JPS6220877Y2 - - Google Patents

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JPS6220877Y2
JPS6220877Y2 JP1979025713U JP2571379U JPS6220877Y2 JP S6220877 Y2 JPS6220877 Y2 JP S6220877Y2 JP 1979025713 U JP1979025713 U JP 1979025713U JP 2571379 U JP2571379 U JP 2571379U JP S6220877 Y2 JPS6220877 Y2 JP S6220877Y2
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【考案の詳細な説明】 この考案は電子楽器に関するものであり、更に
詳しくは複数系列出力される音源信号の合成状態
を鍵盤部における押鍵数に応じて切り換える事を
可能にした電子楽器に関するものである。
従来から電子楽器の発生楽音に所謂合奏効果を
付与するため、各押下鍵毎に互いにピツチ(周波
数)の僅かに異なる複数系列の音源信号を出力す
る事が可能な音源装置を設け、この音源装置から
出力される複数系列の音源信号を同時に発音させ
る技術がある。
しかし、この様な技術を用いた従来の電子楽器
では、鍵盤部で押下されている鍵の数に無関係に
上記複数系列の音源信号が形成出力されこれが合
成されて楽音となるため、次の様な不都合があつ
た。即ち、鍵盤部で押下されている鍵の数が多い
場合でも少い場合でも同一系列数の音源信号が合
成されて楽音となるため、発生楽音に付与される
合奏効果も同一になり非常に不自然な感じを聴者
に与えるのである。極端な場合には、鍵盤部では
一つの鍵しか押鍵されていないにもかかわらず発
生楽音に合奏効果が付与されてしまう事態も生じ
たのである。
更に具体的に説明すると、例えば電子楽器にお
いて人声音を発音させる場合には、一人の人声音
の楽音は単一の(1系列の)音源信号にソロ用の
音色を付与して形成し、また複数人の人声音の楽
音は複数系列の音源信号(各系列ではピツチが僅
かに異なる)にコーラス用の音色を付与して形成
することが望ましい。ところが、従来の電子楽器
では一人の人声音を発音させるべく鍵盤部におい
て一つの鍵を押鍵しても発生される楽音にはコー
ラス効果が付与されてしまい、更に押下されてい
る鍵の数が多い場合でも少ない場合でも同一系列
数の音源信号から楽音波形が合成されるため同一
のコーラス効果が付与されてしまうのである。
仮に、鍵盤部で押下されている鍵の数に対応す
る合奏効果を従来の電子楽器で付与するために
は、音源系列数を切り換えるためのスイツチを設
け、このスイツチを鍵盤部における演奏態様に合
せて操作しなければならないことになつてしま
う。
この考案はかかる従来の電子楽器の欠点に鑑み
なされたもので、電子楽器の鍵盤部で押下されて
いる鍵の数に対応する適宜の合奏効果を発生楽音
に付与する様にした電子楽器を提供する事を目的
としている。
この考案は鍵盤部の各押下鍵に対応して互いに
ピツチが僅かに異なる複数系列の音源信号を形成
する音源形成装置を具えた電子楽器に関するもの
であつて、鍵盤部における押鍵数が所定数である
ことを検出する検出手段と、検出手段の検出結果
に基づき音源形成装置において形成される音源信
号の系列数を切換え変更する切換手段とを設けて
なり、音源信号の系列数を押鍵数に応じて自動的
に切換えるようにしたことを特徴とするものであ
る。
以下添附の図面によつて更に詳細にこの考案に
ついて説明する。
第1図はこの考案の一実施例を示すものであ
り、鍵盤回路1は電子楽器の鍵盤部に設けられて
いる鍵にそれぞれ対応するキースイツチを有し、
鍵盤部で押下されている鍵に対応するキースイツ
チのみがオンになる様に構成されている。キーコ
ーダ2は鍵盤回路1においてオンになつているキ
ースイツチ(1乃至複数)を時分割で検出し、検
出したキースイツチ(押下鍵)に対応するキーコ
