JPS60100934A - デジタル式血圧測定装置 - Google Patents

デジタル式血圧測定装置

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JPS60100934A
JPS60100934A JP58209562A JP20956283A JPS60100934A JP S60100934 A JPS60100934 A JP S60100934A JP 58209562 A JP58209562 A JP 58209562A JP 20956283 A JP20956283 A JP 20956283A JP S60100934 A JPS60100934 A JP S60100934A
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、デジタル式血圧測定装置に係り、詳しくは測
定精度を高め得るデジタル式血圧測定装置に関するもの
である。
血圧測定装置に一種に、人体の一部を圧迫するためのカ
フと、そのカフ内の圧力を検出する圧力センサとを備え
、カフ内の圧力を電気的な信号として取り出すとともに
、その信号から人体の脈拍に同期して発生するカフの圧
力振動を分離して検出し、その分離、検出した圧力振動
の変化に基づいて人体の血圧値を測定するものがある。
この種の血圧測定装置は、一般に、A/D変換器を備え
ており、その信号処理がかかるA/D変換器で変換され
たデジタルコード信号に基づいて行われるところから、
通常、デジタル式血圧測定装置と呼ばれている。
ところで、従来のこの種のデジタル式血圧測定装置にお
いては、前記カフの振動成分の分離、検出は、通常、カ
フ内の圧力を表す信号がアナログ信号の段階でバンドパ
スフィルタを用いて行われており、カフの振動成分はそ
のような分離、検出ののちデジタルコード信号に変換さ
れ、そのデジタルコード信号に対して所定の信号処理が
施されて、血圧値が測定されるのが普通であった。この
ように、カフの振動成分を、カフ内の圧力を表す信号が
アナログ信号の段階で分離、検出し、そののちデジタル
コード化するようにすれば、その振動成分を比較的ビッ
ト数の少ない廉価なA/D変換器を用いて高い分解能で
デジタルコード化でき、この意味において測定精度の高
い血圧測定装置を安価に製作できるのである。
しかしながら、上記バンドパスフィルタを使用した従来
のデジタル式血圧測定装置においては、カフの振動成分
が各種の周波数成分を含んでいるところから、周波数毎
に異なる位相遅れによってフィルタ通過後の信号波形が
歪み、この歪が誤差となって血圧値の測定精度の低下を
招くという問題を内在しており、その測定精度は未だ充
分満足し得るものとは言い難かった。
一方、前述の場合とは逆に、カフ内の圧力を表す信号を
まずデジタルコード信号に変換し、そののちカフの振動
成分を分離、検出して、その分離。
検出した振動成分に基づいて血圧値を測定することが考
えられる。このようにすれば、従来のフィルタによる信
号波形の歪の問題が解消されて、そのような歪による測
定精度の低下を免れることができる。しかしながら、こ
の場合には、A/D変換器による振動成分の分解能が低
下し、この分解能の低下によって測定精度が低下するこ
とが避は得なかった。
すなわち、カフの圧力振動の大きさはカフの全圧力変動
量に比べ極めて小さいため、カフの全圧力変動量をカバ
ーするA/D変換器でカフの振動成分をもデジタルコー
ド化し、なお且つその分解能を高く維持しようとすると
、ピント数の極めて多いA/D変換器を使用することが
必要となるのであるが、そのようなA/D変換器は極め
て高価で構造も複雑になるなどの欠点があり、血圧測定
装置としては採用し難かったのである。
ここにおいて、本発明は異常のような事情に鑑みて、従
来のような測定精度の低下を招(バンドパスフィルタを
用いることなく、またビット数の多い複雑、高価なA/
D変換器を用いることなく構成し得る、安価で測定精度
の高いデジタル式血圧測定装置を提供することを目的と
して為されたものであって、その要旨とするところは、
