JP2004533558A - 繊維機械 - Google Patents

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Abstract

本発明は、巻縮された糸を製造するための繊維機械であって、多数のプロセス装置と、少なくとも1つの巻取り装置と、プロセス開始前に糸を最初に糸通しするための糸通し装置とを有しているものに関する。該糸通し装置は少なくとも1つのガイド管と、このガイド管に接続されたインジェクタとを有していて、前記ガイド管が、糸を受容するためのサクション開口を有している。本発明によれば、ガイド管のサクション開口の領域内に、該サクション開口内に糸通しする際に糸を切断する分離装置が配置されている。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の上位概念部に記載した巻縮された糸を製造するための繊維機械に関する。
【0002】
溶融紡糸された糸を加工するために、滑らかな糸をテクスチャード加工プロセスで巻縮し、延伸することは公知である。このために、多数のプロセス装置(処理装置)と1つの巻取り装置とを有する繊維機械が使用されている。このために、プロセス装置、例えば供給システム、加熱装置、冷却装置、テクスチャード加工装置、タンゲル装置(Tangeleinrichtung)及び準備装置は、組み合わされて機械フレーム内で1つの糸道を形成する。この糸道はしばしば機械の2階に亘って延びている。従ってこのような形式の繊維機械においては、プロセス開始時に糸をプロセス装置に糸掛けできるようにするために、繊維機械に特別な補助装置が組み込まれている。例えばフランス国公開特許第2695631号明細書により、糸が糸通し装置によって補助装置と巻取り装置との間でガイドされる繊維機械が公知である。このために糸通し装置は多数のガイド管を有しており、これらのガイド管はインジェクタに接続されていて、糸を空圧式に加熱装置の出口から巻取り部までガイドするようになっている。
【0003】
しかしながら上記フランス国公開特許第2695631号明細書により公知の繊維機械は、作業員が走行する糸を手動でガイドされるサクションガンによってガイド管のサクション開口に引き渡す必要があるという欠点を有している。この場合、一方では糸を著しく正確に位置決めし、それと同時に糸を分離する必要がある。従って糸をサクションガンからガイド管に引き渡すための試し作業が不可欠となる。
【0004】
これに対して本発明の課題は、冒頭に述べた形式の繊維機械を改良して、プロセス開始前に糸が、作業員によって高い確実性でしかも簡単な形式で、糸を空圧式に供給するための糸通し装置(Einfaedeleinrichtung)に移行させることができるようにすることである。
【0005】
この課題は本発明によれば、請求項1記載の特徴を有する繊維機械によって、及び請求項12記載の特徴を有する糸通しするための方法によって解決された。
【0006】
本発明による繊維機械においては、ガイド管のサクション開口の領域内に分離装置が配置されており、この分離装置が糸を、サクション開口内に糸通しする際に切断するようになっている。本発明の特別な利点は、作業員が走行する糸をもっぱら糸通し装置への引き渡しを可能にするために位置決めするだけでよい、という点にある。分離装置とガイド管のサクション開口との組み合わせによって、糸を把持し、かつ、手動でガイドされたサクションガンが糸通し位置に自動的に達した後で糸を切断することができる。
【0007】
糸を分離するために、分離装置は可動な又は定置の切断手段を有している。有利には定置の切断カッタが設けられている。
【0008】
本請求項2に記載された発明の特に有利な実施態様は、手動でガイドされたサクションガンの位置決めがもはや必要ないということを特徴としている。糸をサクション開口に引き渡すために、分離装置の切断カッタに可動な糸ガイドが配属されており、この場合、糸ガイドと切断カッタとは、糸をサクション開口内に糸通しするために協働する。この場合、糸通し位置は糸ガイドによって占められており、この糸ガイドは、糸が切断されかつサクション開口内に引き込まれるように保証する。
【0009】
この場合、例えば糸ガイドは旋回可能なワイヤストラップの自由端部に形成されているので、ワイヤストラップの旋回によって糸ガイドはサクション開口及び切断カッタの作用範囲内の糸通し位置に達する。
【0010】
閉じた加熱通路を備えた加熱装置が設けられている場合、糸通し装置は有利には、加熱装置の糸入口が糸を糸通しするためのサクション開口を形成するように、ガイド管に加熱装置が配属されていることによって、拡張されている。それによって同時に糸を加熱装置の加熱通路内に糸通しすることができる。
