JPS599073B2 - 電子楽器の優先選択回路 - Google Patents

電子楽器の優先選択回路

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JPS599073B2
JPS599073B2 JP52158876A JP15887677A JPS599073B2 JP S599073 B2 JPS599073 B2 JP S599073B2 JP 52158876 A JP52158876 A JP 52158876A JP 15887677 A JP15887677 A JP 15887677A JP S599073 B2 JPS599073 B2 JP S599073B2
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JP
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宣昭 近藤
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鍵盤スイッチの押鍵信号を検出し楽音波形形成
回路に送り高音優先または低音優先で発音させる電子楽
器の優先選択回路に関するものである。
従来、楽音波形の異なる2音を発生するシンセサイザ等
の優先選択回路としてはたとえば第1図のアナログ回路
が用いられる。
すなわち、定電流回路1を設け、その定電流をn個の抵
抗Rn−R、を接続した抵抗群2に流す。抵抗と抵抗の
間から鍵スイッチKn−に1をそれぞれ引出し短絡する
鍵スイッチ群3が設けられる。そのスイッチ群3に出力
する電圧をV1とする。
いま鍵スイッチKnとKn−、を閉じたとすると、抵抗
Rn−1、Rn−2には電流が流れず短絡されたことに
なる。結局鍵スイッチ群3に出力する電圧V、は鍵スイ
ッチKn−2を1つだけ閉じた電圧である。この場合鍵
スイッチKn−1を閉じても電圧Vlには変りない。つ
まり電圧V1は最低の電圧を出力する鍵スイッチの電圧
となるから、この電圧をサンプルホールド(S/H)回
路4を介して楽音波形形成回路5に送る。同様に3鍵以
上押した場合も同じような動作により鍵スイッチの電圧
を最高音または最低音に対応させれば楽音波形形成回路
の高音または低音の優先回路として用いることができる
。この構成では定電流回路を設けなければならないため
その調整が複雑なこと、鍵スイッチの接触に伴なうチヤ
タリングが動作に影響を与えること、多数の高精度の直
列抵抗が必要であること等の欠点があつた。
本発明は上述の欠点、を除去するもので、その目的は鍵
盤スイッチの押鍵により高音優先または低音優先で発音
する機能を有する簡単で高精度の電子楽器の優先選択回
路を提供することである。
前記目的を達成するため、本発明の電子楽器の優先選択
回路は鍵盤スイツチを順次クロツクで走査し押鍵の時分
割信号を出力するキーデータ発生回路、該キーデータ発
生回路からの押鍵信号を計数する第1のカウンタ、前記
走査クロツクを計数する第2のカウンタ、前記鍵盤スイ
ツチの1走査時間ごとに1個のパルスを発生し前記両カ
ウンタをりセツトする1走査同期パルス発生回路、該1
走査同期パルス発生回路からのパルスにより前記第1の
カウンタの値を記憶する第1の記憶回路、前記第1のカ
ウンタの計数値が前記第1の記憶回路の内容と一致した
時前記第2のカウンタの値を記憶する第2の記憶回路、
該第2の記憶回路の内容を楽音に変換する楽音波形形成
回路、および1つ以上の押鍵を検出した時前記第2の記
憶回路の内容を前記楽音波形形成回路に入力する制御手
段を具えたことを特徴とするものである。以下本発明を
実施例につき詳述する。
第2図a−cは本発明に用いるタイミングダイヤグラム
を示す。
クロツク発生器からの64クロックを1走査時間として
低音から高音へと走査するものとする。61鍵の鍵盤を
用いる場合、同図aに示すように初めの3クロツクは使
用せず、残りの61クロツクのパルスをそれぞれの鍵に
割り当てる。
また同図bに示すシリアルデータは鍵盤のどの鍵が押さ
れたかを時分割で示したものであり、同図cに示す1走
査同期パルスはクロツクの最初のパルスと同期するパル
スであり、1走査同期パルス発生回路により1走査時間
ごとに1個のパルスを発生する。第3図は本発明に用い
るキーデータ発生回路の1例を示す。
同図において、61個の鍵スイツチ群11の各1端をそ
れぞれ対応する61個のAND回路群13の各一方の入
力端子に接続し、各他方の入力端子にクロツク発生器に
接続された64順次パルス発生回路12からの順次パル
スを入力する。
AND回路群13の出力端子には第2図bに示すような
時分割されたシリアルデータが出力される。第4図は本
発明の実施例の構成を示す説明図である。同図において
、クロツク発生器21に接続されたキーデータ発生回路
