JPS599338B2 - タイヤプレス用のタイヤ素材供給装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水平の状態で運ばれるタイヤをタイヤ型内に
中心を合わせてそう人するためのタイヤ供給装置であっ
て、タイヤ外周に沿って均一に分配されていて、かつタ
イヤの上側に支承されており、さらにタイヤの上方ビー
ドの下方を上方からつかむ少なくとも３つのグリツパを
有しており、該グリツパが駆動装置によってほぼ半径方
向で運動せしめられる形式のものに関する。

このような形式の公知の供給装置は、比較的複雑な駆動
及び運動機構を有している。

たとえばドイツ連邦共和国特許出願公開第２０００９７
３号明細書によれば、グリツパが放射状に配置された案
内路に沿って走行する往復台に固定されており、該往復
台自体は共通の回転駆動装置を介して操作される滑り案
内部材によって外方かつ内方へ運動させられる。

このような装置は著しく不経済でありかつ妨害を受けや
すい。

公知のような装置は、上方のタイヤビードによって仮想
の制限部の上側に多くのスペースを必要とし、従って公
知の供給装置がプレス内に存在する間に、エアバックあ
るいは別の部材がタイヤを貫通する作業形式で行なわれ
なくなる。

さらにプレスを閉鎖するための比較的大きな行程が必要
である。

本発明の課題は、このような公知の供給装置の欠点を排
除し、タイヤがプレス内に中心を合わせた状態でそう人
されることを保証する供給装置を提供することである。

このような課題を解決するために本発明の構成では、前
記グリツパは、タイヤをつかむさいに、タイヤビードの
輪郭に対して接線方向に位置する軸を中心にした半径方
向旋回によって得られるほぼ半径方向の運動により上方
のビードに向かって旋回可能であり、かつグリソパの半
径方向運動のための前記駆動装置が、グリツパの数に相
応していて半径方向で外方からそれぞれ直接グリソパの
１つと結合するピストン・シリンダ装置から成っている
ようにした。

半径方向に旋回可能なグリッパは、フランス共和国特許
第１２４６４８９号明細書及びドイツ連邦共和国特許出
願公告第１１３３８８１号明細書においてすでに公知で
あり、このぱあいは物の発明ではなく、しかも前述の使
用目的のために、申し分なく正確に定心されずかつタイ
ヤ内室を上方から遮断する二重駆動装置が設けられてお
り、該二量駆動装置はさらにきわめて高く構成されてい
てもしくは著しく広く上方へ及ぶグリッパの旋回部を備
えており、従って軟かいタイヤはその内側で下方からつ
かまれかつそれ故に簡単に損傷あるいは変形されてしま
う。

さらに本発明による構成のぱあいには、タイヤビードの
内方では、供給装置のためにグリツパの厚さとほぼ相応
するスペースだけを必要とすればよい。

駆動装置が水平にされているため全高もきわめて小さく
てよい。

本発明の別の実施例において、ピストン・シリンダ装置
に行程制限部材が配属されている。

このことによって、それぞれの駆動装置がその終端位置
において、タイヤ型の中心軸線に対して定心するグリツ
パの位置に調整されていて、このグリッパの位置が、タ
イヤの申し分のないか２繰り返し可能な定心のための前
提を成している。

有利には、グリツパが保持体を備えており、この保持体
によって、グリツバが半径方向で調節可能に支持体の下
方に固定されていて、この支持体が、少なくとも運ばれ
る最犬のタイヤのビード直径の大きさの中央スパースを
有していて、かつこの中央スペースから半径方向で外方
に向かう開口を２つの保持体の間に有している。

このことにより、供給装置が、保持体の調整度合に相応
して、グリツパあるいは駆動装置の位置を変化させない
で種種異なるタイヤの大きさに設置される。

調整可能なストツハなどを用いないグリッパのためのき
わめて簡単な駆動装置が使用されることができる。

なぜなら、各各の駆動装置の終端位置における偏向が、
タイヤビードの正確な定心のために必要な保持体を調整
することによって形成される円形によって互いに補償さ
れることができるからである。

たとえば供給装置が、環状に閉じられていないリングと
して構成されており、タイヤがそう人された後に、下方
のタイヤ型から上昇するエアバックの上方のしゃ断部が
上方のタイヤ型から下降する定心棒を保持しているぱあ
いに初めて供給装置はタイヤ型の範囲からもどり旋回せ
しめられる。

さらに、グリソパが、タイヤのビードのための上方スト
ツパを備えていると有利である。

このようなストツパは、すでに供給装置によって受容さ
れるさいにタイヤの傾斜を阻止し、かつタイヤがタイヤ
型内に水平の状態でそう人されることを保証している。

以下に図示の実施例につき本発明を説明する。

タイヤ供給装置は、タイヤプレススタンド２０に案内棒
及び駆動シリンダ２１を介して昇降可能に、並びに旋回
駆動装尊２２を介して旋回可能に配置されている。

このような配置によらて、タイヤ供給装置はプレス型１
１内に正確に中心を合わせて旋回せしめられる。

タイヤプレスタンドの鉛直に移動可能な旋回アーム１に
支持体２が固定されていて、この支持体が環状に閉じら
れていないリングの形状で構成されている。

支持体２の下方に、この支持体の外周に沿って分配され
た４つの保持体３が、軸線方向で種種異なるタイヤ直径
に適合させるためにスリット４およびねじ５によって調
節可能に配置されている。

