JPS5991159A - 剥離性塗料組成物 - Google Patents

剥離性塗料組成物

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JPS5991159A
JPS5991159A JP19975482A JP19975482A JPS5991159A JP S5991159 A JPS5991159 A JP S5991159A JP 19975482 A JP19975482 A JP 19975482A JP 19975482 A JP19975482 A JP 19975482A JP S5991159 A JPS5991159 A JP S5991159A
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JP
Japan
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water
emulsion
monomer
film
strippable
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JP19975482A
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English (en)
Inventor
Kunihide Takarabe
財部 邦英
Michinobu Tabata
田畑 道信
Yoshihiro Okamoto
好弘 岡本
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は改良された剥離性塗料組成物に関し、さらに詳
細には、水を媒体とし、水溶性樹脂幹ポリマーの存在下
で、アクリル酸アルキルエステルを主体とするビニル系
単量体を共重合させて得られる、改良された物性を有し
た剥離可能な塗膜を形成することのできる、いわゆる剥
離性塗料組成物(ストリッパブル・ペイント用組成物)
に関する。
従来より、この種のストリッパブル・ペイントとしては
、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、
ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル、アクリル酸
エステル共重合体、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合
体、ボリスチレン、スチレン−ブタジェン共重合体、メ
チルアクリレート−ブタジェン共重合体、ポリビニルブ
チラール、セルロース誘導体または低分子量ポリエチレ
ン、あるいはこれらのものに適量の塩化パラフィンを混
合したものなどが樹脂成分として利用され、これらの各
樹脂成分をケトン類、塩素化炭化水素類または芳香族炭
化水素などの良溶媒に溶解させ、かつまた、可成りの多
量の可塑剤をも加えてペイントとなした形のものや、特
公昭46−36105号公報に開示されているような、
60重量%以下の水を含有してもよいC1〜C4なる飽
和脂肪族低級アルコール媒体中で、ポリビニルメチルエ
ーテルなどの如きポリマーの存在下に、アクリル酸アル
キルエステルを主体とするビニル系単量体を共重合せし
めて得られるエマルジョンを用いたものなどが知られて
いるが、前者タイプのストリッパブル・ペイントの場合
には、物品表面に施用するに当り、長時間の加熱を要す
るホットディップ方式が採用される処から、可塑剤の他
に、さらに熱安定化剤や抗酸化剤の添加配合も要求され
るために、施用される物品自体の材質に多(の制約があ
るし、加えて施用操作の上でも改良されるべき余地があ
る。
アルコール類が存在している後者タイプのストリッパブ
ル・ペイント用組成物の場合には、剥離性そのものは良
好であるものの、溶剤を用いる点では、前者タイプの域
を脱することができなく、したがってこのタイプの場合
にも同様に、施用される物品自体の材質に多(の制約が
ある。
すなわち、こうした有機溶剤を含んだス) IJツバプ
ル・ペイントにあっては、金属やガラスなどの無機質の
物品への適用はできるけれども、有機質皮膜またはプラ
スチック成形品などの有機質物品に対しては適用が不可
能である。
しかるに、本発明者らは無機系材質のもののみならず、
有機質皮膜およびプラスチック成形品のような有機系材
質の物品に対しても適用することのできる剥離性塗料組
成物を見出したが、本発明は水性媒体中で、水溶性樹脂
