JPS599015Y2 - 紡糸装置 - Google Patents
紡糸装置Info
- Publication number
- JPS599015Y2 JPS599015Y2 JP8447480U JP8447480U JPS599015Y2 JP S599015 Y2 JPS599015 Y2 JP S599015Y2 JP 8447480 U JP8447480 U JP 8447480U JP 8447480 U JP8447480 U JP 8447480U JP S599015 Y2 JPS599015 Y2 JP S599015Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- blocking plate
- bearing
- spinning device
- spray tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は合戒繊維などの紡糸装置に関するものである。
さらに詳しくは、一定の錘の紡糸糸条が糸切れした際に
冷風の吹付を中断し糸条をすみやかに一定場所へ導くこ
とのできる装置に関するものであって、糸切れした糸条
の隣接する錘や、オイリングローラへの絡みつき、他錘
の糸切れの誘発を防止することを目的としたものである
。
冷風の吹付を中断し糸条をすみやかに一定場所へ導くこ
とのできる装置に関するものであって、糸切れした糸条
の隣接する錘や、オイリングローラへの絡みつき、他錘
の糸切れの誘発を防止することを目的としたものである
。
元来、紡糸装置で糸切れが発生すると口金面を汚し口金
の交換を必要とする場合が多く、生産能率を低下させる
ことになるが、特に重合された溶融ポリマーをチップに
することなく、そのまま紡糸する直接紡糸においては重
合設備からのポリマー供給量を減少させることを余儀な
くされたりその結果として糸条斑等を発生せしめたりす
る欠点を生ずる。
の交換を必要とする場合が多く、生産能率を低下させる
ことになるが、特に重合された溶融ポリマーをチップに
することなく、そのまま紡糸する直接紡糸においては重
合設備からのポリマー供給量を減少させることを余儀な
くされたりその結果として糸条斑等を発生せしめたりす
る欠点を生ずる。
したがって糸切れはできるだけ避けなければならないが
、ある錘から紡出された糸条に糸切れが発生した際、速
やかになんらかの処理をしないと規制を失なった糸条は
隣接する他の錘の糸条、オイリングローラーなどに絡み
ついたりして更にその錘の糸条の糸切れを誘発する恐れ
がある。
、ある錘から紡出された糸条に糸切れが発生した際、速
やかになんらかの処理をしないと規制を失なった糸条は
隣接する他の錘の糸条、オイリングローラーなどに絡み
ついたりして更にその錘の糸条の糸切れを誘発する恐れ
がある。
特に複数のフィラメント群を1個の糸道ダクトに通した
のち、それぞれ別々に捲き取るようなときには糸道ダク
ト内で隣りの糸条に絡みつきやすい 従来よりスフの製造の場合は糸切れ検知警報装置から警
報があると糸切れした糸条を冷却装置の下方で糸条通路
からはずれた位置に導いてその下方の床の上にそのまま
堆積する方法が採られていたが、このように紡糸糸条を
そのまま床に導くのには自ずと制限があり、任意の場所
に導くことができず作業の邪魔になるなどの欠点があっ
た。
のち、それぞれ別々に捲き取るようなときには糸道ダク
ト内で隣りの糸条に絡みつきやすい 従来よりスフの製造の場合は糸切れ検知警報装置から警
報があると糸切れした糸条を冷却装置の下方で糸条通路
からはずれた位置に導いてその下方の床の上にそのまま
堆積する方法が採られていたが、このように紡糸糸条を
そのまま床に導くのには自ずと制限があり、任意の場所
に導くことができず作業の邪魔になるなどの欠点があっ
た。
また、フィラメントの製造の場合は糸切れ警報があると
糸切れしたフィラメントをサクションガンに導いて薄い
パッケージを形威せしめていたが、この操作は煩雑であ
るという欠点があった。
糸切れしたフィラメントをサクションガンに導いて薄い
パッケージを形威せしめていたが、この操作は煩雑であ
るという欠点があった。
また、従来より知られている実公昭46−30250号
あるいは実公昭47−4193号は吹付装置に固定され
