JPS598874B2 - イオン式煙感知器 - Google Patents
イオン式煙感知器Info
- Publication number
- JPS598874B2 JPS598874B2 JP13323179A JP13323179A JPS598874B2 JP S598874 B2 JPS598874 B2 JP S598874B2 JP 13323179 A JP13323179 A JP 13323179A JP 13323179 A JP13323179 A JP 13323179A JP S598874 B2 JPS598874 B2 JP S598874B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- level detection
- sensitivity level
- smoke
- detection circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
- Fire-Detection Mechanisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、火災時に発生する煙を検出するイオン式煙
感知器に関する。
感知器に関する。
従来、一般にイオン式煙感知器は、原理的に光電式煙感
知器に比べ、燻焼による煙に対する感度が低い。
知器に比べ、燻焼による煙に対する感度が低い。
このため、感知器の感度を高くすると、煙草の煙などに
よる誤動作が多くなる。また、この煙草の煙などによる
誤動作を防止するため、一定時間、煙の濃度が所定レベ
ル以上になつたときに動作するようにした蓄積型煙感知
器にすると、炎上するような急激な火災の場合に動作が
遅れ、危険性が大きくなる欠点があつた。この発明は、
このような欠点を解消したもので、煙草の煙などによる
誤動作を防止し、燻焼火災にも確実に動作し、しかも、
炎上火災に対しては応答速度の早いイオン式煙感知器を
提供するものである。
よる誤動作が多くなる。また、この煙草の煙などによる
誤動作を防止するため、一定時間、煙の濃度が所定レベ
ル以上になつたときに動作するようにした蓄積型煙感知
器にすると、炎上するような急激な火災の場合に動作が
遅れ、危険性が大きくなる欠点があつた。この発明は、
このような欠点を解消したもので、煙草の煙などによる
誤動作を防止し、燻焼火災にも確実に動作し、しかも、
炎上火災に対しては応答速度の早いイオン式煙感知器を
提供するものである。
以下、図面に基づいて、この発明の、イオン式煙感知器
を詳細に説明する。
を詳細に説明する。
第１図は、この発明のイオン式煙感知器の回路図を示し
、煙を検出するイオン室１と、このイオン室１のインピ
ーダンスを変換するインピーダンス変換回路２と、イン
ピーダンス変換回路２の出力に基づいて、高い煙の濃度
を検出する低感度レベル検出回路３と、低い煙の濃度を
検出する高感度レベル検出回路４と、この高感度レベル
検出回路４の出力により動作を開始するタイマー回路５
と、低感度レベル検出回路３とタイマー回路５の出力に
基づいて動作するスイッチング回路６と、動作表示灯Ｔ
とから構成されている。
、煙を検出するイオン室１と、このイオン室１のインピ
ーダンスを変換するインピーダンス変換回路２と、イン
ピーダンス変換回路２の出力に基づいて、高い煙の濃度
を検出する低感度レベル検出回路３と、低い煙の濃度を
検出する高感度レベル検出回路４と、この高感度レベル
検出回路４の出力により動作を開始するタイマー回路５
と、低感度レベル検出回路３とタイマー回路５の出力に
基づいて動作するスイッチング回路６と、動作表示灯Ｔ
とから構成されている。
イオン室１は、放射性同位元素によりイオン化され、外
気で侵入し難い内部イオン室ｃｈ、と外気の流入が自由
な外部イオン室ｃｈ２と、この中間に配置された中間電
極ｍなどから形成されている。
気で侵入し難い内部イオン室ｃｈ、と外気の流入が自由
な外部イオン室ｃｈ２と、この中間に配置された中間電
極ｍなどから形成されている。
インピーダンス変換回路２は、ゲートを中間電極ｍに接
続した電界効果トランジスタＦと、これに接続されたト
ランジスタＱ３とから形成されている。低感度レベル検
出回路３は、ツェナーダイオードＺＤ、と抵抗Ｒ、、Ｒ
２の直列回路からなり、また、高感度レベル検出回路４
はツェナーダイオードＺＤ２と抵抗Ｒ３、Ｒ４の直列回
路から形成されている。ツェナーダイオードＺＤ３のツ
ェナー電圧はツェナーダイオードＺＤ２のツェナー電圧
より高いものが使用されている。タイマー回路５は、抵
抗Ｒ５〜１０）トランジスタＱ２、Ｑ３、ダイオードＤ
）コンデンサＣ、ＰＵＴ（Ａ）とから形成されている。
スイッチング回路６はＳＣＲ（自）が使用され、動作表
示灯７は発光ダイオードが使用されている。端子Ｐ，Ｎ
は図示していない一対の線路を介し受信機より電源が供
給されている。受信機は、この感知器に供給している動
作時の電流の増加を検出して警報を発するように構成さ
