JPS5999612A - 高電圧ケ−ブル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、長期安定性に優れた架橋ポリエチレンケーブ
ルに関するものである。

〔発明の背景及び概要〕

高電圧用ケーブルとしては、ＯＦケーブルの他に架橋ポ
リエチレンケーブル等が用いられている。

このうち後者は、保守の容易さ、低送電ロス、等から前
者に代わり広く使用されつつある。ところが、後者は長
期安定性に於て前者に比べ劣る欠点があり、この欠点を
改善するため従来より種々の検討がなされてきたが、依
然として満足すべき解決は得られていない。

発明者らは、上記の点に鑑みて、種々検討を加えた結果
、架橋剤としてｔ−ブチルクミルパーオキサイドを用い
れば、長期特性が大ｒｌＪに改善できることを見い出し
た。

さらにこの効果は、架橋方式が乾式である場合、絶縁厚
が７ｕ以上である場合、及び絶縁層の外方に金属層を有
する遮水層を設けた場合に、いっそう顕著になることが
、調査の結果間らかになった。

本発明は、上記の点に鑑みて為されたものであり、長期
安定性に優れた架橋ポリエチレン絶縁ケー７’ルを提供
するものである。

〔発明の詳細な説明〕

本発明ニおいて、架橋剤として、ｔ−プチルクミルパー
オキサイドを用いた理由は、後述する実験例より明らか
なように、長期の安定性が大巾に向上するためである。

本現象が、いかなる理由により生ずるかは、まだ明らか
でないが、本現象に基づき高性能の高電圧ケーブルを提
供しうろことは明白である。

ｆｌｌｌ　、本発明は、絶縁層として用いる架橋ポリエ
チレンに、必要に応じ酸化防止剤等を配合しても良い。

以下に本発明の効果を実験例に基づいて説明する。

低密度ポリエチレン（ＭＩ＝３、密度＝０．９２）１０
０重量部に、４，４′−チオビス−（６−ｔ−ブチル−
３−メチルフェノール）　０．２　を置部及び架橋剤と
して第１表に示す過酸化物を配合し、そのポリエチレン
組成物を１５０　ＭＱ　　のより線の外方に押出し被覆
して３．７及び２３航の各厚さの絶縁層とし、各種の加
熱方法による化学架橋を行なってケーブルを得た。

得られたケーブルを、９０℃の温度で、７ＫＶ／＃ＩＪ
ＩＬの空中課電を行ない、破壊に至るまでの時間を測定
した。

本発明の実施例及び比較例の評価は、比較例１１比較例
２、比較例８及び比較例４の破壊時間を、それぞれＴ０
ｎ　Ｔｓ＋　Ｔｓ及びＴ４とし、これらと同絶縁厚の実
施例の破壊時間をそれぞれ比で求めた。

ケーブルサイズ、絶縁厚、内外半導電層厚さ、配合及び
上記破壊時間（比較例１，２．８．４に対する比）は第
１表に示した通りである。

第１表の破壊時間の結果より明らかな上うに、ｔ−ブチ
ルクミルパーオキサイドを架橋剤として用いたケーブル
は、長期絶縁破壊特性が、従来から使用されているジク
ミルパーオキサイドで架橋したケーブルよりも優れたも
のであった。

さらに、この効果は、赤外線架橋及びシリコーンバスで
架橋した場合や、絶縁厚が７鰭以上の場合に、いっそう
顕著であった。

又比較例３、実施例３のケーブルを用いて、その上に金
属層を設けてＰｖＣシースを被覆したケーブルを作成し
、先と同様の試験を行なった結果、実施例３を用いたケ
ーブルの破壊時間は、比較例３を用いたケーブルの約１
０倍となった。

手続補正書（方式） 昭和５８年４月ρ日 特許庁長官　若杉和夫　　　殿 １、事件の表示 昭和５７年特許願　第２１００９１　　号２、発明の名
称 高電圧ケーブル ３、補正をする者 事件との関係　　　特許出願人 住所　　　　大阪市東区北浜５丁目１５番地名称（２１
，１）住友電気工業株式会社社長　用上哲部 屯代理人 住所　　　　大阪市此花区島屋１丁目１番３号住友電気
工業株式会社内 ６、補正の対象 明　　細　　書 ７、補正の内容 タイプ印書による明細書を別紙の通り提出します。

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Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）ｔ−ブチルクミルパーオキサイドを架橋剤トして
   用いた架橋ポリエチレンを絶縁層とする高電圧ケーブル
   。
2. （２）架橋方式が乾式である特許請求の範囲第（１）項
   記載の高電圧ケーブル。
3. （３）絶縁厚が７ＩｕＬ以上である特許請求の範囲第（
   １）あるいは第（２）項記載の高電圧ケーブル。
4. （４）絶縁層の外方に金属層を有する遮水層を設けた特
   許請求の範囲第（１）、第（２）あるいは第（３）項記
   載の高電圧ケーブル。