JPS599809B2 - エアコンにおける表示方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は１つの表示器を利用して種々の表示を行うよ
うにしたエアコンにおける表示方法に関するものである
。

近年液晶、蛍光表示管あるいは発光ダイオードによるセ
ブンセグメント等のキャラクター表示器を取付けたエア
コンが市販されているが、通常この種のキャラクター表
示器で表示する内容は、時刻表示とか、タイマーとして
利用する場合の何時にエアコンを停止させるか、あるい
は動作させるかの表示であって、時間表示以外の表示を
行うものはなかった。

この発明は叙上の点に鑑みて成されたもので、その目的
とするところは、エアコンの始動時刻や停止時刻等の設
定がなされていない場合には時刻として実際に存在しな
い表示を行うようにしたエアコンにおける表示方法を提
供するにある。

この発明の他の目的とするところは、エアコンの運転休
日数を設定した場合には時刻表示器の一部を利用して表
示を行うようにしたエアコンにおける表示方法を提供す
るにある。

この発明のさらに他の目的とするところは、停電等で電
源が遮断された場合には、復電後時刻をセットしなけれ
ばならない旨の表示を行うようにしたエアコンにおける
表示方法を提供するにある。

次にこの発明を実癩するための一実症例を図面によって
説明する。

第１図はエアコンに装備したたとえばマイクロコンピュ
ータを内蔵したコントロール装置を示し、Ａはパネル板
にして、表示部１、温度、時刻切換部２、温度設定用制
御部３、運転、停止制御部４、制御時刻設定確認部５、
時刻調整部６とより構成されている。

さらに各部１〜６について詳細に説明するに、表示部１
はセブンセグメントを利用した４つの数字表示体１ａ〜
１ｄと中央に配置されたコロン表示体１ｅとより構成さ
れている。

なお数字表示体はセブンセグメントに限定されるもので
はなく、数字が表示可能なセグメント等のキャラクター
表示体を用いても良い。

図において表示部１は時刻１０時２０分を表示している
。

温度、時刻切換部２はスライド式スイッチ２ａを使用し
、温度表示側にスライドすると室温および設定温度を一
定間隔で交互に表示し、時刻表示側にスライドすると通
常は現在の時刻を表示すると共に制御時刻設定確認部５
の操作によりエアコン駆動の開始時刻、停止時刻、休日
設定日数を表示する。

温度設定用制御部３は２つの押釦３ａ，３ｂを有し、上
記スイッチ２ａを温度表示に切換えた後に押釦３ａを押
すとある時間毎に設定温度が１度ヅツ上昇し、また押釦
３ｂを押すとある時間毎に設定温度が１度ヅツ下降し、
その値が表示部１に表示されるものである。

運転、停止制御部４は押釦４ａを押すことによって随時
エアコンが冷房若しくは暖房の空調運転を行なうと共に
ランプ４ｂが点灯され、押釦４ｃを押すことによって空
調運転が停止してランプ４ｂが消灯する。

尚、図示しない電源スイッチを切らない限り、コントロ
ール装置には電源が供給されており、時計若しくは温度
表示がなされると共に各種データも記憶されている。

制御時刻設定確認部５は４個の押釦５ａ〜５ｄと、各押
釦の上には確認用ランプ５ｅ〜５ｈが設けられている。

そして押釦５ａはエアコンの動作開始時刻をセットする
ものであり、押釦５ｂはエアコンの動作終了時刻をセッ
トするものであり、また押釦５ｃは休日等エアコンを運
転しな（，＝８をセットするものであり、さらに押釦５
ｄは表示部１に表示される時刻をセットするものであり
、これら押釦５ａ〜５ｄを押して既に記憶されている各
時刻や日数を確認した後に必要に応じて、時刻調整部６
の押釦６ａ〜６ｃを操作して設定を行ない、更にもう一
度押釦５ａ〜５ｄを押して夫々のセットを行うものであ
る。

時刻調整部６は時合せ用押釦６ａと、分合せ用押釦６ｂ
と、分合せを逆方向に行なう逆調整用押釦６ｃとより構
成されている。

このようにしてセットされる運転開始時刻や動作停止時
刻、若しくは休日等のエアコン停止日数に応じて制御４
と無関係にプログラム運転されるようにしている。

次に第２図に示すブロック図について説明するに、この
ブロック図は停電等により電源が遮断され表示部１の時
刻表示が停止し、復電した後に時刻合せが必要であるの
で、これを表示するためのものであり、図中、１は上記
した表示部、７は水晶発振器等により一定周期のパルス
信号を発生する発振器、８は該発振器２よりのパルス信
号をカウントし、上記表示部１の数字表示体１ａ〜１ｄ
に刻々と時刻信号を送出すると共に時刻調整部６を操作
することによって表示部１の表示を可変する時刻信号発
生器、９は停電等の電源遮断を検出し、復電すると出力
を送出する停電検出器にして、この出力によって上記表
示部１のコロン表示体１ｅが点灯される。

