JPH09304122A - 波形記録計 - Google Patents

波形記録計

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JPH09304122A
JPH09304122A JP14803796A JP14803796A JPH09304122A JP H09304122 A JPH09304122 A JP H09304122A JP 14803796 A JP14803796 A JP 14803796A JP 14803796 A JP14803796 A JP 14803796A JP H09304122 A JPH09304122 A JP H09304122A
Authority
JP
Japan
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amplifier
cpu
drift amount
function
memory
Prior art date
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Pending
Application number
JP14803796A
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English (en)
Inventor
Masanobu Machida
正信 町田
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Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
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Publication date
Application filed by Hioki EE Corp filed Critical Hioki EE Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゼロアジャスト時、現在設定されてい測定処
理機能が実効値測定機能である場合には、増幅器のドリ
フト量を実効値にて検出する。 【解決手段】 増幅器2を入力カップリング部1のGN
D端子側に接続させた状態で、その出力をA/D変換器
3を介してメモリ5に取り込み、その増幅器出力により
同増幅器のドリフト量を算出し、それに基づいてゼロア
ジャストを行なうにあたって、現在設定されている測定
処理機能が実効値測定機能かもしくはそれ以外の測定機
能かに応じて、増幅器2のドリフト量を実効値検出とす
るか、加算平均値検出とすることにより、確実なゼロア
ジャストが行なえるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は波形記録計に関し、
さらに詳しく言えば、そのゼロアジャスト機能に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】波形記録計においては、その入力増幅器
の例えば温度ドリフトによる測定誤差を排除するため、
例えば測定に先だってゼロアジャストを実行するように
しており、その一例を図2に基づいて説明する。
【0003】まず、通常の測定時には、入力カップリン
グ部1を介してアナログ入力信号が増幅器2に入力され
る。そして、A/D変換器3にてA/D変換された後、
DMAC(ダイレクトメモリアクセスコントローラ)4
を介してストレージメモリ5にそのデータが取り込まれ
る。CPU(中央演算処理ユニット)6は、メモリ5か
らデータを読み出し、それに所定の処理を施してディス
プレイやプリンタなどの表示手段7に表示する。
【0004】次に、この測定に先だって、操作部8から
ゼロアジャストの指示が出されると、CPU6は入力カ
ップリング部1を制御して、増幅器2を入力ラインから
切り離しグランド(GND)端子側に接続する。これに
より、GNDに接続された入力は増幅器2を介してA/
D変換器3にてA/D変換された後、DMAC4により
メモリ5に取り込まれる。この場合、そのデータは複数
回にわたって取り込まれる。
【0005】CPU6は、その複数個のデータについて
加算平均を行ない、その検出部9より増幅器2のドリフ
ト量を出力する。そして、このドリフト量9を打ち消す
直流分をD/A変換器10を介して増幅器2の出力(A
/D変換器に対する入力)に加算する。
【0006】これにより、ゼロアジャストが実行される
のであるが、上記のようにドリフト量を打ち消す直流分
をフィードバックする方法とは異なり、検出されたドリ
フト量をもって表示手段7のGNDレベルを変更して、
見掛上のゼロアジャストを行なう方法も知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、入力カップ
リング部1がGND端子に接続されている状態で、増幅
器2によるドリフトがある場合、A/D変換されたデー
タは図3の表示例に示されているように、GNDレベル
からずれた状態になる。
【0008】そこで、各データを加算してその平均値を