幹ポリマ−(A)の存在下に、アクリル酸アルキルエス
テル単背体(R)およびその他の共重合性ビニル系単量
体(C)を、とくにこれら両年量体(B)および(C)
の合計に対して0.1〜50重M:%なる水溶性樹脂幹
ポリマ−(A)の存在下に、40〜90重骨%なるアク
リル酸エステル単量体(B)と、60〜10重t%なる
、該単量体(B)と共重合可能な他のビニル系単量体(
C)とを共重合せしめて得られる、共重合体のガラス転
移点(Tg)が−40〜+30℃なるエマルジョンであ
って、かつ、該エマルジョンを物品表面に被覆したさい
に該物品表面から被膜が連続フィルム状に剥離可能であ
る剥離性塗料組成物を提出するものである。
ここにおいて、前記水溶性樹脂幹ポリマ−(A)は共重
合反応における分散剤としての作用を有すると同時に、
グラフ=5− ト・コポリマーの幹ポリマーとしての役目をも有するも
のであるが、かかる幹ポリマ−(A)の挙動ないし動向
についてはその詳細こそ不明ではあるものの、得られる
ストリッパブル・ペイントの貯蔵安定性や該ペイントで
形成される塗膜の耐水、耐アルカリ性などに影響が見ら
れるし、かくして改善されたストリッパブル・ペイント
が得られる処から、前述した如き特に限定された条件下
での乳化共重合反応を遂行するに当っては、分散剤とし
ての作用と同時に、なるべく幹ポリマーとしての作用を
も良く示すような幹ポリマーを選択するのが好ましく、
こうした見地からは、当該水溶性樹脂幹ポリマ−(A)
としては、とくにポリビニルアルコールもしくはその部
分鹸化物、ポリビニルピロリドンまたはカルボキシメチ
ルセルロースなどの如き分子量10,000以上のポリ
マーであることが望ましい。
上述された如き二つの作用を示す点では同様であるが、
6− 」1配の如き特に望ましい幹ポリマーよりは劣るものの
例としては、分子量が10,000以上のポリビニルメ
チルエーテル、メチルセルロース、ポリアクリルアミド
、ヒドロキシエチルセルロース、テキストリンまたはポ
リエチレンオキサイドなどが挙げられる。
また、前記アクリルr¥lフルキルエステル単量体(B
lとして代表的なものにはアクリル酸のメチル、エチル
、プロピル、ブチルまたは2−エチルヘキシルエステル
などがあるが、とくにC,−C4なる脂肪族低級アルキ
ルエステルが推奨される。
さらに、この単+i十体(81と共重合可能な他のビニ
ル系単量体(C)としては可成り広範な種類の単量体が
利用可能ではあ2るが、得られるストリッパブル・ペイ
ントから形成される塗膜の物性として、好ましい諸物性
を兼備せしめうるのに特に有利なものにはメタクリル酸
メチル、塩化ビニル、スチレンまたはアクリロニトリル
などがあるし、勿論、かかる単量体(C)として塩化ビ
ニリデン、α−メチルスチレン、酢酸ビニル、プロピオ
ン酸ビニルまたはメタクリロニトリルなども使用できる
以上に記述された反応成分のうち特に好ましいものとし
ては、幹ポリマ−(A)では部分鹸化ポリビニルアルコ
ールであり、就中、85〜99%なる鹸化度、1.50
0以上なる重合度をもった部分鹸化物が特に優れた効果
を有し、他方、単量体(C)ではアクリロニトリルであ
る。
また、本発明組成物を得るに当っては、前記した(A)
、(Blすなわち、単量体(R)と単量体(C)との合
計に対して0,1〜50重量%、好ましくは0.5〜1
0重−ti:%なる幹ポリマ−(A)を用いるのがよく
、少なすぎると共重合反応中を含めて生成するエマルジ
ョンの安定性が悪くなるし、しかも剥齢性が劣るように
なる。逆に、50重t%を越えて多くなると乳化共重合
反応自体の安定性が悪くなるし、しかも生成エマルジョ
ンの安定性や塗膜の耐水性にも悪影響を及ぼすこととな
る。
他方、単量体(I()と単量体(C)との合計中に占め
る単量体(B)の量は40〜90重量%、好ましくは5
0〜80重量%である。また、得られる本発明組成物、
つまり共重合体エマルジョン中における樹脂成分の濃度
は20〜60重鯖%、好ま1.<は35〜50重IIt
%が適当である。
本発明組成物を得るに当って、かかる共重合は水媒体中
で、水溶性樹脂とアクリル系モノマーとの、それ自身公
知の乳化重合方式を利用して行なうことができるし、ま
た必要に応じて、ブチルカルピトールアセテート、ブチ
ルセロソルブまたはテキサノールなどの造膜助剤の存在
下でも行9− なうことができるし、あるいはこれらの造膜助剤の添加
は反応終了後であってもよい。
ところで、本発明組成物を得るに当っては、前記水溶性
