JPS60102992A - フツ素イオンとフツ素錯体イオンの分離方法 - Google Patents
フツ素イオンとフツ素錯体イオンの分離方法Info
- Publication number
- JPS60102992A JPS60102992A JP21027083A JP21027083A JPS60102992A JP S60102992 A JPS60102992 A JP S60102992A JP 21027083 A JP21027083 A JP 21027083A JP 21027083 A JP21027083 A JP 21027083A JP S60102992 A JPS60102992 A JP S60102992A
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- JP
- Japan
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- ions
- fluorine
- resin
- ion
- adsorbed
- Prior art date
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- Granted
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- Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
- Water Treatment By Sorption (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、フッ素イオンとフッ素錯体イオンとを含有す
る水溶液を、金属イオンを吸着したアミノアルキレンリ
ン酸型キレート樹脂で処理することにより、水溶液中の
フ・ン素イオンとフッ素錯体イオンを分離する方法に関
するものである。
る水溶液を、金属イオンを吸着したアミノアルキレンリ
ン酸型キレート樹脂で処理することにより、水溶液中の
フ・ン素イオンとフッ素錯体イオンを分離する方法に関
するものである。
今日、フッ素イオンやフッ素錯体イオンは半導体製造業
をはじめとして、各方面にて巾広く利用されている。そ
して、その廃水中にはフッ素イオンおよびフッ素錯体イ
オンが混合された状態で含有されている。現在、その廃
水処理にあたり、フッ素イオンとフッ素錯体イオノは同
一の処理方法を採用することかできす、それぞれ異なっ
た処理方法が用いられている。
をはじめとして、各方面にて巾広く利用されている。そ
して、その廃水中にはフッ素イオンおよびフッ素錯体イ
オンが混合された状態で含有されている。現在、その廃
水処理にあたり、フッ素イオンとフッ素錯体イオノは同
一の処理方法を採用することかできす、それぞれ異なっ
た処理方法が用いられている。
フッ素イオンの処理方法としては、カルシウム塩を添加
して難溶性のフ化カルシウムとして除去する方θ:か多
く採用されているか、この方法ではフッ素イオンは約1
5 mg / lまて除去することかできるものの完全
には除去できす、処理水中にはフッ素錯体イオンとフッ
素イオ/の一部か混合された状態で得られる。また、フ
ッ素錯体イオンの除去方法としては、一般に陰イオン交
換樹脂か使用されている。この陰イオン交換樹脂を使用
した場合、フッ素イオンはほとんと吸着されず、フッ素
錯体イオンを優先的に吸着するもののその吸着したフッ
素錯体イオンを鉱酸て再生溶離した場合、フッ素錯体イ
オンの一部が分解してフッ素イオンとなり、溶離液中に
は、フッ素イオンとフッ素錯体イオンが混合した状態で
得られ、後の処理に問題かある。
して難溶性のフ化カルシウムとして除去する方θ:か多
く採用されているか、この方法ではフッ素イオンは約1
5 mg / lまて除去することかできるものの完全
