JPS5995891A - 新規な制癌性抗生物質80−217およびその製造法 - Google Patents

新規な制癌性抗生物質80−217およびその製造法

Info

Publication number
JPS5995891A
JPS5995891A JP57206087A JP20608782A JPS5995891A JP S5995891 A JPS5995891 A JP S5995891A JP 57206087 A JP57206087 A JP 57206087A JP 20608782 A JP20608782 A JP 20608782A JP S5995891 A JPS5995891 A JP S5995891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antibiotic
culture
medium
substance
methanol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP57206087A
Other languages
English (en)
Inventor
Iwao Umezawa
梅沢 巌
Hiroki Komiyama
寛機 小宮山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitasato Institute
Original Assignee
Kitasato Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kitasato Institute filed Critical Kitasato Institute
Priority to JP57206087A priority Critical patent/JPS5995891A/ja
Priority to DE19833337817 priority patent/DE3337817A1/de
Priority to US06/545,369 priority patent/US4612285A/en
Priority to GB08328850A priority patent/GB2132604B/en
Priority to FR8318725A priority patent/FR2536763B1/fr
Publication of JPS5995891A publication Critical patent/JPS5995891A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P1/00Preparation of compounds or compositions, not provided for in groups C12P3/00 - C12P39/00, by using microorganisms or enzymes
    • C12P1/06Preparation of compounds or compositions, not provided for in groups C12P3/00 - C12P39/00, by using microorganisms or enzymes by using actinomycetales
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N1/00Microorganisms, e.g. protozoa; Compositions thereof; Processes of propagating, maintaining or preserving microorganisms or compositions thereof; Processes of preparing or isolating a composition containing a microorganism; Culture media therefor
    • C12N1/20Bacteria; Culture media therefor
    • C12N1/205Bacterial isolates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12RINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES C12C - C12Q, RELATING TO MICROORGANISMS
    • C12R2001/00Microorganisms ; Processes using microorganisms
    • C12R2001/01Bacteria or Actinomycetales ; using bacteria or Actinomycetales