【0011】
巻縮された糸を製造する際に糸をガイドするたびに糸と接触することによって、糸が緊張され、かつ糸がダメージを受けるので、本発明の有利な実施態様によれば、ガイド管のサクション開口若しくは加熱装置のサクション開口が、前置された供給システムの糸出口に対して同一列に配置されている。それによって糸は、別の糸ガイド及び変向部なしで、供給システムから直接サクション開口に導入ガイドされる。
【0012】
本発明の特に有利な実施態様によれば、供給システムは、糸が多重に巻き付けられたゴデット装置によって形成されており、このゴデット装置は旋回可能な支持体に配置されていて、この支持体は同時に、糸を糸通しするための糸ガイドを支持している。それによって一方では糸は簡単な形式で供給システムに糸掛けされ、他方では、支持体を旋回させることによって同時にガイド管の糸通し装置若しくはサクション開口内に引き渡すことができる。
【0013】
できるだけコンパクトな構造の繊維機械を得るために、請求項7に記載した有利な実施態様によれば、ガイド管又は加熱装置はフレーム部の下側に配置されている。この場合、フレーム部は、プロセス装置の少なくとも一部を支持するプロセスモジュールと、巻取り装置を支持する巻取りモジュールとから形成されている。この場合、ガイド管のサクション開口はプロセスモジュールの領域内に配置することができる。それによって糸はガイド管を通って空圧式に、対向配置された巻取りモジュールに供給される。
【0014】
糸を巻き取り装置までガイドするために、第2のインジェクタを備えた少なくとも1つの第2のガイド管が設けられており、この第2のガイド管は第1のガイド管に配属されている。
【0015】
この場合、巻取り装置は有利な1つのサクション装置を有しており、このサクション装置は受容開口を有していて、この受容開口は第2のガイド管のブロー開口に、有利には一平面内で向き合って位置している。それによって糸は自動的に巻き取り装置にガイドされる。糸がサクション装置内で保持されると直ちに、例えば糸ガイドが糸を掴んで、把持過程若しくは巻取り過程を開始することができる。
【0016】
請求項10に記載した有利な実施態様は、糸を供給システムの領域内で第1のガイド管から第2のガイド管へ確実に引き渡すために適している。この場合、第1のガイド管のブロー開口と、第2のガイド管のサクション開口とは、供給システムの上側又は下側で一平面で互いに向き合っている。
【0017】
糸が引き渡されると、例えば糸掛け装置によって糸を供給システムに自動的に糸掛けすることができる。
【0018】
本発明による方法は、糸が非常に確実かつ繰り返し可能に、作業員とは無関係に糸通し装置のガイド管に供給することができるということを特徴としている。
【0019】
以下に本発明による繊維機械の幾つかの実施例を添付の図面を用いて説明する。
【0020】
図1は、本発明による繊維機械の第1実施例の概略図、
図2は、本発明による繊維機械の別の実施例の概略図、
図3は、図2に示した実施例の部分的な概略図である。
【0021】
図1には本発明による繊維機械の処理箇所の概略図が示されている。繊維機械は複数の処理箇所を有しており、これらの処理箇所において糸がテクスチャード加工されて巻き取られるようになっている。従って各処理箇所は同様に構成されているので、処理箇所の糸道を用いて繊維機械の各プロセス装置(処理装置)について順次説明する。
【0022】
クリール3においてマンドレル2に供給用ボビンが被せ嵌められている。供給用ボビン1は滑らかな熱可塑性の糸36を有している。糸36は供給用ボビン1からヘッドを介して第1の供給システム5を通って引き出される。このために供給用ボビン1の後ろにヘッド位置ガイド4が接続されている。テクスチャード加工ゾーンは、テクスチャード加工装置8と加熱装置6と冷却装置7とから構成されている。テクスチャード装置8はこの実施例では仮撚り器として構成されているので、糸36に生ぜしめられた仮撚りは、加熱装置6及び冷却装置7内で固定される。テクスチャード加工装置8の前方には変向ローラ9が配置されている。
【0023】
糸36は、第2の供給システム10によってテクスチャード加工ゾーンから引き出されて、後処理ゾーン内へ送られる。後処理ゾーン内には第2の加熱装置11が設けられている。加熱装置11の後ろには第3の供給システム14が配置されている。供給システム14は、ゴデット16とガイドローラ17とを備えたゴデット供給システムとして構成されている。