前述の如きカフと圧力センサとを備え、そのカフ内の圧
力を表すデジタルコード信号からその人体の脈拍に同期
して発生するカフの圧力振動の変化に基づいてその人体
の血圧値を測定するデジタル式血圧測定装置であって、
+11人力信号の上限値および下限値を備え、入力され
たアナログ信号を前記デジタルコード信号に変換するA
/D変換器と、(2)前記圧力センサから出力される信
号に予め定められた複数種類のバイアス値を加算または
減算することにより、前記A/D変換器に入力させられ
る前記アナログ信号の信号レベルを変更する信号レベル
変換手段と、(3)前記A/D変換器に入力されるアナ
ログ信号が予め定められたそのA/D変換器の入力信号
の上限値を上回ったことまたは下限値を下回ったことを
検出する信号レベル検出手段と、(4)その信号レベル
検出手段によって前記A/D変換器に入力されるアナロ
グ信号がA/D変換器の入力信号の上限値を上回ったこ
とまたは下限値を下回ったことが検出されたとき、前記
信号レベル変換手段にそのアナログ信号が上限値と下限
値との間のレベルに変換させる制御手段とを含むことに
ある。
すなわち、本発明に係るデジタル式血圧測定装置におい
ては、第1図に示されるように、カフの圧力を検出する
圧力センサとそこから出力される信号をデジタルコード
信号に変換するA/D変換器との間に信号レベル変換手
段とが設けられ、圧力センサからの出力信号がそのA/
D変換器の入力信号の上限値と下限値との間のレベルに
なるようにレベル変換されるようになっているのである
そして、そのようにレベル変換するために、信号レベル
検出手段が設けられて、A/D変換器に入力されるアナ
ログ信号がその入力信号の上限または下限値と比較され
るようになっているのであり、制御手段が設けられて、
上記信号レベル検出手段の比較の結果に基づいて信号レ
ベル変換手段の変換レベルを制御するようにされている
のである。
なお、信号レベル検出手段でアナログ信号がA/D変換
器の上限値を上回ったことまたは下限値を下回ったこと
を検出するのは、第1図に破線で示されているように、
圧力センサの出力信号の段階でも、それがレベル変換さ
れたアナログ信号の段階でも、またA/D変換器の出力
であるデジタルコード信号の段階でも、結果としてその
検出を行える段階であれば何れの段階であっても何等差
支えないのである。
このように、本発明に係るデジタル式血圧測定装置にあ
っては、圧力センサの出力信号をレベル変換されるだけ
で直接A/D変換器に入力されるようになっており、血
圧測定はこのように直接デジタルコード信号に変換され
た圧力センサの出力信号から分離、検出されるカフの振
動成分に基づいて行われることとなるため、従来装置の
ように、フィルタを使用して測定精度を低下させるおそ
れがないのである。また、アナログ信号がA/D変換器
の入力信号の上限値と下限値との間から外れたとき、そ
れを信号レベル検出手段によって直ちに検出し、制御手
段によって信号レベル変換手段を制御して、アナログ信
号が常時A/D変換器の入力信号の上限値と下限値との
間にあるようになっているので、ビット数の多い複雑、
高価なA/D変換器を使用しなくても、カフの全圧力変
動範囲をカバーできるのであり、比較的小さいカフの撮
動成分をも高分解能でデジタルコード化し得るのである
すなわち、本発明によれば、測定精度の高いデジタル式
面圧測定装置を比較的安価に製作し得るのである。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第2図において、10は人体の腕部等に巻き付けられて
当該部分を圧迫するためのカフである。
このカフ10には、カフ内に空気を圧送するための電動
ポンプ装置12と、カフ内の空気を所定の排気速度で排
出するための排気弁を備えた排気装置14とが接続され
ており、カフ10はそれ等の作動によるカフ内への空気
の給排によって人体に対する圧迫状態を変化させられる
ようになっている。また、カフ10にはカフ内の圧力を
検出してその圧力を表す圧力信号SPを出力する圧力セ
ンサ16が接続されており、この圧力センサー6から出