樹脂幹ポリマ−(A)の存在下、水媒体中で、単量体(
B)と単量体(C)とを共重合せしめるものである処、
これらの単量体(B)と(C)との共重合体を予め調製
しておいた共重合系に、水溶性の樹脂を加えてみても、
本発明の目的は決して達成できなく、特に被膜の耐水性
が悪く品質の劣ったものしか得られないことからも、共
重合反応時において当該幹ポリマ−(A)の存在は不可
欠のものであるが、反応の初期に幹ポリマ−(A)を添
加して反応の大部分が当該ポリマー囚の存在下で行なわ
れるようにすることも、あるいは重合開始時から当該ポ
リマー(A)を反応系に存在させておくようにすること
もできるので、いずれの方法を採ってもよい。
こうした乳化共重合反応を行なうにさいして使用される
10− 界面活性剤としては公知慣用のものが、樹脂成分に対し
て5重量%以下の範囲であればよく、そのうち代表的な
ものには、ドデシルベンゼン硫酸ソーダ、ドデシルベン
ゼンスルホン酸ソーダ、アルキルアリルポリエーテル硫
酸塩などの如き陰イオン性乳化剤;ポリオキシエチレン
ラウリルエーテル、ホリオキシエチレンノニルフェノー
ルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレ
ン−ブロック共重合体などの如き非イオン性乳化剤;あ
るいはセチルトリメチルアンモニウムプロミド、ラウリ
ルピリジニウムクロリドなどの如き陽イオン性乳化剤が
ある。さらに、上述の如き乳化剤の存在下または不存在
下に、水溶性オリゴマーをも分散剤として使用すること
もできる。
また、かかる乳化共重合反応を行なうにさいして使用さ
れる重合触媒としては、それ自体公知のものが、前記の
両年量体(B)と(C)との合計に対して0.01〜1
.5重量%なる範囲内であればよく、そのうち代表的な
ものには過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウムなどの如
き過硫酸無機塩、過酸化水素またはt−ブチルハイドロ
パーオキシド、クメンハイドロパーオキシドなどの如き
有機過酸化物などがあって、こうした触媒を用いての熱
分解反応により行なうこともできれば、さらにはF e
+ + +またはCu++などを用いたレドックス反応
により行なうこともできる。就中、重合触媒の使用量と
しては0.05〜0.7重量%が好ましい。
さらに、こうした乳化共重合反応を行なうにさいして適
用される重合温度としては、通常、30〜90℃の範囲
であればよいが、ストリッパブル・ペイントとしての物
性からはレドックス反応による40〜60℃の範囲が一
層好ましく、そして反応時間としては3〜6時間なる範
囲内であるのがよい。
、かくして得られるエマルジョンはそのまま、あるいは
適当な樹脂濃度に調節するか、さらにはエマルジョンの
最低造膜温度や粘度に合わせて適量の造膜助剤や増粘剤
を添加するかして、ストリッパブル拳ペイントとしての
用途に供し得るものであるが、このエマルジョンの表面
張力は45dyne/m以下であることが望ましく、こ
の値を越えると物品表面に対するヌレが悪くなって施工
困難となったり、塗りムラを生じたりするおそれがあり
、そのためにエマルジョンに界面活性剤を添加してこの
表面張力を調整する必要も生ずることである。
本発明組成物には、さらに塗料などに常用される顔料な
どの着色剤を加えてもよく、こうすることにより物品上
に形成されるフィルムを着色被膜として得ることもでき
る。
かくて、本発明組成物を塗布する方法としてはハケ塗り
、スプレー塗装、ローラー塗装または浸漬などの公知慣
用の方法が適用できるが、そのさい増粘剤の添加により
粘度を13− 調整することができるのは勿論であり、かかる増粘剤と
して代表的なものにはポリビニルアルコールまたはポリ
ビニルピロリドンなどの水溶性ポリマーがあり、その使
用量は本発明組成物、つまり乳化共重合エマルジョン中
の共重合体樹脂成分に対して5重量%以下であるのがよ
い。
かくして得られる本発明組成物は、とくにストリッパブ
ル・ペイントに有用なものであるが、かかるストリッパ
ブル・ペイントにおいては、その用途に由来する制約が
、形成される被膜の強度および物品と被膜との接着力に
制限を加える。
すなわち、物品表面を覆っているときは、簡単に剥離し
ない接着力と物品表面の保護という目的を充分に果たし
得る被膜の物性とを有し、物品本来の表面を露出させた
いときには、容易に剥ぎ取れる接着力と、剥離中に被膜
が破損したり、粘着して一部物品上に残留しないことと
が必要で=14− ある。
