JPS5998142A - 微細孔を有する多孔質体の製造方法 - Google Patents

微細孔を有する多孔質体の製造方法

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JPS5998142A
JPS5998142A JP57208944A JP20894482A JPS5998142A JP S5998142 A JPS5998142 A JP S5998142A JP 57208944 A JP57208944 A JP 57208944A JP 20894482 A JP20894482 A JP 20894482A JP S5998142 A JPS5998142 A JP S5998142A
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JP
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foaming agent
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JP57208944A
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Toshio Okada
岡田 寿夫
Yoshio Iwasaki
吉夫 岩崎
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Meiji Rubber and Chemical Co Ltd
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Meiji Rubber and Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は微細孔を有する多孔質体、特に発泡剤による
発泡成形によって微細孔とした多孔質体の製造方法に関
する。
現在、最も一般的な多孔質体の製造方法は発泡成形によ
る発泡剤法である。これは有機又は無機の発泡剤をマト
リック物質に添加し、発泡成形する方法である:この公
知の発泡剤法により微細な多孔質体を製造するには、次
の二つの方法が考えられる。即ぢ、 (11発泡成形の際に加圧し、発泡剤の分解により生じ
る気体の膨張を押えて気孔を微細にする方法 (2)添加する発泡剤の粒子径を予め小さくしておき、
気体の発生量を少なくすることにより、気孔を微細にす
る方法 である。
しかしながら、前記の方法にも次のような問題がある。
即ち、製品形状が複雑であるなど製造上加圧することが
不可能な場合には前記(1)の方法では成形することが
できない。従って、このような複雑な形状の製品におい
ては、前記(2)の方法により製造しなげればならない
。前記(2)の方法は発泡剤を小さくして添加するもの
であるが、現在市販さている発泡剤の粒子径は数μ程度
が限度とされている。従って、さらに微細な気孔とする
には発泡剤の粒子径を小さくしなければならない。
そこで、発泡剤をより微細にする方法としては、発泡剤
を機械的に粉砕するか、発泡剤の溶剤をスプレーで噴霧
し、これを乾燥して造粒する方法等がある。前者の発泡
剤を機械的に粉砕する方法では粉砕時の発熱によって発
泡剤が分解するのを防止するために冷却しながら粉砕し
なければならない。また、後者のスプレー噴霧による造
粒方法では粒子の凝集や乾燥中に発生ずる溶剤をどのよ
うに処理するか等の問題がある。従って、発泡剤を微細
にする上記の方法では理論的には可能であっても、いず
れの方法の場合も設備費等の費用がかかるばかりでなく
、技術的にも困難な問題があり、製造上これを実施する
ことは不可能であった。
この発明はかかる現況に鑑みてなされたもので、発明者
等は種々研究した結果、全く新な方法により発泡剤の粒
子径を微細にする方法に成功した。この発明は従来なし
得なかった微細な発泡剤とすることにより、より微細な
気孔を有する多孔質体を成形することができるとともに
、如何なる形状の製品でも均一な品質とすることができ
る微細孔を有する多孔質体の製造方法を提供することを
目的とするものである。
この目的を達成するため、この発明はまず、発泡剤の溶
液を作製する。次に、この溶液に微細孔を有する微粉末
を浸漬し、次いでこの微粉末を濾過、分1i、!It 
して乾燥し、発泡剤を微細孔内に付着させた発泡剤付着
の微粉末を作製する。
次に、この発泡剤付着の微粉末をマトリックス物質と混
合し、発泡成形することにより微細孔を有する多孔質体
を製造する構成としたものである。
さらに詳述すると、発泡剤法により発泡の気孔をより小
さくするには発泡剤をより小さな粒子径とすることであ
るが、前記のように機械的粉砕には設備費及び技術上に
問題があり、実用化は困難であるとの判断から、発明者
等は発泡剤の溶液を作製し、これを造粒することとした
この造粒する方法として、濾過剤として使用されている
珪藻土等は大きさが数μ〜数十μの独立細胞をなし、そ
の表面は無数の微イ田な孔に覆われており、この微細孔
は溶液を透過することに着目し、これらの濾過剤の微細
孔内に発泡剤溶液を浸透させることができることを利用
した。
この微細孔によって発泡剤の溶液を区分し、造粒するも
のである。
そこで、この発明はまず、従来公知の方法により発泡剤
の溶液を調整する。
つぎに、この発泡剤溶液に微細孔を有する微粉末を浸漬
し、前記溶液が微細孔内に充分浸透させた後、これを濾
過、分離して乾燥させて溶液内申の溶剤を除去し、発泡
剤のみを微細孔内に残留させて、発泡剤付着の微粉末を
作製する。
最後に、前記発泡剤付着の微粉末をマトリックス物質と
混合し、発泡成形して微細孔を有する多孔質体を製造す
る。
この発明で使用できる微細孔を有する微粉末としては、
