JPS599118Y2 - 電動機と一体の油圧ポンプ - Google Patents
電動機と一体の油圧ポンプInfo
- Publication number
- JPS599118Y2 JPS599118Y2 JP1977087642U JP8764277U JPS599118Y2 JP S599118 Y2 JPS599118 Y2 JP S599118Y2 JP 1977087642 U JP1977087642 U JP 1977087642U JP 8764277 U JP8764277 U JP 8764277U JP S599118 Y2 JPS599118 Y2 JP S599118Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic pump
- rotor
- chamber
- casing
- electric motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電動機のロータを包設した薄肉パイプ状の室を
油圧ポンプのドレーンおよび吸入室となし、該ロータと
該油圧ポンプは一体的に結合され、上記室の入口部分に
はフィルタを装着し、該フィルタを通過した油は油圧ポ
ンプの吸入孔へ流入する構或をなした電動機と一体の油
圧ポンプに関する。
油圧ポンプのドレーンおよび吸入室となし、該ロータと
該油圧ポンプは一体的に結合され、上記室の入口部分に
はフィルタを装着し、該フィルタを通過した油は油圧ポ
ンプの吸入孔へ流入する構或をなした電動機と一体の油
圧ポンプに関する。
従来の油圧ポンプを電動機によって駆動する場合は、単
体の油圧ポンプと単体の電動機をカップリングによって
結合するため、該油圧ポンプの駆動軸は必然的に油圧ポ
ンプのケーシングから外部へ露呈させることになる。
体の油圧ポンプと単体の電動機をカップリングによって
結合するため、該油圧ポンプの駆動軸は必然的に油圧ポ
ンプのケーシングから外部へ露呈させることになる。
そのため、油圧ポンプのロータ摺動部分を潤滑している
油圧ポンプ内のドレーン油は、油圧ポンプの駆動軸とケ
ーシングとの間において、そのもれを防止するため、回
転軸シールを行なわなければならない。
油圧ポンプ内のドレーン油は、油圧ポンプの駆動軸とケ
ーシングとの間において、そのもれを防止するため、回
転軸シールを行なわなければならない。
しかし、この回転軸シールにおける回転摺動抵抗損失は
比較的に大きな値であり、特に小形小容量の油圧ポンプ
におけるその損失割合は大きな値となっている。
比較的に大きな値であり、特に小形小容量の油圧ポンプ
におけるその損失割合は大きな値となっている。
本考案の目的は上述のような油圧ポンプにおける駆動軸
とケーシングとの間における回転軸シールをなくすこと
にあり、さらに本考案の目的は、上記の回転軸シールを
なくすための構造として、電動機のロータと油圧ポンプ
のロータを一体的に結合し、電動機のロータを閉じられ
た室に包設し、該室を介して油圧ポンプの油を吸入する
方法を採用していることより、該油中に含まれる異物が
電動機のロータとコアーのわずかなギャップにくい込む
ことを防止するため、該室へフィルタを固着せしめ、該
フィルタを介して該室へ吸入油を送り込むようにさせる
構造を提供することにある。
とケーシングとの間における回転軸シールをなくすこと
にあり、さらに本考案の目的は、上記の回転軸シールを
なくすための構造として、電動機のロータと油圧ポンプ
のロータを一体的に結合し、電動機のロータを閉じられ
た室に包設し、該室を介して油圧ポンプの油を吸入する
方法を採用していることより、該油中に含まれる異物が
電動機のロータとコアーのわずかなギャップにくい込む
ことを防止するため、該室へフィルタを固着せしめ、該
フィルタを介して該室へ吸入油を送り込むようにさせる
構造を提供することにある。
実施例に基づいて、本考案を説明すると、第１図は本考
案の一実施例としての、電動機と一体の油圧ポンプを正
断面図によって示し、第２図は第１図におけるイ矢視を
示したものである。
案の一実施例としての、電動機と一体の油圧ポンプを正
