JPH07248882A - アナログ入力処理装置 - Google Patents

アナログ入力処理装置

Info

Publication number
JPH07248882A
JPH07248882A JP4087794A JP4087794A JPH07248882A JP H07248882 A JPH07248882 A JP H07248882A JP 4087794 A JP4087794 A JP 4087794A JP 4087794 A JP4087794 A JP 4087794A JP H07248882 A JPH07248882 A JP H07248882A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
analog
multiplexer
input
analog signals
input processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4087794A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kurimoto
武司 栗本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4087794A priority Critical patent/JPH07248882A/ja
Publication of JPH07248882A publication Critical patent/JPH07248882A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、本来のアナログ入力処理時間を維持
して故障診断をも確実に行うこと。 【構成】各アナログ信号AI2〜AInを常用系マルチ
プレクサ(2) を通して選択的に入力し、これと共に診断
系マルチプレクサ(31)から同時に同アナログ信号AI2
〜AInを選択的に入力し、これら常用系及び診断系の
各マルチプレクサ(2,31)から入力された各アナログ信号
同士を比較し、その偏差が許容範囲内にあるかを比較器
(32)によりチェックし、その判定結果であるエラー判定
信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業用の制御システム
においてプロセスのアナログ量、例えば圧力、流量、温
度等のアナログ信号を入力してディジタルデータに変換
するアナログ入力処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4はアナログ入力処理装置の構成図で
ある。圧力、流量、温度等の複数のアナログ信号(電圧
信号)AI1〜AInは、フィルタ1を通してマルチプ
レクサ2に入力している。なお、フィルタ1は、各チャ
ンネル毎のリップル、ノイズ除去を目的として接続され
ている。
【0003】このマルチプレクサ2は、マイクロプロセ
ッサ3(又は上位制御装置)から送出されるAIチャン
ネル選択信号aによりチャンネル選択(1〜n)を行う
ものとなっている。
【0004】このマルチプレクサ2の出力端子には、イ
ンピーダンス変換器としてのバッファ4が接続され、さ
らに絶縁アンプ5、増幅器6、A/Dコンバータ7が直
列接続され、このA/Dコンバータ7の出力端子にマイ
クプロセッサ3が接続されている。
【0005】このマイクプロセッサ3は、図5に示すア
ナログ入力処理の流れ図に従って各アナログ信号AI1
〜AInを入力処理する。なお、マイクプロセッサ3か
ら送出されAIチャンネル選択信号aは、フォトカプラ
8を通してマルチプレクサ2に入力している。又、使用
上絶縁の必要のない場合には、絶縁アンプ5及びフォト
カプラ8はアナログ入力処理装置に組み込まれないケー
スがある。
【0006】次にかかる構成の装置のアナログ入力処理
を図5に示すアナログ入力処理の流れ図、及び図6に示
す動作タイミング図を参照して説明する。マイクロプロ
セッサ3は、ステップ#1において選択チャンネル「n
=1」のAIチャンネル選択信号aを送出する。なお、
この1チャンネルあたりの入力処理期間(1サイクル)
はtとなっている。
【0007】このAIチャンネル選択信号aがフォトカ
プラ8を通してマルチプレクサ2に入力すると、このマ
ルチプレクサ2は、アナログ信号AI1を選択入力す
る。このアナログ信号AI1は、絶縁アンプ5を通り、
増幅器6で適切な電圧レベルに増幅されてA/Dコンバ
ータ7に入力する。
【0008】このときステップ#2においてマイクロプ
ロセッサ3は、A/Dコンバータ7に対してA/D変換
スタート信号を送出する。ここで、A/Dコンバータ7
は、アナログ信号AI1をディジタルデータに変換し、
このタイミングでマイクロプロセッサ3は、ステップ#
