JPS599907Y2 - ラベルプリンタの品名印取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ラベルプリンタの品名印取付装置に関する
ものである。

従来、ラベルプリンタにおいては長尺状の台紙にラベル
を所定間隔毎に貼着し、このラベルにプノンタで単価、
重量、値段等のデータを印字するとともに商品名や場合
によっては店名等の固有情報を品名印によって印字する
ことにより必要ラベルを形戊し、これを台紙より剥離し
て使用している。

そして、手動貼着を行なうものやラベル剥離部の手前側
が開放されるものについては品名印を手前側から装着し
うるため、かなりの空間的余裕があり、品名印ホルダー
の形状および寸法も任意に設定できるものであるが、自
動ラベリングシステムにおいてはラベル剥離部の手前側
に貼付装置が位置し、この貼付装置とプリンタとの間の
間隙が狭くて品名印装着スペースが小さい。

そのため、狭い空間内で品名印ホルダーの着脱が容易で
あり、かつ、安定した取付状態を得ることが必要なもの
である。

また、品名印は商品の品名の他に特売品表示等の補助品
名印も必要であり、二個の品名印取付けが必要なもので
ある。

この考案は、このような点に鑑みなされたもので、取付
スペースが小さくても着脱容易で安定した取付状態を得
ることができ、二個の品名印を確実に取付けうるラベル
プリンタの品名印取付装置を得ることを目的とする。

この考案は、往復動する直方体状の駆動体にそのほぼ全
長にわたって一個のマグネットを装着するとともにこの
駆動体の前後縁に各対どうしの間隔を変えた複数対の切
矢部を形威し、この駆動体の幅寸法とほぼ一致する幅で
前記切矢部の少なくとも二対に嵌合する突片が品名印装
着空間の側壁より延長されて形威され長手方向につまみ
部が延出形威された二個の品名印ホルダーを設けたこと
を特徴とするものである。

したがって、駆動体と品名印ホルダーとの幅寸法はほは
゛一致しており、しかも両者の取付関係は切欠部と突片
との係合により確実になされ、品名印ホルダーのつまみ
部は側方へ延出されているため、側方からの操作により
その着脱を容易に行なわせることができ、二個の品名印
ホルダーの装着位置は自ずから定められ、しかもマグネ
ットは一個であっても長手方向には大きいため、強固な
取付状態が得られるように構或したものである。

この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。

まず、プリンタ１が設けられ、このプリンタ１の前部に
は印台を兼ねたラベル剥離板２が設けられているととも
にこのラベル剥離板２の前部には貼付装置３が設けられ
ている。

そして、長尺状の台紙４にはラベル５が所定寸法毎に貼
着され、この台紙４は前記プリンタ１内を通って前記ラ
ベル剥離板２で急激に屈曲され、図示しない巻取部に巻
取られる。

ついで、前記プリンタ１と前記貼付装置３との間の間隔
寸法はわずかなものであるが、この間には図示しない駆
動部に軸６により連結された駆動体７が上下方向に往復
動自在に設けられている。

この駆動体７にはその幅方向にわたって一個のマグネッ
ト８が取付けられている。

このマグネット８はフエライト等よりなるマグネット本
体９とこのマグネット本体９の両側に位置する強磁性体
よりなる磁化片１１とよりなり、前記マグネット本体９
は前記駆動体７内に埋設されているとともに前記磁化片
１１は前記駆動体７の下面より下方に所定寸法延出され
、その下縁１２は水平状態に設定されている。

また、前記駆動体７の前後縁にはそれらの幅寸法を一定
に設定された複数対の切欠部１３がそれぞれの対の間の
間隔を変えて三対設けられている。

なお、１４は前記駆動体７の方向性を規定するガイド軸
である。

ついで、前記駆動体７に取付けられる品名印ホルダー１
５が設けられ、この品名印ホルダー１５の全幅寸法は前
記駆動体７の幅寸法にほぼ一致しており、側壁１６で囲
撓された品名印装着空間１７が形或されている。

この品名印装着空間１７内にはインキが含浸された品名
印１８が装着されている。

そして、前記側壁１６より前記切欠部１３に挿入されて
幅方向および長平方向の位置決めがなされる突片１９が
一体的に突出形威されている。

また、前記品名印ホルダー１５にはその長手方向にそわ
せてつまみ部２０が一体的に延出形威されている。

ついで、前記側壁１６の一方にはスリット状の係止孔２
１が水平方向に貫通して形或され、他方の側壁１６の外
側面下方には係止爪２２が形威されている。

そして、前記係止孔２１に嵌合する爪片２３と前記係止
爪２２が嵌合する孔２４とが形威された断面Ｌ字状の強
磁性体による吸着板２５が設けられ、この吸着板２５に
は前記突片１９に当接する当接縁２６が形戊されている
。

したがって、この吸着板２５も片側しか外部に突出せず
、幅寸法の縮少化が考慮されている。

なお、２７は特売品である表示や店名等が刻設された補
助品名印で、他の構造は前記品名印ホルダー１５と同様
であるので説明は省略する。

このような構或において、品名印ホルダー１５，２７を
取付けるには駆動体７が上昇した状態で側方から品名印
ホルダー１５． ２７を挿入し、突片１９を切欠部１３
に合わせる。

これにより、吸着板２５がマグネット８に吸引され、上
下方向の位置はその吸着板２５が磁化片１１の下縁１２
に密着して定められ、水平面内の位置は切欠部１３と突
片１９との係合により定められる。

もちろん、品名印ホルダー１５と他の品名印ホルダー２
７とはそれぞれ異なった方向から装着される。

しかも、切矢部１３間隔が異なるため、その装着位置は
自ずから定まる。

このようにして品名印ホルダー１５， ２７には側壁１
６から延出された突片１９が一体的に突出形威されてい
ること、それらの突片１９が駆動体７の切欠部１３に嵌
り込んでその駆動体７を挾持していることにより、駆動
体７の幅と品名印ホルダー１５，２７との幅とがほぼ一
致し、これにより狭いスペース内にセットすることが可
能になる。

この考案は、上述のように駆動体の前後縁に形威された
切矢部に嵌め込まれる品名印ホルダーの突片が側壁を延
長して形威されているので、駆動体の幅寸法と品名印ホ
ルダーの幅寸法とをほは゛一致させることができ、しか
もつまみ部が品名印ホルダーの長手方向に延出させて形
戒することにより、スペースが小さくても品名印をセッ
トすることができ、しかもその着脱が容易であり、取付
時の安定性もマグネットが大型のものになるためきわめ
て良好である等の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】 図面はこの考案の一実施例を示すもので、第１図は正面
図、第２図は要部の側面図、第３図は第２図におけるＡ
−Ａ線部の縦断正面図、第４図は品名印ホルダーの平面
図、第５図はその縦断正面図で゛ある。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 往復動する直方体状の駆動体にそのほぼ全長にわたって
   一個のマグネットを装着するとともにこの駆動体の前後
   縁に各対どうしの間隔を変えた複数対の切矢部を形威し
   、この駆動体の幅寸法とほぼ一致する幅で前記切矢部の
   少なくとも二対に嵌合する突片が品名印装着空間の側壁
   より延長されて形或され長手方向につまみ部が延出形威
   された二個の品名印ホルダーを設けたことを特徴とする
   ラベルプリンタの品名印取付装置。