断面図によって示し、第２図は第１図におけるイ矢視を
示したものである。
第１および２図に使用している交流電動機はコア−１の
一部分にコイル２をまき付けた、安価な、くま取り形の
電動機であり、ケーシング３および７、コア−１、中間
フ゜レー ト８およびケーシング９は一体的に、複数の
ボルト （図示せず）によって締着されており、ロータ
５を固着する駆動軸４はケーシング３および７へ回転摺
動可能に軸支しており、ロータ５を包設する薄肉のパイ
プ６は、その軸方向両端をそれぞれケーシング３および
７へ嵌着し、その結果、ロータ５の左端には室１０を形
或し、ロータ５の右端には室１２を形威し、室１２はロ
ータ５の軸方向に穿設した穿孔５ａを介して室１０と連
通し、ハウジング１１に内設するフィルタ１６は、ゴム
板１１ ａを介して、ケーシング３とハウジング１１に
挾設しており、室１０は吸入孔３ａ、フィルタ１６、接
続孔１ｌ ｂおよび吸入管１５ ａを介して油タンク１
５へ連通し、ハウジング１１はボル｝ １４． １４に
よってケーシング３へ締着している。
一部分にコイル２をまき付けた、安価な、くま取り形の
電動機であり、ケーシング３および７、コア−１、中間
フ゜レー ト８およびケーシング９は一体的に、複数の
ボルト （図示せず）によって締着されており、ロータ
５を固着する駆動軸４はケーシング３および７へ回転摺
動可能に軸支しており、ロータ５を包設する薄肉のパイ
プ６は、その軸方向両端をそれぞれケーシング３および
７へ嵌着し、その結果、ロータ５の左端には室１０を形
或し、ロータ５の右端には室１２を形威し、室１２はロ
ータ５の軸方向に穿設した穿孔５ａを介して室１０と連
通し、ハウジング１１に内設するフィルタ１６は、ゴム
板１１ ａを介して、ケーシング３とハウジング１１に
挾設しており、室１０は吸入孔３ａ、フィルタ１６、接
続孔１ｌ ｂおよび吸入管１５ ａを介して油タンク１
５へ連通し、ハウジング１１はボル｝ １４． １４に
よってケーシング３へ締着している。
ケーシング７および９によって挾設するギャーボンプ１
３は、リングギャー１３１とインターナルギャ−１３ｂ
からなる通常め内接形ギャーポンプであり、インターナ
ルギャ−１３ｂはキー構造により駆動軸４に嵌着し、リ
ングギャー１３１は中間プレー１− ８内を回転摺動可
能にインターナルギャー１３ｂと歯車結合をなしている
ものであり、ギャーポンプ１３の吸入ポー｝７ａは室１
２に連通し、吐出ポー｝９ａは接続孔９ｂへ連通してい
る。
３は、リングギャー１３１とインターナルギャ−１３ｂ
からなる通常め内接形ギャーポンプであり、インターナ
ルギャ−１３ｂはキー構造により駆動軸４に嵌着し、リ
ングギャー１３１は中間プレー１− ８内を回転摺動可
能にインターナルギャー１３ｂと歯車結合をなしている
ものであり、ギャーポンプ１３の吸入ポー｝７ａは室１
２に連通し、吐出ポー｝９ａは接続孔９ｂへ連通してい
る。
４ａは軸受面である。
以上の第１および２図の構或において、その作用を説明
すると、コイル２に電気を通電すると、ロータ５が回転
し、この回転動力は駆動軸４を介してギャーポンプ１３
を駆動する結果ミギャーポンプ１３の吸入ポー｝７ａが
負圧となり、油タシク１５の油は吸入管１５ａ、接続孔
１１ｂ、フィルタ１６、吸入孔３ａ、室１０、穿孔５ａ
および室１２を介して、吸入ポー｝７ａからギャーポン
プ１３へ吸入され、この吸入された油はギャーポンプ１
３におけるポンプ作用によって増圧され、この増圧され
た圧油は吐出ポー｝９ａを介して、接続孔９ｂへ吐出さ
れる。
すると、コイル２に電気を通電すると、ロータ５が回転
し、この回転動力は駆動軸４を介してギャーポンプ１３
を駆動する結果ミギャーポンプ１３の吸入ポー｝７ａが
負圧となり、油タシク１５の油は吸入管１５ａ、接続孔
１１ｂ、フィルタ１６、吸入孔３ａ、室１０、穿孔５ａ
および室１２を介して、吸入ポー｝７ａからギャーポン
プ１３へ吸入され、この吸入された油はギャーポンプ１
３におけるポンプ作用によって増圧され、この増圧され
た圧油は吐出ポー｝９ａを介して、接続孔９ｂへ吐出さ
れる。
このポンプ作用において、ギャーポンプ１３の各回転摺
