JP3098715B2 - 化粧用塗布具の製造方法及び化粧用塗布具 - Google Patents

化粧用塗布具の製造方法及び化粧用塗布具

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JP3098715B2 JP08225422A JP22542296A JP3098715B2 JP 3098715 B2 JP3098715 B2 JP 3098715B2 JP 08225422 A JP08225422 A JP 08225422A JP 22542296 A JP22542296 A JP 22542296A JP 3098715 B2 JP3098715 B2 JP 3098715B2
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昭夫 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧の塗布に用い
られる化粧用塗布具及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パウダーパフ等の化粧用塗布具を
製造する場合には、大きく分けて縫製加工によるもの
と、各種接着剤を用いた接着加工によるものとがある。
【0003】縫製加工による場合には、まず、適宜大に
裁断した一対の塗布部構成用の塗布部材を中表に合わ
せ、この合わせた中表の直径部分には弛み分を加えて裁
断したリボンを挟み、縫代通りに周囲をミシンで縫うと
ともに、一部に未縫製部分を残す。そして、この縫製し
た塗布部材の上に芯材を置いて、手作業で未縫製部分か
らひっくり返して表を出し、前記未縫製部分を手で絎
(く)けて製品を完成させていた。
【0004】また、接着加工によるものでは、芯材と塗
布部材の所定位置に加熱溶融型接着剤を塗布して加熱
し、芯材と塗布部材とを接着固定する方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の技術では、例えば縫製加工による場合に
は、製造工程が手作業によるため、製造に時間が掛かり
製造効率が悪いという問題があった。
【0006】また、加熱溶融型接着剤を塗布する方法の
場合には、加熱により接着剤が硬化して表面の塗布部材
と接着するので、化粧用塗布具としての微妙な使い心地
に影響していた。
【0007】さらに、加熱溶融型接着剤を使わずに、非
加熱性の接着剤を塗布する方法も試みられているが、接
着剤の分量が不足したり、逆に、多すぎてはみ出した
り、製品によりばらつきが多く塗布具としての柔軟性や
化粧用具としての美麗さを阻害するという問題があっ
た。
【0008】また、上記の各製造方法で製造された化粧
用塗布具では、例えば製品全体を洗浄する際に芯材が内
部でズレて偏在してしまい、使用の際に支障をきたすと
いう問題があった。
【0009】そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされ
たものであり、製造効率を向上させるとともに、化粧用
具としての機能を阻害することのない化粧用塗布具及び
その製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、表面が化粧の塗布に用いられる塗布部と、
この塗布部内部に位置し全体の芯となる芯材とから成る
化粧用塗布具を製造する化粧用塗布具の製造方法におい
て、前記芯材を前記塗布部を構成する塗布部材の裏面中
央部に載置する工程と、この工程により載置された芯材
の外周部を前記塗布部材の外周部分で包み込む工程と、
この工程により包み込まれた前記芯材の中央部と前記塗
布部材の外周部とを少なくとも片面に粘着性を有した第
1の接着シートで接着固定して半製品を製造する工程
と、この工程により製造された2つの半製品を前記第1
の接着シートを接着した側で互いに向かい合わせるとと
もに、この2つの半製品間に両面に粘着性を有した第2
の接着シートを挟み込む工程と、前記2つの半製品を前
記第2の接着シートが挟み込まれた状態で外側から加圧
することにより前記2つの半製品の向かい合せ面全体を
接着固定する工程とを含むことを特徴とする。
【0011】また、上記課題を解決するために本発明
は、内部に芯材を介在させた塗布部の表面を化粧の塗布
に用いる化粧用塗布具において、前記塗布部を構成する
塗布部材の裏面中央部に載置された芯材の外周部が前記
塗布部材の外周部分で包み込まれた状態で、第1の接着
シートによって前記芯材の中央部と前記塗布部材の外周
部とが接着固定された一対の単位構成部品が前記第1の
接着シートが対向するように対向配置されており、外側
から加圧されることにより前記一対の単位構成部品を
記対向面全体で接着固定した第2の接着シートが前記一
対の単位構成部品間に介在していることを特徴とする。
【0012】これにより、第1の接着シートが、塗布部
材の外周部分で包み込まれた芯材の中央部と、塗布部材
の外周部分とを接着固定する。また、第2の接着シート
が、第1の接着シートにより接着固定されて形成された
2つの半製品(単位構成部品)間に挟み込まれるととも
に、外側から加圧されて2つの半製品の対向面全体を接
着固定する。従って、構成部材各部が良好に接着固定さ
れて化粧用塗布具が製造される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0014】図1〜図5は、本発明の化粧用塗布具の製
造工程を説明するための断面図である。
【0015】本発明における化粧用塗布具の基本構成
は、表面が化粧の塗布に用いられる塗布部と、この塗布
部内部に位置し全体の芯になる芯材とで構成され、製造
の際には、まず、図1に示したように、芯材1を塗布部
を構成する塗布部材2の裏面中央部に載置し、次に図2
に示したように、載置した芯材1の外周部を塗布部材2
の外周部分で包み込み、絞り加工する。
【0016】尚、ここで、芯材1の構成材料としては、
例えばウレタン材等が用いられる。また、塗布部材2と
しては、木綿、コットン、ナイロン、ポリエステル、ア
クリル等の素材が用いられる。
【0017】図2に示したように芯材1の外周部を塗布
部材2の外周部分で包み込むと、次に、図3に示したよ
うに、芯材1の中央部と塗布部材2の外周部とを少なく
とも片面に粘着性を有した第1の接着シート3で接着固
定して半製品(単位構成部品)10を製造する。この
際、第1の接着シート3は、塗布部材2の周囲からはみ
出さないように芯材1と塗布部材2とを接着固定する。
【0018】尚、この接着シート3の構成材料として
は、例えばウレタン材等が用いられる。
【0019】次に、上記までの製造工程で製造された2
つの半製品10a、10bを図4に示したように、第1
の接着シート3を接着した側で互いに向かい合わせると
ともに、2つの半製品10a、10bの間に第2の接着
シートとしての両面接着シート4を挟み込む。
【0020】尚、両面接着シート4は、両面が粘着性を
有したものであり、その構成材料としては、例えばウレ
タン材等が用いられる。
【0021】最後に、2つの半製品10a、10bを両
面接着シート4が挟み込まれた状態で外側から上下加圧
し、前記第1の接着シートをも含めた前記半製品の向い
合せ面全体を接着固定する。
【0022】これにより半製品10a、10bが両面接
着シート4を介して両面接着され、図5に示したように
化粧用塗布具11が製造される。
【0023】以上説明したように本実施形態による化粧
用塗布具11及びその製造方法によれば、従来のミシン
縫いや、未縫製部分を絎(く)るといった手作業の製造
時間を必要とせず、また、作業者の熟練を必要としない
ので、製造時間の短縮化が図れるとともに、機械により
大量に安価で製造することができる。
【0024】また、加熱溶融型接着剤を用いた場合のよ
うな加熱接着工程がないので、接着剤が加熱による硬化
することもなく、化粧用具としての微妙な使い心地が良
好であり、柔らかく、美麗な化粧用塗布具を製造するこ
とができる。
【0025】さらに、各接着シートにより、芯材が確実
に接着固定されるので、例えば洗浄の際に芯材が偏在す
ることもなく、丈夫な化粧用塗布具を製造することがで
きる。
【0026】尚、本発明は、上記実施形態に限定されず
種々の変形実施が可能である。
【0027】例えば、上記で図4を用いて説明した両面
接着シート4を挟み込む工程において、必要に応じて手
持ち用のリボン5を取り付ることが可能である。この
際、リボン5は、図4に示したように、例えば半製品1
0a側の塗布部材2の表面と両面接着シート4との間に
挟み込まれることにより、両面接着シート4の片面で接
着される。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、第
1及び第2の接着シートを有効に使用して確実に塗布部
材と芯材を接着固定するこので、従来の手作業による作
業効率を大幅に改良して製造効率を向上させることがで
きるとともに、使い心地等の化粧用具としての機能を損
なうこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による化粧用塗布具の製造工程を説明す
るための断面図
【図2】本発明による化粧用塗布具の製造工程を説明す
るための断面図
【図3】本発明による化粧用塗布具の製造工程を説明す
るための断面図
【図4】本発明による化粧用塗布具の製造工程を説明す
るための断面図
【図5】本発明による化粧用塗布具の製造工程を説明す
るための断面図
【符号の説明】
1 芯材 2 塗布部材 3 第1の接着シート 4 両面接着シート(第2の接着シート) 5 リボン 10 半製品