以上に述べられた反応成分の選択およびその量的割合と
反応条件等の製造上の要件が満足された場合には、本発
明の目的が達成される。
被膜は通常、引張り強さ50kp/an’以上、剥離強
さは50、lj’/cm以下であり、またエマルジョン
中の樹脂成分の分子量が30,000以上である。分子
t30,000未満ともなると連続フィルム状に剥離で
きなくなるので好ましくない。
本発明の剥離性塗料組成物の用途の具体例を示せば、下
記の如くである。
金属製品の包装材をはじめとして、有機および無機質の
いずれの物品に対する保護被覆、たとえば、工具や機械
などの輸送間における押傷防止用被覆、プラスチック表
面の防傷用被段、スプレーブースの汚染防止用被覆、石
材の作業中における傷防止用被覆、乗用車などの外装や
内装組立時におけろ押傷ないしは汚染防止のための被覆
、屋外保管時における各種物品の損傷や煤塵などからの
汚染の防止用被覆、サツシュやスパンドレルなどの建材
の取り付は時とか輸送時における損傷防止用被覆、化粧
板または金属メッキ製品もしくは石材などの如き研磨仕
上げ製品の表面保護用被覆、あるいは家電製品その他の
機械部品などの塗装面の組み立て、取り付け、保管、貯
蔵および輸送中における押傷ならびに汚染の防止用被覆
本発明組成物を用いて得られるフィルムは機械的性質お
よび耐薬品性に著しく優れており、フィルムの被塗面か
らの可剥性も優れているので、剥離性フィルムとして好
適である。
また耐候性にも優れ、長時間の屋外使用に耐え得るもの
である。
次に、本発明を実施例、比較例、応用例および比較応用
例により具体的に説明するが、各物性試験の要領および
評価判定は次のように行なったものである。なお、以下
において部類および%は特に断わりのない限りは、すべ
て重量基準であるものとする。
(11ガラス転移点(Tg;℃)−−−−ASTM D
1043−51に準拠。
(2)塗膜の耐水性試験−−−一−−−−−−−ガラス
板に3ミルのアプリケーターでエマルジョンを塗布し、
室温 で1昼夜乾燥させたのちJ室温で水 中に1昼夜浸漬した際の塗膜の状態 を肉眼で判定。
◎−−−−−−−全く変化のないもの(極めて優れてい
る)〇−−−−−−被膜に無視しうる程度のスプレが生
じたもの(優れている) X−−−−−一被膜が著しく膨潤し、一部水に溶解した
もの(劣っている) 17− (3)塗膜の耐アルカリ性−−−−m−耐水性試験の場
合と全く同様にして作成した塗膜を2%NaOH 水溶液に1昼夜浸漬させたのち の塗膜の状態を肉眼で判定。
基材−−−−一−ステンレス[SUS  304J磁器
タイル アクリル−メラミン焼付板 ポリメチルメタクリレート板(PMMA板)塩化ビニル
板 アルミ板 ブリキ板 塗布条件−−−−−ス) IJツバプル・ペイントを上
記各種基材へ刷毛にて70〜90μmで塗布。
18− tit験−−−−−−!1Nflt強度:ASTM D
−1000−48Tに準拠測定器ニー島律製作所製「オ
ートグラフ−IQQJ 引張速度:20mシーまたは200mm7’am。
剥離部分:2cmX5傭(180度ピール0(5)塗膜
の強伸度試験 塗膜作成条件−一−−−−−−ストリッパズル・ペイン
トをガラス型枠中に流し込み、室温に7日間乾燥し たのち2号ダンベルにて試片を作成 (膜厚=約1 rm )。
測 定 機−−−一−(掬島津製作所製「テンシロンU
TM−4J引張速度−−−−−−−−−200朋/囮。
試験項目−一一−−−−−−−−・常態0耐水浸漬10
0時間後 O加熱(70℃)100時間後 O紫外線照射100時間後 19− (6)塗膜の耐汚染性−−−−−−一耐水性試験の場合
と全く同様にして作成した塗膜について下記の如き各 試験を行なった。
カーボンをワセリンにて10%練り込み、それをガラス
板上にある塗膜に5往復擦って1昼夜放置したのち、ガ
ーゼで拭き取り、次いで中性洗剤で水洗した際の汚染度
合を目視察。
カーボンを水にて10%分散させ、それをガラス板上に
ある塗膜に刷毛にて塗布して1昼夜放置したのち、水洗
した際の汚染度合を目視観察。
(7)塗膜の粘着性試験−−−−m−耐水性試験の場合
と全く同様にして作成した塗膜を指触で観察。
20− なお、前記の(4)剥離性の評価は、上記したそれぞれ
(7)粘着性および(6)耐汚染性の両者を総合的に判
定して行なったものであって、次のような評価判定基準
となっている。
◎−−−−−−−粘着性なしで、剥離強度が10g/c
R以下のものを示す(極めて優れている)と同時に、さ
らに表面が全く汚れないもの。
