JPS5996605A - 絶縁電線 - Google Patents
絶縁電線Info
- Publication number
- JPS5996605A JPS5996605A JP57205791A JP20579182A JPS5996605A JP S5996605 A JPS5996605 A JP S5996605A JP 57205791 A JP57205791 A JP 57205791A JP 20579182 A JP20579182 A JP 20579182A JP S5996605 A JPS5996605 A JP S5996605A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulated wire
- wire
- copper oxide
- oxide film
- copper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、電力用の電気機器に使用するリアクトル線
やリッツ線および変圧器用巻線などに関するものである
。
やリッツ線および変圧器用巻線などに関するものである
。
発明の背景と目的
従来のリアクトル線などの一例を「第1図」に示す。1
0は素線で、導体12上にエナメル皮模14を設けたも
のである。この素線10を複数本、集合より、または同
心よりし、その集合体の上に共通の絶縁層20(紙また
はプラスチックテープ巻き)を施している。
0は素線で、導体12上にエナメル皮模14を設けたも
のである。この素線10を複数本、集合より、または同
心よりし、その集合体の上に共通の絶縁層20(紙また
はプラスチックテープ巻き)を施している。
しかし、このような構成の絶縁電線には、次の問題があ
る。
る。
1)1本1本の導体の上にそれぞれエナメル皮膜を形成
してからより合わせるのであるから、加工費が大変高く
なる。
してからより合わせるのであるから、加工費が大変高く
なる。
2)エナメル皮膜14を施すことによってうず電流損を
減少させる効果はあるが、エナメル皮膜14の厚みは通
常40μm程度なので、占積率がたいへん悪くなる。
減少させる効果はあるが、エナメル皮膜14の厚みは通
常40μm程度なので、占積率がたいへん悪くなる。
3)圧縮成形巻線の場合は、エナメル皮膜14を形成し
た素線10をより合わせてから圧縮するのであるから、
圧縮するときエナメル皮膜14がはげたりすることがあ
る。
た素線10をより合わせてから圧縮するのであるから、
圧縮するときエナメル皮膜14がはげたりすることがあ
る。
この発明は、上記の問題を解消できる絶縁電線の提供を
目的とするものである。
目的とするものである。
発明の構成
「第2図」および「第3図」のように、(1)複数本の
素線10をより合わせた集合体の上に、共通の絶縁層2
0を設けたものであること、(2)前記素線10または
銅合金の導体12の表面に酸化銅皮膜16を形成したも
のであること、を特徴とする。
素線10をより合わせた集合体の上に、共通の絶縁層2
0を設けたものであること、(2)前記素線10または
銅合金の導体12の表面に酸化銅皮膜16を形成したも
のであること、を特徴とする。
構成の詳しい説明
「第2図」は丸い絶縁電線の場合である。
酸化銅皮膜16を形成するには、まず裸の銅または銅合
金の丸線の導体12をより合わせる。それからその集合
体をきれいに洗浄したのち、たとえば亜塩素酸ナトリウ
ムとカセイソーダの各5%水溶液(90〜100℃)な
どの酸化処理液の中に浸せきする。
金の丸線の導体12をより合わせる。それからその集合
体をきれいに洗浄したのち、たとえば亜塩素酸ナトリウ
ムとカセイソーダの各5%水溶液(90〜100℃)な
どの酸化処理液の中に浸せきする。
すると各素線10の表面に同時に酸化銅皮膜16(正確
には酸化第二銅)が形成される。浸せき時間によって酸
化銅皮膜16の厚みが変わる。通常0.2〜3μm程度
の厚みにする。
には酸化第二銅)が形成される。浸せき時間によって酸
化銅皮膜16の厚みが変わる。通常0.2〜3μm程度
の厚みにする。
この酸化銅皮膜16の体積抵抗率は10^5Ω−cm程
度で、導体サイズが小さいためうず電流損の低減効果は
十分持っている。
度で、導体サイズが小さいためうず電流損の低減効果は
十分持っている。
なお共通の絶縁層20を施す点その他は、「第1図」の
場合と同じである。
場合と同じである。
「第3図」は四角に圧縮成形した絶縁電線の場合である
。
。
この場合も酸化銅皮膜16を形成するには、まず上記同
様に裸の銅または銅合金の丸い導体12をより合わせる
。そのとき必要に応じて導体12の転位を行なう。