１０は上記した制御時刻設定確認部５の押釦５ｄを押す
と時刻信号発生器８を介し数字表示体１ａ〜１ｄを８表
示するための８表示データブ田ノクである。

次に上記構成に基いて作用について説明するに、正常時
は発振器７よりのパルス信号を時刻信号発生器８におい
てカウントし表示部１を制御して数字表示体１ａ〜１ｄ
によって時刻表示を行っている。

ここで停電等により電源が遮断されると、上記回路全て
への電流が遮断されるので、表示は停止されると共に時
刻信号発生器８のメモリーも全てリセットされる。

そして復電されると停電検知器９が動作して出力を表示
部１のコロン表示体１ｅに送出する。

従ってコロン表示体１ｅは点灯され時刻合せの必要性を
報知する。

しかしこの状態においては発振器７は動作しているが、
時刻信号発生器８よりの出力は停止され、従って数字表
示体１ａ〜１ｄは何等の表示も行わない。

そして使用者が時刻セノト用の押釦５ｄを押すと、８表
示データーブロック１０が動作して数字表示体１ａ〜１
ｄが８表示を行う。

次いで押釦６ａ〜６ｃを操作すると、数字表示体１ａ〜
１ｄは０表示に変わったのち、現在時刻を表示するよう
に調整される。

次に第３図に示すブロック図について説明するに、この
ブロック図は表示部１に初期電源投入時のように始動時
刻または停止時刻等の設定がなされていない場合若しく
は停電等により設定データが消えている場合に、該表示
部１に実際には存在しない時刻、例えば数字表示体１ａ
〜１ｄに８表示を行い、プログラムが設定されていない
状態を表示するものであり、１は表示部、１０は８表示
データブロック、１１は制御時刻設定確認部５および時
刻調整部６によって発停時刻をセットした場合に記憶さ
れている発停表示データブロック、１２は該データブロ
ック１１にデータが記憶されているか否かを検出し、記
憶されていない場合には切換スイッチ１３を図の状態に
切換える表示データ確認回路である。

次に上記構成に基いて作用を説明するに、初期の電源投
入等、全回路が初期状態にある場合には、上記したよう
に先ずコロン表示体１ｅが点灯される。

そして押釦５ａ又は５ｂが操作されると表示データ確認
回路１２が発停表示データブロック１１内にデータが記
憶されているか否かを確認し、記憶されていない場合に
は切換スイッチ１３を図の状態に切換える。

これにより表示部１には８表示データブロック１０より
８表示の信号が送出されて、，数字表示体１ａ〜１ｄは
８を表示する。

これにより使用者は実際に存在しない時刻表示を見るの
で、発停時刻をセットしていないことを知ることができ
る。

次いで押釦６ａ〜６ｃを操作すると切換スイッチ１３が
データブロック１１側に切換わり、数字表示体１ａ〜１
ｄの表示は０表示に変わったのち、任意の数値に調整さ
れる。

次に第４図に示すブロック図について説明するに、この
ブ田ンク図は休日数（飛越日数）の設定がなされた場合
に表示部１の数字表示体１ｄの１個のみを使用して休日
数を表示するものであり、１は表示部、８は時刻信号発
生器、１４は制御時軸設定確認部５および時刻調整部６
によって休日数をセットすると、その数値を記憶すると
共に時刻信号発生器８が２４時間を計測すると上記休日
数を減算する休日表示ブロック、１５は制御時刻設定確
認部５の押釦のうち休日設定用押釦５ｃが押されたのか
時計用押釦５ｄが押されたのかを判別するデータ内容判
定回路にして、休日設定用押釦５ｃが押された場合に切
換スイッチ１６を図の状態に切換える。

次に上記構成に基いて作用を説明するに、今休日例えば
２日間にはエアコンを停止させようとする場合には、休
日設定用押釦５ｃを操作するとデータ内容判定回路１５
が押釦５ｃが押されたことを検出して切換スイッチ１６
を図の状態に切換える。