    • C12R2001/465Streptomyces
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S435/00Chemistry: molecular biology and microbiology
    • Y10S435/8215Microorganisms
    • Y10S435/822Microorganisms using bacteria or actinomycetales
    • Y10S435/886Streptomyces

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Tropical Medicine & Parasitology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Compounds Of Unknown Constitution (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 およびその製造法に関する。さらに評しくけ、本発明は
ストレプトマイセス槁に属する抗生物質80−217生
産酌の培養によって産生され、グラム陽性菌に対して抗
菌活性を有し、エーリツヒ腹水腫瘍細胞、ザルコーマ1
80細胞に対して増殖抑制活性を有する抗生物質80−
217またはその塩およびその製造法に関するものであ
る。
本発明者らは、新規な抗生物質の探索を目的として種々
の土壌から菌株を分離し、その生産する代謝産物につb
て研究を続けた結果、栃木県皆用町で採取した土壌から
分離した菌株80−217の培養物中にグラム陽性菌に
対して抗菌活性を有し、しかもエーリツヒ腹水鹿瘍細胞
およびザルコーマ180細胞の増殖抑制作用を有する物
質が産生されることを見す出し念。次いで、該培養物か
ら該有効物質を分離、精製し、その理化学的性質を有す
る物質は他に見当らないことから、この物質を抗生物質
80−217と呼称することにした。
本発明は、か\る知見に基Aて完成されたものである。
本発明は陵記の理化学的性質を有する抗生物質8O−2
17tたはその塩およびストレプトマイセス属に属する
抗生物質80−217生産菌を培地に培養して培養物中
に抗生物質80−217を蓄積せしめ、該培養物から抗
生物質80−217を採取することを特徴とする新規抗
生物質8〇−217t&はその塩の製造法である。
抗生物質80−217生産菌は、ストレプトマイセス属
罠属するが、例えば本発明者らが分離したストレプトマ
イセス属に属する菌株80−217は、本発明に最も有
効に使用される菌株の一例であって、本菌株の菌学的性
質を示すと次の通りである。
a1形態的特徴 80−217菌株はワックスマン寒天平板培地上で27
℃、11日間静置、培養後の観察では、気菌糸は円筒形
で、表面はリン片状であり、大部分の胞子のり柄の長さ
は0.78−0.95μである。
51次の各培地における生育状態(27℃で14日間後
培養後の各培地における生育状態)の観察は次の通りで
ある。
培地    生育 気菌株 裏面 可溶性色素オートミ
ル寒天  中  灰色   灰色    −スターチ無
機塩基 良  灰色〜白 黄褐色  薄茶包入 チ目シン寒天   中  灰色   薄茶色   −栄
養寒天   中 灰色  灰色   −一;痕跡量のメ
ラノイド色素が形成されるか。
または全熱形成されな込。
01次の各生理学的性質 ■生育温度範囲;20〜37℃で生育が可能あり、27
℃付近が最適である。
■ゼラチンの液化(グルコース争ペプトン・ラチン培地
上);陽性 ■スターチの加水分解(スターチ拳無磯塩寒培地上);
陽性 ■脱脂牛乳の凝固、ペプトン化(10%スキムミルク培
地上);ペプトン化凝陽性 ■メラニン様色素の生成(チロシン寒天培地およびペプ
トン・イースト・鉄寒天培地上);陰性 ■硫化水素の生成(ペプトン・イースト鉄寒天培地上)
;陰性 ■亜硝酸塩の生成(硝酸塩培地上);陽性、次の各炭素
源の同化性(プリトノ・ム・コドリープ寒天培地上27
℃で1〜2ケ月後に観察)L−アラビノース 廿 D−キシロース  + D−グルコース  廿 D−7ラクトース 士 で  シュクロース   − イノシトール   − ゼ  L−ラムノース  + ラフィノース   + 天  D−マンニトール − e1細胞壁の組成 13e eke rらの方法[: Appl、Micr
obiol、、 13゜236〜243 (1965)
)に基すて分析己な結果、LL型のジアミノピメリン酸
が検出された。
以上の菌学的性質から、本80−217菌株はストレプ
トマイセス属に属する菌株であることは明らかである。
なお、本菌株は工業技術院微生物工業研究所に受託番号
微工研第     号(Fllil:RM −PNO6
786)として寄託されている。
以上、抗生物質80−217生産菌にりAて説明したが