ードKCを時分割出力するものである。発音割当
回路3はキーコーダ2から時分割出力されるキー
コードKCを複数の発音チヤンネルのいずれかに
順次割当記憶し、各チヤンネル割当記憶したキー
コードKCを各チヤンネル時間において順次時分
割出力するものである。
また発音割当回路3は各チヤンネルに割当記憶
されたキーコードKCに対応する鍵が押鍵されて
いることを表わすキーオン信号KON(押鍵され
ていれば“1”、離鍵されていれば“0”)を各チ
ヤンネル時間において出力する。尚、以下の説明
では発音チヤンネル数をnとする。
発音割当回路3から時分割出力される各チヤン
ネルのキーコードKCは音源形成装置6を構成し
ている各音源形成回路6−1〜6−nの入力端子
14に共通に入力される。また、発音割当回路3
から出力される各チヤンネルのキーオン信号
KONは、一方において音源形成装置6を構成す
る各音源形成回路6−1〜6−nの入力端子14
に共通に入力され、他方において特定押鍵数検出
回路7のアンド回路701に入力される。
音源形成装置6を構成している各音源形成回路
6−1〜6−nの入力端子11には第1のノート
別クロツク信号発生器4の出力側が接続されてお
り、このノート別クロツク信号発生器4は最高オ
クターブの各音名(ノート)に対応する12種類の
クロツクパルスφ〜φ12を出力する機能を有し
ている(従つて、ノート別クロツク信号発生器4
は12本の出力線を有している。)。また、音源形成
回路6−1〜6−nの入力端子12には第2のノ
ート別クロツク信号発生器5の出力側が接続され
ており、このノート別クロツク信号発生器5は上
記第1のノート別クロツク信号発生器4が出力す
る各クロツクパルスφ〜φ12と多少周波数の異
なる12種類のクロツクパルスφ〜φ12′を出力
するものである。
音源形成装置6の各音源形成回路6−1〜6−
nは、クロツクパルスφ〜φ12,φ1′〜φ12′及
び時分割出力されるキーコードKC及び時分割出
力されるキーオン信号KONをそれぞれ受けて、
これらの信号に基づき当該チヤンネルに割り当て
られた押下鍵に音源信号(楽音信号)をそれぞれ
形成するための回路である。即ち、音源形成回路
6−1は発音割当回路3において第1チヤンネル
に割当てられたキーコードKCに対応する音源信
号を形成するものであり、音源形成回路6−2は
第2チヤンネルに割当てられたキーコードKCに
対応する音源信号を形成するものであり、以下同
様に音源形成回路6−k(k=3〜n)は第kチ
ヤンネルに割当てられたキーコードKCに対応す
る音源信号を形成するものである。この場合、割
当がなされていないチヤンネル、すなわち空チヤ
ンネルに対応する音源形成回路においては音源信
号形成動作が行なわれないことは勿論である。
次に第1チヤンネルに割当てられたキーコード
KCに対応する音源信号を形成する音源形成回路
6−1を例にして音源形成装置6の動作を説明す
る。尚、言うまでもなく他の音源形成回路6−2
〜6−nにおいても音源形成回路6−1と同様の
動作が実行される。
第2図は音源形成回路6−1,6−2〜6−n
の一実施例を示すものである。図示する様に、前
記した第1のノート別クロツク信号発生器4から
出力される12種類のクロツクパルスφ〜φ12
ノートクロツクセレクタ611に入力されてい
る。ノートクロツクセレクタ611の出力側はオ
クターブ分周器612の入力側に接続されてお
り、このオクターブ分周器612の出力側はカウ
ンタ613の入力側に接続されている。カウンタ
613の出力側は波形メモリ614のアドレス入
力側に接続され、この波形メモリ614の出力側
は開閉回路615の入力側に接続されている。こ
の開閉回路615の出力側は第1図に示すように
抵抗R11の一端に接続されている。また、前記
した第2のノート別クロツク信号発生器5から出
力される12種類のクロツクパルスφ′〜φ′12
ノートクロツクセレクタ621に入力されてい
る。このノートクロツクセレクタ621の出力側
はオクターブ分周器622の入力側に接続されて
おり、このオクターブ分周器622の出力側はカ