動部分からの油もれ（ドレーン油）は軸受面４ａから室
１２内へもれるようになっている。
動部分からの油もれ（ドレーン油）は軸受面４ａから室
１２内へもれるようになっている。
このとき、このドレーン油は軸受面４ａの冷却と潤滑を
行なっている。
行なっている。
以上の第１および２図における作用において、その効果
を述べると、本考案における電動機と一体の油圧ポンプ
は、全ての回転部分（ロータ５、駆動軸４およびギャー
ポンプ１３（が完全に、一体的に包設した状態となって
いるため、駆動軸４が外部へ露呈することがなく、軸受
面４ａからのドレーン油をシールするための回転軸シー
ルを必要としない。
を述べると、本考案における電動機と一体の油圧ポンプ
は、全ての回転部分（ロータ５、駆動軸４およびギャー
ポンプ１３（が完全に、一体的に包設した状態となって
いるため、駆動軸４が外部へ露呈することがなく、軸受
面４ａからのドレーン油をシールするための回転軸シー
ルを必要としない。
その結果、従来の油圧ポンプにおけるような回転軸シー
ルにおける動力損失が存在せず、油圧ポンプにおけるト
ルク効率を改善するものである。
ルにおける動力損失が存在せず、油圧ポンプにおけるト
ルク効率を改善するものである。
また、油タンク１５の油は流通路であるロータ５におけ
る穿孔５ａを流過して、吸入ポー｝７ａに吸入されるよ
うになっているため、ロータ５の放熱を良好にし、電動
機部分の能率をも改善するものである。
る穿孔５ａを流過して、吸入ポー｝７ａに吸入されるよ
うになっているため、ロータ５の放熱を良好にし、電動
機部分の能率をも改善するものである。
さらに、またロータ５を包設する室１０および１２へ油
圧ポンプ１３の吸入油を流入せしめているが、この場合
油が室１０へ吸入される直前において、該油はフィルタ
１６において異物を除去するため、ロータ５の高速回転
による遠心作用により、該油中の異物がパイプ６の内周
面にたまるようなこともなく、その結果ロータ５とパイ
プ６とのわずかなギャップ５ｂ中へ該異物がくい込む心
配がないものである。
圧ポンプ１３の吸入油を流入せしめているが、この場合
油が室１０へ吸入される直前において、該油はフィルタ
１６において異物を除去するため、ロータ５の高速回転
による遠心作用により、該油中の異物がパイプ６の内周
面にたまるようなこともなく、その結果ロータ５とパイ
プ６とのわずかなギャップ５ｂ中へ該異物がくい込む心
配がないものである。
また、フィルタ１６が異物によって目づまりを生じた場
合はボル｝ １４， １４をはずし、ケーシング３から
ハウジング１１を取りはずして、フィルタ１６を簡単に
交換出来るものである。
合はボル｝ １４， １４をはずし、ケーシング３から
ハウジング１１を取りはずして、フィルタ１６を簡単に
交換出来るものである。
第１図は本考案における一実施例としての電動機と一体
の油圧ポンプを正断面図によって示したものであり、第
２図は第１図におけるイ矢視を示したものである。 実施例に使用した符号は下記のとうりである。 １・・・・・・コアー、２・・・・・・コイル、３・・
・・・・ケーシング、３ａ・・・・・・吸入孔、４・・
・・・・駆動軸、４ａ・・・・・・軸受面、５・・・・
・・ロータ、５ａ・・・・・・穿孔、６・・・・・・パ
イプ、７・・・・・・ケーシング、７ａ・・・・・・吸
入ポート、８・・・・・・中間プレート、９・・・・・
・ケーシング、９ａ・・・・・・吐出ポート、９ｂ・・
・・・・接続孔、１０および１２・・・・・・室、１１
・・・・・・ハウジング、１１ ａ・・・・・・ゴム板
、１ｌ ｂ・・・・・・接続孔、１３・・・・・・ギャ
ーポンプ、１３ａ・・・・・・リングギャー、１３ｂ・
・・・・・インターナルギャー、１４・・・・・・ボル
ト、１５・・・・・・油タンク、１５ ａ・・・・・・
吸入管、１６・・・・・・フィルタ。
の油圧ポンプを正断面図によって示したものであり、第
２図は第１図におけるイ矢視を示したものである。 実施例に使用した符号は下記のとうりである。 １・・・・・・コアー、２・・・・・・コイル、３・・
・・・・ケーシング、３ａ・・・・・・吸入孔、４・・
