JPS599126Y2 - 石油燃焼器具の燃焼筒 - Google Patents

石油燃焼器具の燃焼筒

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JPS599126Y2
JPS599126Y2 JP1979111740U JP11174079U JPS599126Y2 JP S599126 Y2 JPS599126 Y2 JP S599126Y2 JP 1979111740 U JP1979111740 U JP 1979111740U JP 11174079 U JP11174079 U JP 11174079U JP S599126 Y2 JPS599126 Y2 JP S599126Y2
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JP
Japan
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cylinder
holes
combustion
horizontally elongated
red
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JP1979111740U
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JPS5633406U (ja
Inventor
「鉄」衛 内田
Original Assignee
株式会社コロナ
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、石油燃焼器具の燃焼筒に関するもので、従
来この種の燃焼筒で最上方に取付けた放熱ネットからの
赤外線のみでは暖房効果が少ないので、燃焼時に赤熱す
る中筒の赤熱線を耐熱性の透明外筒から照射するように
しているものが公知である。
即ちこの従来のものは第4図に示す如く多数の小孔を穿
った内筒と多数の小孔を穿った中筒と該中簡の外方に透
明外筒を具備した燃焼筒とか、又第5図に示す如く多数
の小孔を穿った内筒と多数の小孔を穿った短中筒上に別
体の金網筒を取付けて中筒とし、該中簡の外方に透明外
筒を具備した燃焼筒が公知である。
ところで前者に於いては、中筒はパンチング板で形威し
製作も比較的簡単に行なわれ、しかも中筒自体の強度も
大である反面、燃焼当初は比較的赤熱状態も良好である
、しかし燃焼してから10〜50時間後に全体が小豆色
の黒ずんだ赤熱状態を呈し、これは中筒が燃焼中に酸化
されることが原因であり、以後この状態を燃焼時は保ち
続けて赤外線放出量が減少し、又見た目も悪く、更に燃
焼開始時から赤熱状態までに至る時間も数分間要し、し
かも中筒の上下に赤熱ムラを生ずる欠点がある。
又後者に於いては短簡の上部に金網筒を取付けて中筒を
形威したので赤熱状態は燃焼開始後ただちに良好となる
が約100時間位でやや赤熱状態は落ちる、しかしパン
チング状である前者の中筒に比較すると開口率が多い為
赤熱状態は赤熱ムラがなく数段すぐれている反面、短筒
と金網筒の取付けに精度を要すると共に製作に時間がか
かり過ぎ、又金網筒自身細径線で織或しているので劣化
が早く部品交換を比較的短時間に行なわなければならな
いと共に強度的に弱い欠点がある。
この考案はこれ等の欠点を除去したものであって、図面
に示すこの考案の一実施例について説明すると、1は0
.3 〜0.8 mmノFe−Cr系ステンレス鋼板を
用いて全周に1.2φ〜3.0φの多数の内筒小孔2を
均等に穿った筒状の内筒で上端に上部通気口3を開口し
た上板4を取付け、又下部内方途中に多数の下仏通気口
5を穿った整流板6を取付け、更に上板4の上方に反射
板7を支柱8にて間隔9を有して固定すると共に該間隔
9に赤熱コイル10を嵌合している。
11は内筒1の外方に間隔を有して位置した直径約12
0φで高さ約120〜150mmの中筒で、0.2〜Q
.6mmのFe−Cr系ステンレス鋼板を用い点火した
燃芯29より発生する気化ガスと流入空気が混合して燃
焼を行う燃焼初期促進部分aである少なくとも全長の3
分の1の下方に1.2φ〜3.0φの多数の中筒小孔1
2を穿つ、又この中筒小孔12には燃焼初期促進部分a
自体の4.0%〜15.0%の開口率を保たせ、一方赤
熱する赤熱部分bである多くとも全長の3分の2の上方
に1.5〜3.OX10.0 〜15.0 mmの横長
状の多数の横長孔13,13・・・・・・を、互いに左
右に隣接した横長孔13,13・・・・・・の上下に横
長孔13.13・・・・・・を位置させた千鳥足のブリ
ツク状、つまり煉瓦積み状に配設し、且つ横長孔13.
13・・・・・・の縦径と左右並びに上下に隣接した各
横長孔13.13・・・・・・間である隣接巾部Cは1
.5〜3.Qmmのほぼ同じとし全体的には40%〜6
0%の開口率とし、更に中筒小孔12と横長孔13とは
プレス加工時に同時にパンチング加工して形或したもの
である。
14は耐熱性で熱透過物質からなる透明外筒で、中筒1
1の外方で且つ中筒11の赤熱部分bに対向する位置に
間隔を有して備え、透明外筒14の下方に該透明外筒1
4を支持する支持環状部15を設けると共に中筒11の
燃焼促進部分aと対向する位置に間隔を有して支持外筒
16を備え、更に支持外筒16の下部には導入空気量を
制御する屈曲部17を形威したものである。
又前記内筒1と中筒11との間に炎道室18を形或し、
且つ中筒11と透明外筒14との間には炎道室18より
大の蓄熱室19を形或し、更に中筒11と支持外筒16
との間に空気流入室20を形或すると共にクロスピン2
1にて燃焼筒を組立て形戒するものである。
