JPS58119194A - 電磁調理器用コイル - Google Patents
電磁調理器用コイルInfo
- Publication number
- JPS58119194A JPS58119194A JP165282A JP165282A JPS58119194A JP S58119194 A JPS58119194 A JP S58119194A JP 165282 A JP165282 A JP 165282A JP 165282 A JP165282 A JP 165282A JP S58119194 A JPS58119194 A JP S58119194A
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- JP
- Japan
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- coil
- oxide film
- copper
- wire
- wires
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、電磁調理器用コイルに関するものである。
従来、電磁調理器用コイルは、エナメル線を撚合せたり
ツツ線を渦巻状に巻いて使用される。本発明は、特にこ
の電磁調理器用の従来からのりッツ線に代るものとして
、個々の銅線に酸化皮膜を形成させた撚銅線を、電磁調
理器用コイルに用いることに関するものである。
ツツ線を渦巻状に巻いて使用される。本発明は、特にこ
の電磁調理器用の従来からのりッツ線に代るものとして
、個々の銅線に酸化皮膜を形成させた撚銅線を、電磁調
理器用コイルに用いることに関するものである。
電磁調理器用コイルは、周波数20KHz 前後の高
周波電流をながすことによりコイルのまわりに磁界をつ
くり、その磁界内におかれた鉄等の強磁性体に渦電流を
生じさせる機能をもったコイルテある。
周波電流をながすことによりコイルのまわりに磁界をつ
くり、その磁界内におかれた鉄等の強磁性体に渦電流を
生じさせる機能をもったコイルテある。
従来からあるリッツ線は、高周波領域の電流が流れな場
合、導体の表皮効果を小さくするように撚線を構成する
導体1本、1本を絶縁して用いられて来た。このリッツ
線は、通常エナメル線をよりあわせて、あるいは絹、綿
等の絶縁物を被覆した線をより合せて製造されて来た。
合、導体の表皮効果を小さくするように撚線を構成する
導体1本、1本を絶縁して用いられて来た。このリッツ
線は、通常エナメル線をよりあわせて、あるいは絹、綿
等の絶縁物を被覆した線をより合せて製造されて来た。
要するに、導体を分割し線間を絶縁し表皮効果を小さく
することを目的としている。
することを目的としている。
我々は、この高周波用リッツ線tてかわるべきものとし
て、撚銅線1本、1本に酸化皮膜を形成させることによ
り、線間を絶縁し、表皮効果を小さくすることの出来る
ことを発見し、これを電磁調理器用コイルに用いた。
へ 銅線表面に均一に形成された酸化銅皮膜をもつ撚銅線に
おいて線間の絶縁抵抗が1〜5にΩあり、線間の絶縁破
壊電圧は200〜500v 程度であり、100V前
後の低電圧の場合、充分絶縁体として機能する。この酸
化皮膜は熱的にも機械的にも、エナメル皮膜よりも強い
ものである。磁場内においた強磁性体には渦電流を生じ
、熱の発生が起きる。
て、撚銅線1本、1本に酸化皮膜を形成させることによ
り、線間を絶縁し、表皮効果を小さくすることの出来る
ことを発見し、これを電磁調理器用コイルに用いた。
へ 銅線表面に均一に形成された酸化銅皮膜をもつ撚銅線に
おいて線間の絶縁抵抗が1〜5にΩあり、線間の絶縁破
壊電圧は200〜500v 程度であり、100V前
後の低電圧の場合、充分絶縁体として機能する。この酸
化皮膜は熱的にも機械的にも、エナメル皮膜よりも強い
ものである。磁場内においた強磁性体には渦電流を生じ
、熱の発生が起きる。
この熱はコイルに伝達して来るが、この酸化銅皮膜は充
分耐えるものである。
分耐えるものである。
本発明の要点は個々の銅線に酸化銅皮膜を形成させた撚
銅線を電磁調理器用コイルに用いることにある。
銅線を電磁調理器用コイルに用いることにある。
以下、本発明の詳細な説明する。
まず、撚銅線の酸化銅皮膜の形成には2つの方法を用い
ることが出来る。その1つは、撚線する前に、銅線1本
、1本に酸化銅を形成させ、その後撚銅線にする方法、
他の1つは撚銅線とした後、銅線1本、1本に酸化銅皮
膜を形成させる方法とがある。いずれを用いても良い。
ることが出来る。その1つは、撚線する前に、銅線1本
、1本に酸化銅を形成させ、その後撚銅線にする方法、
他の1つは撚銅線とした後、銅線1本、1本に酸化銅皮
膜を形成させる方法とがある。いずれを用いても良い。
酸化皮膜を形成させる処理液としては、強酸化性アルカ
