JPS5988918A - 炭素繊維製造用熱風炉及びその糸掛け方法 - Google Patents

炭素繊維製造用熱風炉及びその糸掛け方法

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JPS5988918A
JPS5988918A JP19338382A JP19338382A JPS5988918A JP S5988918 A JPS5988918 A JP S5988918A JP 19338382 A JP19338382 A JP 19338382A JP 19338382 A JP19338382 A JP 19338382A JP S5988918 A JPS5988918 A JP S5988918A
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JP
Japan
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yarn
roller
roller group
threading
yarns
Prior art date
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Pending
Application number
JP19338382A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Takaguchi
高口 典之
Masa Yuasa
湯浅 雅
Atsushi Yoshida
淳 吉田
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は炭素繊維製造用熱風炉及びその糸掛は方法、特
に熱風炉の上・下部に設けた複数対の糸条案内用ローラ
が複数糸条を所定の糸条間隔どおり正確、かつ容易に糸
掛けし得る機能を備えた炭素繊維製造用熱風炉ならびに
その糸掛は方法に関するものである。
従来、炭素繊維は炭化可能な有機重合体繊維糸条2例え
ばアクリル系繊維糸条(以下単に糸条という)を約20
0〜400℃の酸化性ガス算囲気中で加熱した後、約8
00℃以上の高温の不活性ガス雰囲気中で加熱して炭化
する方法が一般的な工業的製造法として採用されている
しかしながら、かかる方法、特に糸条を高温の酸化性ガ
ス雰囲気中で加熱する。いわゆる耐炎化工程では、糸条
の過激な酸化反応とその反応熱(発熱)のため、比較的
低温度で長時間加熱して緩やかに処理する必要があった
このため炭素繊維の生産性に関して上記耐炎化工程か最
大のネックであった。
そこで該耐炎化工程での生産性の低さをカバーするため
i=近時の熱処理装置は大型化の方向にあり、これに伴
ない種々の問題が派生するが、就中該装置への糸掛は作
業は各ローラ面に複数本の糸条を所定の糸条間隔どおり
糸掛けすることが非常に困難であり、事実その実施に当
って多数の人手と長時間を要するという問題があった。
かかる熱処理装置の糸掛けに関しては、従来。
例えば実公昭46−6251によってローラ面に接して
環状に設けられた無端ベルトに糸掛けすべき糸条を一括
して結びつけ糸掛けすることが知られているか、該方法
では通常のローラては兎も角、糸条をIJ−ラ面で所定
の間隔どおり案内するために設けられた多数の溝を穿設
したローラ、即ちいわゆる溝付ローラでは多数本の糸条
が容易に所定の溝に誘導できず、糸条相互か絡み合い易
いという欠点かあった。
また、特公昭54−1811では炭素繊維製造用熱処理
炉のローラ両端部に、ローラとさ一1係なく回転可能な
チェノホイールを設け、これに掛りだ案内チェノ(無端
)に糸結び用バーを掛は渡しし、該糸結び用バーに糸掛
けずべき糸条を結びつけ、該チェノホイールないし案内
ヂエンを駆動さぜることによってローラ面に所定の糸条
間隔て糸掛けを行なうことが知られているか、該方法で
も上記溝付ローラにおける所定の溝に多数本の糸条を正
確に誘導し難いという欠点があった。
もちろん上記何れの場合にも装置が大型化している現状
では糸条が所定の溝をはずれると、その修正は非常に困
難であった。
本発明者らは上記従来技術に鑑み、その欠点を排除すべ
く鋭意検刺の結果、本発明に至ったのである。
すなわち、本発明の目的は炭素繊維製造用熱風炉におけ
る複数本の糸条を所定の糸条間隔どおり正確かつ容易に
糸掛けを行なうことにある。また他の目的は上記糸掛は
作業の省力化及び作業能率の向上を図ることにある。
かかる本発明の目的は (1)  炉の上・下部に複数対の糸条案内用ローラを
設けた熱風炉において、前記」二部ローラ群または下i
’j150−ラ群の何れか一方が、他方のローラ群より
