JPS61195392A

JPS61195392A - タンク型高速増殖炉

Info

Publication number: JPS61195392A
Application number: JP60035219A
Authority: JP
Inventors: 昇松村; 正文桑原; 秀行山口
Original assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd; Choryo Sekkei KK
Current assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd; Choryo Sekkei KK
Priority date: 1985-02-26
Filing date: 1985-02-26
Publication date: 1986-08-29

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は原子炉容器と、同原子炉容器内に配設された炉
心と、同原子炉容器の上部を閉じるルーフスラブから同
原子炉容器内に垂下された１次冷却材ポンプ及び中間熱
交換器とを有するタンク型高速増殖炉の改良に関するも
のである。

（従来の技術）従来の前記タンク型高速増殖炉を第７図により説明する
と、（１）が原子炉容器、（２）が同原子炉容器（１）
内に満たされた１次冷却材（液体ナトリウム）　、　（
３）が炉心、（６）が上記原子炉容器（１）の上部を閉
じるルーフスラブ、（４）が同ルーフスラブ（６）から
上記原子炉容器（１）内に垂下された中間熱交換器、（
５）が同ルーフスラブ（６）から上記原子炉容器（１）
内に垂下された１次冷却材ポンプ、（７）が上記炉心（
３）を上記原子炉容器（１）内に支持する支持脚で、炉
心（３）を出た高温の１次冷却材が中間熱交換器（４）
の上部に設けられた窓から同中間熱交換器（４）へ流入
して、熱交換が行われ、その結果、低温になった１次冷
却材が同中間熱交換器（４）の底部から原子炉容器（１
）内へ流出し１次いで１次冷却材ポンプ（５）の下部に
設けられた吸入口から同１次冷却材ポンプ（５）へ吸入
されて、加圧され１次いで同１次冷却材ポンプ（５）か
ら排出されて、炉心（３）へ流入して、再び加熱される
ようになっている。

（発明が解決しようとする問題点）前記第７図のタンク型高速増殖炉では、炉心（３）が支
持脚（７）により支持されていて、支持脚（７）の原子
炉容器（１）に対する固定点から炉心（３）の重心まで
の高さく第８図の（ｈ）参照）が高いので、地震時等に
矢印Ｆ方向の外力が原子炉容器（１）に作用すると、炉
心（３）が横揺れして（第８図の（ａ）参照）、制御棒
の挿入に支障を来すという問題があった。

本発明は前記の問題点に対処するもので、原子炉容器と
、同原子炉容器内に配設された炉心と。

同原子炉容器の上部を閉じるルーフスラブから同容器内
に配設された炉心と、同原子炉容器の上部を閉じるルー
フスラブから同原子炉容器内に垂下された１次冷却材ポ
ンプ及び中間熱交換器とを有するタンク型高速増殖炉に
おいて、前記原子炉容器の側壁下部に環状部材を設け、
同環状部材に皿状支持部材を取付けて、前記炉心を同皿
状支持部材により支持したことを特徴とするタンク型高
速増殖炉に係わり、その目的とする処は、制御棒の挿入
に支障を生じない改良されたタンク型高速増殖炉を供す
る点にある。

（問題点を解決するための手段）本発明は前記のように原子炉容器と、同原子炉容器内に
配設された炉心と、同原子炉容器の上部を閉じるルーフ
スラブから同容器内に配設された炉心と、同原子炉容器
の上部を閉じるルーフスラブから同原子炉容器内に垂下
された１次冷却材ポンプ及び中間熱交換器とを有するタ
ンク型高速増殖炉において、前記原子炉容器の側壁下部
に環状部材を設け、同環状部材に皿状支持部材を取付け
ており、炉心支持部の横方向の剛性が非常に高くなる上
に、炉心の支持部に対する固定点から炉心の重心までの
高さが低くなり、その結果、炉心の横揺れ量が小さくな
って、制御棒の挿入に支障が生じない。

（実施例■）次に本発明のタンク型高速増殖炉を第１図に示す一実施
例により説明すると、（１）が原子炉容器。

（２）が同原子炉容器（１）内に満たされた１次冷却材
（液体ナトリウム）、（３）が炉心、（６）が上記原子
炉容器（１）の上部を閉じるルーフスラブ、（４）が同
ルーフスラブ（６）から上記原子炉容器（１）内に垂下
された中間熱交換器、（５）が同ルーフスラブ（６）か
ら上記原子炉容器（１）内に垂下された１次冷却材ポン
プ、（８）が上記原子炉容器（１）の側壁下部に設けら
れた環状部材、（９）が同環状部材（８）に取付けられ
た皿状支持部材で、上記炉心（３）が同皿状支持部材（
９）の上に支持されている。