0−−−−一粘着性なしで、剥離強度が10〜50,9
/c+aのものを示す(優れている)と同時に、さらに
表面が汚れないもの。
×−・−一一−−粘着性、剥離強度および耐汚染性のい
ずれか一項目が、上記の◎および0印の処に該当しない
ものを示し、しかも被膜が一枚の連続フィルムとして剥
離できないものを示す(劣っている)。
そして前記(6)耐汚染性の評価判定は次の基準によっ
た。
〇−−−−−−−カーボンが付着していないもの21− △−−−−−−−−少々、カーボンが付着しているもの
X−−−−一相当量のカーボンが塗膜に付着していて、
すっかり汚染されているもの 実施例1〜6および比較例1 攪拌機、還流コンデンサー、滴下漏斗および温度計を取
り付けた反応容器K、水100部からなる媒体中で、n
 −ブチルアクリレート70部およびアクリロニトリル
30部からなる単量体と、該単量体に対して第1表に示
されるような量の鹸化度99%のポリビニルアルコ−y
(MW=60.000)[:以下、これをPVA−1と
略記する。〕とを、さら忙重合開始剤としての過硫酸カ
リウム0.3部とを用いて、80℃で5時間重合させた
かくして得られたエマルジョンは、いずれも固形分濃度
が40%で、安定なものであった。以下、これらを分散
液22− (D−1)〜(D−6)と略記する。
なお比較例1として、ポリビニルアルコールの使用量を
70重量部に変更した以外は、実施例1〜6と同様にし
て固形分濃度が40%なる対照用のエマルジョンを得た
。以下、これを分散液(D’−1)と略記する。
実施例7〜12および比較例2 攪拌機、還流コンデンサー、滴下漏斗および温度計を取
り付けた反応容器に、水100部からなる媒体中に、「
ニューコール261AJ(日本乳化剤■製の陰イオン性
乳化剤)1部を20部の水に溶解させた溶液と、n−ブ
チルアクリレート70部およびアクリロニトリル30部
からなる単量体と、該単量体に対して第1表に記載され
るような量のPVA−1とを用いて予め乳化させた単量
体乳化液、および0.3部の過硫酸カリウムを20部の
水に溶解させた開始剤溶液を、80℃で3時間に亘って
注入し、さらに同温度に1時間保持させてから冷却を行
なった。
ここに得られたエマルジョンはいずれも40%なる固形
分濃度の安定なものであった。以下、これらを分散液(
D−7)〜(D−12)と略記する。
なお、比較例2として、ポリビニルアルコールの使用ヲ
ー切欠如した以外は、実施例7〜12と同様にして固形
分濃度が40%なる対照用のエマルジョンを得た。以下
、これを分散液D′−2と略記する。
実施例13〜18および比較例3 攪拌装置と還流コンデンサーと滴下漏斗と温度計とを備
えた反応容器に、次の組成になる溶液を仕込んで、窒素
ガスで置換した。
脱イオン水          計N量FeC/3H6
H2oの5%水溶液  0.2部次いで、反応容器内温
度を60℃に調節して攪拌しつつ、下記の組成になる単
量体の乳化溶液と、0.4部の過硫酸アンモニウムを1
0部の脱イオン水に溶解した溶液と、0.4部の[レゾ
ールCPJ(住友化学工業製のす) I)ラムホルムア
ルデヒドスルホキシレート)を6部の脱イオン水に溶解
させた溶液とを3時間に亘って滴下して重合させた。
「ネオゲンRJ (第一工業製薬■製 の陰イオン性乳化剤          1部PVA−
1第1表に記載の惜 脱イオン水            100部n−ブチ
ルアクリレート        70部アクリロニトリ
ル           30部この間、容器内温度は
60部2℃に調整するが、さらに同温度に1時間保持さ
せてから冷却し、30℃になった処で28%アンモニア
水でpHを7〜9KIN節したのちr過した。
25− ここに得られたエマルジョンは40%なる固形分濃度の
安定なるものであった。以下、これらを分散液(D−1
3)〜(D−18)と略記する。
・なお比較例3として、ポリビニルアルコールの使用ヲ
ー切欠如した以外は、実施例3と同様にして対照用の固
形分濃度40%なるエマルジョンを得た。以下、これを
D’−3と略記する。
実施例19〜35および比較例4〜17第2表ならびに
第3表に示されるような各種の水溶性樹脂幹ポリマ−(
A)、アクリル酸アルキルエステル(B)および他の共
重合性ビニル系単量体(C)を、同&に示されるような
量で用いた以外は、実施例16〜18および比較例3と
同様にしてエマルジョンを調製した。
ここに得られた本発明組成物(共重合体エマルジョン)
は、いずれも固形分濃度が40%で、安定なものであっ
た。