【0024】
供給システム5及び10は、例えばいわゆる緊締供給システムとして構成されており、この緊締供給システムにおいて、糸が、駆動される供給軸と、この供給軸の周面に当接する圧着ローラとの間でガイドされる。
【0025】
供給システム14の後ろには巻取り装置20が配置されている。巻取り装置20は、旋回可能に支承されたボビンホルダ24を有しており、このボビンホルダ24の自由端部に巻管23が緊締されている。ボビンを巻き取るために、巻管23は駆動ローラ22の外周面に当接しており、この駆動ローラ22はほぼ一定の周速度を有する駆動装置によって駆動される。糸36が巻管に達する前に綾振り装置21が設けられており、この綾振り装置によって糸は巻管の幅内で往復運動せしめられる。このような形式の綾振り装置は、可逆溝付きドラムによって駆動される綾振り糸ガイド又はベルト駆動装置によって駆動される綾振り糸ガイドを有している。
【0026】
糸36を処理箇所のプロセス開始点において通すことができるようにするために、繊維機械は糸36を空圧式に供給するための糸通し装置を有しており、この糸通し装置は、主としてガイド管12及び18によって形成されている。このために第2の加熱装置11の出口に、インジェクタ13を備えたガイド管12が接続されている。それによって加熱装置11の入口側にサクション開口33が形成され、このサクション開口33を通って、インジェクタ13が作動されると空気流が吸い込まれる。サクション開口33には、加熱装置11の入口領域内に、切断カッタ31とホルダ32とから成る切断装置が配属されている。切断カッタ31はホルダ32に固定されている。サクション開口33及び切断カッタ31の前には、糸ガイド29が設けられていて、この糸ガイドはアクチュエータ30に接続されている。この場合、糸ガイド29はアクチュエータ30によってサクション開口に向かう方向で移動する。
【0027】
加熱装置11に接続されたガイド管12は、加熱装置11とは反対側の端部でブロー開口34を有している。ブロー開口34は供給システム14の入口側に開口している。これとは反対側の、供給システム14の出口側には、第2のガイド管18のサクション開口28が形成されている。この場合、第1のガイド管12のブロー開口34と第2のガイド管18のサクション開口28とは、一平面上で互いに向き合って位置している。ガイド管18はインジェクタ19に接続されており、このインジェクタ19はガイド管18内で、糸走行方向に向けられた空気流を生ぜしめる。ガイド管18は巻取り装置20の直前で終わっている。この場合、ガイド管18の端部のブロー開口27は、サクション装置25の受容開口26に、一平面上で向き合って位置している。巻管交換作業中に糸36を引き取って導出するために、サクション装置25は巻取り装置20に配属されている。
【0028】
図1には、プロセス開始直前における繊維機械の図示の実施例の処理箇所が示されている。この場合、走行する糸36は、糸道に相前後して配置されたプロセス装置5,6,7,8,10,11及び14を通ってガイドされる。巻取り装置20内で糸36はサクション装置25によって引き取られて、落下容器にガイドされる。
【0029】
糸36を掛けるために、糸はまず手動でサクションガン35によってガイドされる。糸36がプロセス装置5,6,7,8及び10内に通された後で、糸36はサクションガン35によって糸ガイド29のガイド溝内に掛けられる(破線で示されている)。それによって作業員のための糸掛け作業は既に終了している。次いで行われる巻取り装置20までの糸36の糸通しは自動的に行われる。このために、糸ガイド29がアクチュエータ30によって加熱装置11のサクション開口33に向かって移動する。この際に、糸36はサクション開口33の作用範囲内に達する。同時に、繰り出される糸端部は、サクション開口33と保持されたサクションピストン35との間で、分離装置の切断カッタ31によって切断される。次いで糸36はガイド管12内の空気流によってブロー開口34まで供給される。ガイド管12から吹き出された糸36は、供給システム14の反対側で第2のガイド管18のサクション開口33によって引き取られる。糸掛け装置(Anlegevorrichtung)15によって、予め供給システム14に対して平行にガイドされた糸36が自動的にゴデット供給システムに掛けられる。糸掛け装置15は例えば、旋回駆動装置と旋回可能な糸ガイドとによって形成されており、この糸掛け装置15は、糸を複数の巻条で供給システム14に糸を掛ける。
【0030】