求めることにより、データ全体としてのGNDレベルか
らのずれ量(ドリフト量)が検出される。したがって、
上記のように例えばそのドリフト量を打ち消す直流分を
増幅器2の出力にフィードバックして加算することによ
り、図4に示されているように、各データの平均値レベ
ルがGNDレベルにほぼ一致し、ゼロアジャストが行な
われたことになる。
【0009】しかしながら、図4の波形を例えば実効値
演算した場合、増幅器2によるドリフト分のほかに、A
/D変換時のLSB(最小ビット)の不安定な「転び」
などによる残留ノイズ分がそのまま2乗加算され、その
ノイズ分がすべて蓄積されることになるため、結果的に
図5に例示されているように、GNDレベルより大きめ
の表示もしくは印字となってしまう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたもので、その構成上の特徴は、入
力カップリング部を介してアナログ入力ラインもしくは
グランド(GND)端子のいずれか一方に接続される増
幅器と、同増幅器の出力をディジタルデータ信号に変換
するA/D変換器と、そのデータ信号を記憶するメモリ
と、操作部からの指示に基づいて同メモリから波形デー
タを読み出し、所定の測定処理機能を実行してディスプ
レイなどの表示手段に表示する中央演算処理ユニット
(CPU)とを含み、上記CPUにその測定処理機能の
一つとしてゼロアジャスト機能が設定されている波形記
録計において、ゼロアジャスト機能時、上記CPUは上
記増幅器を上記入力ラインから切り離して上記入力カッ
プリング部の上記GND端子側に接続させた状態で、上
記増幅器の出力を上記A/D変換器を介して上記メモリ
に取り込み、その増幅器出力に基づいて同増幅器のドリ
フト量を算出するにあたって、上記CPUは現在に設定
されている測定処理機能が実効値測定機能である場合に
は、そのドリフト量を実効値にて算出することを特徴と
している。
【0011】この場合、上記ドリフト量をD/A変換器
にてアナログ値に変換して、上記増幅器出力に加算して
もよいし、もしくは上記ドリフト量をもって、上記表示
手段上におけるGNDレベルを変更するようにしてもよ
い。
【0012】また、現在に設定されている測定処理機能
が実効値測定機能以外の測定機能である場合には、上記
メモリに取り込まれた増幅器出力の加算平均値をもって
ゼロアジャストの補正ドリフト量とすればよい。
【0013】このように、現在設定されている測定処理
機能が実効値測定機能かもしくはそれ以外の測定機能か
に応じて、増幅器のドリフト量を実効値検出とするか、
加算平均値検出とすることにより、確実なゼロアジャス
トを行なうことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の技術的思想をより
よく理解するため、図1に示されている本発明の実施例
について説明する。なお、同図において先に説明した図
2の従来装置に対応する構成要素にはそれと同じ参照符
号が付されている。
【0015】これによると、先に説明した図2の従来装
置に加えて、CPU6に実効値検出部11が設けられ、
また、ドリフト量のフィードバック系を構成するD/A
変換器10に対して加算平均値検出部9もしくは実効値
検出部11のいずれかを選択的に接続するセレクタ12
が設けられている。
【0016】通常の測定時には、CPU6により入力カ
ップリング部1が入力ライン側に接続される。これによ
り、アナログ入力信号が増幅器2を介してA/D変換器
3に入力されA/D変換された後、DMAC4によりメ
モリ5にそのデータが取り込まれる。CPU6は、メモ
リ5からデータを読み出し、それに所定の測定処理を施
してディスプレイやプリンタなどの表示手段7に表示す
る。
【0017】次に、ゼロアジャスト動作について説明す
る。操作部8からゼロアジャスト指示が出されると、C
PU6は入力カップリング部1をGND端子側に切り替
える。なお、CPU6に対するゼロアジャスト指示は測
定スタート時に自動的に出力されるようにしてもよい。
【0018】これにより、増幅器2がGND端子に接続
された状態で、同増幅器2の出力がA/D変換器3およ
びDMAC4を介してメモリ5に取り込まれる。なお、
この出力データの取り込みは所定回数にわたって行なわ
れ、したがってメモリ5には複数個の出力データが蓄積
される。
【0019】しかる後、CPU6は現在この波形記録計
に設定されている測定処理機能が実効値測定機能である
か、もしくはそれ以外の測定機能であるかを識別する。
そして、実効値測定機能である場合には、メモリ5内の
出力データを読み出し、実効値検出部11おいてそれに
実効値演算を施して増幅器2のドリフト量を実効値にて
検出する。このドリフト量はセレクタ12を介してD/
A変換器10に与えられ、同D/A変換器10からその
ドリフト量を打ち消す直流分が増幅器2の出力に加算さ
れる。
【0020】これに対して、現在この波形記録計に設定
されている測定処理機能が実効値測定機能以外の測定機
能である場合には、従来と同様に、メモリ5内の出力デ
ータを読み出し、加算平均値検出部9にてそれらの各出
