JPS599399Y2 - 磁気録音再生装置 - Google Patents

磁気録音再生装置

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JPS599399Y2
JPS599399Y2 JP8231674U JP8231674U JPS599399Y2 JP S599399 Y2 JPS599399 Y2 JP S599399Y2 JP 8231674 U JP8231674 U JP 8231674U JP 8231674 U JP8231674 U JP 8231674U JP S599399 Y2 JPS599399 Y2 JP S599399Y2
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transistor
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JP8231674U
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JPS5111818U (ja
Inventor
能光 須永
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パイオニア株式会社
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【考案の詳細な説明】 本考案は磁気録音再生装置に於いて特性の異なる各種の
磁気テープに対して最適の録音バイアス電流が得られる
ようにした装置に関する。
一般にテープレコーダ等に使用する磁気テープの最適録
音バイアス電流値はテープに塗布されて?る磁性材の材
質、゛形状、塗布厚等の種々の要因により異なるが良好
な録音再生特性を得るためには磁気テープの種類を問わ
ず最適録音バイアス電流が要求される。
このため従来は低周波信号(例えば400 Hzあるい
はIKHz等)を用いて録音バイアス電流を手動で可変
させながら録音して最適値、即ち再生レベルが最大とな
る最高感度バイアスあるいは上記バイアスより弱干深め
の録音バイアス電流値に合わせていたが最近は〔特開昭
48−33806、同48−55713)等の装置が発
明されている。
しかしこれらの方法では第2図に示す如く録音バイアス
電流対再生レベルの特性が異った場合、特性Aの磁気テ
ープに対しては最大値の近傍に、又特性Bの磁気テープ
に対しては最大値を超えてかなり深めの録音バイアス電
流値に設定されてしまい録音バイアス電流の設定値が矢
巾にズレる危険性を持っている。
磁気録音再生過程に於いてこの録音バイアスは諸特性の
基本となるものであってダイナミックレンジ及び周波数
特性の点で上記の録音バイアス電流の設定値が大巾にず
れると好ま七い結果は得られない。
本考案は斯る欠点を考慮し各種の特性わ異なる磁気テー
プに対しても再生レベルが最大値を超えてある規定のレ
ベルまで低下する深めの録音バイアス電流が自動的に得
られる磁気録音再生装置を提供せんとするものである。
以下、本考案の一実施例を示す第1図とその動作状態を
示す第3図のタイミングチャートにより説明する。
先ず通常の録音再生状態即ち楽音或いは音声等の信号の
録音再生について概略の動作を説明する。
録音入力端子7からの信号は実線で示す如く接続された
リレー接点RL1aを経て録音アシプ5で増巾されて、
録音バイアス用発振器10からの録音バイアスと合威さ
せて録音ヘッド2に供給され、磁気テープ4に録音され
る。
磁気テープ4は?印で示す方向に走行して再生ヘッド3
で再生され、再生アンプ6で増巾されて、実線で示す如
く接続されたリレー接点RL1bを経て再生出力端子8
に導出される。
次にある特性の磁気テープに対して最適録音バイアス電
流値に設定する場合の動作について説明する。
先ずこの録音再生装置を図に示されてはいないが周知の
録音再生状態とするSで示す録音SWが閉じて発振電圧
制御装置11に電源電圧十Bが供給される。
次に常開型の起動SWS2を瞬時圧接するとトランジス
タQ15,Q16及びトランジスタQtaa , Q1
34よりなる二つのリレー保持回路がON即ちリレーR
L 1 , RL 2 カONとなり、各リレーノ接点
RL1a〜d, RL2 a, bは破線で示す側に接
続される。
D12,D134は逆流電流防止用ダイオードで二つの
リレー保持回路の相互干渉による誤動作を防止している
この時点で磁気テープの録音信号は低周波発振器9から
の基準信号(例えば400 Hz或いはlKHz等)に
切換わり前述の如く磁気テープ4に録音された基準信号