下方または上方に昇降移夕)自在とすることを特徴とす
る炭素繊維製造用熱風炉。
(2)  炉の上・下部に曇妙透複数対の糸条案内用ロ
ーラ群を設けた±4   −   −−一維製造用熱風
炉に有機重合体、繊イ、[[糸条を糸掛けするに際し、
前記上部吹いで該両ローラ群の間に有機重合体繊維糸条
を貫通させ、しかる後該昇降移動したローラ群を所定の
位置に復元させることを特徴とする炭素繊維製造用熱風
炉の糸掛は方法によって達成できる。
以下、本発明を図面に基づいて具体的に説明する。
第1図は本発明の一実施例である炭素繊維製造用熱風炉
の概略正面図、第2図は糸条案内ローラの昇降移動機構
の概略図、第3−1〜3−4図は糸掛は時における糸条
とローラとの動作図である。
まず本発明における炭素繊維製造用熱風炉の構成及び作
用について説明すると、lは加熱室で、通常200〜4
00℃の熱風が循環し、ここで糸条Yに対する所定の加
熱処理が施こされる。2゜4.6及び3,5は加熱室の
上部及び下部に設けられた糸条案内用ローラ群て、該上
部ローラ群または下部ローラ群の何れか一方か、他方の
ローラ群より下方または上方へ昇降移動できるようにな
っている。すなわち、図において上部ローラ群2゜4.
6と下部ローラ群3,5のうち、下部ローラ群を昇降移
動自在として、糸掛は時には該下部ローラ群が上部ロー
ラ群の上方へ移動できるようになっている。
ここに使用するローラは炭素繊維用として通常乍糸デニ
ール0.5〜20d、構成フィラメント数500〜30
,000本程度の連続フィラメント糸条を、しかもその
多数本をローラ面て所定の糸条間隔どおり正確に案内す
るためのローラであり、ローラ面に多数の案内溝を穿設
した。いわゆる溝何ローラはその一例である。
また該下部ローラを昇降移動させるためには、例えば図
(2)の如くローラの一端に設けた軸受箱7を鎖8とか
チェノ等によって吊り下げた構造とし、プーリ9,10
を介してウェイト11とバランスさせておく。これによ
りプーリ9または10をモータにより回転させるだけで
軸受箱7が案内溝(図示せず)に沿って上方または上方
へ容易に昇降し、該ローラを所定の位置まで移動できる
次に上記熱風炉におけるローラへの糸掛は方法について
設問すると、まず図(3−1)の如く設i6されている
上部ローラ群2,4.6及び下部ローラ!洋3,5は糸
1卦けに当って、図(3−2)のな1]<下部ローラ群
3,5を上部ローラ群2,4゜6の−1一方へ−1−昇
させる。次に図(3−3)の如く上部ローラ群と移動し
た下部ローラ群3,5との間に生した空間へ糸条Yを貫
通させる。このときローラが前記1ift付口〜うであ
る場合、各ローラ間予め の溝をうまく通しておくことにより、糸条が多数△ 本であっても上記ローラ群間への糸通しの段階で各糸条
をローラ面の所定の溝へ挿入しておくと、その後の糸条
間隔は所定どおり保持できる等の料量 点がある。こうして糸条のローラ群への糸通しないし必
要によって行なうローラ面ての糸条間隔の修正が終った
とき、上記下部ローラ3,5は図(3−4)の如く元の
位置へ下降・固定させ、その後熱風炉は定常運転に移行
する。
ここでま記ローラ群の昇降移動はローラ個別。
あるいは−斎に行なうことかできるが、特に昇降移動さ
せたローラ群を復元させるには糸条の進イー)方向に沿
って前段のローラ(3)から後段のローラ(5)へ糸条
速度あるいは糸条張力に合せて順次行なうと、この段階
で生じ易い糸条相互の絡み合い、あるいは糸条の溝はず
れ等が防止できるので好都合である。
本発明は上記したように炉の上・下部に設けられたロー
ラ群のうち、上部ローラ群または下部ローラ群の何れか
一方を他方のローラ群より下方または−L方へ昇降移動
させた後、両ローラ間に糸条を貝Imさせることを骨子
とし、これによって複数本の糸条がローラ面で所定の糸
条間隔どおり正確。
かつ容易に糸J’Hけてき、糸掛は作業における人手な
いし所要時間が大巾に削減でき、糸掛は時に生じる屑糸
も減少する等の効果を奏する。
以下、本発明の効果を実施例により更に具体的に説明す
る。
実施例 糸条案内ローラローラ(’100工X300M。
溝ピッチ554□〕を」二部に3本、下部に4本設けた
加熱炉にアクリルフィラメント糸条(3000d 。
6000 fil、 ) 50本を所定の糸条間隔で糸
掛けするため、まず上部口〜う群3本を下部ローラ群4
本の下方−1卸下させ、両ローラ群の間へ上記糸条を貫
通ざ汁た。
このとき50本の糸条は所定の糸条間隔となるよう各ロ
ーラ面上の溝に挿入させた。次に下部へ移動させた上部
ローラは糸条の進行方向に沿ってnt1段から後段へと
糸条張力に合せながら順次所定の位置へ復元・固定させ
た。
この結果は糸摺は時において糸条相互の絡み合い、ロー