には除去できす、処理水中にはフッ素錯体イオンとフッ
素イオ/の一部か混合された状態で得られる。また、フ
ッ素錯体イオンの除去方法としては、一般に陰イオン交
換樹脂か使用されている。この陰イオン交換樹脂を使用
した場合、フッ素イオンはほとんと吸着されず、フッ素
錯体イオンを優先的に吸着するもののその吸着したフッ
素錯体イオンを鉱酸て再生溶離した場合、フッ素錯体イ
オンの一部が分解してフッ素イオンとなり、溶離液中に
は、フッ素イオンとフッ素錯体イオンが混合した状態で
得られ、後の処理に問題かある。
3頁
このように、フッ素イオンとフッ素錯体イオンとの分離
は困難であり、今まで実用化された例はない。本発明者
らは、フッ素イオンの除去を目的として、金属イオンを
吸着したアミノアルキレンリン酸型キレート樹脂を使用
することを考案したか(特開昭57−107287 )
、この樹脂の基礎物性を測定する過程において、フッ素
イオンは吸着するが、フッ素錯体イオンをほとんど吸着
しないことを見い出し、その原理を利用してフッ素イオ
ンとフッ素錯体イオンを分離することかできることを確
認し、本発明にいたった。
は困難であり、今まで実用化された例はない。本発明者
らは、フッ素イオンの除去を目的として、金属イオンを
吸着したアミノアルキレンリン酸型キレート樹脂を使用
することを考案したか(特開昭57−107287 )
、この樹脂の基礎物性を測定する過程において、フッ素
イオンは吸着するが、フッ素錯体イオンをほとんど吸着
しないことを見い出し、その原理を利用してフッ素イオ
ンとフッ素錯体イオンを分離することかできることを確
認し、本発明にいたった。
本発明の大きな利点は、フッ素イオンとフッ素錯体イオ
ンを分離できることから、たとえば廃水中lこフッ素イ
オンとフッ化ホウ素酸イオンが混合した状態で含有され
ている場合、いままでは廃水処理され廃棄されていたが
、本発明を用いると腐食性の強いフッ素イオンのみを選
択的に除去し、フッ化ホウ素酸イオンを分離し再利用す
ることが可能となる。さらにまた、フッ素イオンを吸着
した金属塩型キレート樹脂は、鉱酸またはアルカリ等に
よりM[1ffGO−102992(2) 再生ができ、再使用可能であるため経済性の面がらも大
きな利点がある。
ンを分離できることから、たとえば廃水中lこフッ素イ
オンとフッ化ホウ素酸イオンが混合した状態で含有され
ている場合、いままでは廃水処理され廃棄されていたが
、本発明を用いると腐食性の強いフッ素イオンのみを選
択的に除去し、フッ化ホウ素酸イオンを分離し再利用す
ることが可能となる。さらにまた、フッ素イオンを吸着
した金属塩型キレート樹脂は、鉱酸またはアルカリ等に
よりM[1ffGO−102992(2) 再生ができ、再使用可能であるため経済性の面がらも大
きな利点がある。
本発明におけるフッ素イオンとは他の金属イオンと錯体
を形成していないフリーのフッ素イオン(F−)を示し
、フッ素錯体イオンとは、フッ化ホウ素酸またはその塩
、ヘキサフルオロケイ酸塩、ヘキサフルオロアルミン酸
ナトリウム、四フッ化ケイ素、フルオロリン酸等か水溶
液中て倦会噂尋イオンとして解離したものをいう。
を形成していないフリーのフッ素イオン(F−)を示し
、フッ素錯体イオンとは、フッ化ホウ素酸またはその塩
、ヘキサフルオロケイ酸塩、ヘキサフルオロアルミン酸
ナトリウム、四フッ化ケイ素、フルオロリン酸等か水溶
液中て倦会噂尋イオンとして解離したものをいう。
本発明でいうアミノアルキレノリン酸型キレート樹脂と
は樹脂中に官能基としてのアミノアルキL’7す/酸基
として、−NRCHR’−PO(OR”) 2または−
N−CHR’−PO(OR’つ、の一般化学構造式を有
している樹脂であり、化学構造式中の、RはH,CH3
、C2)!、を、R′はH,CH3、C2Hs、C3H
7、C4H9、CH2C6Hsを、R”はH、アルカリ