（作用）次に前記第１図のタンク型高速増殖炉の作用を説明する
。炉心（３）を出た高温の１次冷却材が中間熱交換器（
４）の上部に設けられた窓から同中間熱交換器（４）へ
流入して、熱交換が行われ、その結果、低温になった１
次冷却材が同中間熱交換器（４）の底部から原子炉容器
（１）内へ流出し１次いで１次冷却材ポンプ（５）の下
部に設けられた吸入口から同１次冷却材ポンプ（５）へ
吸入されて、同１次冷却材ポンプ（５）内で加圧され、
再び炉心（３）へ流入して、加熱される。また同運転時
に、地震等に基づいｔ原子炉容器（１）に水平方向の外
力が作用しても、炉心（３）が皿状支持部材（９）によ
り支持され、同皿状支持部材（９）が原子炉容器（１）
側の環状部材（８）に取付けられており、炉心支持部の
横方向の剛性が非常に高くなる上に、炉心（３）の支持
部に対する固定点から炉心（３）の重心までの高さくｈ
）が低くなり、炉心（３）の横揺れ量が小さくなる。

（実施例■）第２図は、前記第１図の実施例と同様に、原子炉容器（
１）の側壁下部に環状部材（８）を設け、同環状部材（
８）に皿状支持部材（９）を取付ける一方２同皿状支持
部材（９）上に炉心（３）を直接取付けた他の実施例で
、この場合にも第１図の実施例と同様の作用が達成され
る。

（実施例１［Ｉ）第３図は、前記第１図の実施例と同様に、原子炉容器（
１）の側壁下部に環状部材（８）を設け、同環状部材（
８）に皿状支持部材（９）を取付ける一方。

同皿状支持部材（９）の中央に円穴（９ａ）を設けて。

同円穴（９ａ）の上縁部に炉心（３）を取付けた他の実
施例で、この場合にも第１図の実施例と同様の作用が達
成される。

（実施例■）第４図は、原子炉容器（１）の下縁部に環状部材（８）
を設け、同環状部材（８）に皿状支持部材（９）を取付
け、同環状部材（８）の下縁部に原子炉容器（１）の鏡
板（１ａ）を取付ける一方、同皿状支持部材（９）上に
炉心（３）を直接取付けたさらに他の実施例で、この場
合にも第１図の実施例と同様の作用が達成される。即ち
、地震等に基づいて原子炉容器（１）に水平方向の外力
が作用しても、炉心（３）が皿状支持部材（９）により
支持され、同皿状支持部材（９）が原子炉容器（１）側
の環状部材（８）に取付けられており、炉心支持部の横
方向の剛性が非常に高くなる上に、炉心（３）の支持部
に対する固定点から炉心（３）の重心までの高さくｈ）
が低くなり、炉心（３）の横揺れ量が小さくなる。

（発明の効果）本発明は前記のように原子炉容器と、同原子炉容器内に
配設された炉心と、同原子炉容器の上部を閉しるルーフ
スラブから同原子炉容器内に垂下された１次冷却材ポン
プ及び中間熱交換器とを有するタンク型高速増殖炉にお
いて、前記原子炉容器の側壁下部に環状部材を設け、同
環状部材に皿状支持部材を取付けて、前記炉心を同皿状
支持部材により支持しており、炉心支持部の横方向の剛
性が非常に高くできる上に、炉心の支持部に対する固定
点から炉心の重心までの高さが低くでき。

その結果、炉心の横揺れ量を小さくできて、制御棒の挿
入に支障を生じない効果がある。

以上本発明を実施例により説明したが、勿論本発明はこ
のような実施例に限定されるものではなく１本発明の精
神を逸脱しない範囲で種々の設計の改変を施しうるちの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係わるタンク型高速増殖炉の一実施例
を示す縦断側面図、第２図は他の実施例を示す縦断側面
図、第３図は他の実施例を示す縦断側面図、第４図はさ
らに他の実施例を示す縦断側面図、第５図は水平方向の
外力が作用したときの説明図、第６図はそのときの炉心
の横揺れ量を示す説明図、第７図は従来のタンク型高速
増殖炉を示す縦断側面図、第８図は同従来のタンク型高
速増殖炉に水平方向の外力が作用したときの炉心の横揺
れ量を示す説明図である。（１）　　・・・原子炉容器、（３）・・・炉心、（６
）・・・ルーフスラブ、（５）・・・１次冷却材ポンプ
、（４）・・・中間熱交換器、（８）・・・環状部材２
（９）・・・皿状支持部材。復代理人弁理士岡本重文外２名箒３図（／ａ

Claims

【特許請求の範囲】

原子炉容器と、同原子炉容器内に配設された炉心と、同
原子炉容器の上部を閉じるルーフスラブから同原子炉容
器内に垂下された１次冷却材ポンプ及び中間熱交換器と
を有するタンク型高速増殖炉において、前記原子炉容器
の側壁下部に環状部材を設け、同環状部材に皿状支持部
材を取付けて、前記炉心を同皿状支持部材により支持し
たことを特徴とするタンク型高速増殖炉。