JPS5994960A - デイジタル電話機の電源供給方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はディジタル通信網に接続される電話機（以下
、ディジタル電話機と称する）に電源を供給するための
ディジタル電話機の電源供給方法に関するものである。

従来、加入者線を介して行なわれる通信は電話通信が主
であったが、近年は伝送すゐ情報の種類が増加し、各種
形態のサービスが要求され、この要求にこたえるために
ディジタル通信網が考えられている。

第１図はディジタル通信網に接続される加入者設備の一
例を示すブロック図である。同図において、１は加入者
線、２は宅内制御装置、３は回線終端部、４は宅内制御
部、５は電話通信を行なうためのディジタル電話機、６
，７は非電話通信を行々うための非電話機器である。こ
のうち回線終端部３は加入者線１を終端すると共に加入
者線１を介して伝送される複数の情報チャネルの分解。

組立および、各情報チャネルに対応する信号チャネルの
分解および組立を行なう。また、宅内制御部４は情報チ
ャネルをディジタル電話機５と非電話機器６．７とで同
時に、あるいは切替えて使用したシ、分割使用する等の
複合通信を行なうだめの制御をする。なお、回線終端部
３は宅内制御装置２から分離され独立した回線終端装置
として構成される場合もあり、この場合はディジタル電
話機および非電話機器は回線終端装置に直接接続するこ
とも可能であシ、その時はディジタル電話機または非電
話機器の単独利用形サービスを提供することになる。こ
のようにすると、利用者の要望によって、単独利用サー
ビスから複合通信サービスまで自由に宅内系を構成でき
、宅内に設置する機器のボータビリティが良くなる。

第２図は従来から用いられている加入者設備の一実施例
を示すブロック図である。同図において、宅内制御装置
２は局電源が供給されている時に動作する局給電ブロッ
ク４ｍ、商用系電源が供給されている時に動作する商用
系電源ブロック４ｂ、供給される電源が異なる局給電ブ
ロック４ａと商用系電源ブロック４ｂの間で互いに干渉
することなく信号授受を行なうための信号分離回路８、
加入者線１を介して供給される直流（局電源）を所定の
電圧に変換して局給電ブロック４ａおよびディジタル電
話機５に供給する局電源回路９、商用電源回路１０、直
流電圧と信号成分の合成・分離および平衡不平衡変換を
行なうインターフェース回路１１で構成される。また、
ディジタル電話機５は宅内制御装置２に使用しているも
のと同一のインターフェース回路１１、宅内制御装置２
の局電源回路９から供給される電圧をディジタル電話機
５の内部回路に必要外電圧に変換する局電源回路１２、
商用系電源回路１３、発着信９通話等の電話基本機能を
実現する電話基本機能１４、複合通信およびスピーカ受
話外どの付加機能を実現する付加機能部１５、電話基本
機能部１４と付加機能部１５とで互いに干渉することな
ぐ信号授受を行なうための信号分離回路１６で構成され
ている。

このように構成された宅内制御装置２およびディジタル
電話機５は、電話基本機能動作のための電力が局給電に
よって賄なわれ、付加機能動作のための電力が商用系電
源の給電によって賄なわれて動作する。とのため、商用
系電源が停電となっても、電話基本機能部１４は局電源
による電力によって動作が保証されている。

しかしながらこのような従来の電源供給方法は、ディジ
タル電話機の内部に局電源回路と商用系電源回路の２種
類の電源が必要なために経済性が悪く、またディジタル
電話機に商用系電源を直接接続するためにボータビリテ
ィが悪く、更にコンセント抜は等によって商用系電源の
供給停止障害が発生すると、商用系電源が停電でないの
に付加機能部が動作しなくなシ、確実な動作を期し難い
欠点を有していた。

したがってこの発明の目的は、経済性およびボータビリ
ティが良く、確実な動作を行なわせることができるディ
ジタル電話機の電源供給方法を提供することにある。

このような目的を達成するためにこの発明は、宅内制御
装置内部で局電源による電力と商用系電源による電力を
合成した合成出力および商用系電源の通電情報を発生し
て、合成出力および通電情報をディジタル電話機に供給
し、ディジタル電話機では電話基本機能部には合成出力
を常時供給し、付加機能部には通電情報が検出されてい
る期間だけ合成出力を供給するようにしたものである。

以下、実施例を示す図面を用いてこの発明の詳細な説明
する。

第３図はこの発明の方法を適用した加入者設備の一実施
例を示すブロック図であシ第２図と同一部分は同記号を
用いている。図において、宅内制御装置２は、局電源回
路９からの電力と商用系電源回路１０からの電力を合成
した合成出力を発生してディジタル電話機５に送出する
電力合成回路１７、局電源が供給されている時に動作す
ると共に商用系電源が供給されているときそのことを知
らせる通電情報をディジタル電話機５に送出する通電情
報送出手段を有する局給電プルツク４１１で構成される
。そして、ディジタル電話機５は一宅内制御装置２から
供給される合成出力をディジタル電話機５の内部回路に
必要な電圧に変換する電源回路１８、電話基本機能を実
現するとともに宅内制御装置２から送られてくる通電情
報を検出する通電情報検出手段を有する電話基本機能部
１４８通電情報が電話基本機能部１４＆で検出された時
にオンとなるスイッチ１９で構成される。

