JPS58113379A - 撚鋼線の酸化処理方 - Google Patents

撚鋼線の酸化処理方

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JPS58113379A
JPS58113379A JP21485581A JP21485581A JPS58113379A JP S58113379 A JPS58113379 A JP S58113379A JP 21485581 A JP21485581 A JP 21485581A JP 21485581 A JP21485581 A JP 21485581A JP S58113379 A JPS58113379 A JP S58113379A
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JP
Japan
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wires
stranded
steel wire
oxide film
soln
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JP21485581A
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JPS6136073B2 (ja
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Shigeo Masuda
重雄 増田
Morihiko Katsuta
勝田 守彦
Toshiaki Makino
牧野 俶章
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は撚鋼線の酸化処理方法に関するものである。特
に、本−発明は撚鋼線1本1本に酸化皮膜を均一に形成
させる方法に関するものである。
近年、ケーブル導体の素線絶縁の一方法として撚線の銅
体表面に酸化皮膜を形成させる方法が提案されている。
例えば、特開昭55−164,079では、無酸素下で
より線を加熱したあと、導体処理液槽に導入することに
より、酸化皮膜を形成させる方法が記述されている。
本発明は、上記撚鋼線に均一に酸化皮膜を形成させる方
法に関するものであるが、あらかじめ1本1本に酸化皮
膜を形成させたあと撚る方法は、酸化皮膜が1本1本に
均一に形成されているという点では問題ないが、50本
あるいは100本以上を処理したあと撚る方法は、撚線
後に酸化皮膜を形成させる方法に比較して製造設備が大
型化しかつ製造コストも高くつく。一方、撚線後に酸化
皮膜を形成させる方法は、製造設備、製造コスト共に、
前者に比較して安く、好ましい方法であるが、1本1本
の酸化皮膜形成にバラツキが出やすい欠点がある。すな
わち撚線の中心部は、充分酸化皮膜が形成されすらいと
いう欠点を有していた。
本発明は撚線の中心部の1本1本にまで充分酸化皮膜を
形成させ得る方法に関するもので、工業的両値は大きい
ものがある。以下詳しく説明する。
裸銅線を撚ったあと、酸化皮膜形成用の処理液槽に入れ
ると処理液が撚線の間隙に入り、次第次第に中心部へと
浸透して来る。ところが、中心部の撚線は処理液の浸透
が充分でなく、部分的に酸化皮膜の形成が不充分なる場
合が多い。
酸化皮膜の形成が不充分である場合、線間の短絡がおき
やすい。
例えば、素線径0.18wφの裸銅線を105本撚った
撚鋼線の場合、酸化処理を行なっても撚線中心部の2線
間の絶縁抵抗は50〜3000程度であり絶縁破壊電圧
は約θ〜50V程度であるのが普通である。
従って電カケープルにこれらを用いた場合、充分な表皮
効果が得られないという不具合を生じる。
また、これらの撚線を、電磁調理器のワークコイルとし
て、使用すると高周波発生時に酸化皮膜が不充分である
ところが加熱され、場合により銅線の溶融断線を発生す
るという不具合を生じる。
すなわち、これらの不具合点を生じさせないように、撚
線1本1本に均一に酸化皮膜を形成させることが必要で
ある。本発明者等は鋭意検討の結果この酸化皮膜形成用
処理液の中に、表面張力を低下させるアルコール類、多
価アルコール類あるいはそれらの誘導体を添加すること
により撚線内部への浸透性を改良した。その結果、従来
撚線内部において部分的に酸化皮膜形成が不充分であっ
々ものがなくなり、均一に酸化皮膜が形成出来るように
なった。ここで表面張力をさげ、撚線への間隙へ浸透し
やすいものとしては、エタノール、メタノール、プロパ
ツール、インプロパツール、n−ブタノール、インブタ
ノール、アミルアルコール、ペンタノール、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、エチレングリコール
モノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエ
ーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエ
ーテル等を用いることが出来る。これらの有機溶剤の添
加量は、撚線を構成する素線径、撚数、撚線間の間隙程
度tζより変える必要があるが、大抵の場合、処理液量
に対して3〜20容量係添加すれば充分である。
添加量が少ない場合は、撚線内への浸透が充分でなく酸
化皮膜の形成にばらつきを生じる場合がある。一方、添
加量を>θ係を越えて加えても著しるしい効果が得られ
ないのが一般的である。
酸化皮膜処理液としては、強酸化性アルカリ水溶液を用
いることが出来る。すなわち、力士イアルカリ、リン酸
アルカリ水溶液に、酸化剤として、硝酸ナトリウム、亜
硝酸ナトリウム、重クロム酸カリ、過マンガン酸カリ、
亜塩素酸ナトリウム、過酸化水素等を、単一あるいは2
つ以上組合せて加えて用いることが出来る。処理液温度
は60’C〜100°Cで充分であり、浸漬時間は酸化
銅皮膜厚や撚線中心部の処理程度により変化させること
が必要である。
伺、本発明になる酸化銅皮膜を有する撚線(素線径0.
18■φ、撚数105本)では撚線中心部の2線間の絶
縁抵抗は約IKΩ〜5にΩであり、2線間の絶縁破壊電
圧は約150〜300Vであつに0以下実施例を用いて
説明する。
参照例1 0.18+mφの軟銅線を105本撚りあわせた撚線を
、カセイソーダ水溶液(濃度80係)と次亜塩素酸ソー
ダ水溶液(30%)の混合水溶液の入った液槽中(長さ
2. Om )を線速1m/m!nで通すことにより、
撚線に黒色酸化皮膜を形成させな。
処理液温度は80°Cとした。この撚線を湯洗いした後
乾燥しリールに巻取った。得られた撚り線をほぐすと、
撚線中心部は酸化不充分のところが肉眼で認められた。
撚線中心部の2線間の絶縁抵抗は約1000、絶縁破壊
電圧は50Vであっな。
実施例1 0.16−の軟銅線を105本撚りあわせた撚線を、参
照例1で用いた酸化処理液槽(長さ28)の中にエタノ
ールをlO容量係加えた中を線速l鴇/In I nで
通すことにより、撚線に黒色酸化皮膜を形成させた。処
理液温度は80°Cとした。この撚線を湯洗いした後乾
燥し、リールに巻取った。
得られた撚線をほぐすと、撚線中心部も酸化皮膜が均一
に形成されていた。撚線中心部の2線間の絶縁抵抗は約
2にΩ、絶縁破壊電圧は250vであっに0 実施例2 0.20■φの軟銅線を150本撚りあわせた撚線を参
照例1で用いた酸化処理液槽(長さ2痛)中にプロパツ
ール15容量係加えた中を線速1ψinで通すことによ
り、撚線に黒色酸化皮膜を形成させた。処理液温度は8
0°Cとした。この撚線を湯洗いした後乾燥し、リール
に巻取った。
得られた撚線をほぐすと、撚線中心部まで酸化皮膜が均
一に形成されていた。撚線中心部の2g間の絶縁抵抗は
約2にΩあり、絶縁破壊電圧は300Vであっな。
実施例3 処理液の撚線中への浸透性を良くする有機溶剤としてエ
チレングリコールを5容量係加えた。
結果は実施例1と同一であった。
実施例4 以下述べること以外はすべて実施例2に同じ。
処理液の撚線中への浸透性を良くする有機溶剤とシテエ
チレングリコールモノメチルエーテルヲ7容量係加えた
。結果は実施例2と同一であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)撚鋼線を強酸化性アルカリ水溶液により黒化銅処
    理するに際し強酸化性アルカリ水溶液の中に水溶性有機
    溶剤を3〜20容量係添加しな処理液を用いることを特
    徴とする撚鋼線の酸化処理法。 (2)有機溶剤が1価以上のアルコールあるいはその誘
    導体である特許請求の範囲第1項の撚鋼線の酸化処理法
    。 +311 価フルコールがエタノール、フロパノール、
    ブタノールである特許請求の範囲第2項の撚鋼線の酸化
    処理法。 +4+ 多価アルコールがエチレングリコール、ジエチ
    レングリコールである特許請求の範囲第2項の撚鋼線の
    酸化処理法。 (5)多価アルコールの誘導体がエチレングリコールモ
    ノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエー
    テルアセテートである特許請求の範囲第1項の撚鋼線の
    酸化処理法。
JP21485581A 1981-12-26 1981-12-26 撚鋼線の酸化処理方 Granted JPS58113379A (ja)

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JPS6136073B2 (ja) 1986-08-16

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