金属、アルカリ土類金属を各々小ず。またここに用いる
樹脂(71)m体トシては、スチレンーンビニルヘンセ
ン共重合体、フェノールホルマリン樹脂、レゾルシン−
ホルマリン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、塩化ビ
ニル樹脂なとが用いられる。またアミノリン酸型キレー
ト樹脂に吸着させる金属イオンとしてはフッ素イオノと
錯化合物を形成する金属であれば、すへて用いることか
出来るが、例えば、鉄イオン、アルミニウムイオン、ラ
ンタニドイオンなとが挙げられる。
は樹脂中に官能基としてのアミノアルキL’7す/酸基
として、−NRCHR’−PO(OR”) 2または−
N−CHR’−PO(OR’つ、の一般化学構造式を有
している樹脂であり、化学構造式中の、RはH,CH3
、C2)!、を、R′はH,CH3、C2Hs、C3H
7、C4H9、CH2C6Hsを、R”はH、アルカリ
金属、アルカリ土類金属を各々小ず。またここに用いる
樹脂(71)m体トシては、スチレンーンビニルヘンセ
ン共重合体、フェノールホルマリン樹脂、レゾルシン−
ホルマリン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、塩化ビ
ニル樹脂なとが用いられる。またアミノリン酸型キレー
ト樹脂に吸着させる金属イオンとしてはフッ素イオノと
錯化合物を形成する金属であれば、すへて用いることか
出来るが、例えば、鉄イオン、アルミニウムイオン、ラ
ンタニドイオンなとが挙げられる。
本発明におけるフッ素イオンとフッ素錯体イオンを含有
する水溶液を、金属イオンを吸着したアミノアルキレン
リン酸型キレート樹脂と接触させる方法としては、パン
チ法およびカラム法なとが考えられるかこれらの方法に
特に限定されるものではない。
する水溶液を、金属イオンを吸着したアミノアルキレン
リン酸型キレート樹脂と接触させる方法としては、パン
チ法およびカラム法なとが考えられるかこれらの方法に
特に限定されるものではない。
以下実施例によって具体的に説明するが、以下の実施例
によって限定されるものではない。
によって限定されるものではない。
実施例−1
樹脂11体かスチレン−ジビニルベンゼン共重合体で、
官能基としてホスホメチルアミノ基(−NH−CH2P
O3Na 2 、)を有するキレート樹脂に塩化アル
ミニウム水溶液を通液しアルミニウムを吸着させた後、
十分に水洗した。この樹脂100m1を内径25 mm
121のカラムに充填した後、フッ素イオンを10
ppm (NaFとして溶解)、フッ化ホウ素酸イオン
(BF4−)を100 pprl’l (NaBF4と
して溶解)含ム、PH6,5ノ水溶液を通液速度5VI
O(1/Hr)テ通液し、50倍、100倍、200(
g、300倍量の通液点で処理水中のフッ素イオン濃度
およびフッ化ホウ素酸イオン濃度を測定したところ、フ
ン素イオン心度は実施例−2 樹脂母体か、塩化ヒニル樹脂で、官能基としてホスホメ
チルアミノ基を何するキレート樹脂(粒度10〜48メ
ツ/ユ)にLa2+を吸着させた金属塩型キレート樹脂
1//をカラム(内径80mmφ月こ充填した後、)y
累イオノを5 r)r’m、フッ化ホウ素酸イオンを1
%含むpH6の水溶iIlを、通液速度S V (1/
Hr)で通液し、100倍、200倍、300倍、50
0倍、700倍、900倍量の通液点で処理中のフッ素
イオン濃度とフッ化ホウ素酸イオン濃度を測定したとこ
ろ実施例−3 15J 脂1’J体かフェノールホルマリン重縮合樹脂
であり、官能基として、ホスホメチルアミノ型キレート
樹脂(外観黒褐色球状、見掛密度1609ie、含水1
9yI 7Q%粒度10〜60メツツユ)に鉄イオン(
Fe3+)を飽和吸着させ、樹脂を十分に水洗した。こ
の樹脂2eを7ノ素イオンをippm、ヘキサフルオロ
ケイ酸イオンを]Oppm含むpH6の水溶液501!