20の出力のシリアルデータおよび1走査同期パルス発
生回路22の出力パルスは第2図a−cの関係で出力さ
れる。
キーデータ発生回路20のシリアルデータ2がAND回
路23の一方の入力端子に入力され、他方の入力端子に
はクロツク発生器21からのクロツク3が入力される。
AND回路23の出力パルス4はカウンタ24に入力し
て計数される。まず最初の1走査によつて鍵盤スイツチ
を押している数と等しい値がカウンタ24に計数される
。その1走査の後に発生する1走査同期パルス発生回路
22からの1走査同期パルス1をラツチ回路26のクロ
ツク(0端子に入れ、カウンタ24の内容をラツチする
とともにカウンタ24をりセツトする。
次の1走査によつてAND回路23から出力されるパル
ス4がカウンタ24で計数される。そしてカウンタ24
の計数値Aとラツチ回路26にラツチされている内容B
とを比較器25により比較し等しい時(A=B)、一致
信号パルス5を・出力する。一方カウンタ27はクロツ
ク発生器21のクロツクを計数するもので、1走査同期
パルス発生器22からの1走査同期パルス1によつてり
セツトされる。
このカウンタ27の計数値をラツチ回路28に入力し、
前述の比較器25からの一致信号パルス5を読み込み信
号として前述のとおりカウンタ24の値Aとラツチ回路
26の内容Bの一致した時のカウンタ27の値をラツチ
する。ラツチ回路28のラツチされた信号はD/A変換
器29でD/A変換されゲート回路30に入力される。
よつてキー・データ発生回路20は第2図で説明したよ
うに低音から高音へ走査した1走査期間の最後のシリア
ルデータつまり最高音が出力されることとなる。次の走
査においても同じ動作を繰り返す。同様に、途中で押鍵
数を変えた場合、初めの1走査でカウンタ24によりシ
リアルデータの数をカウントし、1走査同期パルスによ
りラツチ回路26にラツチされ、次の走査で比較器25
で比較されて、最高音にあたるカウンタ27の信号がラ
ツチ回路28にラツチされる。
すなわち1走査動作が遅れるが、きわめて短時間である
ので問題はない。またゲート回路30は制御信号の低レ
ベルでオン、高レベルでオフとなり、D/A変換した信
号を通過させまたは遮断する。
このゲート回路30はシフトレジスタ31のクロツク(
0端子に1走査同期パルス1を入れ、りセツト(8)端
子に前述のカウンタ24の値とラツチ回路26の内容と
の一致信号5を入れ、そのQ1出力7により制御が行な
われる。Q1出力のは鍵を押さない時高レベルを出力し
てゲート回路30をオフとし信号を遮断し、鍵を1つ以
上押すと低レベルを出力してゲート回路30をオンとし
てD/A変換した信号を楽音波形形成回路32に入力し
最高音を発音する。すなわち、シフトレジスタ31は鍵
を押していない時はR端子にパルスが入らないため、1
走査同期パルスの1パルス目でQ。出力5が高レベルと
なり、2パルス目でQ1出力7が高レベルとなり、ゲー
ト回路30に入力されオフとする。鍵を1つ以上押すと
C端子に入力される1走査同期パルスによつてQ。出力
6が高レベルになつても、R端子に入るパルスによつて
低レベルとなるから、QO出力6は高レベル、低レベル
を繰り返えすが、Q1出力7は低レベルを維持し続ける
。この低レベル信号7がゲート回路30をオンとしてD
/A変換した信号を通過させるものである。第5図は第
4図のゲート回路の1例を示す。
同図において、ゲート制御用のシフトレジスタ31のQ
1出力7を演算増幅器30−1のe端子に入力し、1端
子を所定レベルに保持し、その出力をダイオード30−
2を介して演算増幅器303の1端子に入力する。そし
て演算増幅器30−3のO端子と出力をD/A変換器2
9に接続し、その出力レベルを制御するバツフアとして
動作させる。いまシフトレジスタ31のQ1出力が低レ
ベルで出力されると、演算増幅器30−1からは高レベ
ルが出力され、ダイオード30−2をオフ状態とする。
その結果、演算増幅器30−3の出力は高レベルとなり
D/A変換器の値を出力し楽音波形形成回路32より所
望の楽音を発生する。これに対し、シフトレジスタ31
のQ1出力が高レベルで出力されると、演算増幅30−
1の出力として(ト)レベルが出力され、ダイオード3
0−2をオン状態とする。その結果、演算増幅器30−
3の出力は(ハ)レベルとなり楽音波形形成回路32か
らは音が発生されない。上述の構成によれば、全く鍵を
押さない時は音が出ず、1鍵以上押すことにより最高音
の楽音を出力する機能を有することになる。
すなわち、本実施例ではキーデータ発生回路20を低音
から高音に走査した場合で高音優先回路が得られたが、
高音から低音に走査すると低音優先回路が得られる。ま
た、本実施例のラツチ回路26にカウント「1」の信号
をラツチし続けてやると、シリアルデータの最初の信号
、すなわち最低音の時比較器25からパルスが出て最低
