
としていたが、本発明の纏着方法に依り従来天然素材の
生地や天然繊維を含む混紡生地及び毛足の長い生地等を
手作業で仮止めしていたため、作業能率が非常に悪かっ
たが、この方法に依って柄物生地も容易に仮止め出来る
ようになった極めて有効な布地等の生地又は生地と異質
の材料との纏着方法の優れた発明である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は振動発
生装置に依り糊テープを振動させ生地を糊着する状態を
示す断面図、第２図は発熱して溶融した糊を介在する生
地を外側より静圧を加えて糊着する状態を示す斜視図で
ある。 （１）・・・１１番布地等の生地 （２）争・・・ｅ布地等の生地又は異質の材料（３）・
・・・・糊剤 （４）・番φ・・振動発生装置 （５）・参・争・加圧器 （６）・・・・・発振体 特許出願人　グレースミシン株式会社 代理人弁理士　若　林　拡。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ｌ）布地等の生地（１）（２）間又は生地と異質の材料
   間に適宜の糊剤（３）を介在させ、超音波等の振動発生
   装置（４）に依り糊剤の分子のみを振動発熱させて溶融
   し、生地外方より適宜手段（５）　（８）に依り静圧を
   加えて所定の個所を纏着するようにした布地等の生地又
   は生地と異質の材料との纏着方法。