3においてA/Dコンバータ7のディシタルデータ出力
を読み込む。
【0009】次にマイクロプロセッサ3は、ステップ#
4において選択チャンネル「n=2」に設定し、これが
選択チャンネルの最終ポイント「n」よりも大きくかを
チェックした後、最終ポイント「n」以下であれば選択
チャンネル「n=2」のAIチャンネル選択信号aを送
出する。
【0010】これ以降、上記アナログ信号の入力処理を
1サイクルとして選択チャンネル「2」、選択チャンネ
ル「3」、…選択チャンネル「n」の各アナログ信号A
I2〜AInを順次入力処理し、選択チャンネル「n」
の処理終了後は再び選択チャンネル「1」の入力処理に
戻る。
【0011】しかしながら、このような入力装置では、
ハードウェア構成においてその故障を検出する機能を備
えていないので、制御システムにおける制御処理データ
としての信頼性を欠くことになる。
【0012】このような制御処理データとしての信頼性
を改善して入力処理の信頼性を高めるために図7に示す
ように故障診断のための回路系を付加したアナログ入力
処理装置がある。
【0013】複数のアナログ信号AI1〜AInは、フ
ィルタ1を通してマルチプレクサ(以下、常用系マルチ
プレクサと称する)2に入力すると共に、診断系のフィ
ルタ10を通して診断系マルチプレクサ11に入力して
いる。
【0014】これら常用系マルチプレクサ2と診断系マ
ルチプレクサ11とは並列接続されてバッファ4に接続
されている。又、これらマルチプレクサ2、11は、共
にフォトカプラ8を通して入力するAIチャンネル選択
信号aによりチャンネル選択(1〜n)を行うものとな
っている。
【0015】なお、常用系マルチプレクサ2には、電源
VREF からの基準入力電圧bが入力している。次にかか
る構成の装置のアナログ入力処理を図8に示すアナログ
入力処理の流れ図、及び図9に示す動作タイミング図を
参照して説明する。
【0016】マイクロプロセッサ3は、ステップ#10
において基準入力電圧bを選択するAIチャンネル選択
信号aを送出する。このAIチャンネル選択信号aがフ
ォトカプラ8を通して常用系マルチプレクサ2に入力す
ると、この常用系マルチプレクサ2は、基準入力電圧b
を選択出力する。
【0017】この基準入力電圧bは、上記同様に絶縁ア
ンプ5及び増幅器6を通ってA/Dコンバータ7に入力
する。この時点でマイクロプロセッサ3からA/D変換
スタート信号が送出されると、A/Dコンバータ7は、
アナログ信号AI1をディジタルデータに変換する。こ
こで、マイクロプロセッサ3は、A/Dコンバータ7の
ディシタルデータ出力を読み込む。
【0018】次にマイクロプロセッサ3は、ステップ#
11においてディシタル信号が許容範囲内であるかの比
較チェックを実行し、アナログ入力処理装置自身の正常
性をチェックする。
【0019】この比較チェックの結果、ディジタルデー
タが許容範囲を越えていれば、マイクロプロセッサ3
は、ステップ#12に移ってA/D変換エラーとしてそ
れ以降の入力処理を行わず、再度基準入力電圧bのチェ
ックを実行する。
【0020】又、ディジタルデータが許容範囲内であれ
ば、マイクロプロセッサ3は、アナログ入力処理装置自
身が正常であると判断しステップ#13に移って選択チ
ャンネル「n=1」のAIチャンネル選択信号aを送出
する。
【0021】このAIチャンネル選択信号aの送出によ
り常用系マルチプレクサ2からアナログ信号AI1が選
択入力されると、このアナログ信号AI1は、上記同様
に絶縁アンプ5及び増幅器6を通ってA/Dコンバータ
7に入力し、ステップ#14においてA/Dコンバータ
7によりディジタルデータに変換され、続いてステップ
#15においてマイクロプロセッサ3により読み込まれ
る。このときのディジタルデータをNとする。
【0022】以上の常用系マルチプレクサ2の選択入力
によるアナログ入力処理装置自身の正常性のチェック、
及びアナログ信号AI1の入力処理の期間、診断系マル
チプレクサ11は図9に示すように非選択状態にある。
【0023】次にマイクロプロセッサ3は、常用系マル
チプレクサ2を非選択とするとともに診断系マルチプレ
クサ11を選択チャンネル「n=1」を選択する。この
選択により診断系マルチプレクサ11からアナログ信号
AI1が選択入力されると、このアナログ信号AI1
は、上記同様に絶縁アンプ5及び増幅器6を通ってA/
Dコンバータ7に入力し、ステップ#16においてA/
Dコンバータ7によりディジタルデータに変換され、続
いてステップ#17においてマイクロプロセッサ3によ
って読み込まれる。このときのディジタルデータをN´
とする。
【0024】次にマイクロプロセッサ3は、ステップ#
18において常用系及び診断系のマルチプレクサ2、1
1を通して読み込んだ各ディジタルデータN、N´の偏