26− なお比較のためK、水溶性樹脂幹ポリマ−(A)の使用
を一切欠如した以外は、実施例13〜18および比較例
3と同様にして固形分濃度が40%なる対照用のエマル
ジョンをも調製した。
但し、第2表中にPVA−2とあるのは鹸化度89%の
ポリビニルアルコール(MW=/) El、000 )
を、また第2および3表中にPVP−1とあるのけポリ
ビニルピロリドン(MW=700,000 )を、さら
に第3表中に記載のA−1はカルボキシメチルセルロー
ス(MW=300,000 )を、A−2はヒドロキシ
エチルセルロース(MW=100.000)を、A−3
はポリエチレンオキサイド(MW=50,000 )を
意味するものとし、他方、第2および3表中における各
単量体(B)、(C3の略号は次の通りである。
BA=n−ブチルアクリレ−)   AN=アクリロニ
トリルMMA=メチルメタクリレ−)   MA=メチ
ルアクリレートEA=エチルアクリレート     P
A=n−プロピルアクリレートSt=スチレン 以上の各実施例および比較例で得られた各種のエマルジ
ョンについての基本物性を、それぞれ第1.2または3
表に示す。
応用例1〜4および比較応用例1〜4 実施例15で得られたエマルジョン(分散液D−15)
をそのまま剥離性塗料組成物としたもの(応用例1)と
、このエマルジョンを下記する如き配合で調合したもの
、つまり配合例1.2および3によって調合されたそれ
ぞれの応用例2.3および4の剥離性塗料組成物とを、
種々の基材、つまり「SUS 304」、磁器タイル、
アクリル−メラミン焼付板、PMMA板、塩化ビニル板
、アルミ板およびブリキ板に塗布して塗膜を得た。各塗
膜についての物性は第4表にまとめて示す。
なお、市販の水性剥離性塗料および溶剤系剥離性塗料の
都合4種をそのまま剥離性塗料組成物としたもの(比較
応用例1〜4)についても同表に示す。
配合例1 エマルジョン(固形分40%)      100.0
部水                     2.
5・配合例2 エマルジョン(固形分40%)     100.0部
29− 「スペシャルライス5SSJ          5.
0部「亜鉛華1号特製」〔堺化学工業和製品1  1.
0#rL−530J               O
,5”水                     
 2.5部配合例3 エマルジョン(固形分40%)      100.0
部rL−54D J               □
、5 #水                    
 2.5#30−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水媒体中で、・(A)水溶性樹脂幹ポリマーの存在
    下に、(B)アクリル酸アルキルエステル単量体および
     (C)上記単量体(B)と共重合可能な他のビニル系
    単量体を共重合せしめて得られる、共重合体のガラス転
    移点が一40〜+30℃なるエマルジョンであって、か
    つ、該エマルジョンを物品表面に被覆したさいに該物品
    表面から被膜が連続フィルム状に剥離可能であることを
    特徴とする、剥離性塗料組成物。 2、前記水溶性樹脂幹ポリマ−(Alの使用量が、前記
    した単量体(n)および(C)の合計に対して0.1〜
    50重t%なる範囲内であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載の組成物。 3、前記アクリル酸アルキルエステル単量体(B)の使
    用量が、前記ビニル系単量体(C)を含めた単量体合計
    に対して40〜90重量%なる範囲内であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の組成物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106565895A (zh) * 2016-10-26 2017-04-19 上海维凯光电新材料有限公司 醇溶性高附着力丙烯酸树脂及其制备方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4843933A (ja) * 1971-10-08 1973-06-25
JPS498690A (ja) * 1972-05-30 1974-01-25

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