このように構成された装置の動作は次の通りである。商
用系電源の通電時は宅内制御装置２の内部に収容されて
る局電源９の出力電力と商用系電源回路１０の出力電力
を電力合成回路１７で合成し、この合成出力をインター
フェース回路１１を介してディジタル電話機５に供給す
る。また、局給電ブロック４１ｍで商用系電源が給電さ
れていることを検出し、通電情報をディジタル電話機５
に供給する。ディジタル電話機５では供給された合成出
力と通電情報をインターフェース回路１１で分離し、合
成出力を電源回路１８に供給し、通電情報を電話基本機
能部１４ｍに供給する。この結果、電源回路１８はディ
ジタル電話機内部回路の動作に必要な電圧を発生し、電
話基本機能部１４ｍに供給するので、電話基本機能部１
４＆は通電情報を検出してスイッチ１９がオンとなるよ
うな制御を行なう。スイッチ１９がオンとなると電源回
路１８で発生した電圧が付加機能部１５に供給されるの
で、ディジタル電話機５は電話基本機能部１４ａと付加
機能部１５の両機能とも動作する。

商用系電源が停電になると、宅内制御装置２の内部に設
けられた商用系電源回路１０は出力を発生しなくなるの
で、電力合成回路１７からは局電源回路９によって発生
した電力だけがインターフェース回路１１に供給される
。また、局給電ブロック４１ａＫも商用系電源回路１０
の出力が供給されなくなるため、局給電ブロック４１ｍ
は通電情報を送出しなくなる。この結果、ディジタル電
話機５の内部に設けられている電話基本機能部１４ｍは
通電情報を検出できなくなるため、オン状態であったス
イッチ１９はオフとなシ、付加機能部１５は電源が供給
されなくなる。この場合でもディジタル電話機５の内部
に設けられた電源回路１８は宅内制御装置２から電力が
供給されているので電圧を発生し、この電圧は電話基本
機能部１４ｍに供給されるので、商用系電源が停電とな
っても電話基本機能である発着信・通話だけは保証され
る。

第４図はこの発明の方法を適用した他の実施例を示すブ
ロック図であシ、ディジタル電話機５の内部を示してい
る。同図において１９＆はＶ−ＭＯＳトランジスタを用
いて構成したスイッチである。

このように構成することによって、スイッチｔＳａがオ
ンの時の抵抗は１０以下になるのでスイッチ１９ｍでの
電力損失が少なくなシ、またスイッチ１９ａの駆動は電
圧を印加するだけで良いため、駆動に要する電力は＃１
とんど必要としない。

以上説明したように、この発明に係るディジタル電話機
の電源供給方法は、宅内制御装置において局電源の電力
と商用系電源の電力を合成してディジタル電話機の動作
電源とすると共に、商用系電源が供給されているという
通電情報を宅内制御部からディジタル電話機に送出し、
ディジタル電話機の付加機能部には通電情報が検出され
ている期間だけ電源を供給するようにしたものであるか
ら、ディジタル電話機内部の電源回路が簡単になって経
済性が良くなシ、またディジタル電話機を直接商用系電
源に接続する必要がないためにポータビリティが良くな
ると共に、ディジタル電話機側でのコンセント抜けによ
る付加機能部の動作停止障害が防げるという効果を有す
る。また、付加機能部への電源接断を行なうスイッチＫ
　Ｖ　−ＭＯＳトランジスタを用いればスイッチ部での
電力損失を極めて少なくすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はディジタル通信網に接続される加入者設備の一
例を示すブロック図、第２図は従来の加入者設備の一例
を示すブロック図、第３図はこの発明の方法を適用した
加入者装置の一実施例を示すブロック図、第４図は他の
実施例を示すブロック図である。 ２・・・・宅内制御装置、４・・・・宅内制御部、４ｍ
　−４１ａ・・φφ局給電ブロック、４ｂ・・・・商用
系給電ブロック、５・ｅ舎・ディジタル電話機、９，１
２ψ・・・局電源回路、１０．１３・・・・商用系電源
回路、１１・・・・インターフェース回路、１４．１４
ａ・・・・電話基本機能部、１５・・・・付加機能部、
１６・・・・信号分離回路、１７・・・・電力合成回路
、１８・・・自電源回路、１９・・・・スイッチ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 宅内制御装置に接続されると共に局電源によって動作す
   る電話基本機能部と商用系電源によって動作する付加機
   能部とを有するディジタル電話機に電源を供給するディ
   ジタル電話機の電源供給方法において、宅内制御装置で
   は局電源の電力と商用系電源の電力とを合成してディジ
   タル電話機に供給するとともに、商用系電源が通電され
   ている時は通電情報をディジタル電話機に供給し、ディ
   ジタル電話機では通電情報が検出されている間は宅内制
   御装置から供給される電力を付加機能部に供給すること
   を特徴とするディジタル電話機の電源供給方法。