ウンタ623の入力側に接続されている。カウン
タ623の出力側は波形メモリ624のアドレス
入力側に接続されており、この波形メモリ624
の出力側は開閉回路625の入力側に接続されて
いる。この開閉回路625の出力側は第1図に示
すように抵抗R12に一端に接続されている。ま
た発音割当回路3から出力されるキーコードKC
はラツチ回路601と602に入力され、発音割
当回路3から出力されるキーオン信号ONはラツ
チ回路603に入力されている。これらのラツチ
回路601〜603の各ラツチ指令信号入力端子
Lにはパルス信号T1が入力されている。ラツチ
回路601の出力側はノートクロツクセレクタ6
11と621のセレクト信号入力端子Sに接続さ
れ、同様にラツチ回路602の出力側はオクター
ブ分周器612と622の分周比指定信号入力端
子Dに接続されている。また、ラツチ回路603
の出力側は開閉回路615と625の開閉指令信
号入力端子Gに接続されている。
こゝでパルス信号T1は第3図に示す様に発音
割当回路3がその第1チヤンネルに記憶した内容
を出力する第1チヤンネル時間に同期して出力さ
れるものである。また、ラツチ回路601はキー
コードKCを構成するオクターブコードOCとノー
トコードNCのうちノートコードNCだけをラツチ
して出力するものであり、またラツチ回路602
はオクターブコードOCだけをラツチして出力す
るものである。即ち、周知の様に押下鍵を示すキ
ーコードKCは通常その鍵が属しているオクター
ブを示すオクターブコードOCとその鍵の音名
(C〜B)を示すノートコードNCとから成つてお
り、そのうちノートコードNCだけがラツチ回路
601に入力され、オクターブコードOCだけが
ラツチ回路602に入力される。
次にこの音源形成回路6−1の動作について説
明する。
ラツチ回路601,602および603はパル
ス信号T1が入力される第1チヤンネル時間にお
いて、それぞれノートコードNC、オクターブコ
ードOC、およびキーオン信号KONをラツチして
次の第2チヤンネル時間から第nチヤンネル時間
に亘つて出力し続ける。そして再び第1チヤンネ
ル時間になると新たにノートコードNC、オクタ
ーブコードOCおよびキーオン信号KONをラツチ
し上記動作を繰り返し実行する。ラツチ回路60
1が出力するノートコードNCはノートクロツク
セレクタ611,621のセレクト指令信号入力
端子Sに入力され、ノートクロツクセレクタ61
1,621はこれを受けてそれぞれクロツクパル
スφ〜φ12及びφ′〜φ′12の中から指示され
たノート(音名)に対するクロツクパルスを一つ
選択してそれぞれクロツクパルスφS,φ′Sとし
て出力する。また、ラツチ回路602が出力する
オクターブコードOCはオクターブ分周器61
2,622の分周比指令信号入力端子Dに入力さ
れ、分周器612,622はこれを受けてノート
クロツクセレクタ611,621からそれぞれ出
力されているクロツクパルスφS,φ′Sを指示さ
れたオクターブに対応する周波数にそれぞれ分周
しクロツクパルスφOS,φ′OSとして出力する。
このオクターブ分周器612,622は、例え
ば、各オクターブ毎に設けられた分周器とこの各
分周器の出力をオクターブコードOCに応じて選
択出力する選択回路とから構成される。従つてオ
クターブ分周器612,613から出力されるク
ロツクパルスφOS,φ′OSはともに第1チヤンネ
ルに割当てられた押下鍵の音高(オクターブおよ
びノート)に対応したものとなる。但し、クロツ
クパルスφ′OSの周波数は押下鍵の音高よりも僅
かにずれている。
この様にして形成されるクロツクパルスφOS
カウンタ613に入力され、またクロツクパルス
φ′OSはカウンタ623に入力される。カウンタ
613はこのクロツクパルスφOSを順次計数し、
その計数値を読み出しアドレス信号として波形メ
モリ614に入力する。従つて、波形メモリ61
4はこの読み出しアドレス信号によつて指定され
たアドレスに記憶している各波形サンプル点を音
源波形(楽音波形)MW11として順次出力する。