た遮断板を糸切れ発見後人力、あるいは動力により揺動
装着される装置である。
あるいは実公昭47−4193号は吹付装置に固定され
た遮断板を糸切れ発見後人力、あるいは動力により揺動
装着される装置である。
本考案はこれらの欠点を解消し、他の動力を使用するこ
となく、ある錘の紡出糸条が糸切れしても他の錘に影響
を及ぼさないような装置を提供することにある。
となく、ある錘の紡出糸条が糸切れしても他の錘に影響
を及ぼさないような装置を提供することにある。
すなわち従来、提案されてきた紡出糸条のこれら遮断板
は横吹付け装置に適用可能なものであるが、円筒形吹付
筒の場合、糸切れした場合、円筒形吹付筒を下降せしめ
、ノズル面を清掃したり、またはノズル面の汚れが著し
い場合にはノズル交換し、ポリマーを放流し、ノズル面
の状況を観察する必要があるので、円筒形吹付筒の下部
に遮断板を設置した場合には円筒形吹付筒を下降するの
に邪魔になり、作業性を著しく阻害していたのである。
は横吹付け装置に適用可能なものであるが、円筒形吹付
筒の場合、糸切れした場合、円筒形吹付筒を下降せしめ
、ノズル面を清掃したり、またはノズル面の汚れが著し
い場合にはノズル交換し、ポリマーを放流し、ノズル面
の状況を観察する必要があるので、円筒形吹付筒の下部
に遮断板を設置した場合には円筒形吹付筒を下降するの
に邪魔になり、作業性を著しく阻害していたのである。
本考案者らはこのような円筒形吹付筒の糸条遮断板につ
いて鋭意検討した結果、本考案のものを開発したのであ
る。
いて鋭意検討した結果、本考案のものを開発したのであ
る。
本考案は紡出糸条の外側から中心方向に冷却気体を吹き
付ける昇降可動な円筒形吹付筒を備えた紡糸装置におい
て、構造材に一端が固定された軸受を設け、該軸受に一
方の端部が前記軸受を介して円筒形吹付筒の下降と連動
して時計方向又は反時計方向に水平状態になるまで回動
可能であり、他方の端部には、水平状態において遮断板
が自動的に前方に回動するようその重心よりも後方に別
の軸受を介して遮断板を取付けたL字状軸を連結した糸
条遮断装置を備えたことを特徴とする紡糸装置である。
付ける昇降可動な円筒形吹付筒を備えた紡糸装置におい
て、構造材に一端が固定された軸受を設け、該軸受に一
方の端部が前記軸受を介して円筒形吹付筒の下降と連動
して時計方向又は反時計方向に水平状態になるまで回動
可能であり、他方の端部には、水平状態において遮断板
が自動的に前方に回動するようその重心よりも後方に別
の軸受を介して遮断板を取付けたL字状軸を連結した糸
条遮断装置を備えたことを特徴とする紡糸装置である。
本考案の糸条遮断装置は吹付筒上昇時(正常紡糸時)に
は円筒形吹付筒にもたせかけておくことにより紡出糸条
の糸切れの際、円筒形吹付筒を下降と連動するように糸
条遮断装置も移動するので作業操作も極く簡単であり、
切れた糸が他の錘の糸条に絡んで更に糸切を誘発するこ
とも解消され、極めて大きな作用効果を奏するものであ
る。
は円筒形吹付筒にもたせかけておくことにより紡出糸条
の糸切れの際、円筒形吹付筒を下降と連動するように糸
条遮断装置も移動するので作業操作も極く簡単であり、
切れた糸が他の錘の糸条に絡んで更に糸切を誘発するこ
とも解消され、極めて大きな作用効果を奏するものであ
る。
次に本考案の実施例を図面によって説明する。
第1図は本考案の紡糸装置の一例を正面からみた全体概
略図、第2図は遮断板の斜視図、第3図は遮断板の作動
順序を説明する図面である。
略図、第2図は遮断板の斜視図、第3図は遮断板の作動
順序を説明する図面である。
第1図において紡糸頭1から紡出された糸条12は冷却
エアー吹付筒2により冷却された後、糸道ダクト3を通
って捲取り機あるいはケンスに引取られるが、糸切れが
発生すると冷却エアー吹付筒2をエアシリンダ等により
下降せしめ2′位置に移動分離する。
エアー吹付筒2により冷却された後、糸道ダクト3を通
って捲取り機あるいはケンスに引取られるが、糸切れが
発生すると冷却エアー吹付筒2をエアシリンダ等により
下降せしめ2′位置に移動分離する。
次に吹付筒2にもたせかけた本考案による糸条遮断板5
は所定の位置に矢印Mへ移動し、ストツパー等により水
平状態に固定されて糸条通路をまず遮断する。
