JP2503229B2 - 巻取装置 - Google Patents

巻取装置

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JP2503229B2 JP62137691A JP13769187A JP2503229B2 JP 2503229 B2 JP2503229 B2 JP 2503229B2 JP 62137691 A JP62137691 A JP 62137691A JP 13769187 A JP13769187 A JP 13769187A JP 2503229 B2 JP2503229 B2 JP 2503229B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、長尺なボビンホルダを有する複数台の巻取
機を互いに隣接させ且つ平行に配置した巻取装置に関す
る。
〔従来の技術〕
ボビンホルダが作業面に向って機枠から突設された巻
取機を複数台互いに隣接させて配設する際に、従来は、
複数台の巻取機が隣接する方向へ伸びる線に対して、該
ボビンホルダの軸芯が直交するように配設していた。
このため、作業者は第4図に示すように、巻取機Wの
ボビンホルダ3の先端の作業面から機枠1方向に手を延
して糸送りローラ12や糸ガイド9への糸掛け、トラバー
ス装置6のトラバースチップの交換等の種々の作業を行
っている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、近年、巻取機Wはボビンホルダ3の長
さが900〜1200mmと長尺化されてきたため、下記のよう
な操作性、メインテナンス性上の問題がある。
ア.糸条Yを吸引装置(図示せず)で吸引しながらボビ
ンに設けた糸把持手段に掛けるときに、作業面から機枠
1の近傍までの距離が長いので、奥側の糸が著しくしご
かれ、ボビンへの糸掛け性が悪くなる。
イ.コンタクトローラ5aに糸条が巻付いたときなど、作
業面から機枠1の近傍までの距離が大きいので奥側まで
手が届かず、巻付き糸条を除去することが困難である。
ウ.作業面から機枠近傍までの距離が大きく、奥側のト
ラバースチップの交換が困難である。
エ.巻取機Wのフリクションローラ5aの支持フレームや
トラバース装置6等の先端が作業者の作業する操作域内
に突出しているため、延伸ローラ等の送りローラ12や綾
振り支点ガイド9への糸掛け作業性が悪い。
〔発明の目的〕
本発明は、複数台の巻取機の配置を改善することによ
り、糸掛け作業、巻付糸条の除去、トラバースチップ交
換時の作業スペースを確保して操作性、メインテナンス
性を向上することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、ボビンホルダが作業面に向って機枠から突
設された巻取機を複数台互いに隣接させ且つ平行に配設
した巻取装置において、各巻取機の同一箇所を連結した
仮想線に対して、ボビンホルダの軸芯が鋭角をなすよう
に配設した巻取装置により上記目的を達成する。
〔作用〕
巻取機の操作側を外向きとした状態で見た場合に、巻
取機の同一箇所を連結した仮想線に対して、ボビンホル
ダの軸芯が鋭角をなすように配設するため、巻取装置の
全ての巻取機のボビンホルダが機枠から同方向に一様に
傾斜する。このため、隣接する巻取機は長手(ボビンホ
ルダ軸芯)方向に所定量づつずれ、そのずれた箇所に作
業者が位置できる。加えて、巻取機のボビンホルダが作
業面から斜めに位置しているので、実質的に作業者の巻
取機Wの操作距離が短縮されたことになる。従って、吸
引装置で糸条を吸引しながら糸条をボビンに設けた糸把
持手段に掛けるときも奥側の糸のしごきが小さくなって
糸掛け性が向上する。また、上記所定量のずれ分だけ作
業者は機枠に近付け、斜めの巻取機は作業者に近付き、
巻取機のコンタクトローラに巻きついた糸条の除去が容
易に行え、機枠近傍に位置するトラバースチップでも、
その交換が容易になり、延伸ローラや綾振りガイドへの
糸掛け作業性が向上する。
本発明のボビンホルダの軸芯が上記仮想線に対してな
す角度は30°〜60°とすることが好ましい。上記範囲以
下では、ボビンホルダが一直線状またはそれに近い状態
で並ぶことになり、巻取機に対応して配置される紡糸装
置や防止延伸装置などの錘間隔が大きくなり、設置スペ
ースが有効に利用できなくなる。また上記範囲以上で
は、長手方向のずれ量が小さくなり、本発明の所期の効
果が達せられない。
本発明は、全長が900mmを越える長尺なボビンホルダ
を具備した巻取機に特に有効である。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
第1図から第3図は本発明に係る巻取装置を紡糸延伸
巻取装置17に応用した一実施例を示す図である。
巻取機Wはターレット型自動切替巻取機であり、機枠
1にターレットテーブル22が回動可能に取付けられ、タ
ーレットテーブル22から回転自在にボビンホルダ2、3
が突設されている。機枠1から突出したフレーム5に
は、モータ(図示せず)により回転可能なフリクション
ローラ5aが組込まれている。また、糸条Yをボビンホル
