JPS5994909A - グラフイツクイコライザ−システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 ゛本発明はオーディオ装置におけるグラフィックイコラ
イザーを利用して、テープの録音、再生時のダイナミッ
クレンジを拡大することを目的とするグラフィックイコ
ライザーシステムに関するものである。

従来例の構成とその問題点 一４ｆテープレコーダのダイナミックレンジについて第
１図を用いて説明する。第１図において、１は再生出力
の歪が３％になるレベルの周波数特性（以下これをＭＯ
Ｌ特性と呼ぶ）、２は無音録音した場合のテープノイズ
の再生出力の周波数特性である。特性１と２の間のレベ
ル差がダイナミックレンジと呼ばれ、音楽を録音する場
合、そのピークレベルが特性１を越えない範囲内で最大
限３　ページ 録音レベルを上げて録音するのが通例である。

しかしながら一般のテープレコーダの録音レベル計は、
単に音楽の全帯域のエネルギーを検出して表示している
だけであるため、第１図の人の領域の成分が多いのか、
Ｂの領域の成分が多いのかわからない。このため安全を
見るならばピークレベルはＢの領域の信号と見なして録
音レベルを下げて録音することが好ましい。しかしこの
場合、ダイナミックレンジは第１図に３で示す分だけ少
なくなる欠点がある。

この問題を解決するために、オーディオ帯域を何チャン
ネルかに周波数分割して、各帯域毎に帯域フィルターを
通してスペクトラム的にメータ表示するいわゆるスペク
トラムアナライザー形式のメータを使用し、かつオーデ
ィオの再生系に各帯域毎に利得が変えられるグラフィッ
クイコライザーを挿入して、帯域毎に録音レベルを設定
することが知られている。第２図にそのブロック図の一
例を示す。第２図において、４は入力端子、５はグラフ
ィックイコライザーを構成する周波数分割されたフィル
タ一群、６は各周波数帯のレベルを：＋ｙ）ｏ−）ｖす
るポリニウム、７はミキシングアンプ、８はイコライザ
ーの出力端子、９はスペクトラムアナライザーを構成す
る帯域フィルタ一群、１０は各帯域毎のレベルを検出す
る整流回路群、１１は各整流出力のレベルを表示する表
示器である。

第３図はこのようなスペクトラムアナライザーにより一
曲の音楽のピークレベルをバーグラフ的にホールドして
表示した例であり、１２〜２０が各周波数バンドのピー
ク値を示し、１は第１図に示した１ａＯＬ特性１を参考
に重ねて表示したものである。

第３図の例では１９のレベルがＭＯＬ特性１よりオーバ
ーしているので、この周波数帯のみ第２図のボリューム
６を調整して第３図の１９の斜線部を減衰させれば、そ
れ以外の帯域のレベルを下げることなく有効に録音する
ことができる。

しかしこの場合でも、各帯域毎にピークレベルを確認し
、いちいち対応するボリュームを調整し５　ページ なければならないから、その操作が非常にわずられしい
という問題がある。

発明の目的 本発明はこのような帯域毎のピークレベルを確認してレ
ベル設定するプロ七スを、マイクロコンピュータで自動
的に行なうようにしたグラフィックイコライザーシヌテ
ムを提供するものである。

発明の構成 本発明は電子コントロール可能なグラフィックイコライ
ザーと、スペクトラムアナライザーのピークレベルを読
み取って上記電子コントロールグラフィックイコライザ
ーを駆動するマイクロプロセッサ−とにより自動的に最
適レベルを設定するようにしたものである。

実施例の説明 第４図に本発明の一実施例のブロック構成を示す。第４
図において第２図の番号と同一のブロックは第２図と同
じ機能を果たすものである。そして電子コントロールボ
リューム群１２、アナログマルチプレクサ１３、五Ｄコ
ンバータ１４、マイロ　ページ゛ クロコンピユータ１５およびそのメモリー１６が新たに
追加されている。

第４図の動作で第２図と異る点は整流器群１゜の出力が
アナログマルチプレクサ１３を介して各周波数帯毎に順
次ムＤコンバータ１４でディジタル化され、マイクロ≠
哄コンピュータ１６によシ上記ディジタル化されたデー
タを取り込んでメモリー１６にその値を書き込む点であ
る。このようにすれば、第３図のＭＯＬ特性１をメモリ
ー１６にあらかじめ記憶しておくことにより、どの周波
数帯で上記−ＯＬ特性１のレベルを越えるかをマイクロ
コンピュータ１６によシ判定することができる。そして
、ＭＯＬ特性１を越える分だけマイクロコンピュータ１
６の指令で電子ボリューム群１２の該当する周波数帯の
ボリュームのレベルを自動的に下げることにより、全体
としてダイナミックレンジの広い録音が行える。