、放線菌の一般的性状として蘭学上の性状は極めて変異
し易く、一定したものではなく、自然的にあるbは通常
行われる紫外線照射、Xa照射または変異誘導剤例えば
N−メチル−N+ニドlff−N−ニトロンクアニジン
、エチルメタンスルホネートなどを用する人工的変異手
段により変異することは周知の事実であシ、このような
人工的変異株は勿論、自然変異株も含め、ストレプトマ
イセス属に属し、抗生物質80−217を生産する能力
を有する菌株はすべて本発明に1史用することができる
本発明においては、先ずストレプトマイセス属に属する
抗生物質80−217生韮菌が適当な培地に培養される
。本菌の培養におりでは、通常放線菌の培養が一般に用
−られる。培地としては、微生物が同化し得る炭素源、
消化し得る窒素源、さらには必要に応じ無機塩などを含
有させた栄養培地が培養される。同化し得る炭素源とし
ては、ブドウ糖、シヨ抛、マンニトール、糖密、澱粉、
デキストリン、セルロース、コーン9ステープ・リカー
、グリセリン、有機酸などが単独または組合せて用いら
れる。消化し得る窒素源としては、ペプトン、肉エキス
、酵母エキス、乾燥酵母、大豆粉、コーン−ステープe
jJカー、綿実粕、カゼイン、大豆蛋白分解物、アミノ
酸、尿素などの有機窒素源、硝酸塩、アンモニウム塩な
どの無機蟹素化合物が単独または組合せて用いられる。
その他、必要に応じナトリウム塩、カリウム塩、カルシ
ウム塩、マグネシウム塩、リン酸塩などの無機塩類が添
加される。さらに、培地には、必要に工6じて、本菌の
生育や抗生物質80−217の生産を促進する微量栄養
素、発育促進物質、前駆物質を適当に添加してもよい。
培養は通常振とりまたは通気撹拌培養などの好気的条件
下で行うのがよい。工業的には深部通気撹拌培養が好ま
しい。培地のpHばやや酸性ないし中性付近で培養を行
うのが好まし−。培養温度は20〜37℃でも行す得る
が、通常は24〜30℃、好ましくは27℃付近に保つ
のがよい。
培養時間は、液体培養の場合、通常4〜6日培養を行う
と、本抗生物質が生成蓄積される。好ましくは培養中の
蓄積貝、が最大に達したときKM養を終了すればよい。
これらの培養組成、培地の液性、培養温度、撹拌速度、
通気量などの培養条件は使用する菌株の種類や外部の条
件などに応じて好まし−結果が得られるように適宜調節
、選択されることはbうまでもなり0液体培養において
発泡があるときは、シリコン油、植物油、界面を占性剤
などの消泡剤を適宜使用する。
このようにして得られた培養物中に蓄積された抗生物質
80−217は主として培養濾液中に含有されているの
で、培養物を必要に応じて濾過補助剤511 ;t ハ
セライト、バイア0−スーパーセルなどを加え°〔濾過
するか、または遠心分離して培養濾液と菌体とに分離し
、その培養濾液から抗生物質80−217を採取するの
が有利である。
培養濾液から抗生物質80−217を分離、精義するた
めには、抗生物質80−217が後述のようにヘキサン
、石油エーテルに不溶曲であυ、水、ジエチルエーテル
に難溶性であって、メタノール、エタノールなどのアル
コール系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルムなどのク
ロロホルム系溶媒、アセトン、メチルイソブチルケトン
などのケトン系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエ
ステル系溶媒、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシドなどの多くの7ff機if媒にロ、rイ容である
酸性物!直であるので、これらの性質を利用した!′?
4製法が用すられる。通常、培養濾液を非親水性有機溶
媒、例えばり四ロホルム、メチルイソブチルケトン、酢
蹟エチル、酢酸ブチルなとで抽出することにより、抗生
物質80−217が有機溶媒層に転溶される。上記抽出
操作を行う際、培養濾液を予め、pHを6.0〜7.0
の範囲に%節するのが好ましい。
このようにして得られた有機溶媒層は、必要に応じ、金
属イオンなどを除去するために希薄なエチレンジアミン
四酢酸塩水溶液で洗滌した後、種々の脱水剤例えば無水
硫酸ナトリウム、無水硫酸マグネシウム、ビーズゲルな
どを加えて脱水される。脱水された有機溶媒層は減圧上
有機溶媒が留去される。このam操作において抗生物質
8〇−217が極めて安定な物質であるが、通常加熱温
度を60℃以下となるように行うのが好ましい。
残渣にヘキサン、石油エーテルなどの有機溶媒を加えて
抗生i勿り[80−217を沈澱させることができる。
得られた沈澱物は数回へキサンなどで洗滌後、1吸引濾
過または遠心分離により抗生物質80−217を溌邑の
粗製物として採取することができる。
上記の徂因物をさらに精製する場合には、合成イオン交
換樹脂、イオン交換セルロース、イオン交換セファデッ