リ水溶液を用いることが出来る。すなわち、カセイアル
カリ、リン酸アルカリ水溶液等の中へ酸化剤として、硝
酸ナトリウム、亜硝酸ナトリウム、重クロム酸カリ、過
マンガン酸カリ、亜塩素酸ナトリウム、過酸化水素等を
、単一あるいは2つ以上組合せて用いることが出来る。
リ水溶液を用いることが出来る。すなわち、カセイアル
カリ、リン酸アルカリ水溶液等の中へ酸化剤として、硝
酸ナトリウム、亜硝酸ナトリウム、重クロム酸カリ、過
マンガン酸カリ、亜塩素酸ナトリウム、過酸化水素等を
、単一あるいは2つ以上組合せて用いることが出来る。
処理液温度は、60°C〜100℃で充分であり、浸漬
時間は、酸化銅皮膜厚によって変化させることが必要で
ある。
時間は、酸化銅皮膜厚によって変化させることが必要で
ある。
特に、撚銅線としたあと、1本、1本に酸化皮膜を形成
させる場合は処理液の撚線中心部への浸透が必要となる
ため、処理液に表面張力を低下させ中心部への浸透を助
けるためのアルコール類、多価アルコール類、あるいは
それらの誘導体を添加゛する必要がある。例えば、エタ
ノール、メタノール、プロパツール、インプロパツール
、n−ブタノール、イソブタノール、アミルアルコール
、ペンタノール、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチ
レングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチ
レングリコールモノメチルエーテル等の添加をすること
により、撚線中心部の個々の銅線表面まで、均一に酸化
処理をさせることが出来る。上記有機溶剤の添加量は、
撚線を構成する素線径、撚数、撚線間の間隙程度により
変える必要があるが、大抵の場合、処理液量に対して、
8〜20容量%添加すれば充分である。添加量が少ない
場合は、撚線内への浸透が充分ですく、酸化皮膜の形成
にバラツキを生じる場合がある。一方、添加量を209
6を越えて加えても、著しい効果は得られないのが一般
的である。
させる場合は処理液の撚線中心部への浸透が必要となる
ため、処理液に表面張力を低下させ中心部への浸透を助
けるためのアルコール類、多価アルコール類、あるいは
それらの誘導体を添加゛する必要がある。例えば、エタ
ノール、メタノール、プロパツール、インプロパツール
、n−ブタノール、イソブタノール、アミルアルコール
、ペンタノール、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチ
レングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチ
レングリコールモノメチルエーテル等の添加をすること
により、撚線中心部の個々の銅線表面まで、均一に酸化
処理をさせることが出来る。上記有機溶剤の添加量は、
撚線を構成する素線径、撚数、撚線間の間隙程度により
変える必要があるが、大抵の場合、処理液量に対して、
8〜20容量%添加すれば充分である。添加量が少ない
場合は、撚線内への浸透が充分ですく、酸化皮膜の形成
にバラツキを生じる場合がある。一方、添加量を209
6を越えて加えても、著しい効果は得られないのが一般
的である。
酸化銅皮膜厚は1〜5μmで充分である。好ましくは2
〜4μmの酸化銅皮膜厚が良い。1μm未満では、表皮
効果を充分小さくすることが出来ない場合があり、また
5μmを越える酸化銅皮膜厚では、酸化皮膜が撚線時に
導体から脱落する場合があり好ましくない。
〜4μmの酸化銅皮膜厚が良い。1μm未満では、表皮
効果を充分小さくすることが出来ない場合があり、また
5μmを越える酸化銅皮膜厚では、酸化皮膜が撚線時に
導体から脱落する場合があり好ましくない。
導体径あるいは撚本数は、電磁調理器の型式により変化
させることが出来る。
させることが出来る。
本発明による電磁調理器コイル用銅撚線は、従来のエナ
メル線をよりあわせる方法に比較すると、絶縁塗料を用
いる必要がなく、従って焼付設備が不要となるため、原
料の面、環境面、エネルギー面等における問題点を著し
く改善するもので、その工業的価値は大きい。
メル線をよりあわせる方法に比較すると、絶縁塗料を用
いる必要がなく、従って焼付設備が不要となるため、原
料の面、環境面、エネルギー面等における問題点を著し
く改善するもので、その工業的価値は大きい。
以下、実Sコ例をもって本発明を説明する。
実施例L
0.18”の軟銅線をカセイソーダ水溶液(濃度8゜鳳
凰 96)と次亜塩素酸ソーダ水溶液(2(1)の混合水溶
液の入った液槽中(長さ20 m)を線速1゜”/mi
d で通すことにより銅線表面に8μmの酸化銅皮膜
を形成させた。この酸化皮膜を形成させたものを120
本撚線にし、電磁調理器用コイルに成形した。このワー
クコイルは、従来のリンツ線から成形したコイルと同一