力データの加算平均をとり増幅器2のドリフト量を検出
する。そして、このドリフト量がセレクタ12を介して
D/A変換器10に与えられることにより、上記と同じ
くゼロアジャストが行なわれる。
【0021】このように、測定処理機能に応じて検出さ
れるドリフト量をもってゼロアジャスト処理を行なうこ
とにより、ゼロアジャスト時の波形レベルをGNDレベ
ルに対してほぼ一致させることができる。
【0022】なお、上記実施例ではD/A変換器10を
含むフィードバック系にてゼロアジャストを行なうよう
にしているが、各検出部9,11にて検出されたドリフ
ト量をもって表示手段7のGNDレベルを変更して、見
掛上のゼロアジャストを行なうようにしてもよい。ま
た、上記実施例の図1では説明の便宜上、加算平均検出
部9と実効値検出部11とをCPU6から独立した構成
要素として描いているが、実際にはそれらの各機能をC
PU6内に含ませることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
増幅器を入力カップリング部のGND端子側に接続させ
た状態で、同増幅器の出力をA/D変換器を介してメモ
リに取り込み、その増幅器出力により同増幅器のドリフ
ト量を算出し、それに基づいてゼロアジャストを行なう
にあたって、現在設定されている測定処理機能が実効値
測定機能かもしくはそれ以外の測定機能かに応じて、増
幅器のドリフト量を実効値検出とするか、加算平均値検
出とすることにより、確実なゼロアジャストを行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による波形記録計の一実施例を示したブ
ロック線図。
【図2】従来の波形記録計の一般的な構成を示したブロ
ック線図。
【図3】増幅器のドリフトによる波形とGNDレベルと
の関係を示した説明図。
【図4】図3の波形のドリフト量を加算平均により求め
てゼロアジャストした場合を示した説明図。
【図5】図4の波形を実効値演算した場合の波形とGN
Dレベルとの関係を示した説明図。
【符号の説明】
1 入力カップリング部 2 増幅器 3 A/D変換器 4 DMAC 5 ストレージメモリ 6 CPU 7 表示手段 8 操作部 9 加算平均値検出部 10 D/A変換器 11 実効値検出部 12 セレクタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力カップリング部を介してアナログ入
    力ラインもしくはグランド(GND)端子のいずれか一
    方に接続される増幅器と、同増幅器の出力をディジタル
    データ信号に変換するA/D変換器と、そのデータ信号
    を記憶するメモリと、操作部からの指示に基づいて同メ
    モリから波形データを読み出し、所定の測定処理機能を
    実行してディスプレイなどの表示手段に表示する中央演
    算処理ユニット(CPU)とを含み、上記CPUにその
    測定処理機能の一つとしてゼロアジャスト機能が設定さ
    れている波形記録計において、ゼロアジャスト機能時、
    上記CPUは上記増幅器を上記入力ラインから切り離し
    て上記入力カップリング部の上記GND端子側に接続さ
    せた状態で、上記増幅器の出力を上記A/D変換器を介
    して上記メモリに取り込み、その増幅器出力に基づいて
    同増幅器のドリフト量を算出するにあたって、上記CP
    Uは現在に設定されている測定処理機能が実効値測定機
    能である場合には、そのドリフト量を実効値にて算出す
    ることを特徴とする波形記録計。
  2. 【請求項2】 上記CPUにて算出された上記ドリフト
    量をD/A変換器にてアナログ値に変換して、上記増幅
    器出力に加算することを特徴とする請求項1に記載の波
    形記録計。
  3. 【請求項3】 上記CPUにて算出された上記ドリフト
    量をもって、上記表示手段上におけるGNDレベルを変
    更することを特徴とする請求項1に記載の波形記録計。
  4. 【請求項4】 上記CPUは現在に設定されている測定
    処理機能が実効値測定機能以外の測定機能である場合に
    は、上記メモリに取り込まれた増幅器出力の加算平均値
    をもって上記ゼロアジャストの補正ドリフト量とするこ
    とを特徴とする請求項1〜3に記載のいずれか1項に記
    載の波形記録計。
JP14803796A 1996-05-17 1996-05-17 波形記録計 Pending JPH09304122A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103575948A (zh) * 2012-07-24 2014-02-12 北京普源精电科技有限公司 一种具有消除前端偏移误差功能的示波器
CN107782942A (zh) * 2016-08-31 2018-03-09 北京普源精电科技有限公司 示波器测量电路及其有源前端、测试系统、测量方法

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