様に裸の銅または銅合金の丸い導体12をより合わせる
。そのとき必要に応じて導体12の転位を行なう。
それからそのより線集合体を四角に圧縮成形する。
それから上記と同様に酸化処理液の中に浸せきして酸化
銅皮膜16を形成する。なお、圧縮成形したより線集合
体は、素線10間のすき間が大変狭くなっていて、内部
まで酸化処理液が浸透しにくい。そこですでに発表され
ているように、より線集合体を100℃以上に予熱して
から酸化処理液に浸せきする(特開昭57−57414
)とか、あるいは酸化処理液中のより線集合体に超音波
を照射する(特開昭56−73809)などの方法を併
用する。
銅皮膜16を形成する。なお、圧縮成形したより線集合
体は、素線10間のすき間が大変狭くなっていて、内部
まで酸化処理液が浸透しにくい。そこですでに発表され
ているように、より線集合体を100℃以上に予熱して
から酸化処理液に浸せきする(特開昭57−57414
)とか、あるいは酸化処理液中のより線集合体に超音波
を照射する(特開昭56−73809)などの方法を併
用する。
発明の効果
(1)素線10をより合わせてから一括して酸化銅皮膜
16を形成することが出来るので、加工費が安くなる。
16を形成することが出来るので、加工費が安くなる。
たとえばより線本数が1000本の場合は、素線工数は
1/1000になり、その加工費低減効果はきわめて大
きい。
1/1000になり、その加工費低減効果はきわめて大
きい。
(2)圧縮成形したのち、酸化銅皮膜16を形成できる
ので、圧縮時に素線絶縁がはげ落ちるという心配がない
。
ので、圧縮時に素線絶縁がはげ落ちるという心配がない
。
(3)占積率が大変良い。すなわち、たとえば0.8m
m中の丸線を使用する従来の絶縁電線の場合は、エナメ
ル皮膜の厚みは通常40μmなので占積率は82.6%
となりきわめて大きくなる。しかし本発明の酸化銅皮膜
16を形成したものの場合は99.75%になる。
m中の丸線を使用する従来の絶縁電線の場合は、エナメ
ル皮膜の厚みは通常40μmなので占積率は82.6%
となりきわめて大きくなる。しかし本発明の酸化銅皮膜
16を形成したものの場合は99.75%になる。
(4)酸化銅皮膜16はエナメル皮膜14に比べて、油
を劣化させる程度が低いので、油入り機器にも適する。
を劣化させる程度が低いので、油入り機器にも適する。
第1図は従来の絶縁電線の説明図、
第2図と第3図は、この発明の異なる実施例の説明図。
10:素線
12:導体
16:酸化銅皮膜
20:絶縁層
Claims (2)
- (1)複数本の丸の素線10をよりあわせた集合体のう
えに、絶縁層20を設けたものであって、前記素線10
は、銅または銅合金の導体12の表面に、酸化導皮膜1
6を形成したものであること、を特徴とする絶縁電線。 - (2)複数本の丸の素線10をよりあわせた集合体が、
四角に圧縮成形されたものであること、を特徴とする特
許請求の範囲第1項に記載の絶縁電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57205791A JPS5996605A (ja) | 1982-11-24 | 1982-11-24 | 絶縁電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57205791A JPS5996605A (ja) | 1982-11-24 | 1982-11-24 | 絶縁電線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5996605A true JPS5996605A (ja) | 1984-06-04 |
JPH033322B2 JPH033322B2 (ja) | 1991-01-18 |
Family
ID=16512732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57205791A Granted JPS5996605A (ja) | 1982-11-24 | 1982-11-24 | 絶縁電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5996605A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1982
- 1982-11-24 JP JP57205791A patent/JPS5996605A/ja active Granted
Patent Citations (2)
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