差N−N´を求め、この偏差が正常範囲内にあるかを診
断する。
【0025】この診断の結果、偏差N−N´が正常範囲
を越えていれば、マイクロプロセッサ3は、ステップ#
20において選択チャンネル「1」のA/D変換器エラ
ーとしてそのディジタルデータを取り扱わず、次の選択
チャンネルの入力処理を進める。
【0026】又、偏差N−N´が正常範囲内であれば、
マイクロプロセッサ3は、選択チャンネル「1」の入力
データとして採用し、ステップ#19において選択チャ
ンネルの最終ポイント「n」であるかをチェックし、ス
テップ#21において選択チャンネルの更新を行う。
【0027】これ以降、上記同様にアナログ信号の入力
処理を1サイクルとして選択チャンネル「2」、選択チ
ャンネル「3」、…選択チャンネル「n」の各アナログ
信号AI2〜AInを順次入力処理し、選択チャンネル
「n」の処理終了後は再び選択チャンネル「1」の入力
処理に戻る。
【0028】しかしながら、上記故障診断のための回路
系を付加していない入力装置においてアナログ入力処理
周期Tを求めると、 T=n×t …(1) となる。ここで、nはチャンネル数、tは1チャンネル
あたりのA/D変換時間である。
【0029】一方、故障診断のための回路系を付加した
入力装置においてアナログ入力処理周期Tは、 T=t+n・(2t) …(2) となる。
【0030】このため、故障診断のための回路系を付加
した装置では、アナログ入力処理の性能そのものが著し
く低下する。すなわち、故障診断の回路系を付加して信
頼性を高めるあまり、本来のアナログ入力処理時間が約
2倍と長くなってしまう。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】以上のように故障診断
のための回路系を付加した装置では、アナログ入力処理
時間が長くなる。そこで本発明は、本来のアナログ入力
処理時間を維持して故障診断をも確実に行うことができ
るアナログ入力処理装置を提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、複数
のアナログ信号を常用系マルチプレクサを通して選択的
に入力するアナログ入力処理装置において、常用系マル
チプレクサから入力するアナログ信号と同一アナログ信
号をを同一入力タイミングで選択的に入力する診断系マ
ルチプレクサと、常用系マルチプレクサ及び診断系マル
チプレクサから入力された各アナログ信号同士を比較し
てその偏差が許容範囲内にあるかをチェックする比較手
段と、を備えて上記目的を達成しようとするアナログ入
力処理装置である。請求項2によれば、各アナログ信号
同士の偏差が許容範囲外の場合にアナログ信号の処理を
停止する制御手段を備えている。
【0033】
【作用】請求項1によれば、複数のアナログ信号を常用
系マルチプレクサを通して選択的に入力すると、これと
同時に診断系マルチプレクサから常用系マルチプレクサ
を通して入力するアナログ信号と同一アナログ信号を同
一入力タイミングで選択的に入力する。そして、これら
常用系及び診断系の各マルチプレクサから入力された各
アナログ信号同士を比較手段により比較し、その偏差が
許容範囲内にあるかをチェックする。請求項2によれ
ば、各アナログ信号同士のチェックの結果、その偏差が
許容範囲外の場合、アナログ信号の入力処理が制御手段
により停止される。
【0034】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1はアナログ入力処理装置の構成図で
ある。産業用の制御システムにおいてプロセスの圧力、
流量、温度等を示す複数のアナログ信号(電圧信号)A
I1〜AInは、フィルタ1を通して常用系マルチプレ
クサ2に入力している。なお、フィルタ1は、各チャン
ネル毎のリップル、ノイズ除去を目的として接続されて
いる。
【0035】このマルチプレクサ2は、マイクロプロセ
ッサ30(又は上位制御装置)から送出されるAIチャ
ンネル選択信号aによりチャンネル選択(1〜n)を行
うものとなっている。
【0036】このマルチプレクサ2の出力端子には、イ
ンピーダンス変換器としてのバッファ4が接続され、さ
らに絶縁アンプ5、適切な電圧レベルに増幅する増幅器
6、A/Dコンバータ7が直列接続され、このA/Dコ
ンバータ7の出力端子にマイクプロセッサ30が接続さ
れている。
【0037】又、常用系マルチプレクサ2には、電源V
REF からの基準入力電圧bが入力している。一方、診断
系マルチプレクサ31には、フィルタ10を通して上記
各アナログ信号AI1〜AInが入力している。この診
断系マルチプレクサ31は、マイクロプロセッサ30
(又は上位制御装置)から送出されるAIチャンネル選
択信号aを受けて、常用系マルチプレクサ2から入力す