これにより表示部１の数字表示体１ｄのみが″０”表示
を行い他の表示体１ａ〜１ｃはブランク状態になる。

次に分合せ用押釦６ｂを押すことにより表示体１ｄは数
字はＯから１，２と変化する。

そして休日数（飛越日数）のセットが終り時計用押釦５
ｄを押すと表示部１は時刻を表示すると共に翌日から２
日間はエアコン動作を停止させるものである。

このような本発明に係る表示方法によると、初期電源投
入時や停電等の電源遮断後の復電時など時問合せの必要
が生じると、表示部１においてコロン表示体１ｅのみが
点灯され、これを知ることができる。

従って時計用押釦５ｄを押すと、表示部１には数字表示
体１ａ〜１ｄに″８′゛表示がなされると共にランプ５
ｈが点灯し、次いで時間合せ用押釦６ａ〜６ｃを押して
、各表示体１ａ〜１ｄを全て“０”表示にした後表示部
１の数字表示体１ａ〜１ｄの各桁が現在時刻を表示する
まで順に操作する。

設定が済んで時計用押釦５ｄを押すと、ランプ５ｈが消
灯し、以後は表示部１に正確な時間が表示される。

又、このような状態では運転開始時刻や運転停止時刻も
データが消えて設定がなされていないので、夫々個別に
押釦５ａ，５ｂを押すことにより、表示部１の数字表示
体１ａ〜１ｄに″′８″表示がなされて設定がされてな
いことが確認されると共にランプ５ｅ，５ｆが点灯する
。

そして時計合せ用押釦６ａ〜６ｃを操作すると″８”表
示が”０″表示に変わった後、任意の時刻が表示部１を
見ながら設定され、もう一度押釦５ａ若し・文は５ｂを
押すことにより、表示器１に示される運転開始時刻若し
くは運転停止時刻がコントロール装置に記憶されると共
にランプ５ｅ若しくは５ｆが消灯して表示部１は時計表
示にもどる。

休日等のエアコン停止日数のデータも消えているので、
必要に応じて押釦５ｄと押釦６ｂ及び６ｃにより、数字
表示体１ｄの“０″表示を任意の数値に変えてセットで
きる。

このようにして運転開始時刻や運転停止時刻がセットさ
れると、プログラム運転に於いて各時刻と表示部１の時
刻が一致した時にエアコンが自動的に発停して空調運転
が行なわれる。

又エアコン停止日数がセットされると、翌日からその日
数の間、プログラム運転が休止する。

尚、運転開始時刻、運転終了時刻及びエアコン停止日数
は夫々押釦５ａ〜５ｃを押すことにより、随時表示部１
にて確認できることになり、必要があれば時計合せ用押
釦６ａ〜６ｃにて設定でき、もう一度押釦５ａ〜５ｃを
押せば表示部１は時計表示に戻る。

この時ランプ５ｅ〜５ｆが点灯して確認中であることを
知らせるので、押釦の押忘れかない。

この発明は上記したように、エアコン等のプログラム運
転装置において、始動時刻または停止時刻等の設定が行
われていない場合に表示部に実際は存在しない値である
８を全ての数字表示体で表示したので、プログラム運転
が実行された場合に誤動作の危険を無すことができ、ま
た休日設定は４つの数字表示体の１つのみを点灯したの
で、見やすくなり、さらに停電等で電源が遮断された場
合には、復電すると表示部のコロン表示体のみが点灯さ
れるので、時刻合せの必要性を表示できる等の効果を有
するものである。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明に係るエアコンにおける表示方法の一実癩
例を示し、第１図は制御部の平面図、第２〜４図はブロ
ック図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ４個の数字表示体と中央のコロン表示体とを有する
   表示部を備えたエアコンにおいて、現在の時刻と、エア
   コン動作開始時刻および停止時刻である設定時刻と、エ
   アコンの停止日数とを、押釦等の手動操作によって上記
   表示部に選択的に表示すると共に、停電等の電源遮断後
   の復電時において上記現在の時刻および設定時刻の時問
   合わせの必要性がある時は、通常の時刻表示では行われ
   ない異なる表示を上記表示部にて表示するようにしたこ
   とを特徴とするエアコンにおける表示方法。 ２ 上記復電後の現在の時間合わせの必要性はコロン表
   示体のみに通電して表示したことを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載のエアコンにおける表示方法。 ３ 上記復電後のエアコン動作開始時刻および動作停止
   時刻の時問合わせの必要性は実際の時間として存在しな
   い数字を表示部で表示したことを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載のエアコンにおける表示方法。 ４ 上記エアコンの停止日数の表示は表示部の１つの数
   字表示体のみに通電して表示したことを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載のエアコンにおける表示方法。