力された圧力信号SPが増幅器18を介して信号レベル
変換手段としてのレベルシフト回路20に供給されるよ
うになっている。
レベルシフト回路20は、たとえば加算回路が2段直列
に接続された構成とされている。
初段の第1加算回路22は、演算増幅器24゜入力抵抗
26およびフィードバック抵抗28からなる反転増幅器
の仮想接地点(第2図す点)に、抵抗を介して電圧Vx
の電源が接続される構成とされており、本実施例ではそ
の抵抗が抵抗群30のうちからマルチプレクサ32によ
って適宜選択されるようになっている。また、本実施例
では、上記抵抗26.28の抵抗値が等しくされており
、第1加算回路22の出力(第2図C点)には下式(1
1に従う電圧■1が出力されるようになっている。
但し、VL:第2図a点における圧力信号spの電圧 R1:抵抗26.28の抵抗値 Rχ:抵抗群30から選択された 抵抗の抵抗値 すなわち、本実施例では、マルチプレク′+32による
抵抗群30の切換えによって上記抵抗値R−10 が変化させられると、圧力信号SP(電圧V、)がその
抵抗値Rχの変動に応じて無変換時の基準うになってい
るのである。そして、本実施例では、後述するように、
圧力信号spの電圧V、が予め定められたレベル量変動
する毎にレベル変換が自動的に行われるとともに、前記
抵抗群3oの各抵抗の抵抗値RXの比率が予め所定の比
率に設定されて、レベル変換毎に変換レベル量が所定量
ずつ増減されるようになっており、これによって第1加
算回路22の出力電圧V1が予め定められたレベル範囲
内に入るようにされているのである。なお、このレベル
範囲の上限電圧と下限電圧をそれぞれ■。と■、で表せ
ば、第1加算回路22の増幅率が1であるところから、
上記レベル変換が行われる電圧■えの変動レベル量、お
よびレベル変換毎に増減させられるレベル量は、いずれ
も(VUVL)で表される量となる。
また、2段目の第2加算回路34は、演算増幅1 器36.入力抵抗38.フィードバック抵抗4゜からな
る反転増幅器の仮想接地点(第2図d点)に、抵抗42
を介して電圧VYの電源が接続された構成とされており
、本実施例においては、上記抵抗40の抵抗値が抵抗3
8の抵抗値の6倍とされて、その出力(第2図e点)に
は下式(2)に従う電圧■。が出力されるようになって
いる。
L 但し、Rb :抵抗38の抵抗値 RY:抵抗42の抵抗値 つまり、この第2加算回路34では、第1加算p。
ル変換されるとともに、そのレベル変換された電L れるようになっているのであり、このように変換。
増幅された出力電圧V。がA、 / D変換器44に供
給されるようになっているのである。
2 T?。
とされており、また電圧■□は前述のように上限電圧V
uと下限電圧■、とで規定されるレベル範囲内にあるこ
とから、上記第2加算回路34の出力電圧V0も下式f
3)、 (41に従う上限値” LL IM +下限値
Vu1Mで規定されるレベル範囲内に入るのであり、本
実施例ではそのように規定される上限値VLIMと下限
値Vu1MとがA/D変換器44の許容入力範囲内の予
め定められた上限値と下限値とに、それぞれ一致するよ
うにされているのである。
そして、本実施例では、上記上限値VLIMと下限値V
u1Mとは、それぞれA/D変換器44の許容入力範囲
の許容入力上限値と許容入力下限値とに対して、カフ1
0の圧力振動に伴う電圧V。の変動を吸収するのに充分
なレベルを隔てて設定されているのである。
Rb VLLIM= 6 (VL 4− VY) ・・・(3
1b 3 ここに、上限値v、IMが前記下限電圧V、で規定され
、下限値vLLI1.lが前記上限電圧Vuで規定され
るのは、電圧v1とV。とが反転関係にあることによる
上述の説明から明らかなように、本実施例においては、
マルチプレクサ32による抵抗群3oの選択切換によっ
て、第2図a点における圧力信号SPが所定のレベル範
囲毎にA/D変換器44の予め定められた上限値と下限
値で規定される入力ベル範囲に自動的に変換されるよう
になっており、このようにレベル変換された圧力信号S
PがA/D変換器44でデジタルコード化されて、圧力
信号SPD (デジタルコード信号)としてI10ボー