糸36がガイド管18によって引き取られると、糸36はガイド管18内で生ぜしめられた空気流によってブロー開口27から吹き出され、サクション装置25の受容開口26によって引き取られる。これによって繊維機械の処理箇所における糸36の糸掛け過程は終了する。このプロセスは、ボビンホルダ24の旋回によって、及び糸を綾振り装置21若しくは補助装置によって引き取ることによって開始することができる。
【0031】
このプロセス装置の、図1に示した配置において、加熱装置11の入口領域内での切断カッタ31とサクション開口33との間の配置構成は、糸36をサクションガン35によって予め引き寄せることによって、糸の引き取り及び切断が行われるように構成することも可能である。この場合、糸ガイド29は必要ない。
【0032】
図1に示した実施例においては、図面を見やすくするために、プロセス装置が固定されているフレーム部分は省かれている。これに対して図2にはプロセス装置を受容するための機械フレームが示されている、本発明による繊維機械の実施例が示されている。図2に示した繊維機械の実施例は、供給モジュール38とプロセスモジュール39と巻取りモジュール40とから成っており、これらのモジュールは、フレーム部分37.1、37.2及び37.3を備えた機械フレーム37内に配置されている。供給モジュール38はフレーム部分37.1によって支持されていて、プロセスモジュール39はフレーム部分37.2によって支持されている。フレーム部分37.1とフレーム部分37.3とはフレーム部分37.2によって接続されており、フレーム部分37.2は、供給モジュール38及びプロセスモジュール39の上に配置されている。プロセスモジュール39と供給モジュール38との間でフレーム部分37.2の下には操作用通路42が形成されている。
【0033】
フレーム部分37.2内では、操作用通路42に向いた側にプロセスモジュール39が配置されていて、それとは反対側には巻取りモジュール40が配置されている。巻取りモジュール40に沿ってドッフィング(玉揚げ)用通路43が設けられている。
【0034】
繊維機械は長手方向で(図2では図平面は横断面と同じである)、それぞれ処理箇所毎に1本の糸のための多数の処理箇所を有している。巻取り装置20は、3つの処理箇所の幅を占めており、従って巻き取りモジュール40内にそれぞれ3つの巻取り装置20が上下に1本の柱を成すように配置されている。
【0035】
機械フレーム37内に配置されたプロセス装置は、ほぼ前記実施例のものと同じであるので、以下では主要な違いについてのみ説明する。供給モジュール38における第1の供給システム5にクリール3が配属されており、このクリール3内に3つの供給用ボビン1が上下に配置されている。さらにクリール3はそれぞれ1つの予備ボビンを有しており、この予備ボビンは供給用ボビン1に向き合って配置されている。糸走行方向で第1の供給システム5の後ろに、加熱装置6と冷却装置7とが一平面内で相前後して配置されていて、フレーム部分37.2によって操作用通路42の上側で保持される。この場合、糸はクリール3と供給システム5と加熱装置6との間で、多数の変向ローラ9.1,9.2及び9.3を通ってガイドされる。
【0036】
プロセスモジュール39には、糸走行方向で上下にテクスチャード加工装置8と、相前後して配置された2つの供給システム10.1及び10.2とが取り付けられている。
【0037】
フレーム部分37.3の下側で、プロセスモジュール39に設けられた供給システム10.2に、巻取りモジュール40に設けられた第3の供給システム14が向き合って位置している。第3の供給システム14から糸が巻取り装置20に達し、この巻取り装置20は巻取りモジュール40に取り付けられている。前記実施例とは異なり、巻取り装置20は巻管マガジン41並びに、自動的な巻管交換を実施するための補助装置(図示していない)を有している。
【0038】
糸を通すために、フレーム部分37.3に糸通し装置が取り付けられており、この糸通し装置は、ガイド管12及び18及び、所属のインジェクタ13及び19によって形成されている。
【0039】
ガイド管12のサクション端部並びに、その手前に配置された供給システム10.2は、図2には部分的な概略図で示されている。供給システム10.2は、ゴデット49とガイドローラ50とから形成されている。ゴデット49とガイドローラ50とは支持体44に配置されている。支持体44は、旋回軸46の一端部に保持されていて、糸掛け位置と糸通し位置との間で旋回可能である。図2には糸通し位置にある支持体44が示されていて、図3には糸通し位置が得られる直前の支持体44が示されている。支持体44の自由端部にはワイヤストラップ45が固定されており、このワイヤストラップ45はその自由端部で糸ガイド29を支持している。糸ガイド29は糸通し位置で支持体44によって、ガイド管12のサクション開口33の直前にガイドされる。ガイド管12のサクション開口33には切断カッタ31が配属されており、この切断カッタ31はホルダ32に固定されている。