るアナログ信号AI1〜AInと同一アナログ信号AI
1〜AInを同一入力タイミングで選択的に入力する機
能を有するものとなる。
【0038】比較器32は、常用系マルチプレクサ2及
び診断系マルチプレクサ31から選択された各アナログ
信号AI1〜AInを入力し、これらアナログ信号同士
を比較してその偏差が許容範囲内にあるかをチェック
し、許容範囲内にあれば正常、許容範囲を越えていれば
異常と判定し、これら判定内容を示すエラー判定信号c
を出力する機能を有している。
【0039】なお、この比較器32は、例えばコンパレ
ータから構成されるもので、エラー判定信号cはフォト
カプラ33を通してマイクロプロセッサ30(又は上位
制御装置)に送られるものとなっている。
【0040】マイクプロセッサ30は、図2に示すアナ
ログ入力処理の流れ図に従って各アナログ信号AI1〜
AInを入力処理する機能を有している。このマイクプ
ロセッサ30は、比較器31から異常判定のエラー判定
信号cを受け取ると、その異常判定されたチャンネルに
該当するディジタルデータの読み込みを停止する機能を
有している。
【0041】なお、マイクプロセッサ30から送出され
るAIチャンネル選択信号aは、フォトカプラ8を通し
てマルチプレクサ2に入力している。又、上記同様に使
用上絶縁の必要のない場合には、絶縁アンプ5及びフォ
トカプラ8は装置に組み込まれないケースがある。
【0042】次に上記の如く構成された装置のアナログ
入力処理を図2に示すアナログ入力処理の流れ図、及び
図3に示す動作タイミング図を参照して説明する。マイ
クロプロセッサ30は、ステップ#30において基準入
力電圧bを選択するAIチャンネル選択信号aを送出す
る。このAIチャンネル選択信号aがフォトカプラ8を
通して常用系マルチプレクサ2に入力すると、この常用
系マルチプレクサ2は、基準入力電圧bを選択出力す
る。
【0043】この基準入力電圧bは、絶縁アンプ5及び
増幅器6を通ってA/Dコンバータ7に入力する。この
時点でマイクロプロセッサ30からA/D変換スタート
信号が送出されると、A/Dコンバータ7は、基準入力
電圧bをディジタルデータに変換する。ここで、マイク
ロプロセッサ3は、A/Dコンバータ7のディシタルデ
ータ出力を読み込む。
【0044】次にマイクロプロセッサ3は、ステップ#
31において基準入力電圧bのディシタルデータが許容
範囲内であるかの比較チェックを実行し、アナログ入力
処理装置自身の正常性をチェックする。
【0045】この比較チェックの結果、ディジタルデー
タが許容範囲を越えていれば、マイクロプロセッサ30
は、ステップ#32に移ってA/D変換エラーとしてそ
れ以降の入力処理を行わず、再度基準入力電圧bのチェ
ックを実行する。
【0046】又、ディジタルデータが許容範囲内であれ
ば、マイクロプロセッサ30は、アナログ入力処理装置
自身が正常であると判断し、ステップ#33に移って選
択チャンネル「n=1」のAIチャンネル選択信号aを
送出する。
【0047】次に、このAIチャンネル選択信号aは、
フォトカプラ8を通して常用系マルチプレクサ2及び診
断系マルチプレクサ31に同時に入力する。これにより
各マルチプレクサ2、31は、同時にアナログ信号AI
1を選択して入力する。
【0048】このうち、常用系マルチプレクサ2から選
択入力されたアナログ信号AI1は、絶縁アンプ5を通
り、増幅器6で適切な電圧レベルに増幅されてA/Dコ
ンバータ7に入力する。
【0049】この時点でマイクロプロセッサ3は、ステ
ップ#34においてA/Dコンバータ7に対してA/D
変換スタート信号を送出する。これにより、A/Dコン
バータ7は、アナログ信号AI1をディジタルデータに
変換する。
【0050】一方、常用系及び診断系マルチプレクサ
2、31から選択された各アナログ信号AI1は、比較
器32に入力する。この比較器32は、常用系及び診断
系マルチプレクサ2、31から選択出力された各アナロ
グ信号AI1、AI1を入力し、これらアナログ信号A
I1、AI1同士を比較してその偏差が許容範囲内にあ
るかをチェックする。
【0051】このチェックの結果、比較器32は、各ア
ナログ信号AI1、AI1の偏差が許容範囲内であれば
正常と判定し、許容範囲を越えていれば異常と判定して
そのエラー判定信号cを出力する。
【0052】ここで、上記A/Dコンバータ7は、一般
的にA/D変換スタートからディジタルデータに変換す
るまでに数十uS〜数十mSの変換時間を要する。従っ
て、マイクロプロセッサ30は、ステップ#35におい
て図3に示すようにA/Dコンバータ7によるA/D変
換スタートからディジタルデータに変換するまでの待ち
時間に、エラー判定信号cを読み込み、次のステップ#
36においてエラー判定信号cの内容からA/Dコンバ