・・・・駆動軸、４ａ・・・・・・軸受面、５・・・・
・・ロータ、５ａ・・・・・・穿孔、６・・・・・・パ
イプ、７・・・・・・ケーシング、７ａ・・・・・・吸
入ポート、８・・・・・・中間プレート、９・・・・・
・ケーシング、９ａ・・・・・・吐出ポート、９ｂ・・
・・・・接続孔、１０および１２・・・・・・室、１１
・・・・・・ハウジング、１１ ａ・・・・・・ゴム板
、１ｌ ｂ・・・・・・接続孔、１３・・・・・・ギャ
ーポンプ、１３ａ・・・・・・リングギャー、１３ｂ・
・・・・・インターナルギャー、１４・・・・・・ボル
ト、１５・・・・・・油タンク、１５ ａ・・・・・・
吸入管、１６・・・・・・フィルタ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 電動機のロータ５には、駆動軸４が嵌着し、前記ロータ
における径方向外周には、薄肉状のパイプ６が包設し、 前記パイプにおける軸方向の一端は、一方のケーシング
３に嵌着し、 前記パイプにおける前記軸方向の他端は、他のケーシン
グ７に嵌着し、 前記他のケーシングには、油圧ポンプ１３を内設し、 前記ロータおよび前記駆動軸は、前記パイプ、前記一方
のケーシングおよび前記他方のケーシングに包設され、
且つ、その包設された状態において、前記駆動軸は、前
記一方のケーシングおよび前記他方のケーシングに軸支
し、 前記駆動軸は、前記油圧ポンプを駆動し、前記ロータに
おける一方の軸方向端面が露呈した一方の室１０は、油
タンク１５に連通し、前記ロータにおける軸方向の他方
の端面ば他方の室１２に露呈し、 前記ロータには、前記一方の室および前記他方の室を連
通ずる穿孔５ａを設け、 前記他方の室は、前記油圧ポンプにおける吸入ポート７
ａに連通し、 前記一方の室と前記油タンクの間には、フィルター１６
を介設していることを特徴とする電動機と一体の油圧ポ
ンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977087642U JPS599118Y2 (ja) | 1977-07-02 | 1977-07-02 | 電動機と一体の油圧ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977087642U JPS599118Y2 (ja) | 1977-07-02 | 1977-07-02 | 電動機と一体の油圧ポンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5415302U JPS5415302U (ja) | 1979-01-31 |
| JPS599118Y2 true JPS599118Y2 (ja) | 1984-03-22 |
Family
ID=29013359
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1977087642U Expired JPS599118Y2 (ja) | 1977-07-02 | 1977-07-02 | 電動機と一体の油圧ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS599118Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4665334B2 (ja) * | 2001-04-23 | 2011-04-06 | アイシン精機株式会社 | 電動式油圧ポンプ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5545104Y2 (ja) * | 1974-03-02 | 1980-10-23 |
-
1977
- 1977-07-02 JP JP1977087642U patent/JPS599118Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5415302U (ja) | 1979-01-31 |
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