は再生ヘッド3で再生され再生アンプ6で増巾されてリ
レー接点RL1bを経て整流及び平滑回路14のトラン
ジスタQ14、のベースに印加される。
一方制御電圧発生装置12に着目すると、起動SWS2
の圧接と同時にリレー接点RLI c,RL2aは破線
で示した如くに切換わり、前回使用した磁気テープの特
性を電圧として記憶していたコンデンサC1、は抵抗R
12を通して負電圧電源一Bに接続され、上記の記憶電
圧よりさらに負電圧に充電される。
この充電された電圧はFET Q11、トランジスタQ
12で構或されるインピーダンス変換回路でインピーダ
ンス変換されてトランジスタQエ2のコレクタより導出
されて、その電圧の1部はトランジスタQ13のベース
に印加される。
さてトランジスタQ13のベースに印加された電圧がツ
エナダイオードD11のツエナ電圧V2、21+vBE
23(トランジスタQ13のコレクタ電流を流すのに必
要なベースーエミツタ間の電圧)になるとトランジスタ
Q13がON、トランジスタQ14もONとなり、トラ
ンジスタQ125 , Ql6のリレー保持回路はOF
FとなってリレーRL2はOFFとなる。
これは第3図で示す×の点に相当する。リレ−RL2(
7)OFFによりRL2a,RL2bの接点?実線で示
す如く接続されコンデンサC2は抵抗R1を通して正電
圧電源十Bに接続される。
従って負電圧に充電されていたコンデンサC1。
1は強制的に放電し零電圧に近づく。
こ・で起動及び停止装置13より停止命令の信号が発せ
られないときはコンデンサC11の電圧が零に近づくと
トランジスタQ1,がOFFとなり同時にトランジスタ
Q18がOFF、トランジスタQ12がONとなってリ
レー保持回路を構戒するトランジスタQ15,Q16が
再びON、即ちリレーRL2がONとなりコンデンサC
02は負電圧に充電されて繰返し波形が得られる。
このコンデンサC11の充電電圧の変化を第3図のZ及
びZ′で示す。
前記(Vz2十■BE23)で近似されるコンデンサ最
大充電電圧をEcとしてーEc−< − B及び十Bと
すればコンデンサC11の充電電圧の変化は略直線とな
り又、抵抗R11=R02とすればその繰返し波形は略
々三角波、又抵抗R11〜R12とすれば上記波形は略
鋸歯状波となる。
又抵抗R11,R12の抵抗値或いはコンデンサC11
の容量を変えることにより上記繰返し周期即ち周波数を
変えることができる。
又この繰返し周期fを録音ヘッド2で録音されて再生ヘ
ッド3で再生されるまでの時間Tに対して、f>Tとす
ればTによる測定誤差を少なくすることができる。
次に録音バイアス用発振器10と発振電圧制御装置11
に着目するとトランジスタQ12のコレクタより導出さ
れたコンデンサC11の電圧は、電圧一インピーダンス
の変換素子としてのFETQ1、3のゲートに印加され
、このFET Q13のドレインーソース間のインピー
ダンスRDs13を変化させて録音バイアス電流を可変
させる。
この動作状態を詳述すると録音バイアス用発振器10と
発振電圧制御装置11とは対になって一種の電圧制御型
発振器を構威し外乱に対して安定した発振電圧即ち録音
バイアス電流を録音ヘッド2へ供給するものである。
これは、発振電圧をダイオードD1o1,D1o2で整
流し、抵抗R11とFET Ql、3のドレインーソ
ース間のインピーダンスRDSI3とで分圧しトランジ
スタQ12のベースに印加しツエナダイオードD1、で
作られた基準電圧V21と上記トランジスタQ1、2の
ベースに印加した電圧との比によりトランジスタQ1、
1のコレクターエミツタ間電圧VcE11を制御し、録
音バイアス用発振器10?供給電源電圧を可変させて上
記録音バイアス用発振器10の発振電圧を制御すること
により得られる。
こ)で゛FET Q13のドレインーソース間のイン
ピーダンスRD.13とゲート印加電圧とは次式の関係
が或立する。
?65;ゲート印加電圧 VP;ピンチオフ電圧 gmo ; VGS二〇vのときの相互コンダクタンス
従ってコンデンサC12が負電圧から零電圧になりつ・
あるときは上記RDs1、3は減少し抵抗R11とRD
s13とで分圧されたトランジスタQ1、2のベース印
加電圧は減少してトランジスタQ1、2のコレクタ電流
が減少、トランジスタQ1、1のコレクターエミツタ間
の電圧■。
51、も減少して録音バイアス用発振器10への供給電
源電圧が増加して、録音バイアス電流が増加する。
即ち、コンデンサC11の電圧が負電圧に充電されてい
るリレーRL2ONのときは録音バイアス電流は減少し
逆にコンデンサC,21が強制放電されて零電圧になり
つ・ある(リレーRL2がOFFの)ときは録音バイア
ス電流は増加する如く動作する。