ータ7から読み込んだディジタルデータに対する正常/
異常を判定する。
【0053】この判定の結果、異常判定であれば、マイ
クロプロセッサ30は、ステップ#37において選択チ
ャンネル「1」のA/D変換エラーとし、この選択チャ
ンネル「1」のディジタルデータの読み込みを中止す
る。
【0054】又、正常判定であれば、マイクロプロセッ
サ30は、ステップ#38において選択チャンネル
「1」の入力データとして取り扱ってそのディジタルデ
ータを読み込む。
【0055】次にマイクロプロセッサ30は、ステップ
#39において選択チャンネルの最終ポイント「n」で
あるかをチェックし、ステップ#40において選択チャ
ンネルの更新を行う。
【0056】これ以降、基準入力電圧bによるアナログ
入力処理装置自身の正常性のチェック、及び診断系マル
チプレクサ31によるA/D変換チェックを行うアナロ
グ信号の入力処理を1サイクルとして、選択チャンネル
「2」、選択チャンネル「3」、…選択チャンネル
「n」の各アナログ信号AI2〜AInを順次入力処理
し、選択チャンネル「n」の処理終了後は再び選択チャ
ンネル「1」の入力処理に戻る。
【0057】従って、常用系マルチプレクサ2及び診断
系マルチプレクサ31は、図3に示すようにチャンネル
の非選択状態がなく、順次選択チャンネル「1」〜
「n」のアナログ信号を入力する動作となる。
【0058】このようにして基準入力電圧bによるアナ
ログ入力処理装置自身の正常性のチェック、及び診断系
マルチプレクサ31によるA/D変換チェックを含む全
アナログ入力処理周期Tを求めると、 T=(n+1)・t …(3) となる。ここで、tは1チャンネルあたりのA/D変換
時間である。
【0059】このように上記一実施例においては、各ア
ナログ信号AI2〜AInを常用系マルチプレクサ2を
通して選択的に入力すると共に診断系マルチプレクサ3
1から同時に同アナログ信号AI2〜AInを選択的に
入力し、これら常用系及び診断系の各マルチプレクサ
2、31から入力された各アナログ信号同士を比較して
その偏差が許容範囲内にあるかをチェックするようにし
たので、基準入力電圧bによるアナログ入力処理装置自
身の正常性のチェック、及び診断系マルチプレクサ31
によるA/D変換チェックに要する時間を、上記式(3)
に示すように従来装置と比較して格段にそのアナログ入
力処理速度を速くできる。
【0060】そのうえ、アナログ入力処理の性能を落と
すことなく確実にアナログ入力処理装置自身の正常性の
チェック、及びA/D変換チェックを行うことができ
る。そして、これらチェックにより異常と判定した場合
には、その選択チャンネルのディジタルデータの読み込
みを行わず、制御処理データとしての信頼性を高めるこ
とができる。
【0061】なお、本発明は、上記一実施例に限定され
るものでなく次の通りに変形してもよい。例えば、上記
一実施例では、産業用の制御システムにおいてプロセス
の圧力、流量、温度等のアナログ信号を取扱っている
が、その他装置のアナログ信号を入力する場合にも適用
できる。
【0062】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、本
来のアナログ入力処理時間を維持して故障診断をも確実
に行うことができるアナログ入力処理装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるアナログ入力処理装置の一実施
例を示す構成図。
【図2】同装置のアナログ入力処理の流れ図。
【図3】同装置のアナログ入力処理の動作タイミング
図。
【図4】従来装置の構成図。
【図5】同装置のアナログ入力処理の流れ図。
【図6】同装置のアナログ入力処理の動作タイミング
図。
【図7】故障診断系の回路を付加した従来装置の構成
図。
【図8】同装置のアナログ入力処理の流れ図。
【図9】同装置のアナログ入力処理の動作タイミング
図。
【符号の説明】
1…フィルタ、2…常用系マルチプレクサ、4…バッフ
ァ、5…絶縁アンプ、6…増幅器、7…A/Dコンバー
タ、8,33…フォトカプラ、30…マイクロプロセッ
サ、31…診断系マルチプレクサ、32…比較器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアナログ信号を常用系マルチプレ
    クサを通して選択的に入力するアナログ入力処理装置に
    おいて、 前記常用系マルチプレクサから入力するアナログ信号と
    同一アナログ信号をを同一入力タイミングで選択的に入
    力する診断系マルチプレクサと、 前記常用系マルチプレクサ及び前記診断系マルチプレク
    サから入力された各アナログ信号同士を比較してその偏
    差が許容範囲内にあるかをチェックする比較手段と、を
    具備したことを特徴とするアナログ入力処理装置。