このように、上記実施例によれば、きわめて容易にしか
も正確にダイナミックレンジを拡大することができる。

７　ページ ところで、曲によっては、ある特定の周波数帯のレベル
が一曲を録音している途中で低下するものがある。これ
を更に改善するには録音する前にレコード等の一曲のス
タート時点からの時間をカランＦし、第３図のＭＯＬ特
性１を越える時の時間帯と周波数帯とＭＯＬ特性１を越
えるレベルを同時に対応させてメモリー１６に記憶して
おけばよい。このようにすれば、次に一曲の始めから録
音してゆくと、上記メモリー１６に記憶されている時間
帯のみ所定の周波数帯の電子ボリュームを所定のレベル
だけ下げることができる。このような動作は、メモリー
１６に記憶されている時間帯のみ対応する周波数帯の電
子ボリュームを予め定められたレベルだけ下げるように
マイクロコンピュータ１６をプログラムしておくことに
よシ容易に実現できる。第５図にこの過程のフローチャ
ートの一例を示す。

このようにすれば、ある周波数帯がＭＯＬ特性１０レベ
ルを越える時間のみその周波数帯のレベルを所定量下げ
るのみでよいので、ＭＯＬ特性１のレベルを越えない音
楽の大部分のパッセージは音質の変化を伴うことなく録
音できるし、また、ＭＯＬ特性１０レベルを越えた時で
も時間的に短時間であるから、聴感上音質の変化をほと
んど感することなく歪のない再生が可能となる。

なお、第４図の実施例においては、５．１２がグラフィ
ックイコライザーを、９．１０が７ペクトラムアナライ
ザーを構成している。

発明のｈ床 本発明はマイクロコンピュータのメモリーにテープレコ
ーダの所定の周波数特性を記憶しておき、上記マイクロ
コンピュータでスペクトラムアナライザーの出力を読み
取って上記周波数特性と比較シ、上記スペクトラムアナ
ライザーの出力が上記周波数特性を越える周波数帯のグ
ラフィックイコライザーのレベルを、上記マイクロコン
ピュータの指令によシ自動的に下げるようにしたもので
あるから、ダイナミックレンジを最大限度に拡大するこ
とができ、しかもその操作が完全に自動化できるという
優れた効果が得られる。

９　ページ

【図面の簡単な説明】

第１図は通常のテープレコーダの録音再生のダイナミッ
クレンジの特性図、第２図は従来のグラフィックイコラ
イザーシステムのブロック図、第３図は一曲を録音する
場合のピークレベルとＭＯＬ特性の関係を示す図、第４
図は本発明のグラフィックイコライザーシステムの一実
施例のブロック図、第６図は第４図のシスラムを動作さ
せるためのフローチャートである。 ４・・・・・・入力端子、５ｔ　１２・・・・・・グラ
フィックイコライザー、７・・・・・・ミキシングアン
プ、８・・・・・・出力端子、９，１０・・・・・・ス
ペクトラムアナライザー、１１・・・・・・表示器、１
３・・・・・・アナログマルチプレクサ、１４・・・・
・・ムＤコンバータ、１６・・・・・・マイクロコンピ
ュータ、１６・・・・・・メモリー。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名４５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ０）複数の周波数帯域毎にその信号レベルが電子的に可
   変できるグラフィックイコライザーと、上記各周波数帯
   に対応した複数の周波数帯を有するスペクトラムアナラ
   イザーと、上記スペクトラムアナライザーの各周波数帯
   における信号ノヒークレヘルを読み取り、このピークレ
   ベル゛をあらかじめメモリーに記憶した所定の周波数特
   性と比較し、上記ピークレベルが上記周波数特性を越え
   る周波数帯における上記グラフィックイコライザーの信
   号レベルを低下させるマイクロコンピュータとを備えた
   グラフィックイコライザーシステム。 ＠）録音すべき曲のピークレベルがメモリーニ記憶した
   所定の周波数特性を越える時間帯と周波数帯とその越え
   るレベルとを対応させてマイクロコンピュータのメモリ
   ーに記憶し、録音時の２　ページ 経過時間が上記時間帯に一致したとき上記周波数帯のレ
   ベルを記憶しておいたレベルだけ低下させるようにした
   特許請求の範囲第１項記載のグラフィックイコライザー
   システム。