クスなどによるイオン交−換クロマトグラフイー活性炭
、シリカゲル、アルミナ、ヒドロキシアパタイト、セル
ロースまたはHP−i。
樹脂などの吸着樹脂による吸着クロマトグラフィー、セ
ファデックス、バイオゲルなどによるゲル濾過クロマト
グラフィー、戒気泳・I(1、向流分配、限外濾過、濃
縮などの手段を単独ある−け任意の順序にて組合せ、ま
たは反復して用いることにより抗生物質80−217を
分離精製することができる。例えば上記粗製物を少量の
メタノール、アセトン、クロロホルム、ベンゼンなどに
溶カシ、これをシリカゲルのカラムに充填し、ベンゼン
−メタノール系混合溶媒を用いてカラムクロマトグラフ
ィーを行い、その活性画分を減圧濃縮後、さらに少量の
クロロホルムなどに溶かし、これをシリカゲルのカラム
に充*L7、クロロホルム−メタノール系混合溶媒を周
込て再カラムクロマトグラフィーを行か、その活性画分
子cLl(−20セフアデツクスのカラムに通し、メタ
ノールで溶出し、その活性画分をシリカゲルのカラムに
通し、ベンゼン−メタノール系混合溶媒を用いてクロマ
トグラフィーを行うことにより抗生物質を分離オ青梨す
ることができる。
このようにして得られた抗生物質80−217は酸性物
質であるから、公知の方法により塩を形成し得る。
このような塩としては、医薬的に許容し得る非毒性塩が
挙げられる。例えばすトリウム塩、カリウム塩などのア
ルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩などのア
ルカリ土類金属塩、公知の有機アミンとの塩が挙げられ
る。
次に、本抗生物X8O−217の理化学的性質および生
物学的性質について述べる。
l、理化学的性質 ■元素分析;炭素、水素、酸素および望素を含む。元素
分析値; C59,16チ、H6,48係、N1.88
係 ■分子’4 ; 744±1 (FDマススペクトル1
1定による) ■融点;158℃ ■比旋光度;〔α〕っ+836°(c=o 、 i、ク
ロロホルム) ■紫外線吸収スペクトル;第1図の通りであって、 MθOH、X  。
λ  (El、)、218nm(352)、245nm
naX ()νf)  、 272nm  ()ii )  、
340 n7フ1−1445nt7L(36) 、、:s、−1t+、ao$+eon     2□5
1.350 nm (7N)、480n毒 ■赤外線吸収スペクトル(KBr法);第2図の通pf
SQで、3500〜3400.2900.1730゜1
660.1620.1480.1460.1438.1
40未1370.1290.1250.1210.11
70.114λ1105.1080.1060.104
0.980.970.920.880.830.790
.740.700cm。
■溶剤に対する溶M性;ヘキサン、石油エーテルに不溶
水、ジエチルエーテルに娠浴注、メ1   タノール、
エタノールなどのアルコール系溶媒、ジク目ロメタン、
クロロホルムなどのりロル化メタン系解媒、アセトン、
メチルイソブチルケトンなどのケトン系溶媒、酢酸エチ
ル、酢酸ブチルなどのエステル系溶媒、ベンゼン、トル
エンなどのベンゼン系溶媒、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシドなどの多くの有機溶媒に可溶。
■呈色反応;アルカリキノン反応に陽性、酢酸マグネシ
ウム反応に陽性(赤紫)、モーリッシュ、ニンヒドリン
反応に陰性 ■填塞性、re性、中性の区別;酸t!Jl吻賃■物質
の色:澄色粉末 Oシリカゲル薄層クロマトグラフィー;担体;シリカゲ
ルPLOプレート(メルク社紛展開溶媒;ベンゼンーメ
タノール(5:1)R/値;約帆5 ■、生物学的性質 ■抗菌スペクトル 試験菌             MICμに/7’t
n13スタフィロコッカス・オーレウスF、0A209
P        O,8バチルス・ズプチルス PC
I219            0.1サルシナ・ル
テア PCIlooI            O,0
5エシユリヒア・コリー NIHJ         
  >100シゲラ・ゾンネ            
       )100サルモネラ・チフイムリウム 
          〉100クレブシェラ−ニューモ
ニア PCI602      >100シユードモナ
スφエルギノーサ P−3>100サツカロマイセ、ス
、サケ              >100カンジダ
Φアルビカンス          )100アスペル
ギルス・ニガー          〉100ピリクラ
リア・オリーゼ             〉100ト
リコフイートン・フエルギニウム         >
100以上の結果から抗生物質80−217はある種の
ダラム陽性菌に対し感受性を示すが、ダラム陰性菌、酵
母およびカビ類には感受性を示さない。
■制癌作用 1 エーリツヒ腹水癌に対する効果 エーリツヒ腹水癌を2.5X10’個マウス(ddY。