  2. 【請求項2】 各アナログ信号同士の偏差が許容範囲外
    の場合に前記アナログ信号の処理を停止する制御手段を
    備えたことを特徴とする請求項1記載のアナログ入力処
    理装置。
JP4087794A 1994-03-11 1994-03-11 アナログ入力処理装置 Pending JPH07248882A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4087794A JPH07248882A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 アナログ入力処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4087794A JPH07248882A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 アナログ入力処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07248882A true JPH07248882A (ja) 1995-09-26

Family

ID=12592750

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4087794A Pending JPH07248882A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 アナログ入力処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07248882A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7903539B2 (en) 2006-02-28 2011-03-08 Fujitsu Ten Limited Electronic control unit
CN108226762A (zh) * 2018-01-15 2018-06-29 浙江中控技术股份有限公司 一种用于多路信号采集电路的诊断电路

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7903539B2 (en) 2006-02-28 2011-03-08 Fujitsu Ten Limited Electronic control unit
CN108226762A (zh) * 2018-01-15 2018-06-29 浙江中控技术股份有限公司 一种用于多路信号采集电路的诊断电路
CN108226762B (zh) * 2018-01-15 2021-02-02 浙江中控技术股份有限公司 一种用于多路信号采集电路的诊断电路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7209868B2 (en) Signal monitoring system and method
JPH07248882A (ja) アナログ入力処理装置
KR100825727B1 (ko) 직렬 버스를 이용한 아날로그 신호의 디지털 변환 데이터수집 장치 및 그 방법
JPH05101228A (ja) アナログ入力カードシステム
JPH05231876A (ja) アナログ信号切換装置
JPS6051136B2 (ja) デ−タ誤り検出方式
WO2021205925A1 (ja) 集積回路
JP2550896B2 (ja) 故障診断装置
JP2004093198A (ja) 自己診断機能を有する電子装置
JPH075993A (ja) アナログ信号入力装置
US20210029454A1 (en) Sound reproduction device and sound reproduction system
JP3164996B2 (ja) シリアルデータ受信装置
JPH05204692A (ja) 情報処理装置の故障検出・切離方式
JPH11317665A (ja) A/d変換装置
JPH0567185B2 (ja)
JPS58129859A (ja) プロセス信号伝送方法
JPH05300117A (ja) フレーム変換エラー検出回路
JPH09304122A (ja) 波形記録計
JPS63314939A (ja) データ伝送システムにおける異常検出方法
JPH04365156A (ja) データ伝送エラー検出回路
JPH05292068A (ja) 信号切替方式
JPH09261840A (ja) 保護継電装置
JPH0951272A (ja) 中継装置
JPH02189639A (ja) 制御システムの二重化切換装置
JPH05145524A (ja) データ監視装置