【0040】
糸を供給システム10.2に掛けるために、支持体44は、操作用通路42内に達する、図2に示された糸掛け位置に旋回せしめられる。糸は操作員によってサクションガン35を用いて供給システム10.2の複数の巻き掛け位置に掛けられ、供給システム10.2から糸が繰り出されて、ワイヤストラップ45の端部に設けられた糸ガイド29に掛けられる。次いで支持体44は糸通し位置(同時に供給システム10.2の運転位置を成す)に旋回せしめられる。この場合、糸36は糸ガイド29によってサクションガイド33の手前にガイドされる。次いで糸は、サクションガンまで繰り出される糸部分で切断カッタ31によって切断される。糸36は空圧式にガイド管12を通ってガイドされる。
【0041】
図2に示されているように、ガイド管12の端部のブロー開口34は、変向プレート48に向き合っている。このブロー開口34に対して約90゜の角度で、第2のガイド管18のサクション開口28が配置されている。第1のガイド管12のブロー方向と、第2のガイド管18のサクション方向との交点において、変向プレート48は有利には、方向に応じた変向曲率半径を有して構成されている。それによって、ガイド管12のブロー開口34から吹き出されるルーズな(緩い)糸は、第2のガイド管18のサクション開口28によって直接引き取られる。
【0042】
ガイド管18は、反対側の端部でフロー開口27を有しており、このブロー開口27は、巻取り装置20の図示していないサクション方向に向き合っている。
【0043】
図2に示した繊維機械においては、各処理箇所で糸は相前後して配置されたガイド管12及び18を通ってガイドされる。従って、巻取りモジュール40の領域内で相前後して配置されたガイド管18.1,18.2,18.3が示されており、これらのガイド管が1本の糸を各巻取り装置20にガイドする。
【0044】
図1及び図2に示した、本発明による繊維機械の実施例は、プロセス装置の配置及び構成の1例を示すものである。基本的に例えば隣接する供給システムを一緒に又はそれぞれ個別の駆動装置によって駆動することが可能である。この場合重要なことは、糸を空圧式に供給するための糸通し装置によって、糸の簡単かつ繰り返し可能な糸掛けが可能となるように、プロセス装置を繊維機械に配置することである。従って例えば図2に示した実施例では、第2の加熱装置が補足されており、この第2の加熱装置は供給システム10.2と14との間に配置されている。同様に、例えば有利には供給システム10.1と10.2との間に配置されるタンゲル装置(Tangeleinrichtun)等の付加的な装置、又は巻取り装置20の前に配置される準備装置が可能である。
【0045】
実施例に示された分離装置は、例えば定置の切断カッタとホルダとから成っている。分離装置は、例えば定置の糸ガイドと協働する可動な切断カッタを有していてもよい。分離装置は、鋏みの原理に従って糸を切断するために、分離装置は多数の切断カッタを有している。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明による繊維機械の第1実施例の概略図である。
【図2】本発明による繊維機械の別の実施例の概略図である。
【図3】図2に示した実施例の部分的な概略図である。
【符号の説明】
【0047】
1 供給用ボビン
2 マンドレル
3 クリール
4 ヘッド糸ガイド
5 供給システム
6 加熱装置
7 冷却装置
8 テクスチャード加工装置
9 変向ローラ
10 供給システム
11 加熱装置
12 ガイド管
13 インジェクタ
14 供給システム
15 糸掛け装置
16 ゴデット
17 ガイドローラ
18 ガイド管
19 インジェクタ
20 巻取り装置
21 綾振り装置
22 駆動ローラ
23 巻管
24 ボビンホルダ
25 サクション装置
26 受容開口
27 ブロー開口
28 サクション開口
29 糸ガイド
30 アクチュエータ
31 切断カッタ
32 ホルダ
33 サクション開口
34 ブロー開口
35 サクションガン
36 糸
37 機械フレーム
38 供給モジュール
39 プロセスモジュール
40 巻取りモジュール
41 巻管マガジン
42 操作用通路
43 ドッフィング(玉揚げ)用通路
44 支持体