こ・で整流及び平滑回路14とピーク値記憶回路17と
第1の比較回路18からなる信号レベル検出装置15に
ついて詳述すると、再生アンプ6からの基準再生出力信
号はリレー接点RL1bを介して整流及び平滑回路14
に印加される。
即ち、この整流及び平滑回路14は入力信号をコレクタ
接地したトランジスタQ141を介して取出しダイオー
ドD14、,D4により整流し、コンテ゛ンサC141
9 C14及びトランジスタQ14により平滑して取
出す。
このトランジスタQ14のエミツタ端より得られた信号
はダイオードD7を介して第1の比較回路18の一方の
入力端であるトランジスタQ083のベースP点に印加
される。
一方、前記トランジスタQ14のエミツタは減衰器VR
Iを介して接地され、その摺動端子から得られる信号は
ダイオードD17を介して第1の比較回路18の他方の
入力端であるトランジスタQ18のベースO点とコンデ
ンサC17、に印加される。
このダイオードD17とコンデンサC17、は記憶回路
17を構或している。
こ?ようにしてトランジスタQI4のエミツタより取出
された波高値出力信号はそのま・P点に印加され、一方
減衰器VR1の摺動端子から前記トランジスタQ14の
エミツタ端より得られる出力レベルより適宜レベルダウ
ンした波高値出力信号を取出し、記憶回路17に印加す
ると共にO点に印加する。
即ち、第3図のO点、P点の出力波形に示したようにX
点より録音バイアスを浅い方から深い方に可変するに従
ってそれぞれの出力信号は最初設定されたレベル差を保
ちながら上昇していくが、ピークバイアスを越えるとP
点出力は録音バイアス磁界による消磁効果が顕著となっ
てレベルダウンするが、O点出力は記憶回路17により
ピーク値を記憶してその値を保持しつつ平行移動してO
点とP点が交差即ち、両レベルが一致する点に到達する
この交差点が動作完了点即ち、磁気テープ4の最良録音
バイアス量に一致するのである。
この交差点即ち、両レベル一致した点では第1の比較回
路18のトランジスタQ18, Q183の両コレクタ
端電圧も一致し、両端間にそのペースエミツタを接続さ
れたトランジスタQ18、はOFFとなる。
又、一方上記再生レベルと抵抗R2o1とR2o2より
十Bを分圧して得られたQ点における基準電圧v2oと
を第2の比較回路19で比較し、もし上記再生レベルの
方が基準電圧V2oより大であればトランジスタQ19
はOFFとなる。
これは第3図に示すYの点に相当する。
又、リレー接点RL1dはリレーRLIがONの時は破
線に示す位置にあってコンテ゛ンサC3ooを充電し、
リレーRLIがOFFになるとリレー接点RL1bは実
線に示す位置に移動してプランジャーPLを間歇動作さ
せる。
このプランジャーPLは図示されていないが、キャプス
タンよりビンチローラを離脱させると共に巻取り側リー
ル軸への駆動力の伝達を解除する一時停止装置のプッシ
ュ・プッシュスイッチを動作させる為のものである。
このプッシュ・プッシュスイッチは手動で切換えるポー
ズボタンに連結されている。
又、起動及び停止装置13内においてトランジスタQ1
31のベースには三つのゲートが接続されている。
第1のゲートはダイオードD13を介して制御電圧発生
装置12内のリレー保持回路に接続され、第2のゲート
はダイオードD13を介して第1の比較回路18に接続
され、第3のゲートはダイ?ードD133を介して第2
の比較回路19に接続されており、このトランジスタQ
13とこのベースに接続された三つのゲートからNOR
回路を構或している。
即ち、これら三つのゲート入力が全てなくなった時初め
てトランジスタQ13はOFFとなり、このトランジス
タQ13に接続されたトランジスタQ13はオンとなり
、このトランジスタQ13に接続されたトランジスタQ
134がOFFとなり、この結果、リレーRL1の保持
回路はOFFとなってそのリレーRLIの給電を遮断し
、そのリレー接点RLla−dは実線側に接続される。
従ってリレー接点RL1cの開放によりコンデンサC1
1は上記リレー接点RLlcの開放直前の電圧を保持し
録音バイアス電流は上記コンデンサC11の電圧に比例
した一定電流となり、それと同時に、コンデンサC3o
oの放電電流はプランジャーPLを引かせ、それに連動
して一時停止装置を動作させ、本装置の全動作は完了し
て待機状態となる。
その後、音楽等を録音したい時、一時停止装置を手動で
切換えるポーズボタンを押す事により通常の録音再生状
態となる。
尚、第2の比較回路19は録音バイアス電流が少ないと
きの磁気テープのドロップアウト、レベル変動等の影響
により本装置が誤動作するのを防止するためのものであ
る。