に添加し、5時間撹拌した。固液分離後処理液中のフッ
素イオン濃度を測定したところQ、lppm以下てあり
、またケイ酸イオン濃度を測定し、ヘキサフルオロケイ
酸イオン濃度をめたところ会勃10 ppm−特許出願
人 ミヨシ油脂株式会社
官能基としてホスホメチルアミノ基(−NH−CH2P
O3Na 2 、)を有するキレート樹脂に塩化アル
ミニウム水溶液を通液しアルミニウムを吸着させた後、
十分に水洗した。この樹脂100m1を内径25 mm
121のカラムに充填した後、フッ素イオンを10
ppm (NaFとして溶解)、フッ化ホウ素酸イオン
(BF4−)を100 pprl’l (NaBF4と
して溶解)含ム、PH6,5ノ水溶液を通液速度5VI
O(1/Hr)テ通液し、50倍、100倍、200(
g、300倍量の通液点で処理水中のフッ素イオン濃度
およびフッ化ホウ素酸イオン濃度を測定したところ、フ
ン素イオン心度は実施例−2 樹脂母体か、塩化ヒニル樹脂で、官能基としてホスホメ
チルアミノ基を何するキレート樹脂(粒度10〜48メ
ツ/ユ)にLa2+を吸着させた金属塩型キレート樹脂
1//をカラム(内径80mmφ月こ充填した後、)y
累イオノを5 r)r’m、フッ化ホウ素酸イオンを1
%含むpH6の水溶iIlを、通液速度S V (1/
Hr)で通液し、100倍、200倍、300倍、50
0倍、700倍、900倍量の通液点で処理中のフッ素
イオン濃度とフッ化ホウ素酸イオン濃度を測定したとこ
ろ実施例−3 15J 脂1’J体かフェノールホルマリン重縮合樹脂
であり、官能基として、ホスホメチルアミノ型キレート
樹脂(外観黒褐色球状、見掛密度1609ie、含水1
9yI 7Q%粒度10〜60メツツユ)に鉄イオン(
Fe3+)を飽和吸着させ、樹脂を十分に水洗した。こ
の樹脂2eを7ノ素イオンをippm、ヘキサフルオロ
ケイ酸イオンを]Oppm含むpH6の水溶液501!
に添加し、5時間撹拌した。固液分離後処理液中のフッ
素イオン濃度を測定したところQ、lppm以下てあり
、またケイ酸イオン濃度を測定し、ヘキサフルオロケイ
酸イオン濃度をめたところ会勃10 ppm−特許出願
人 ミヨシ油脂株式会社
Claims (1)
- 17ン素イオンとフッ素錯体イオンを含有、する水溶液
を、金属イオンを吸着したアミノアルキレンリン酸型キ
レート樹脂で処理して、フッ素イオンを吸着除去するこ
とによりフッ素イオンとフッ素錯体イオンを分離する方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21027083A JPS60102992A (ja) | 1983-11-09 | 1983-11-09 | フツ素イオンとフツ素錯体イオンの分離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21027083A JPS60102992A (ja) | 1983-11-09 | 1983-11-09 | フツ素イオンとフツ素錯体イオンの分離方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60102992A true JPS60102992A (ja) | 1985-06-07 |
JPH0380079B2 JPH0380079B2 (ja) | 1991-12-20 |
Family
ID=16586608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21027083A Granted JPS60102992A (ja) | 1983-11-09 | 1983-11-09 | フツ素イオンとフツ素錯体イオンの分離方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60102992A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6445719A (en) * | 1987-08-12 | 1989-02-20 | Sumitomo Chemical Co | Recovery of rare earth metal |
JPH01111712A (ja) * | 1987-08-03 | 1989-04-28 | Olin Corp | 濃縮アルカリ金属ハライドブラインからアルミニウムを除去する方法 |
-
1983
- 1983-11-09 JP JP21027083A patent/JPS60102992A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01111712A (ja) * | 1987-08-03 | 1989-04-28 | Olin Corp | 濃縮アルカリ金属ハライドブラインからアルミニウムを除去する方法 |
JPS6445719A (en) * | 1987-08-12 | 1989-02-20 | Sumitomo Chemical Co | Recovery of rare earth metal |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0380079B2 (ja) | 1991-12-20 |
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