ト46に供給されるようになっているの+ある。
I10ポート46にはデータバスラインを介し7CPU
4B、RAM50およびROM52が接続されており、
I10ボート46を介してデータバスラインに供給され
た圧力信号SPDは、cPU48で、予めROM52に
記憶させられたプログラムに従って、RAM50の一時
記憶機能を利4 用しつつ、信号処理を施されるようになっている。
そして、その信号処理の過程でポンプ駆動信号SA、排
気制御信号SEおよびマルチプレクサ切換制御信号SC
が発生され、それぞれ前記電動ポンプ装置12.排気装
置14およびマルチプレクサ32に供給されるようにな
っており、前述のように、電動ポンプ装置12.排気装
置14が作動されて、カフェ0内の圧力が昇降させられ
るとともに、マルチプレクサ切換制御信号SCの内容に
応してマルチプレクサ32が切換制御されて、前記第1
加算回路22におけるレベル変換が制御されるようにな
っている。また、その信号処理の結果得られた最高血圧
値や最低血圧値などの血圧情報が、表示信号として図示
しない表示器に供給され、そこで数値表示等の所定の形
態で表示されるようになっている。
そして、このような装置において、本実施例では第3図
に示すフローチャートに従って、血圧測定が自動的に行
われるようになっているのである。
すなわち、第3図において、プログラムがスタ5 −卜すると、まずステップSLが実行される。このステ
ップS1においては、電動ポンプ装置12によって上昇
させられるべきカフ10の目標最大カフ圧P[が読み込
まれる。そして、このステップS1に引き続いてステッ
プS2が実行され、マルチプレクサ32に供給されるマ
ルチプレクサ切換制御信号SCの内容へが大気圧に応じ
た初期値に設定される。すなわち、このマルチプレクサ
切換制御信号SCの内容Aは、圧力信号SPの電圧V、
の大きさに応じて切換変更されるのであり、マルチプレ
クサ32ではこの内容へに応じた、つまり電圧■Lの大
きさに応じた抵抗値の抵抗が抵抗群30の中から選択さ
れ、これによって第1加算回路22の変換レベルが前述
のように切換変更されるようになっているのであるが、
後述の記載から明らかになるように、本実施例では圧力
信号SPの電圧V、の大きさから上記内容Aが直接定め
られるのではなく、電圧■tが所定量変動すると相対的
にその内容Aが変更されるようになっているため、その
電圧vLの大きさと内容Aとを16 :1に対応させる必要があるのであり、その対応がステ
ップS2でとられているのである。
ステップS2が終了すると次にステップS3が実行され
、第4図に示される読込みルーチンの実行が許容されて
、以後、第3図に示されるプログラムと上記割込みルー
チンのプログラムが並列に処理される。なお、割込みル
ーチンは所定のタイマのタイムアツプ信号に基づいて予
め定められた周期で実行される。
以下、説明の都合上、割込みルーチンを先に説明する。
すなわち、割込みルーチンにおいては、第4図に示され
るように、まずステップSR2が実行され、A/D変換
器44からの圧力信号SPDが読み込まれるとともに、
その圧力信号SPDとその読込み時のマルチプレクサ切
換制御信号SCの内容Aとに基づいてその時の圧力信号
SPの電圧vLが逆算され、その電圧■Lが表すカフ1
0内の圧力Pが記憶される。そして、このステップSR
2の実行後、ステップSR3が引き続いて実行され7 る。
ステップSR3においては、上記ステップSR2で読み
込まれた圧力信号SPDの表す電圧の大きさが、すなわ
ち第2図e点における電圧Voが前記A/D変換器44
の入力の上限地VLLIMより大きいか否かが判断され
、その判断が肯定された場合にはステップSR4が、ま
た否定された場合にはステップSR5が、それぞれ実行
されるようになっている。
ステップSR4においては、マルチプレクサ切換制御信
号SCの内容Aが(A+1)の内容に置換されるように
なっており、続いて実行されるステップSR7において
その内容がセットされるようになっている。すなわち、
第2図a点における圧力信号SPの電圧vLが大きくな
って、第2図e点における圧力信号SPの電圧Voが上