それぞれの保持体３に、グリッパ６が連接されている。

実施例においては４つのグリッパが配置されているが、
原則的には２つのグリッパだけを使用することもできる
。

しかしこのぱあいにはタイヤを正確に中心を合わせてタ
イヤ型内に供給することはできるが、ぱあいによっては
円形形状が楕円形状になってしまいプレスが正確に行な
われない危険カ生じる。

この危険は、３つ、４つあるいハソれ以上のグリツバを
使用すれば少なくなる。

これらのグリツパ６は、タイヤ８のビード７の下方をつ
かんで支持するために軸２６を中心にして（第３図参照
）第２図において一点鎖線で示された状態から垂直状態
に旋回されることができる。

グリツパ６は、液力式あるいは空気力式で操作されるピ
ストン・シリンダ装置９によって旋回せしめられ、グリ
ツパ６とピストン・シリンダ装置との枢着部が、タイヤ
８を受容するさいにビード７のための上方のストソパ１
０として役立ち、このタイヤを傾斜しないようにしてい
る。

保持体３はそれぞれ次のように調節される。

つまり、グリツパ６が垂直位置にあるぱあいに、ピスト
ン・シリンダ装置９の収縮された終端位置が、タイヤ型
内のタイヤ８の正確に中心を合わせられた位置と相応す
るようになっている。

端部スイッチ１２は、タイヤが供給装置内に存在するか
どうかをコントロールするのに役立つ。

本発明による装置の作業過程は以下の通りである： タイヤ８は、第３図において左下に示されたタイヤスタ
ンドから下方のビード用リング２５上に載せるまで搬送
するさいにはグリツパ６によってのみ保持される。

タイヤスタンド上ではタイヤの下方のビードは、下方の
プレート上に置かれている。

上方のビードは複数の支持レバー２３によって保持され
る。

タイヤ８をタイヤスタンドから取出すために、タイヤ供
給装置が該タイヤスタンドの上方へ旋回かつ下降され、
その結果グリツパ６が前記支持レバー２３０間でタイヤ
の上方ビードをつかむ。

次いでタイヤはタイヤ供給装置の上昇によって持上げら
れる。

この際下方のビードが支持レバー２３に達すると、下方
のビードが支持レバーを一点鎖線で示すように内方へ倒
し、かつこのことによってタイヤスタンドから解放され
る。

続いてタイヤ供給装置は旋回駆動装置２２によってタイ
ヤプレス型のタイヤ型１１の上方へ旋回され、次いでタ
イヤ８が正確に中心を合わせて下方のビード用リング２
５上に置かれるまで下降される。

次に、エアバツク２４に空気が圧入されてかつ第３図に
おいて実線で示す位置から一点鎖線で示す位置にもたら
されるまでの間タイヤ８は内方から準備圧力をかけられ
る。

このようにしてタイヤがタイヤ型内に保持された後に、
上方のタイヤ型の中心から定心棒が下降され、該定心棒
の先端部がエアバッグを定心するためにエアバッグの締
付け板の中央に載せられる。

次いで初めて、グリソパを半径方向内方へ旋回すること
によりグリツパがタイヤから解放される。

次に、タイヤ供給装置は、それが、第３図において一点
鎖線で示される位置にあるエアバッグ締付け板から解放
されるまで少し上昇され、続いて外方へ戻り旋回され、
このばあい定心棒は支持体の開口部を通り抜ける。

次いで初めて、タイヤ型が閉鎖されかつ加硫される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のタイヤ供給装置の平面図、第２図は第
１図の■一■線に沿った部分的断面図、第３図はタイヤ
をそう人する間のプレス全体を示した概略図である。 １・・・・・・旋回アーム、２・・・・・・支持体、計
・・・・・保持体、４・・・・・・スリット、５・・・
・・・ねじ、６・・・・・・グリツパ、７・・・・・・
ビード、８・・・・・ゾイヤ素材、９・・・・・・ピス
トン・シリンダ装置、１０・・・・・・ストツハ、１１
・・・−ゾイヤ型、１２・・・・・・端部スイッチ、２
０・・・・・・タイヤプレススタンド、２１・・・・・
・駆動シリンダ、２２・・・・・・旋回駆動装置、２３
・・・・・・支持レバー、２４・・・・・・エアバック
、゛２５・・・・・・ビード用リング、２６・・・・・
・軸。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 水平の状態で運ばれるタイヤをタイヤ型内に中心を
   合わせてそう人するためのタイヤ供給装置であって、タ
   イヤ外周に沿って均一に分配されていて、かつタイヤの
   上側に支承されており、さらにタイヤの上方ビードの下
   方を上方からつかむ少なくとも３つのグリツパを有して
   おり、該グリツパが駆動装置によってほぼ半径方向で運
   動せしめられる形式のものにおいて、前記グリツパ６は
   、タイヤをつかむさいに、タイヤビードの輪郭に対して
   接線方向に位置する軸２６を中心にした半径方向旋回に
   よって得られるほぼ半径方向の運動により上方のビード
   に向かって旋回可能であり、かつグリツパの半径方向運
   動のための前記駆動装置が、グリツパ６の数に相応して
   いて半径方向で外方からそれぞれ直接グリツパ６０１つ
   と結合するピストン・シリンダ装置９から成っているこ
   とを特徴とするタイヤプレス用のタイヤ供給装置。