又リレー接点RL2bは録音バイアス電流が減少してい
る間、前回使用の磁気テープの特性の記憶を消去するた
めの消去回路である。
又、起動及び停止装置13内のトランジスタQ134の
エミツタに接続されている発光ダイオードLEDはトラ
ンジスタQ134がON即ち本装置が動作中点灯して本
装置が動作中か否かの表示するためのものである。
又、抵抗R11,R2の値をテープ速さ切換SWと連動
して切換えるようにしておけば各テープ速さに対しても
前記同様最適値に設定できる。
以上、述べた如く本発明装置は起動及び停止装置13内
に三つのゲートを有するNOR回路を持っており、三つ
のゲート入力が全てOFFに或って初めて録音テープに
必要な録音バイアス電流が決定され、記憶される。
即ち、第1のゲートから録音バイアス電流が増加方向に
変動している事を検知し、第2のゲートより基準信号の
録音再生レベルが最大値より規定のレベルまで低下した
ことを検知し、第3のゲートより基準信号の録音再生レ
ベルが規定レベル以上である事を検知するという三つの
条件を同時に満たさない限り停止装置が動作する事はな
いから、それぞれの最適な録音バイアス電流を得るのに
磁気テープによるドロップアウト、レベル変動等による
誤動作を完全に防止できる。
又、電圧が直線的に変化する三角波又は鋸歯状波を用い
て録音バイアス電流を連続可変させ、がつ磁気ヘッドで
磁気テープに録音された信号が再生ヘッドで再生される
迄の遅れ時間に対して三角波又は鋸歯状波の周期を充分
大きくとってある為正確な録音バスアス電流を得る事が
できる。
さらにテープスピード切換に連動して三角波又は鋸歯状
波の周期を変えてやればそれぞれのテープスピードに応
じて必要最小限の時間内で録音バイアス電流を決定する
事ができる。
又、磁気テープの録音バイアス電流対出力特性は第2図
に示したようにシャープな特性を持つものやブロードな
特性を持つもの等種々あるが、いずれの特性を持つ磁気
テープに対しても本発明になる信号レベル検出回路15
によって設定したいオーバーバイアス点を減衰器VR1
を可変させてやる事により自由に正確にとる事が出来る
又、録音バイアス電流が最適値に設定されると、自動的
に一時停止装置が働いて待機状態となるので、設定中に
おいていちいち本装置を監視しなければならぬ不便も生
じない。
このように、本考案装置により録音再生特性の基本とな
る録音バイアス電流をいかなる特性の磁気テープに対し
ても常に一定の規準の最適値に設定でき、各種の磁気テ
ープの特性を最大限に発揮させる事ができるものである
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回路図、第2図は録音
バイアス電流対再生レベル特性、第3図は第1図に示し
た回路図の動作説明に供するタイミングチャートである
。 1,1′・・・・・・テープリール、5・・・・・・録
音アンプ、6・・・・・・再生アンプ、7・・・・・・
録音人力端子、8・・・・・・再生出力端子、9・・・
・・・低周波発振器、15・・・・・・信号レベル検出
装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基準信号を録音バイアス電流を可変させながら録音する
    手段と、この録音された信号を再生する手段と、この再
    生された信号のレベルにより上記録音バイアス電流の可
    変を自動的に停止させる手段とを備えた磁気録音再生装
    置に於いて、三角波又は鋸歯状波の発生装置と、上記波
    形の電圧に比例して録音バイアス電流が変化する録音バ
    イアス用発振器と、上記基準信号め再生レベルが最大値
    より規定のレベルまで低下したことを検出する検出装置
    と、該検出装置から出力信号が発せられたとき該発生装
    置を自動的に停止させる装置と、該発生装置停止時の波
    形電圧を保持する電圧保持装置と、該発生装置停止時キ
    ャプスタンよりビンチローラを離脱させると共に巻取り
    側’IJ−ル軸への駆動力の伝達を解除する一時停止装
    置を動作させる装置とを備えたことを特徴とする磁気録
    音再生装置。
JP8231674U 1974-07-12 1974-07-12 磁気録音再生装置 Expired JPS599399Y2 (ja)

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JPS5111818U JPS5111818U (ja) 1976-01-28
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