又23は蓄熱室19と空気流入室20を区割する空気整
流板で、わずかに連通口24にて連通させて蓄熱室19
自身の蓄熱率を加減し、同時に中筒11の燃焼初期促進
部分aと赤熱部分bとの区割部分に対応して取付けたも
のである。
又、25は中筒11上端と透明外筒14上端とを固定す
る止環で、途中に傾斜部を形威し多数の排気孔26を等
間隔に穿って蓄熱室19の熱を最上方の放熱ネット27
に放出するように開口する。
28は燃芯29を嵌拝する芯案内筒で、上方に燃焼筒を
載置すると共に燃芯29を収納取付けたものである。
この考案は以上のように構威したもので、周知の燃焼操
作により燃芯29に点火し燃焼を開始する、よって燃芯
29より燃油の気化ガスが発生して内筒1の内筒小孔2
,2・・・・・・と中筒11の中筒小孔12.12・・
・・・・とから燃焼空気が供給されて気化ガスと空気と
の混合を促進して気化ガスの燃焼を助長する。
この混合ガスの燃焼は更に内筒1の上部の内筒小孔2,
2・・・・・・と中筒11の横長孔13.13・・・・
・・から燃焼空気が供給されて燃焼を継続する。
これにより中筒11の多数の横長孔13.13を穿った
赤熱部分bが赤熱して赤外線を放出する。
ところで沖筒11の横長孔13.13・・・・・・は横
長状であるため巾広の炎と熱気が形戊されこの巾広の炎
と熱気が横長孔13.13・・・・・・の上部の隣接巾
部Cに位置する個所を包み込む広い面積をもって全面的
に接触し、該横長孔13.13・・・・・・は縦径と左
右並びに上下に隣接した各横長孔13.13・・・・・
・間の隣接巾部Cの寸法がほぼ同一で極めて接近したブ
リツク状に配設したことによって炎及び熱気が隣接巾部
Cの全てに接触し、更に内筒1の多数の内筒小7L2,
2・・・・・・より大量に燃焼に必要な燃焼空気が供給
され炎道室18の炎及び熱気を中筒11の赤熱部分であ
る壁面に沿う方向に案内すると共に各横長7L13,1
3・・・・・・より供給される空気による炎の燃焼促進
と相まって炎及び熱気が隣接巾部Cに沿って上昇し極め
て短時間で均一な赤熱状態を呈する。
又更に中筒11の赤熱部分bの横長孔13.13・・・
・・・は互いに左右に隣接した横長孔13.13間の上
下に横長孔13.13を位置させた千鳥足のブリツク状
、つまり煉瓦積み状に配置したので上昇する炎及び熱気
の分布が均一状態で隣接巾部Cに当接し不均一なために
生ずる縦縞状の赤熱状態の乱れが生ずるようなことがな
く全面にムラがない均一の赤熱状態が形威されるもので
ある。
以上のように中筒11の赤熱部分bは良好で均一な赤熱
状態を呈し、透明外筒14を透過して赤外線を放射する
ものであるが、この良好な赤熱状態は実験の結果100
時間位の連続燃焼で酸化のためやや落ちるものである。
しかしこの赤熱状態は従来の金網製の中筒のものと同程
度で、従来の通常のパンチング状の中筒のものと比較す
れば数段すぐれ、しかも以後はその赤熱状態を保ち続け
るものである。
このことは、前記のように中筒11の下方に穿った多数
の中筒小孔12.12・・・・・・より上方に穿った多
数の横長孔13.13・・・・・・の形状並びに配列を
前記した特別の構戊としたことによりその赤熱効果を大
きく向上させ、更に高温の燃焼熱によって酸化されたと
しても赤熱状態が著しく低下するようなことがなく、従
来の通常のパンチング状のものと比較すれば数段すぐれ
た赤熱状態を持続するものである。
又消火は従来のものと全く同一であり周知の消火操作を
すれば直ちに消火するものである。
又横長孔13.13・・・・・・をブリツク状に配設し
たので、見た目も美しく透明外筒を備えた燃焼筒のデザ
イン効果を一層向上させると共に室内で使用する石油ス
トーブとしてその使用価値を高め、又更に横長孔13の
開口面積を中筒小孔12の開口面積より大としてパンチ
ングして形或したことにより構造が簡単で安価に提供で
きる等の幾多の実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の断面図、第2図は中筒の
正面図、第3図は同中筒の拡大図、第4図及び第5図は
従来の燃焼筒の断面図である。 1・・・・・・内筒、2・・・・・・内筒小孔、11・
・・・・・中筒、12・・・・・・中筒小孔、13・・
・・・・横長孔、14・・・・・・透明外筒、C・・・
・・・隣接中部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数の内筒小孔2,2・・・・・・を穿った内筒1と、
    多数の中筒小孔12.12・・・・・・を下方に穿つと
    共に多数の中筒小孔12.12・・・・・・より上方に
    多数の横長孔13.13・・・.・・を穿った中筒11
    と、該中筒11の外方に熱透過物質からなる透明外筒1
    4とを具備し、前記中筒11の横長孔13.13・・・
    ・・・はその形状を横長状とすると共に該横長孔13.
    13・・・・・・の縦径と左右並びに上下に隣接した各
    横長孔13.13・・・・・・間の隣接巾部Cをほぼ同
    じとし、且つ各横長孔13.13・・・・・・は、互い
    に左右に隣接した横長孔13.13間の上下に横長孔1
    3.13を位置させた千鳥足のブリツク状とすると共に
    横長孔13の開口面積を中筒小孔12の開口面積より大
    としてパンチングして戒ることを特徴とする石油燃焼器
    具の燃焼筒。
JP1979111740U 1979-08-14 1979-08-14 石油燃焼器具の燃焼筒 Expired JPS599126Y2 (ja)

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