例えば、珪藻土、活性炭及びゼオライト等のモレキュラ
シーブなどである。また、マトリックス物質としてはエ
ラストマーやプラスチックス等の発泡剤付着の微粉末と
混合し、成形が可能な物質であればよい。
この発明は発泡剤の粒子径を微細にする方法として微細
孔を有する微粉末を発泡剤溶液に浸漬し、微細孔内に発
泡剤溶液を浸透させ、これを乾燥したので、発泡剤を極
めて微細にすることができるとともに、同じ大きさの粒
子径とすることができる。 また、微細な粒子径の発泡
剤とすることができるので、加圧下において発泡させる
必要はなく、どのような形状の発泡体製品でも製造する
ことができる。
以下、さらに詳細な実施例によって説明する実施例1 発泡剤0BStl (P、P’oxy bis ben
zene−sulfonylhydrazide ) 
200gに溶剤としてDMFA (N、N’−Dime
thyl formamide)を10100Oを加え
、発泡剤0BSl+の溶液を調製した。つぎに、この溶
液に珪藻土(商品名、ラジオライl−# 600平均粒
子径14μ、及び商品名、ラジオライトF 平均粒子径
4.3μ、昭和化学工業(41m >をそれぞれ200
g加え、これを攪拌機で20℃に保ぢ、24時間攪拌し
、次いで、20℃で24時間放置した。この溶液を吸引
濾過し、珪藻土を分離した。さらに、この珪藻土を60
℃で10時間乾燥して溶剤DMFAを除去し、微細孔内
に発泡剤を付着させた珪藻土を製造した。
次に、発泡剤付着の珪藻土を150℃で30分間加熱し
て発泡を行い、加熱前後の重1迂差によって発泡剤の付
着量を求めた。
このようにして製造した発泡剤付着の珪藻土を下記の配
合処方に従って添加し、配合ゴムをオーブンロールを使
用して調製した。
(以下余白) 上記配合ゴムを厚さ1顛のシー1−に延し出し、これを
大気圧下で、150℃で30分間加熱して発泡及び加硫
を行った。
この発泡シートの断面の発泡状態を顕微鏡を用いて観察
した。観察結果は次の通りである。
上記結果から実施例A、Bは比較例に比べて気孔数はほ
ぼ同じであるが、気孔径は明らかに小さくなっている。
従って、この発明により微細孔を有する多孔質体の製造
が可能である。
実施例2 この実施例では印刷機用ブランケットの圧縮性層として
形成した場合を示し、前記実施例1で製造した発泡剤付
着の珪藻土を下記配合処方に従って、オープンロールで
混合し、配合ゴムを1Jtit製した。
上記配合ゴム1000gにトルエン2500gを加えて
、20℃で5時間攪拌し、ゴム糊を製造した。
このゴム糊を図面に示すように、綿布1にゴム2を積層
した補強層3の上に100μのアプリケーターを使用し
て塗工し、乾燥した。この塗工作業を繰り返して数mm
の厚さに配合ゴム層4を積層した。さらに、繊維層5及
び印刷面をなす表面ゴム6を積層した。次いで、この積
層体を150℃で30分間発泡及び加硫を行い、発泡層
を有する印刷機用ブランケットを製造した。
この発泡層の断面をS微鏡で観察した。その結果は次の
通りである。
上記結果から明らかなように、実施例C,Dは比較例に
比べて気孔径が小さく、気孔数は多い。次に、前記ブラ
ンケットの印刷性能の試験結果を示す。試験はこの種プ
ランケソ1〜の性能として要求される印刷像の不鮮明、
即ちボケの防止について行い、ボケの頻度数を比較した
比較例を1とした場合の結果は次の通りである。
この結果から発?1aJMとして気孔径が小さく、しか
も気孔数の多い実施例C,Dによる印刷機用ブランケッ
トは明らかに印刷性能として優れている。従って、この
発明による発泡層は微細な気孔を均一に形成することを
要求される印刷機用ブランケットの圧縮性層として好適
である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明を印刷機用ブランケットの圧縮性層とし
て形成した場合の断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 発泡剤の溶液に微細孔を有する微粉末を浸漬し、これを
    濾過、乾燥して前記微細孔内に発泡剤のみを付着させた
    発泡剤付着の微粉末を製造した後、この発泡剤付着の微
    粉末をマトリックス物質と混合して発泡成形することを
    特徴とする微細孔を有する多孔質体の製造方法。
JP57208944A 1982-11-29 1982-11-29 微細孔を有する多孔質体の製造方法 Granted JPS5998142A (ja)

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JPS5998142A true JPS5998142A (ja) 1984-06-06
JPH0238101B2 JPH0238101B2 (ja) 1990-08-29

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008280433A (ja) * 2007-05-10 2008-11-20 Toray Ind Inc 発泡剤を含有した発泡用粒子とその製造方法
US20190219953A1 (en) * 2018-01-12 2019-07-18 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Rubber composition, rubber roller, and image forming device
JP2019123852A (ja) * 2018-01-12 2019-07-25 住友ゴム工業株式会社 ゴム組成物、ゴムローラおよび画像形成装置

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