の機能をもっていた。
凰 96)と次亜塩素酸ソーダ水溶液(2(1)の混合水溶
液の入った液槽中(長さ20 m)を線速1゜”/mi
d で通すことにより銅線表面に8μmの酸化銅皮膜
を形成させた。この酸化皮膜を形成させたものを120
本撚線にし、電磁調理器用コイルに成形した。このワー
クコイルは、従来のリンツ線から成形したコイルと同一
の機能をもっていた。
実施例2゜
0−184の軟銅線を120本撚り、その後カセイソー
ダ水溶液(濃度80%)と次亜塩素酸ソーダ水溶液(2
0,%)の混合液(但し、イソプロピルアルコールをl
O容量%を添加)の入った液槽中(長さ2.0m)を゛
線速1 m/min の速度で通過させ軟銅線の表面
に2,5μmの酸化銅皮膜を形成させ九〇このあと電磁
調理器用コイルを形成した。このワークコイルは、従来
のりッッ疎から成形したコイルと同一の機能をもってい
た。
ダ水溶液(濃度80%)と次亜塩素酸ソーダ水溶液(2
0,%)の混合液(但し、イソプロピルアルコールをl
O容量%を添加)の入った液槽中(長さ2.0m)を゛
線速1 m/min の速度で通過させ軟銅線の表面
に2,5μmの酸化銅皮膜を形成させ九〇このあと電磁
調理器用コイルを形成した。このワークコイルは、従来
のりッッ疎から成形したコイルと同一の機能をもってい
た。
Claims (1)
- (1)個々の銅線に1〜5μmの酸化銅皮膜を形成させ
た撚銅線を用いた電磁調理器用コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP165282A JPS58119194A (ja) | 1982-01-07 | 1982-01-07 | 電磁調理器用コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP165282A JPS58119194A (ja) | 1982-01-07 | 1982-01-07 | 電磁調理器用コイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58119194A true JPS58119194A (ja) | 1983-07-15 |
JPS6129116B2 JPS6129116B2 (ja) | 1986-07-04 |
Family
ID=11507446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP165282A Granted JPS58119194A (ja) | 1982-01-07 | 1982-01-07 | 電磁調理器用コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58119194A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003077631A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 誘導加熱装置用加熱コイル |
ES2203345A1 (es) * | 2003-10-30 | 2004-04-01 | Bsh Electrodomesticos España S.A. | Inductor con un cordón enrollado formando una bobina de inducción en espiral. |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03103607A (ja) * | 1989-09-13 | 1991-04-30 | Nitto Seiko Co Ltd | スレッドフォーミングねじ |
-
1982
- 1982-01-07 JP JP165282A patent/JPS58119194A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003077631A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 誘導加熱装置用加熱コイル |
ES2203345A1 (es) * | 2003-10-30 | 2004-04-01 | Bsh Electrodomesticos España S.A. | Inductor con un cordón enrollado formando una bobina de inducción en espiral. |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6129116B2 (ja) | 1986-07-04 |
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