限値VtLIMよりも大きくなった場合には、マルチプ
レクサ32に供給されるマルチプレクサ切換制御信号S
Cの内容Aが直ちに変更されるようになっているのであ
り、本実施例ではこの内容Aの変更に8 よって第1加算回路22におけるレベル変換量が(VU
 Vl−)だけ増加されて、レベル変換前において■□
−アを示していた電圧■0がレベル変換後においてVu
lMを示すようにレベル変換されるようになっているの
である。
一方、ステップSR5においては、圧力信号SPDの表
す電圧の大きさくVo)が、A/D変換器44の入力の
下限値よりも小さいか否かが判断され、その判断が肯定
された場合にはステップSR6が実行され、否定された
場合にはステップSR8が、それぞれ直ちに実行される
ようになっている。そして、ステップSR6が実行され
た場合には、前記ステップSR4とは逆に、マルチプレ
クサ切換制御信号SCの内容Aが(A−1)に置換され
、その置換された内容AがステップSR7でセットされ
るようになっている。すなわち、圧力信号SPの電圧V
J、(第2図a点)が小さくなって、圧力信号spの電
圧Vo(第2図e点)が下限値Vu1Mより小さくなっ
た場合にも、マルチプレクサ切換制御信号SCの内容A
が直ちに変更9 されるようになっているのであり、本実施例ではこの変
更に伴って第1加算回路22におけるレベル変換量が(
VLI VL)だけ低減されて、レベル変換前にVul
Mを示していた電圧■0がレベル変換後においてV、旧
を示すようにレベル変換されるようになっているのであ
る。
つまり、本実施例では、A/D変換器44に入力される
圧力信号SPの電圧■0は、前にも述べたように、第2
図a点における圧力信号SPの電圧VLの大きさに拘ら
ず、A/D変換器44の許容人力範囲内の上限値■、い
と下記値Vu1Mとで規定されるレベル範囲内に入るよ
うにされているのであり、そのレベル範囲内への変換が
、電圧■えが(Vu VL)で表されるレベル量毎に行
われるようになっているのである。なお、上述の説明か
ら明らかなように、本実施例においては、ステップSR
3およびSR5によって信号レベル検出手段が構成され
、ステップSR4,SR6,SR7および前記マルチプ
レクサ32.抵抗群30によって制御手段が構成されて
いる。
0 ステップSR1の終了後は、前記ステップSR5で否定
された場合と同様にステ・ノブSR8が実行され、ステ
ップSR2で読み込まれたカフ10の圧力Pを表すデー
タに基づいて人体の脈拍に同期したカフ10の圧力振動
成分である脈波の振幅値がめられる。すなわち、このス
テ・ノブSR8では、カフ10の圧力Pの穏やかな静的
な変動が、上記データから直接、または振動成分の存在
によって直接求められない場合には、上記静的な変動を
表すデータに基づいて直接補間乃至は曲線補間をするこ
とによってめられ、さらにそのようにしてめられた静的
な変動と実際のデータの表す圧力Pとの差に基づいてカ
フ10の圧力振動成分のサンプリング時点の大きさがめ
られるのである。そして、そのようにしてめられた一連
のデータから圧力振動成分としての脈波のピーク値(振
幅値)がめられるのである。つまり、このステップSR
8が一連のフィルタとしての役割を果たすようになって
いるのであるが、本実施例では、これまでの記載から明
らかなように、デジタルN1 コード化された圧力信号SPの電圧の大きさの変化から
脈波を選出するようになついるので、従来のアナログ的
なフィルタを用いた装置のように脈波の信号波形に歪を
若起することがなく、脈波の振幅値を極めて精度よく測
定できるのである。
このステップSR8の実行後、引き続いてステップSR
9が実行され、上記ステップSR8において脈波の振幅
値(ピーク値)からめられたか否かが判断される。すな
わち、新しい脈波がめられたか否かが判断されるのであ
る。そして、新しい脈波が得られたと判断された場合に
は、ステップ5RIOが実行されてフラグFBが零に設
定され、逆に新しい脈波が未だめられていないと判断さ
れた場合には、ステップ5RIIが実行されてフラグF
Bが1に設定されるようになっている。
