JPS599592A - 原子炉のル−フスラブにおける回転プラグ装着部構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は原子炉のルーフスラブにおける回転プラグ装着
部構造に係り、特に地震時の回転プラグ上下変位を小さ
く抑えることが出来る構造に関する。

従来の原子炉の全体構造を第１図に示す。ルーフスラブ
１はドーナツ状のリングであり、その下而には、中央に
炉心２が配置さｎ１冷却材である液体全域ナトリウムが
充填されｆｃ原子炉容器３が固定されている。なお炉心
２は図示しない支持部材を介して容器３に支持されてい
る。ルーフスラブ１には炉心２からの熱を取り出すため
の中間熱交換器４およびナトリウムを循環させるための
ポンプ５等の重量機器が多数搭載されている。また、ル
ーフスラブ１は、回転プラグ装着孔８が設けられており
、炉心２の出力制御のための制御棒および制御棒駆動機
構を内包する炉心上部機構６を搭載する回転プラグが載
荷されている。

さらに、ルーフスラブ１には、炉心２からの熱がルーフ
スラブを通って外部へ洩れないための断熱構造と、放射
線を遮蔽するための放射線遮蔽体とが内部に設置されて
いる。

このように、ルーフスラブ１は多数の重量機器を搭載・
支持し、またルーフスラブ１自身も熱および放射線遮蔽
のための機能を有するため、その自重および搭載荷重は
非常に大きい。またルーフスラブ１には中間熱交換器４
およびポンプ５を炉（３） 内に吊下げるための貫通孔が設けられており、剛性が低
下しやすい構造となっている。

しかしてルーフスラブ１を耐震設計の観点から見た場合
、炉心２の出力を制御する制御棒駆動機構は、回転プラ
グ７に搭載されているが、ルーフスラブ１が上下方向に
振動するとひいては回転グラグアに搭載された制御棒も
上下振動することになる。このような制御棒の上下方向
の振動は炉心出力制御の観点から好ましくない。

本発明の目的は、地１１時においても上下方向の振動の
少ない原子炉のルーフスラブにおける回転プラグ装着部
嘴造を提供することにある。

本発明は、ルーフスラブおよび回転プラグの双方の接触
面に斜面を形成し、地震時におけるルーフスラブの変形
をルーフスラブと回転プラグの接触した斜面における摩
擾力によって抑制しようとするものでおる。

以下、発明の実施例を第２図〜第５図を用いて説明する
。

第２図は、ルーフスラブ１の回転プラグ装着孔（４） ８の側周壁の形状を摺鉢状とし、一方回転プラグ７の外
周は、ルーフスラブに嵌合する円錐台形状としたもので
ある。第２図に示すルーフスラブ１および回転プラグ７
を有する原子炉構造に上下方向に地震力が加えられた場
合、ルーフスラブ１の先端部が上方に移動しようとした
時の変形の横様を示したものが第３図である。第３図に
おいてルーフスラブ１の先端１ａが上方へ変形しようと
する時、ルーフスラブ１に本来、縦断面が図中一点鎖線
で示すように変形しようとするが、同図中に矢印Ａで示
すルーフスラブ１と回転プ２グアの接触面での摩擦力に
よりルーフスラブ１の変形が拘束され、同図に実線で示
すような変形をし、従って、ルーフスラブ１および回転
プラグ７の上方への変形が小さく抑えられる。

なお、ルーフスラブ１の装着孔８の斜面に、プラグ係止
用の凹肩部を設け、回転プラグ７にほこの凹屑部に係合
する凸肩部を設けるようにしても良い。

第４図は異なる実施例の構成を示すもので必りて、ルー
フスラブ１の先端１ａが下方へＳ動するような変形に対
しても、変形を拘束することが出来るよう構成されたも
のである。すなわち先端１ａが下方へ移動するような変
形を拘束するためには、ルーフスラブ１と回転プラグ７
の接触面の傾きが、第２図に示す傾きと原子炉容器の軸
方向に関し対称な面が形成されていればよい。

第４図の実施例はこのような知見を具現化したものであ
って、ルーフスラブ１の装着孔８には、上方に向かって
開くホ１の１頃斜面１１および上方に同かつて開口する
四部２０とが設けられておシ、この四部２０の装着孔中
心側の壁面は上方に回かつて開く第２の傾斜面１２とさ
れている。一方、回転プラグ７の側周壁には第１の傾斜
面１１に係合する第３の傾斜面１３と前記凹部２０に嵌
合する凸部３０とが形成され、凸部３０のプラグ中心側
の壁面には、前記５ｇ２の傾斜面１２と係合する第４の
傾斜面１４が形成されている。

このように傾斜の方向が異なる２種類の斜面（即ち上方
に向かって開く斜面と、下方に向かつて開く斜面）を組
み会わせたルー７スラブと回転プラグの接触構造であれ
ば地震時のルーフスラブと回転プラグの上Ｆ方向変位を
小さくすることが出来る。

以−にの通り、本発明の原子炉のルーフスラブにおける
回転プラグ装着部構造は、ルーフスラブ装着孔側周壁と
、これに係合する回転プラグの側周壁に斜面が形成され
たものであり、地震時におけるルーフスラブおよび回転
プラグの上下動ひいては制御棒の上下動を、ルーフスラ
ブと回転ブラダの接触面に働く摩擦力を利用し抑制する
ことが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の回転プラグ装着部構造を示す縦断面図、
第２図は実施例に係る構造を示す断面図、第３図はａ２
図に示したプラグの地震時の変形を示す模式図、第４図
は本発明の異なる実施例に係る構造を示す断面図である
。 １・・・ルーフスラブ、２・・・炉心、３・・・原子炉
容器、４・・・中間熱交換器、５・・・ボンダ、６・・
・炉心上部機構、７・・・回転スラブ、８・・・装着孔
、１１・・・第１の斜面、１２・・・第２の斜面、１３
・・・第３の斜面、茅ｌ囲 ≠２　目

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　ルーフスラブの回転プラグ装着孔の側周壁の少な
   くとも一部が、上方に同かつて開く傾斜面を有し、かつ
   該装着孔に装着される回転プラグの側周壁には前記傾斜
   面に係合する傾斜面を形成したことを％徴とする原子炉
   のルーフスラブにおける回転プラグ装着部構造。 ２、前記ルーフスラブには、少なくとも中間熱交換器お
   よびナトリウム循環用ポンプが装着さｎｌかつ原子炉容
   器が吊設されｆＣ％許Ｈ青求の範囲第１項記載の構造。 ３、前記原子炉は高速増殖炉である特許請求の範囲第１
   項または第２項記載の構造。 ４、　ルーフスラブの回転プラグ装着孔の側周壁の少な
   くとも一部に、上方に向かって開く第１の傾斜面と、上
   方に向かって開口する四部とを設け、かつ該凹部の装着
   孔中心側の壁面に上方に向かって開く第２の傾斜面を形
   成し、該装着孔される回転プラグの側周壁には、前記第
   １の傾斜面に係合する第３の傾斜面と、前記四部に嵌合
   する凸部とを形成し、かつ該凸部のプラグ中心側の壁面
   に前記第２の傾斜面と係合する＄４の傾斜面を形成した
   ことを特徴とする原子炉のルーフスラブにおける回転ブ
   ラダ装着部構造。 ５、　前記ルーフスラブには、少なくとも中間熱交換器
   およびす）　ＩＪウム循壌用ポンプが装着され、かつ原
   子炉容器が吊設された特許請求の範囲第４項記載の構造
   。 ６、前記原子炉は高速増殖炉である特許請求の範囲第４
   項または第５項記載の構造。