こゝで、前記した様にクロツクパルスφOSの周波
数が第1チヤンネルに割当てられた押下鍵の音高
に対応する周波数になつているため、波形メモリ
614から読み出される波形の周波数も該押下鍵
に対応するものになる。カウンタ623と波形メ
モリ624も上記カウンタ613と波形メモリ6
14と全く同様の動作を行い、これによつて波形
メモリ624は第1チヤンネルに割当てられた押
下鍵の音高から多少ずれた周波数の音源波形(楽
音波形)MW12を出力する。
この様にして出力される音源波形MW11
MW12はそれぞれ開閉回路614と615に入力
される。この開閉回路614,615は、その開
閉制御信号入力端子Gにラツチ回路603から出
力されているキーオン信号KONを受け、該信号
KONの内容(“1”または“0”)に応じて音源
波形MW11,MW12をそれぞれ開閉し第1図に示
す様に抵抗R11とR12にそれぞれ入力する。この様
にして音源形成装置6の音源形成回路6−1は発
音割当回路3において第1チヤンネルに割当てら
れたキーコードKC(押下鍵)に対応する第1の
音源波形MW11とこの音源波形MW11と多少周波
数の異なる第2の音源波形MW12とを形成出力す
る。
音源形成装置6の他の音源形成回路6−2〜6
−nも音源形成回路6−1と同様の動作を行うも
のであり、第2チヤンネルから第nチヤンネルに
それぞれ割当てられたキーコードKC(押下鍵)
にそれぞれ対応する2系列の音源波形MWk2(k
=2,−n)を形成出力するものである。こゝ
で、音源形成回路6−2〜6−nが音源形成回路
6−1と異つている点は、音源形成回路6−1の
ラツチ回路601〜603のラツチ指令信号入力
端子Lにパルス信号T1を入力したのに対し、音
源形成回路6−2〜6−nのラツチ回路601〜
603のラツチ指令信号入力端子Lにはそれぞれ
パルス信号T2〜Tnを入力する事である。パル
ス信号T2〜Tnは第3図に示す様にそれぞれ第
2チヤンネル時間〜第nチヤンネル時間に同期し
て出力される信号である。
以上の様にして、音源形成装置6の各音源形成
回路6−1〜6−nから出力される第1の音源波
形MW11〜MWn1および第2の音源波形MW12
Wn2はそれぞれ抵抗R11およびR12を介して適宜ミ
キシングされ第1の音源信号MW1および第2の
音源信号MW2として音色回路8に入力される。
音色回路8は入力された音源信号MW1,MW2
に適宜の音色を付与してサウンドシステム9に供
給し楽音として発音させる。この場合、サウンド
システム9からは押下鍵の音高に対応した楽音と
該音高からわずかにずれた楽音との2系列の楽音
が発音されることになる。
次に音色回路8及び特定押鍵数検出回路7につ
いて説明する。
第1図に示す様に音色回路8に入力された第1
及び第2の音源信号MW1,MW2はそれぞれ抵抗
R1及び電界効果型トランジスタ801の第1の
端子(ドレイン側)に加えられる。電界効果型ト
ランジスタ801の第2の端子(ソース側)は抵
抗R2の一端に接続されており、抵抗R1の他端
と抵抗R2の他端は共にソロ用フイルタ803と
コーラス用フイルタ804のそれぞれの入力側に
接続されている。ソロ用フイルタ803の出力側
は電界効果型トランジスタ806を介してサウン
ドシステム9の入力側に接続され、またコーラス
用フイルタ804の出力側は電界効果型トランジ
スタ807を介してサウンドシステム9の入力側
に接続されている。尚、ここで電界効果型トラン
ジスタ801,807のゲート端子にはインバー
タ802,805を介して、また電界効果型トラ
ンジスタ806のゲート端子には直接特定押鍵数
検出回路7が出力する押鍵数検出信号SCがそれ
ぞれ入力されている。尚、ソロ用フイルタ803
とコーラス用フイルタ804のフイルタ特性の一
例を第4図に示す。
尚、以上の説明では前記した切換回路(単一押
鍵検出回路7の検出結果にもとづいて楽音形成装
置が出力する各楽音波形の合成状態を切り換える
機能を有するもの)を上記音色回路8に含めて説
明しており、この切換回路に相当する部分は、第
1図における抵抗R11,R12及び抵抗R1,R2及