音のカウンタ27の信号をラツチ回路28にラツチする
ことにより低音優先回路が得られる。
さらに、シリアルデータの何番目かの音を優先的に出し
たい場合、たとえば2番目の音を優先的に発音したい場
合にはラツチ回路26にカウント「2」の信号をラツチ
し続けてやるとシリアルデータの2番目の信号の時に比
較器25からパルスが出てその時のカウンタ27の信号
をラツチ回路28にラツチする。
従つて任意の音を優先選択することが可能となる。第6
図は本発明の他の実施例の構成を示す説明図である。
第4図ではカウンタ27の値をラツチ回路28からD/
A変換器29を経てゲート回路30に導いているが、第
6図ではカウンタ27の値をD/A変換器41によりア
ナログ信号に変換し記憶回路として第4図のラツチ回路
28の代りにサンプルホールド回路42を介してゲート
回路30に導いたものである。その他の制御回路は第4
図のとおりである。サンプルホールド回路はアナログ処
理であるため、サンプルホールド時間がかかりラツチ回
路に比し精度と高速性が劣るが回路構成が簡単となり、
とくにデータ量が少ない場合には有利である。実施例で
は鍵スイツチ数は61鍵として説明したが、この鍵数は
多くしても少なくしても適用しうることは言うまでもな
い。
またカウンタ26の代りにシフトレジスタを用いても計
数回路の役目を果すことができる。以上説明したように
、本発明によれば、キーデータ発生回路からのクロツク
走査の押鍵信号を第1のカウンタに計数し、1走査同期
パルス発生回路からのパルスにより該第1のカウンタの
値を第1の記憶回路に記憶させ、次の走査で前記第1の
カウンタの値と前記第1の記憶回路の内容が一致した時
のクロツク走査の第2のカウンタの値を第2の記憶回路
に読み込んでおき、該第2の記憶回路の内容を楽音に変
換するように制御することにより、鍵盤スイツチの1つ
以上の押鍵により高音優先または低音優先で発音しうる
優先選択回路が得られる。
本発明の構成はデジタル回路または1部アナログ回路を
取入れたデジタル回路であり、前述の従来例における定
電流回路や高精度抵抗等を用いることなく、多量のキー
データの高精度、高速処理が可能となり、かつ集積回路
化にも適し、小形低価格化にも有利な電子楽器の優先選
択回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の説明図、第2図は本発明に用いるタイ
ミングダイヤグラムの説明図、第3図は本発明に用いる
キーデータ発生回路の1例の説明図、第4図は本発明の
実施例の構成を示す説明図、第5図は第4図の構成の1
部の詳細説明図、第6図は本発明の他の実施例の構成を
示す説明図であり、図中、20はキーデータ発生回路、
21はクロツク発生器、22は1走査同期パルス発生回
路、23はNAND回路、24,27はカウンタ、25
は比較器、26,28はラツチ回路、29,41はD/
A変換器、30はゲート回路、31はシフトレジスタ、
32は楽音波形形成回路、42はサンプルホールド回路
を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鍵盤スイッチを順次、クロックで走査し押盤の時分
    割信号を出力するキーデータ発生回路、該キーデータ発
    生回路からの押鍵信号を計数する第1のカウンタ、前記
    走査クロックを計数する第2のカウンタ、前記鍵盤スイ
    ッチの1走査時間ごとに1個のパルスを発生し前記両カ
    ウンタをリセットする1走査同期パルス発生回路、該1
    走査同期パルス発生回路からのパルスにより前記第1の
    カウンタの値を記憶する第1の記憶回路、前記第1のカ
    ウンタの計数値が前記第1の記憶回路の内容と一致した
    時前記第2のカウンタの値を記憶する第2の記憶回路、
    該第2の記憶回路の内容を楽音に変換する楽音波形形成
    回路、および1つ以上の押鍵を検出した時前記第2の記
    憶回路の内容を前記楽音波形形成回路に入力する制御手
    段を具えたことを特徴とする電子楽器の優先選択回路。 2 前記制御手段が、クロック端子に前記1走査同期パ
    ルス発生回路からのパルスを入力しリセット端子に前記
    第1のカウンタの計数値と前記第1の記憶回路の内容と
    の一致信号を入力するシフトレジスタより成り、該シフ
    トレジスタの出力により前記楽音波形形成回路への入力
    を制御することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の電子楽器の優先選択回路。
JP52158876A 1977-12-29 1977-12-29 電子楽器の優先選択回路 Expired JPS599073B2 (ja)

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