ダ3に沿って綾振るトラバース装置6がフレーム5に平
行して機枠1から突設されている。トラバース装置6の
ヤーンガイド6a(第3図)により糸条Yを綾振してボビ
ンホルダ2、3に装着されたボビン上にパッケージ4と
して巻き取る。
該ボビンに巻き取られる糸条Yは上方に設けられたノ
ズル(図示せず)から公知の方法により溶融紡糸され、
ガイド19、オイリング装置20、ガイド21を経て保温ボッ
クス15内にあるローラ11とセパレートローラ13に数ター
ン巻付けられて、その後、別の保温ボックス16内にある
ローラ12、セパレートローラ14に巻付けられ、ローラ1
1、12間で、適宜加熱され、延伸されて糸ガイド22、ブ
ラケット10に設けられた綾振り支点ガイド9を経て巻取
機Wに導かれる。なお、ローラ11、12を加熱しない場合
もある。
第3図において直線Xは各巻取機Wの同一箇所(第3
図ではフレーム5、トラバース装置6の中心点P)を連
結した仮想線であり、いわば複数の巻取機Wの隣接方向
へ伸びる線であり、紡糸延伸装置17の操作面とほぼ平行
している。
本考案の各巻取機Wは、作業者がフリクションローラ
5aに巻付いた糸条を除去またはボビンホルダ2、3、フ
リクションローラ5a、トラバース装置6の清掃、その他
の作業の際に、手が奥側に届く距離になるように、第3
図に示すように複数の巻取機Wが隣接する方向へ伸びる
線Xに対して、巻取機Wのボビンホルダ2、3の軸芯が
所定の角度θだけ傾斜して配置されている。ここに、角
度θは巻取機Wの操作側を外向きとした状態で測定す
る。本実施例では、角度θは45°であるが、角度θは30
°〜60°とすることが好ましい。
なお、巻取機Wの右側に設けられたカバー7は、風綿
の飛散防止および安全カバーを兼用したものであり、第
1図の右側端の巻取機Wでは図示を省略している。ま
た、カバー8はカバー7の溝7aにスライド可能に挿着さ
れ、糸掛け、清掃、またはその他の作業時に、開閉でき
るように構成されている。
本実施例では、ローラを有する延伸装置17の下に巻取
機Wを配設したが、紡糸ノズルから直接巻取るようにし
たものでも本発明の効果を得ることができる。
また、本実施例では第3図に示すように操作面がボビ
ンホルダ2、3の右側に位置している巻取機Wについて
説明した。操作面がボビンホルダ2、3の左側に位置し
ている巻取機Wでは、仮想線Xに対するボビンホルダ
2、3の傾斜方向を第3図と逆にする。
〔発明の効果〕
本発明においては、巻取機の操作側を外向きとした状
態で見た場合に、巻取機の同一箇所を連結した仮想線に
対して、ボビンホルダの軸芯が鋭角をなすように配設す
るため、巻取装置の全ての巻取機のボビンホルダが機枠
から同方向に一様に傾斜する。このため、隣接する巻取
機は長手(ボビンホルダ軸芯)方向に所定量づつずれ、
そのずれた箇所に作業者が位置できる。加えて、巻取機
のボビンホルダが作業面から斜めに位置しているので、
実質的に作業者の巻取機Wの操作距離が短縮されたこと
になる。従って、吸引装置で糸条を吸引しながら糸条を
ボビンに設けた糸把持手段に掛けるときも奥側の糸のし
ごきが小さくなって糸掛け性が向上する。また、上記所
定量のずれ分だけ作業者は機枠に近付け、巻取機のコン
タクトローラに巻きついた糸条の除去が容易に行え、機
枠近傍に位置するトラバースチップでも、その交換が容
易になり、延伸ローラや綾振りガイドへの糸掛け作業性
が向上する。
本発明のボビンホルダの軸芯が上記仮想線に対してな
す角度は30°〜60°とすることが好ましい。上記範囲以
下では、ボビンホルダが一直線状またはそれに近い状態
で並ぶことになり、設置スペースが有効に利用できなく
なる。また上記範囲以上では、長手方向のずれ量が小さ
くなり、所期の効果が達せられない。
実際には、巻取機の傾斜角度θは巻取機の長さによっ
て適宜設定すればよく、長さが短い場合は角度θを大き
く、長い場合は角度θを小さく設定すればよい。
本発明は、全長が900mmを超えるボビンホルダを具備
した巻取機に特に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の正面図、第2図は第1図の
側面図、第3図は第1図のZ矢視から見た平面図、第4
図は従来技術の側面図である。 1……機枠、2、3……ボビンホルダ、4……パッケー
ジ、5……フレーム、6……トラバース装置、W……巻
取機、X……各巻取機の同一箇所を連結した仮想線、Y
……糸条、θ……角度。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボビンホルダが作業面に向って機枠から突
    設された巻取機を複数台互いに隣接させ且つ平行に配設
    した巻取装置において、各巻取機の同一箇所を連結した
    仮想線に対して、ボビンホルダの軸芯が鋭角をなすよう
    に配設したことを特徴とする巻取装置。
JP62137691A 1987-06-02 1987-06-02 巻取装置 Expired - Fee Related JP2503229B2 (ja)

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