は所定の位置に矢印Mへ移動し、ストツパー等により水
平状態に固定されて糸条通路をまず遮断する。
この時、後述するように遮断板5の重心より後方にL字
状軸4が別の軸受10を介して取り付けられているので
、遮断板5は自動的に前方に回動して傾斜するので糸切
れした糸条を遮断板5上を滑らせて所定の位置に導く。
状軸4が別の軸受10を介して取り付けられているので
、遮断板5は自動的に前方に回動して傾斜するので糸切
れした糸条を遮断板5上を滑らせて所定の位置に導く。
この際、その位置に収納容器などを用意しておくとよい
。
。
また、遮断板5の構造を第2図により説明すると構造物
11にボルト8により固定された軸受7によりL字状軸
4は矢印Mのように回転できる構造になっている。
11にボルト8により固定された軸受7によりL字状軸
4は矢印Mのように回転できる構造になっている。
この場合、円筒形吹付筒の左側に糸条遮断装置が設けら
れている場合には遮断板は前記矢印Mのように時計方向
に回動するが、糸条遮断装置が円筒形吹付筒の右側に設
けられている場合には、遮断板は反時計方向に回動する
ような構造になっている必要がある。
れている場合には遮断板は前記矢印Mのように時計方向
に回動するが、糸条遮断装置が円筒形吹付筒の右側に設
けられている場合には、遮断板は反時計方向に回動する
ような構造になっている必要がある。
このように水平状態にまで回動した遮断板5は軸受10
によりY軸を軸として矢印Nに回転ができる。
によりY軸を軸として矢印Nに回転ができる。
次に作動順序を第3図により説明する。
第3図イは正常運転時を示し、吹付筒2にもたせかけた
遮断板5を示す。
遮断板5を示す。
今、異常糸条信号により吹付筒2は2′に移動する。
第3図口は吹付筒2は2′に移動し遮断板5は矢印Mの
ように約90゜弱回転し5′位置になった図である。
ように約90゜弱回転し5′位置になった図である。
第3図ハは第3図口の側面図を表わす。
第3図八において、L字状軸4の一端が遮断板5の重心
よりも後方に取り付けられているので、遮断板5は軸受
10を介して自動的に前方に回動して作業面に傾斜する
。
よりも後方に取り付けられているので、遮断板5は軸受
10を介して自動的に前方に回動して作業面に傾斜する
。
第3図二は、遮断板5″が下降した円筒形吹付筒2′の
上でかたむき終えた図であり、異常糸はかたむいた遮断
板上を作業面にすべり所定の位置に導くことができる。
上でかたむき終えた図であり、異常糸はかたむいた遮断
板上を作業面にすべり所定の位置に導くことができる。
このように本考案は動力などを使うことなく、極く簡単
な装置によって遮断板を移動させ、糸切れの際に糸条が
絡んで更に糸切れを生じさせないという優れた作用効果
を奏するものである。
な装置によって遮断板を移動させ、糸切れの際に糸条が
絡んで更に糸切れを生じさせないという優れた作用効果
を奏するものである。
第1図は本考案の一実施態様を正面からみた全体概略図
、第2図は遮断板の斜視図、第3図は遮断板の作動説明
図で、イ通常時、口遮断板移動時、ハは口の側面図、二
遮断板が傾斜した時の状態を示す。 図中、1・・・・・・紡糸頭、2・・・・・・吹付筒、
3・・・・・・糸道ダクト、5・・・・・・遮断板、1
2・・・・・・糸条。
、第2図は遮断板の斜視図、第3図は遮断板の作動説明
図で、イ通常時、口遮断板移動時、ハは口の側面図、二
遮断板が傾斜した時の状態を示す。 図中、1・・・・・・紡糸頭、2・・・・・・吹付筒、
3・・・・・・糸道ダクト、5・・・・・・遮断板、1
2・・・・・・糸条。
Claims (1)
- 紡出糸条の外側から中心方向に冷却気体を吹き付ける昇
降可動な円筒形吹付筒を備えた紡糸装置において、構造
材に一端が固定された軸受を設け、該軸受に一方の端部
が前記軸受を介して円筒形吹付筒の下降と連動して時計
方向又は反時計方向に水平状態になるまで回動可能であ
り、他方の端部には水平状態において遮断板が自動的に
前方に回動するようその重心よりも後方に別の軸受を介
して遮断板を取りつけたL字状軸を連結した糸条遮断装