上記ステップ5RIOもしくは5RIIが実行されると
、割込みルーチンは終了する。
割込みルーチンの構成は以上の通りであるが、第3図に
示されるプログラムにおいては、前記ス2 テップS3の終了後直ちにステップS4が実行され、排
気装置14への排気制御信号SEの内容が排気を停止す
る内容に設定されるとともに電動ポンプ装置12ヘポン
プ駆動信号SAが供給され、カフ]、O内へ空気が圧送
され始める。
ステップS4に引き続いて実行されるステップS5では
、前記割込みルーチンのステップSR2でめられたデー
タが表すカフ10内の実際の圧力Pが、前記ステップS
1で読み込まれた目標最大カフ圧PIQXに到達したか
否かが判断され、実際の圧力Pが目標最大カフ圧PIQ
Xに到達したと判断された場合に次のステップS6が実
行されるようになっている。なお、このステップS5の
実行段階においてカフ10内の圧力Pが徐々に上昇し、
それに応じて第2図a点における圧力信号SPの電圧■
Lが大きくなるが、この圧力信号SPの電圧Vノ、が大
きくなるのに伴ってマルチプレクサ切換制御信号SCの
内容Aが変更され、第2図e点における圧力信号spの
電圧VoがA/D変換器44の入力の上限値VLLIM
と下限値VuIMとで規3 定されるレベル範囲内に入るようにされていることは、
前述の通りである。
ステップS6では、電動ポンプ装置へのポンプ駆動信号
SAの供給が停止されてカフ10内への空気の圧送が停
止されるとともに、排気装置14への排気制御信号SE
がカフ10内の圧力を所定の圧力降下速度で減圧する内
容に変更されて、カフ10内の空気がその内容に応じて
徐々に排気されるようになっている。そして、このステ
ップS6の実行後、ステップS7が直ちに実行されて、
最低血圧値や最高血圧値等の所望の血圧値が全てめられ
たか否かが判断され、未だめられていないと判断された
場合にはステップS8が引き続いて実行されるが、逆に
既にめられていると判断された場合には、プログラムを
直ちに終了するようにされている。
上記ステップS7の判断が否定された場合に実行される
ステップS8では、割込みルーチンで設定されるフラグ
FBの内容が判断され、フラグFBの内容が1である場
合にはそのままステップS4 8が継続されるが、フラグFBの内容が零になったとき
にはステップS9が直ちに実行されるようになっている
。このステップS9では割込みルーチンの前記ステップ
SR8でめられた脈波の振幅値に基づいて所望の血圧値
がめられ、そのめた血圧値を表示器に表示するようにさ
れている。
そして、このステップS9の終了後前記ステップS7以
後が再び繰り返されるようになっている。
すなわち、ステップS9以後の繰り返しは、割込みルー
チンのステップSR8で新しい脈波が検出される毎に実
行されるようになっているのであり、所望の血圧値が全
てめられると血圧測定は直ちに終了されるのである。な
お、このステップS7以後の実行の段階におけるカフ1
0の減圧過程においても、その圧力の変動に伴ってマル
チプレクサ切換制御信号SCの内容Aが切換変更され、
前述のように、第2図e点における圧力信号SPの電圧
VoがA/D変換器44の入力の上限値VL酬と下限値
Vu1Mで規定されるレベル範囲内に入るようにされる
ことは勿論である。
5 なお、上記実施例の各値に具体的な数値を対応させた一
例を示せば第1表のようになる。
6 すなわち、第5図に示すように、カフ10内の圧力Pが
0〜300 mmtlgで変動するとき、第2図a点に
おける圧力信号SPの電圧VLがその圧力Pの大きさに
応して0〜9■の範囲で変動し、その電圧■lが1.5
■変動する毎にマルチプレクサ切換制御信号SCの内容
へが変化するように構成するとともに、その内容Aに応
じて変換レベル(a −Vx )が第1表のように変動する如く抵抗x 群30の各抵抗と電圧Vxを設定すれば、第1加算回路
22の出力電圧■□は」二限電圧V。−0,75(■)
と下限電圧−−0,75(V)との間のしh ベル範囲に入ることとなり、さらに、−□ V YY が−1,25(V)となるようにRb+RY+V工を設
定すれば、第2図a点における電圧Voは上限値V、y