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面が化粧の塗布に用いられる塗布部
    と、この塗布部内部に位置し全体の芯となる芯材とから
    成る化粧用塗布具を製造する化粧用塗布具の製造方法に
    おいて、 前記芯材を前記塗布部を構成する塗布部材の裏面中央部
    に載置する工程と、 この工程により載置された芯材の外周部を前記塗布部材
    の外周部分で包み込む工程と、 この工程により包み込まれた前記芯材の中央部と前記塗
    布部材の外周部とを少なくとも片面に粘着性を有した第
    1の接着シートで接着固定して半製品を製造する工程
    と、 この工程により製造された2つの半製品を前記第1の接
    着シートを接着した側で互いに向かい合わせるととも
    に、この2つの半製品間に両面に粘着性を有した第2の
    接着シートを挟み込む工程と、 前記2つの半製品を前記第2の接着シートが挟み込まれ
    た状態で外側から加圧することにより前記2つの半製品
    の向かい合せ面全体を接着固定する工程とを含むことを
    特徴とする化粧用塗布具の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の接着シートを挟み込む工程に
    おいて、前記第2の接着シートと前記2つの半製品のう
    ちのどちらか一方の半製品との間に、手持ち用のリボン
    を挟み込む工程を含めたことを特徴とする請求項1記載
    の化粧用塗布具の製造方法。
  3. 【請求項3】 内部に芯材を介在させた塗布部の表面を
    化粧の塗布に用いる化粧用塗布具において、 前記塗布部を構成する塗布部材の裏面中央部に載置され
    た芯材の外周部が前記塗布部材の外周部分で包み込まれ
    た状態で、第1の接着シートによって前記芯材の中央部
    と前記塗布部材の外周部とが接着固定された一対の単位
    構成部品が前記第1の接着シートが対向するように対向
    配置されており、外側から加圧されることにより前記一
    対の単位構成部品を前記対向面全体で接着固定した第2
    の接着シートが前記一対の単位構成部品間に介在してい
    ることを特徴とする化粧用塗布具。
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