び電界効果型トランジスタ801及びインバータ
802から成る回路である。
次に、第1図に示す特定押鍵数検出回路7の構
成について説明する。第1図に示す様に、特定押
鍵数検出回路7のアンド回路701には前記した
発音割当回路3から出力されるキーオン信号
KONの他にパルス信号GT及びクロツクパルスφ
が入力されている。このアンド回路701の出力
側はカウンタ702の計数入力端子Ciに接続さ
れており、カウンタ702の出力端子O1は直接
アンド回路706の入力側に接続され、カウンタ
702の他の出力端子O2〜O4はそれぞれイン
バータ703〜705を介してアンド回路706
の入力側に接続されている。このアンド回路70
6の出力側はラツチ回路711の入力側に接続さ
れている。また、前記したパルス信号GTは他方
において遅延フリツプフロツプ707の入力端子
Dとインバータ708の入力側に入力されてお
り、このフリツプフロツプ707の出力端子Qと
インバータ708の出力側は共にアンド回路70
9の入力側に接続されている。このアンド回路7
09の出力側は、一方において上記ラツチ回路7
11のラツチ指令信号入力端子Lに接続され、他
方において遅延フリツプフロツプ710の入力端
子Qに接続されている。この遅延フリツプフロツ
プ710の出力端子Dはカウンタ702のリセツ
ト端子Rに接続されている。
ここで、パルス信号GTは、第3図に示す様に
第1チヤンネル時間から第nチヤンネル時間に亘
つて出力される信号であり、クロツクパルスφは
各チヤンネル時間毎に出力される信号である。
また、遅延フリツプフロツプ707とインバー
タ708とアンド回路709から成る回路は立ち
下がり微分回路を構成するものであり、パルス信
号GTの立ち下がり時を検出して“1”の信号を
出力するものである(第3図参照)。
以上の構成を有する特定押鍵数検出回路7と音
色回路8の動作を説明する。尚、この実施例にお
ける特定押鍵数検出回路7は鍵盤部における押下
鍵数が1鍵のみであることを検出するように構成
されているが、検出する押下鍵数は適宜設定し得
る。
さて、特定押鍵数検出回路7は押下鍵数が単一
かまたは複数かを検出するが、この検出は発音割
当て回路3から時分割的に出力される各チヤンネ
ルのキーオン信号KONを利用して行なわれる。
前述したように、発音割当て回路3は押下鍵のキ
ーコードKCを第1チヤンネル〜第nチヤンネル
のいずれか1つのチヤンネルに割当てるととも
に、該割当てチヤンネルのキーオン信号KONを
“1”にする。従つて押下鍵が1鍵のみの場合に
は第1チヤンネル〜第nチヤンネルのうち単一の
チヤンネルのキーオン信号KONのみが“1”と
なり、他のチヤンネルのキーオン信号KONは全
て“0”となる。また、押下鍵が複数であればキ
ーオン信号KONは複数のチヤンネルにおいて
“1”となる。これにより各チヤンネルのキーオ
ン信号KONを見ることにより鍵盤部における押
下鍵数(単一または複数)を知ることができる。
特定押鍵数検出回路7のアンド回路701は第
1チヤンネル時間〜第nチヤンネル時間に亘つて
キーオン信号(“1”)が入力される毎にそのアン
ド条件が成立して“1”を出力する。パルス信号
GTは第3図に示す様に第1チヤンネル時間〜第
nチヤンネル時間を規定するための信号で、各チ
ヤンネル時間が1循する毎に“1”“0”を繰返
す。またクロツクパルスφは連続して2個以上の
キーオン信号KONが発音割当回路3から出力さ
れた場合、これを一つのキーオン信号として認知
する事を防止するため、各チヤンネル時間を区切
るための信号である。
従つて、アンド回路701は、信号GTが
“1”の期間(第1チヤンネル時間から第nチヤ
ンネル時間までの期間に相当)においてキーオン
信号KONが“1”となるチヤンネル時間に同期
して“1”を出力する。アンド回路701の出力
“1”はカウンタ702の計数入力端子Ciに入力
され、カウンタ702をカウントアツプする。こ
れによりカウンタ702は各チヤンネルのキーオ
ン信号KON(“1”)をカウントすることにな
る。