=12(V)と下限値VLLIM=3(V)で規定され
るレベル範囲内に入るのである。なお、この場合には、
A/D変換器44として許容入力範囲が0〜]、 5 
V程度のものを使用している。
8 以上の説明から明らかなように、本実施例によれば、第
2図a点における圧力信号SPの電圧V。
は、予め定められた所定レベル(Vu Vt ) 毎に
レベル変換され、A/D変換器44の許容入力範囲内の
上限値■□−旧と下限値Vu1Mとで規定されるレベル
範囲内に入るようにされているため、A/D変換器44
としてそれ程ビット数の多いA/D変換器を用いなくて
も、充分高い精度でカフ10内の静的な圧力および圧力
振動成分の大きさを検出できるのであり、従来のような
アナログレベルで作動するフィルタを用いなくても、測
定精度の高い血圧測定装置を充分安価に提供し得ること
となったのである。
しかも、本実施例では、第2図a点における圧力信号S
Pの電圧Voのとり得る上限値Vu、IMと下限値Vu
1Mとが、前述のように、A/D変換器44の許容入力
上限値および許容入力下限値に対して、それぞれカフ1
0の圧力振動に伴う電圧V。
の変動を充分吸収し得るレベルを隔てて設定されている
ので、たとえカフ10の圧力振動によって9 電圧Voが予想に反して上記上限値V、I1.lと下限
値Vu1Mとで規定される範囲内から外されるようなこ
とがあっても、データは確実に得られるのである。
以上、本発明の一実施例を説明したが、これは文字通り
例示であって、本発明は斯る実施例に限定して解釈され
るべきものではない。
たとえば、前記実施例においては、信号レベル変換手段
は、第1加算回路22と第2加算回路34が2段に接続
された構成とされ、レベル変換は2段階に行われるよう
になっていたが、必ずしもそれに限定されるものではな
く、1段のレベル変換或いは3段以上のレベル変換によ
っても同様の機能を得ることができるのであり、またそ
のレベル変換に際しては複数種類のバイアス値を加算す
るようにしても、或いは減算するようにしてもいずれで
も良いのである。また、前記実施例においては、レベル
変換毎にシフトされるレベル量は一定である必要はない
のである。
また、前記実施例においては、信号レベル検出0 手段がソフトで構成され、A/D変換器44に入力され
るアナログ信号(第2図a点における圧力信号SPの電
圧Vo)力月二限値VLLIMを上回ったことまたは下
限値Vu1Mを下回ったことは、デシクルコード信号で
ある圧力信号SPDの大きさを比較することによって検
出されるようになっていたが、信号レベル検出手段をハ
ード回路で構成し、第2図をe点における圧力信号SP
の電圧VOを直接比較することによって検出しても良く
、或いは第2図a点における圧力信号SPの電圧Vえを
比較することによって検出しても良いのである。
なお、上記電圧VLを直接比較することによって検出す
る場合には、その検出出力を電圧V、の大きさに直接対
応した信号として得ることができるので、制御手段をも
ハード回路で構成することができる。
さらに、前記実施例においては、カフ10の昇圧開始前
に大気圧を基準として制御手段の初期値(マルチプレク
サ切換制御信号SCの内容A)が設定され、その後のカ
フ10の昇圧、減圧に応じ1 てその内容(A)が変更されて、この変更に応じてレベ
ル変換手段におけるレベル変換が行われるようになって
いたが、目標最大カフ圧PMAXを基準にして初期値を
決定し、カフ10の減圧過程に入ってから割込みルーチ
ンの割込みを許容して、マルチプレクサ切換制御信号S
Cの内容Aを変更させるようにしても良いのである。こ
のように、カフの減圧過程のときだけ、もしくはカフの
昇圧過程に血圧測定を行う血圧測定装置にあってはカフ
の昇圧過程のときだけ、制御手段を作動させるようにし
た場合には、信号レベル検出手段による検出は、その構
成に応して、A/D変換器に入力されるアナログ信号が
予め定められたA/D変換器の入力信号の下限値(VI
IIM)を上回ったとこか、或いは下限値(V LLI
M )を下回ったことのいずれか一方を検出すれば良い
。なお、このようにした場合には、前記実施例における