雄6周令)腹腔に移殖し、下記第1表に示す方法にて治
療し生存日数を観察した。
第1表 投与日は1f!瘍移殖日数をθ日月とした。生存日数は
1群4〜5匹のマウスの中央値を示2、  ?ルコーマ
180に対する効果サルコーマ180細MI Xi 0
JI5tマウン(ICR,雄6週令)腹腔に移殖し、下
記第2表し示す方法にて治療し生存日数を観察した。
第2表 上記の第1表および第2表に示すように、本発明80−
217物質は、エーリツヒおよびサルコーマ180腹水
癌にDJ 1.、て1ハちじる(   しい制癌活性が
認められた。
以上述べた諸性質から抗生肉質80−217はUV吸収
、IR吸収、呈色反応などによりキノン構造を合む物質
と考えられる。キノン(構造を含む1fflJ癌物質は
多敢@吉されているン51、本物質の物理化学的性質を
基に既知抗生物質の類似性を検討した。元素分析値が類
似し、かつキノン構造を含む既知抗生物質として、アド
リアマイシン、ルラオマイシン、バラシジンなどがある
が、これらは本物質と下記第3表に示す点において異な
る。
第3表 以上のように、本物質と既知抗生物質とは、融点および
UV吸収において異なる。従って、本抗生物質80−2
17は新規抗生物質と認められる。
次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、これ
によシ本発明を限定するものではなり0実施例1 フラスコ振とり培養 500 m−13容三角フラスコにグルコース2.0%
、ペプトン0.5%、肉エキス帆5チ、乾燥酵母0.3
%、食塩0.5%、炭酸カルシウム0.3%を含む液体
培地(pH7,0) (A培地) 100 mgを滅菌
し、これにグルコース1%、ペプトン0.5%、肉エキ
ス0.5%。
食塩帆3%、寒天1.2%を含む寒天斜面培地上に27
℃で6日間培養したストレプトマイセス80−217 
(FERM−PNo      )の斜面培養から1白
金耳を接種し、振幅17crn毎分120回往復するレ
シプロカル・シェーカーで27℃で72時間振とり培養
した。得られた培養物2−を500 m13容三角フラ
スコに仕込んだ無菌のグルコース0.2%、スターチ1
.5%、ペプトン0.25%、肉エキス0.3%、乾燥
酵母0.15%、炭酸カルシウム0.25%を含む液体
培地〔B培地〕100−に移殖し、上記のレシプロカル
・シェーカー上で27℃20時間振とり培養して種母を
得た。
実施例2 30.8容ジヤー・ファーメンタ−培養30!容ジヤー
・ファーメンタ−にB培地20.yを仕込み、滅菌した
後、実施例1で得た種母5本分を移殖し、撹拌速度毎分
250回転、通気量毎分10.、#27℃で20時間通
気撹拌培養して培養液を得た。
実施例3 培養物の除菌および酢酸エチルによる■効成分の転溶 実施例2で得た培養液2本分に酢酸エチル30召を加え
、ケミスタラーで毎分250回転で20分間充分撹拌し
た後、シャープレス型連続遠心分離機(18000r、
 p、 m)によシ有機溶媒層を分液した。酢酸エチル
層をにとシや微細な固形物を除去する目的で吸引濾過し
た。得られた抽出液を減圧濃縮して油状物を得た。
実施例4 ベンゼンによる有効成分の再転溶 実施例3で得た油状物にベンゼン41を加え、さらに0
.5%エチレンジアミン四酢酸ナトリウム水溶液2沼を
加え、ケミスタラーで充分に撹拌した後、分離したベン
ゼン分液し、このベンゼン層ニ再ヒ0.5%エチレンジ
アミン四酢酸ナトリウム水溶液2pを加え、ケミスタラ
ーで充分に撹拌した後、分離したベンゼン層を分液した
実施例5 ヘキサンによる油状不純物の除去 実施例4で得たベンゼン層を無水硫酸ナトリウムに通し
、充分に脱水した後、減圧濃縮した。得られた残渣にヘ
キサン100 rdを加え、生じた澄色の沈澱物を遠心
分離(5分間200Or−p−m)により回収し、この
沈澱物をヘキサンで洗滌して抗生物質80−217の粗
梨物約100 mV−を得た。
実施例6 カラム(2,5X 40cm )にシリカゲル60(メ
ルク社製)をベンゼンで均一に充填し、これに実施例5
で得た粗製物をベンゼン5mlに浴解した溶液を通し、
はじめにベンゼン300−で流し、人込でベンゼン−メ
タノール(10: 1) 500mJで溶出した。各フ
ラクションをバチルス中ズブチリスを用いる生物検定法
によル抗阿活性を有する活性画分を減圧a縮して演色粉
末を得た。
実施例7 カラム(2,5X 40cm )にシリカゲル60 (
メルク社製)をクロロポルムで均一に充メし、こ九に実
施例6で得た減色粉末をクロr:Iホルム5 rn、e
に溶解した溶液を通し、はじめにベンゼン300−を流
シ、人込でクロiffホルムーメタ/−ル(50:1)
500 mAでrh出した。・各フラクションをバチル
ス・ズブチリスを用する化4!12I検定法により抗菌
活性を壱する活性画分を濃縮して演色粉末を得た。