45 ワイヤストラップ
46 旋回軸
47 ゴデット駆動装置
48 変向プレート
49 ゴデット
50 ガイドローラ

Claims (12)

  1. 巻縮された糸を製造するための繊維機械であって、多数のプロセス装置(5,6,7,8,10,11,14)と、1つの巻取り装置と、プロセス開始前に糸を最初に糸通しするための糸通し装置(12,13,18,19)とを有しており、該糸通し装置が少なくとも1つのガイド管(12)と、このガイド管(12)に接続されたインジェクタ(13)とを有していて、前記ガイド管(12)が、糸(36)を受容するためのサクション開口(33)と、糸(36)を引き渡すためのブロー開口(34)とを有している形式のものにおいて、
    ガイド管(12)のサクション開口(33)の領域内に、該サクション開口(33)内に糸通しする際に糸(36)を切断する分離装置(31,32)が配置されていることを特徴とする、繊維機械。
  2. 分離装置が定置の切断カッタ(31)を有しており、移動する糸ガイド(29)が切断カッタ(31)に配属されており、糸ガイド(29)と切断カッタ(31)とが糸(36)をサクション開口(33)内に糸通しするために協働するようになっている、請求項1記載の繊維機械。
  3. 糸ガイド(29)が、旋回可能なワイヤストラップ(45)の自由端部に形成されており、該ワイヤストラップ(45)が糸ガイド(29)を、前記切断カッタ(31)及びサクション開口(33)の作用範囲内の糸通し位置で保持する、請求項2記載の繊維機械。
  4. 加熱装置(11)の糸入口が糸(36)を糸通しするためのサクション開口(33)を形成するように、ガイド管(12)に加熱装置(11)が対応配置されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の繊維機械。
  5. サクション開口(33)と供給システム(10.2)における糸出口とが、互いに同一列を成して向き合うように、供給システム(10.2)がガイド管(12)又は加熱装置(11)に対応配置されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の繊維機械。
  6. 供給システム(10.2)が、糸が多重に巻き付けられたゴデット装置(49,50)によって形成されており、該ゴデット装置(49,50)が旋回可能な支持体(44)に配置されていて、該支持体(44)が、糸(36)を糸通しするために糸センサ(29)を支持する、請求項5記載の繊維機械。
  7. ガイド管(12)又は加熱装置(11)が機械フレーム部分(37.3)の下側に配置されていて、プロセス装置(8,10)の少なくとも一部を支持するプロセスモジュール(39)と、巻取り装置(20)を支持する巻取りモジュール(40)との間の糸移行部を形成している、請求項1から6までのいずれか1項記載の繊維機械。
  8. 糸を巻取り装置(20)にガイドするために、第2のインジェクタ(19)を有する少なくとも1つの第2のガイド管(18)が第1のガイド管(12)に対応配置されている、請求項1から7までのいずれか1項記載の繊維機械。
  9. 巻取り装置(20)がサクション装置(25)を有しており、該サクション装置(25)の受容開口(26)が、第2のガイド管(18)のブロー開口(27)に向き合っている、請求項8記載の繊維機械。
  10. 別の供給システム(14)が、第1のガイド管(12)と第2のガイド管(18)との間の糸道に配置されており、第1のガイド管(12)のブロー開口(34)と第2のガイド管(18)のサクション開口(28)とが、供給システム(14)の上側又は下側の平面で互いに向き合っている、請求項8又は9記載の繊維機械。
  11. 供給システム(14)に糸掛け装置(15)が配属されており、該糸掛け装置(15)が、一平面内でガイドされた糸を自動的に供給システム(14)に糸掛けする、請求項10記載の繊維機械。
  12. ガイド管を用いて糸を空圧式にプロセス装置及び/又は巻取り装置に供給して、繊維機械で糸を最初に糸通しするための方法において、
    走行する糸を手動でガイドされたサクションガンによって糸ガイドに挿入し、糸ガイドを糸と共に、ガイド管のサクション開口の直前の糸掛け位置に移動させ、糸が糸ガイドの糸掛け位置に達した時に糸を切断カッタによって切断し、ガイド管のサクション開口の吸込み作用によって把持することを特徴とする、繊維機械で糸を最初に糸通しするための方法。
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