置を備えたことを特徴とする紡糸装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8447480U JPS599015Y2 (ja) | 1980-06-17 | 1980-06-17 | 紡糸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8447480U JPS599015Y2 (ja) | 1980-06-17 | 1980-06-17 | 紡糸装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5727470U JPS5727470U (ja) | 1982-02-13 |
JPS599015Y2 true JPS599015Y2 (ja) | 1984-03-21 |
Family
ID=29446765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8447480U Expired JPS599015Y2 (ja) | 1980-06-17 | 1980-06-17 | 紡糸装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS599015Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4802501B2 (ja) * | 2005-01-20 | 2011-10-26 | 東レ株式会社 | 溶融紡糸装置 |
-
1980
- 1980-06-17 JP JP8447480U patent/JPS599015Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5727470U (ja) | 1982-02-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5794868A (en) | Spin winding machines | |
JPS5834382B2 (ja) | 合成繊維糸条の高速引取り方法および装置 | |
EP3269851B1 (en) | Spinning machine | |
SU1025332A3 (ru) | Пр дильно-крутильна машина | |
JP2002515388A (ja) | 合成フィラメント用巻取機 | |
US6067928A (en) | Filament guide assembly especially useful in combination with filament finish applicators | |
US5755086A (en) | Arrangement of draw texturing machines for synthetic fibers | |
JPS599015Y2 (ja) | 紡糸装置 | |
JP3176445B2 (ja) | 多錘取り溶融紡糸用オイリング装置 | |
CN102216505A (zh) | 纺纱机 | |
JPS6051561B2 (ja) | 極細マルチフイラメント糸の製造法 | |
JP2020063156A (ja) | 巻取り装置を作動させるための方法 | |
JP2021110062A (ja) | ドラフト装置、紡績機、紡績方法及びドラフトローラ | |
US4973006A (en) | Trap guide process for high speed spinning | |
JPS6132936Y2 (ja) | ||
JPS599026Y2 (ja) | 走行糸条の流体処理装置 | |
WO1999016944A9 (fr) | Enrouleuse de fil et procede d'accrochage associe | |
JP3598023B2 (ja) | 断糸処理装置 | |
JP3215257B2 (ja) | 熱処理装置における糸条吸引保持装置 | |
JPS5844139Y2 (ja) | 溶融紡糸巻取装置 | |
JPH07101633A (ja) | 紡糸巻取機 | |
JPS6151463A (ja) | 糸条引取装置 | |
JP4081904B2 (ja) | 紡糸巻取機 | |
JP2503229B2 (ja) | 巻取装置 | |
JPS63101282A (ja) | 自動糸切替巻取機による糸切替方法 |