第nチヤンネル時間が終了すると信号GTは
“1”から“0”に立下る。すると、遅延フリツ
プフロツプ707、インバータ708およびアン
ド回路709からなる立下り微分回路が信号GT
の立下りを検出してアンド回路709から第3図
に示すように信号“1”が出力される。アンド回
路709の出力“1”はラツチ回路711のラツ
チ指令信号入力端子Lに入力されるため、ラツチ
回路711はこのタイミングでアンド回路706
の出力をラツチする。また、アンド回路709の
出力“1”は遅延フリツプフロツプ710に入力
され、ここで1ビツトタイム遅延されて(第3図
参照)カウンタ702のリセツト端子Rに加わ
り、カウンタ702をリセツトする。
この場合、第nチヤンネル時間の終了時(すな
わち各チヤンネルのキーオン信号KONが1通り
発生され終つた時)におけるカウンタ702のカ
ウント値は“1”のキーオン信号KONの発生回
数に対応したものとなつており押下鍵数を表わし
ている。例えば押下鍵が1鍵のみであればカウン
タ702のカウント値は「1」であり、押下鍵が
3鍵であればカウント値は「3」である。一方、
アンド回路706はカウンタ702のカウント値
が「1」(出力端子04〜01が“0001”)のときのみ
その条件が成立して“1”を出力する。
従つて、ラツチ回路711には鍵盤部における
押下鍵が1鍵のみの場合に“1”が記憶され、2
鍵以上の場合には、“0”が記憶されることにな
る。このような動作は信号GTが“1”となる毎
に繰返される。ラツチ回路711に記憶された
“1”は押下鍵数が特定数(この実施例では単一
鍵)であることを示す特定押鍵数検出信号SCと
して音色回路8に加えられる。
音色回路は上記特定押鍵数検出信号SCを受け
て次のように動作する。
(イ) 特定押鍵数検出信号SCが“1”の場合(1
鍵のみが押鍵されている) 音色回路8に入力された特定押鍵数検出信号
SC(“1”)はインバータ802によつて“0”
に反転された後電界効果型トランジスタ801の
ゲート端子に入力される。従つて、電界効果型ト
ランジスタ801は遮断状態となり、第2の音源
信号MW2はここで遮断される事になる。従つ
て、第1の音源信号MW1だけが抵抗R1を介し
てソロ用フイルタ803とコーラス用フイルタ8
04に入力され、ここで適宜の音色が付与され
る。このうちソロ用フイルタ803で適宜の音色
が付与された第1の音源信号MW1は、前記検出
信号SC(“1”)により導通状態となつている電
界効果型トランジスタ806を介してサウンドシ
ステム9に入力される。しかし、コーラス用フイ
ルタ804の出力側に設けられた電界効果型トラ
ンジスタ807はそのゲート端子に前記検出信号
SC(“1”)のインバータ805による反転信号
(“1”)が入力され、遮断状態になつているた
め、コーラス用フイルタ804から出力される音
源信号MW1はここで遮断される事になる。従つ
て、この場合にはソロ用フイルタ803によつて
ソロの音色が付与された第1の音源信号(楽音信
号)MW1だけがサウンドシステム9に入力され
楽音として発音される事になる。
(ロ) 特定押鍵数検出信号SCが“0”の場合(複
数鍵が押鍵されている) 音色回路8に入力された特定押鍵数検出信号
SC(“0”)はインバータ802によつて“1”
に反転された後電界効果型トランジスタ801の
ゲート端子に入力されるため、この場合には電界
効果型トランジスタ801は導通状態となる。従
つて、第1の音源信号MW1と第2の音源信号
MW2は抵抗R1とR2とを介して合成されたこ
の合成された音源信号MWがソロ用フイルタ80
3とコーラス用フイルタ804の入力側にそれぞ
れ入力される。ソロ用フイルタ803の出力側に
設けられている電界効果型トランジスタ806
は、そのゲート端子に前記検出信号SC(“0”)
が入力され遮断状態になつている。従つて、ソロ
用の音色が付与された音源信号MWは、ここで遮
断される事になる。また、コーラス用フイルタ8
03の出力側に設けられている電界効果型トラン
ジスタ807は、そのゲート端子に前記検出信号