実施例 カラム(1,45X 45Cn1)にLH−20セフア
デツクス(ファルマシア社製)をメタノールで均一に充
填し、これに実施例7で得た泄色粉末をメタノール1m
lに溶解した溶液を通し、メタノールで溶出した。各フ
ラクションをバチルス・ズブチリスを用いる生物検定法
により抗菌活性を有する活性画分を減圧濃縮して演色粉
末を得た。
実施例9 実施例8で得た演色粉末をできるだけ少量のメタノール
に溶解し、これを毛細勤を用すて分取用シリカゲル60
プレート(メルクtl:jL pi、cプレー)、20
X20α)の端より3副の位置に帯状に吸着させ、充分
風乾した後、ベンゼン−メタノール(5: 1)で展開
した。Rf値0.5付近に澄色のバンドが移動し、これ
を肉眼的に判断するかまたは薄層クロマトグラフィース
キャナーを用い480nmでプレートをスキャンして不
純物と混じシ合って込なりゾーンを判断した。このゾー
ンをミクロスパーチルで注意深くガラス板よシはがして
回収し、これにメタノール3mlを加えよく撮とうした
後、静置した。次いで遠心分離(2000r−p−m、
  10分間)によりメタノール層を分離し、残渣のシ
リカゲルは再びメタノール胎−を加え、上記操作を繰り
返えした。この抽出操作を3回繰り返し、得られたメタ
ノール層を合せて減圧乾固して演色粉末を得た。
実施例10 実施例9で得た演色粉末をクロロホルム57n沼に溶解
し、これにヘキサン50−を加えてよく撹拌した後、−
20℃の冷蔵庫で2〜3日放置した。
生じた澄色の沈澱物を一20℃で遠心分離(200Or
−p−m、  5分間)により分離し、減圧上乾燥して
抗生物質80−217の精製品10婿を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は抗生物質80−217の紫外線吸収スペクトル
を示し、第2図は抗生物質80−217の赤外線吸収ス
ペクトルを示す。 5

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11次の理化学的性質を有する新規抗生物質80−2
    17またはその塩。 ■ 元素分析;炭素、水素、酸素および窒素を含み、 元素外、近値; C59,16%、H6,48%、N 
    1.88% ■ 分子−t;744±1 (買置分析による)■ 融
    点;158℃ ■ 比/Iり光度: Cα〕:’ + s a 6°(
    C=O,l 、 クロロホルム) ■ 紫外線吸収スペクトル;第1図の通り■ 赤外線吸
    収スペクトル;第2図の通り■ 溶剤に対する溶解性;
    ヘキサン、石油エーテルに不溶、水、ジエチルエーテル
    にMm1メタノール、エタノール、ジクロロメタン、ク
    ロロホルム、アセトン、酢酸エチル、ベンゼン、ジメチ
    ルホルムアミドに可溶 ■ 呈色反応;アルカリキノン反応に陽性(紫色)、酢
    酸マグネシウム反応に陽性(赤紫)モーリッシュ、ニン
    ヒドリン反応K 陰Fj=■ 塩基性、酸性、中性の区
    別;酸性物質■ 物質の色;演色粉末 (2)  ストレプトマイセス属に〃Aする抗生物質8
    〇−217生産菌を培地に培養して培養物中に抗生物質
    80−217を蓄積せしめ、該培養物中から抗生物質8
    0−217を採取することを特徴とする新規抗生物質8
    0−217またはその塩の製造法。 (3)ストレプトマイセス属に桟する抗生物′M80−
    217生産菌がストレプトマイセス8〇−217(FE
    RM −P6786 )である特許請求の範囲第2項記
    載の製造法。
JP57206087A 1982-11-26 1982-11-26 新規な制癌性抗生物質80−217およびその製造法 Pending JPS5995891A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57206087A JPS5995891A (ja) 1982-11-26 1982-11-26 新規な制癌性抗生物質80−217およびその製造法
DE19833337817 DE3337817A1 (de) 1982-11-26 1983-10-15 Neues antibioticum und verfahren zu dessen herstellung
US06/545,369 US4612285A (en) 1982-11-26 1983-10-25 Novel antitumor antibiotic awamycin and its production
GB08328850A GB2132604B (en) 1982-11-26 1983-10-28 Antitumor antibiotic awamycin
FR8318725A FR2536763B1 (fr) 1982-11-26 1983-11-24 Nouvel antibiotique antitumoral awamycine et sa production