ステップS5のカフ10の実際の圧力Pと目標最大圧力
P賜の比較は、ハード回路で行えば良い。
加えて、前記実施例の制御手段においては、72 ルチプレクサ32によって抵抗群30の抵抗を切り換え
ることにより、レベルシフト回路20のシフ1〜量を制
御するようになっていたが、CPU48からシフト量に
応じた信号を出力させ、この信号をA/D変換器でアナ
ログ信号に変換して直接レベルシフト回路20に供給し
てシフト量を制御するようにしても良い。
その他、−々列挙はしないが、本発明がその趣旨を逸脱
しない範囲内において種々なる変形、改良等を加えた態
様で実施し得ることは言うまでもないところである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のクレーム対応図であり、第2図は本発
明の一実施例を示すブロック線図であり、第3図は第2
図の実施例装置の作動を説明するためのフローチャート
であり、第4図は第3図のフローチャートのステップS
3以後に並列的に実行される割込みルーチンのフローチ
ャートであり、第5図はカフの圧力変動と第2図a点に
おける電圧変動の大小関係の一例を示すグラフである。 3 10:カフ 16:圧力センザ 20ニレベルシフト回路(信号レベル変換手段)22:
第1加算回路 34:第2加算回路出願人 株式会社 
日本コーリン 4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 人体の一部を圧迫するためのカフと、該カフ内の圧力を
    検出する圧力センサとを備え、該カフ内の圧力を表すデ
    ジタルコード信号から該人体の脈拍に同期して発生する
    該カフの圧力振動の変化に基づいて該人体の血圧値を測
    定するデジタル式血圧測定装置であって、 入力信号の上限値および下限値を備え、入力されたアナ
    ログ信号を前記デジタルコード信号に変換するA/D変
    換器と、 前記圧力センサから出力される信号に予め定められた複
    数種類のバイアス値を加算または減算することにより、
    前記A/D変換器に入力させられる前記アナログ信号の
    信号レベルを変更する信号レベル変換手段と、 前記A/D変換器に入力されるアナログ信号が予め定め
    られた該A/D変換器の入力信号の上限値を上回ったこ
    とまたは下限値を下回ったことを検出する信号レベル検
    出手段と、 該信号レベル検出手段によって前記A/D変換器に入力
    されるアナログ信号が該A/D変換器の入力信号の上限
    値を上回ったことまたは下限値を下回ったことが検出さ
    れたとき、前記信号レベル変換手段に該アナログ信号を
    該上限値と下限値との間のレベルに変換させる制御手段
    と を含むことを特徴とするデジタル式血圧測定装置。
JP58209562A 1983-11-08 1983-11-08 デジタル式血圧測定装置 Granted JPS60100934A (ja)

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JPH0373299B2 JPH0373299B2 (ja) 1991-11-21

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5889240A (ja) * 1981-11-20 1983-05-27 松下電工株式会社 脈拍検出回路
JPS58127635A (ja) * 1982-01-26 1983-07-29 コーリン電子株式会社 自動血圧測定装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5889240A (ja) * 1981-11-20 1983-05-27 松下電工株式会社 脈拍検出回路
JPS58127635A (ja) * 1982-01-26 1983-07-29 コーリン電子株式会社 自動血圧測定装置

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