ラ巻付き等のトラブルもなく、また糸用けは2人の作業
員で05時間を要した。
一方、比較のため上記加熱炉におけるローラ面に接する
ように設は今だリードベルトに上記糸条を一括して結び
つけ、一旦全糸条をローラ面に糸掛けした後、各糸条を
所定の糸条間隔どおりに修正した。この結果、糸掛は作
業は糸条相互の絡み合い等のため著しく煩雑で、糸条ロ
スも多く、特に糸掛けには4人の作業員で6時間を要し
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である炭素繊維製造用熱風炉
の概略正面図、第2図は糸条案内ローラの昇降機(T1
4の(既略図、第3−1〜3−4図は糸掛は時における
糸条とローラとの動作図である。 1:加熱炉 2.4,6:糸条案内ローラ(上部) 3.5:糸条案内ローラ(下部) 7:軸受箱 8:鎖(チェノ) 9. lo :プーリ 」l二つェイト Y二糸条 特許出願人 東し株式会社 第7図 第2図 第3−1図  第3−2図 第3−3図  第3−/+図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、炉の−に・下部に複数対の糸条案内用ローラを
    設けた熱風炉において、前記上部ローラ群または下部ロ
    ーラ群の何れか一方が、他方のローラ(2)  炉の上
    ・下部に物鰺者複数対の糸条案内用ローラ群を設けた炭
    素繊維製造用熱風炉に有様重合体繊維糸条を糸掛けする
    に際し、前記上部ローラ1t′「または下部ローラ群の
    何れか一方を他方のローラ群より下方または上方に昇降
    移動させ、次いで該両ローラ群の間に有機重合体繊維糸
    条を貫通させ、しかる後該昇降移動したローラ群を所定
    の位置に復元させることを特徴とする炭素繊維製造用熱
    風炉の糸用は方法。 鴫−先づ
JP19338382A 1982-11-05 1982-11-05 炭素繊維製造用熱風炉及びその糸掛け方法 Pending JPS5988918A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2528068A1 (es) * 2014-07-22 2015-02-03 Manuel Torres Martínez Horno para fabricación de fibra de carbono en continuo e instalación para fabricar fibra de carbono con dicho horno
WO2016128209A1 (de) * 2015-02-09 2016-08-18 Clariant International Ltd Modulofen, insbesondere zur oxidativen stabilisierung von carbonfaden-ausgangsmaterial

Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2528068A1 (es) * 2014-07-22 2015-02-03 Manuel Torres Martínez Horno para fabricación de fibra de carbono en continuo e instalación para fabricar fibra de carbono con dicho horno
WO2016012641A1 (es) * 2014-07-22 2016-01-28 Torres Martinez M Horno para fabricación de fibra de carbono en continuo e instalación para fabricar fibra de carbono con dicho horno
WO2016128209A1 (de) * 2015-02-09 2016-08-18 Clariant International Ltd Modulofen, insbesondere zur oxidativen stabilisierung von carbonfaden-ausgangsmaterial
US10473398B2 (en) 2015-02-09 2019-11-12 Ciariant International Ltd Modular furnace, in particular for the oxidative stabilization of a carbon fiber starting material

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