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57206087A JPS5995891A (ja) 1982-11-26 1982-11-26 新規な制癌性抗生物質80−217およびその製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS5995891A true JPS5995891A (ja) 1984-06-02

Family

ID=16517595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57206087A Pending JPS5995891A (ja) 1982-11-26 1982-11-26 新規な制癌性抗生物質80−217およびその製造法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US4612285A (ja)
JP (1) JPS5995891A (ja)
DE (1) DE3337817A1 (ja)
FR (1) FR2536763B1 (ja)
GB (1) GB2132604B (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3997663A (en) * 1962-05-18 1976-12-14 Rhone-Poulenc S.A. Antibiotic daunorubicin and its preparation
CH637160A5 (fr) * 1976-10-05 1983-07-15 Microbial Chem Res Found Procede de fabrication de glucosides anthracyclines.

Also Published As

Publication number Publication date
FR2536763B1 (fr) 1987-07-17
GB2132604A (en) 1984-07-11
DE3337817A1 (de) 1985-06-13
FR2536763A1 (fr) 1984-06-01
GB8328850D0 (en) 1983-11-30
US4612285A (en) 1986-09-16
GB2132604B (en) 1985-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0133105B2 (ja)
JPS60141293A (ja) 新規制癌性抗生物質81−484およびその製造法
JPS5995891A (ja) 新規な制癌性抗生物質80−217およびその製造法
JP2592468B2 (ja) 新規抗生物質ベナノマイシンaおよびbならびにその製造法
JP3107455B2 (ja) 新規抗生物質mi481−42f4−a及びその製造方法
JPS6015318B2 (ja) 新抗生物質sf−1942物質,その製造法およびそれを含有する抗ガン剤
JPH0398591A (ja) 抗腫瘍活性を有する新規抗生物質およびその製造方法
JPS61170396A (ja) 新規な制癌性抗生物質83−16−aおよびその製造法
FR2585022A1 (fr) Nouvel antibiotique macrolide m 119
JPH0625095B2 (ja) 抗生物質sf−2415物質およびその製造法
JPH0272183A (ja) 抗生物質wk−2057およびその製造方法
JPH02306985A (ja) 抗生物質om―5689a↓1ならびにa↓2およびその製造法
JPH02191291A (ja) 抗生物質ko―3988a並びにko―3988b及びその製造方法
JPH0398588A (ja) 抗生物質ko―3599aおよびその製造方法
JPS5951795A (ja) 新規抗生物質sf−2198物質およびその製造法
JPS5932120B2 (ja) 9−β−Dアラビノフラノシル・アデニンの製造法
JPS59156295A (ja) 新抗生物質y−0834h−a物質およびその製造法
JPH0948781A (ja) 新規抗生物質ラクトナマイシンおよびその製造法
JPS60100575A (ja) リンゴ腐乱病病原菌に対して抗菌作用を有する1166e抗生物質およびその製造方法
JPS61219390A (ja) 新規な殺細胞性抗生物質82−85−8aおよびその製造法
JPS63107993A (ja) 抗生物質tm−611
JPH0378391B2 (ja)
JPS60126093A (ja) 新規抗生物質ss7313b及びその製造法
JPS6228958B2 (ja)
JPS58201990A (ja) 新規抗生物質80−258およびその製造法