SC(“0”)のインバータ805による反転信号
(“1”)を受けて、導通状態になつている。従つ
て、コーラス用の音色が付与された音源信号(楽
音信号)MWだけがサウンドシステム9に入力さ
れて発音される。尚、この場合の楽音は第1の音
源信号MW1とこの音源信号MW1よりピツチが
僅かにずれた第2の音源信号MW2とに基づくも
のである。
尚、上記実施例では、音源形成装置6から第1
及び第2の2系列の音源信号MW1,MW2を出
力させ、押下鍵が1鍵のみのとき(特定押鍵数検
出信号SCが“1”のとき)には第1の音源信号
MW1のみを選択し、また押下鍵が複数鍵のとき
(信号SCが“0”のとき)には第1及び第2の両
方の音源信号MW1,MW2を選択して楽音を発
生するようにしたが、音源形成装置6から3系列
以上の音源信号を出力させ単一押下鍵のときには
2系列の音源信号を選択し、複数押下鍵のときに
は全系列の音源信号を選択するように構成するこ
ともできる。
また、上記実施例では、特定押鍵数検出回路7
を単一押下鍵の場合を検出するように構成した
が、他の押下鍵数(例えば、3鍵、4鍵…)を検
出するように構成してもよい。これはアンド回路
706の入力条件を変更するのみで実現できる。
更に、互いに異なる押下鍵数を検出する複数の特
定押鍵数検出回路を設け、各検出回路の出力で音
源系列を押下鍵数に対応して3段階以上に切換え
る(例えば、押下鍵数が1鍵のときは1系列音
源、2鍵のときは2系列音源、3鍵以上のときは
3系列音源とする)ようにすることも可能であ
る。
更にまた、上記実施例では、特定押鍵数検出信
号SCによる音源系列数の切換変更を音源形成装
置6の出力側で行なうようにしたが(第1図の電
界効果型トランジスタ801に相当)、これは音
源形成装置6の内部で行なうようにしてもよい
(例えば各音源形成回路6−1〜6−nの開閉回
路615,625を検出信号SCで制御する)
し、あるいはノート別クロツク信号発生装置4,
5の出力側で行なうようにしてもよいものであ
る。
以上の説明から明らかなように、この考案によ
れば、押下鍵数に応じて音源系列数が自動的に切
換変更されるので押下鍵数に適した音源系列数の
楽音を発生することができ電子楽器の演奏性能が
向上する効果を有する。また、この考案を、例え
ば前述した人声音を発音する電子楽器に適用すれ
ば、従来得られない人声音による楽音を発生させ
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による電子楽器の一実施例を
示すブロツク図、第2図は第1図に示した音源形
成回路の一例を示すブロツク図、第3図は第1図
に示した実施例の動作を説明するためのタイミン
グチヤート、第4図は第1図に示したソロ用フイ
ルタとコーラス用フイルタの特性の一例を示すグ
ラフである。 1……鍵盤回路、2……キーコーダ、3……発
音割当回路、4,5……ノート別クロツク、6…
…音源形成装置信号発生器、6−1〜6−n……
音源形成回路、7……特定押鍵数検出回路、8…
…音色回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 鍵盤部の各押下鍵に対応して互いにピツチが僅
    かに異なる複数系列の音源信号を形成する音源形
    成装置を具えた電子楽器において、 上記鍵盤部における押鍵数が所定数であること
    を検出する検出手段と、 上記検出手段の検出結果に基づき上記音源形成
    装置において形成される上記音源信号の系列数を
    切換え変更する切換手段と、 を設けてなり、音源信号の系列数を押鍵数に応
    じて自動的に切換えるようにした ことを特徴とする電子楽器。
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JPS6013200A (ja) * 1983-07-04 1985-01-23 株式会社熊谷組 トンネル掘進時のずりおよびセグメントなどの搬出入装置

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