れている。このように構成されたイオン式煙感知器にお
いて、次に動作の説明をすると、第２図イに示すように
、燻焼火災の場合は、普通、火災発生により外部イオン
室Ｃｈ２に煙が侵入すると、イオン電流が減少し、した
がつて時間Ｔとともに、中間電極ｍの電圧Ｖが緩慢に上
昇するがあまり高くならない特性を持つている。中間電
極ｍの電圧が基準電圧ＶＯから上昇し、電圧Ｖ，になる
と、トランジスタＱ１のエミツタ電極の電位が上がり、
高感度レベル検出回路４のツエナーダイオードＺＤ２、
抵抗Ｒ３，Ｒ４の直列回路に電流が流れる。このため、
タイマー回路５のトランジスタＱ２のベースに電流が流
れ、トランジスタＱ２，Ｑ３は導通状態になる。この結
果、ＰＵＴ（Ａ）のアノード電極に接続されたコンデン
サＣは抵抗Ｒ，を介し充電される。ＰＵＴ（Ａ）のゲー
ト電極には、ツエナーダイオードＺＤ３に基づく標準の
電圧が印加されている。そして、３０〜６０秒程度に設
定された一定時間Ｔ，以上トランジスタＱ３が導通状態
にあるとコンデンサＣの充電電圧はＰＵＴ（Ａ）のゲー
ト電圧より高くなり、ＰＵＴ（Ａ）は短絡して、そのカ
ソード電極にパルス信号を発する。このパルス信号は抵
抗ＲｌＯを介しＳＣＲ（Ｂｌをトリガして短絡状態にす
る。動作表示灯７には監視時の電流に比べて大きな電流
が流れるため点燈し、動作表示する。すなわち、煙の検
出レベルが低くても、一定時間Ｔ，、高感度レベル検出
回路４で設定された所定のレベル以上にあるときは動作
するようにしたものである。第２図口に示すように炎上
火災の場合は、普通、中間電極ｍの電圧は時間Ｔととも
に急速に上昇し、高感度レベル検出回路４が動作する電
圧１に達してから、一定時間ｔ１経過する前に、低感度
レベル検出回路３が動作する電圧Ｖ２に達する。
続した電界効果トランジスタＦと、これに接続されたト
ランジスタＱ３とから形成されている。低感度レベル検
出回路３は、ツェナーダイオードＺＤ、と抵抗Ｒ、、Ｒ
２の直列回路からなり、また、高感度レベル検出回路４
はツェナーダイオードＺＤ２と抵抗Ｒ３、Ｒ４の直列回
路から形成されている。ツェナーダイオードＺＤ３のツ
ェナー電圧はツェナーダイオードＺＤ２のツェナー電圧
より高いものが使用されている。タイマー回路５は、抵
抗Ｒ５〜１０）トランジスタＱ２、Ｑ３、ダイオードＤ
）コンデンサＣ、ＰＵＴ（Ａ）とから形成されている。
スイッチング回路６はＳＣＲ（自）が使用され、動作表
示灯７は発光ダイオードが使用されている。端子Ｐ，Ｎ
は図示していない一対の線路を介し受信機より電源が供
給されている。受信機は、この感知器に供給している動
作時の電流の増加を検出して警報を発するように構成さ
れている。このように構成されたイオン式煙感知器にお
いて、次に動作の説明をすると、第２図イに示すように
、燻焼火災の場合は、普通、火災発生により外部イオン
室Ｃｈ２に煙が侵入すると、イオン電流が減少し、した
がつて時間Ｔとともに、中間電極ｍの電圧Ｖが緩慢に上
昇するがあまり高くならない特性を持つている。中間電
極ｍの電圧が基準電圧ＶＯから上昇し、電圧Ｖ，になる
と、トランジスタＱ１のエミツタ電極の電位が上がり、
高感度レベル検出回路４のツエナーダイオードＺＤ２、
抵抗Ｒ３，Ｒ４の直列回路に電流が流れる。このため、
タイマー回路５のトランジスタＱ２のベースに電流が流
れ、トランジスタＱ２，Ｑ３は導通状態になる。この結
果、ＰＵＴ（Ａ）のアノード電極に接続されたコンデン
サＣは抵抗Ｒ，を介し充電される。ＰＵＴ（Ａ）のゲー
ト電極には、ツエナーダイオードＺＤ３に基づく標準の
電圧が印加されている。そして、３０〜６０秒程度に設
定された一定時間Ｔ，以上トランジスタＱ３が導通状態
にあるとコンデンサＣの充電電圧はＰＵＴ（Ａ）のゲー
ト電圧より高くなり、ＰＵＴ（Ａ）は短絡して、そのカ
ソード電極にパルス信号を発する。このパルス信号は抵
抗ＲｌＯを介しＳＣＲ（Ｂｌをトリガして短絡状態にす
る。動作表示灯７には監視時の電流に比べて大きな電流
が流れるため点燈し、動作表示する。すなわち、煙の検
出レベルが低くても、一定時間Ｔ，、高感度レベル検出
回路４で設定された所定のレベル以上にあるときは動作
するようにしたものである。第２図口に示すように炎上
火災の場合は、普通、中間電極ｍの電圧は時間Ｔととも
に急速に上昇し、高感度レベル検出回路４が動作する電
圧１に達してから、一定時間ｔ１経過する前に、低感度
レベル検出回路３が動作する電圧Ｖ２に達する。
すなわち、トランジスタＱ，のエミツタ電極の電圧が上
昇してツエナーダイオードＺＤｌｌ抵抗ＲＩ，Ｒ２の直
列回路に電流が流れる。この結果、ＳＣＲ８のゲート電
極に電流が流され、短絡状態になり、動作表示灯７を点
燈し動作表示をする。第２図ハに示すように煙草などの
煙の場合は、高感度レベル検出回路４が動作する煙の濃
度に達することはあつても、連続して長時間越えること
はほとんどない。
昇してツエナーダイオードＺＤｌｌ抵抗ＲＩ，Ｒ２の直
列回路に電流が流れる。この結果、ＳＣＲ８のゲート電
極に電流が流され、短絡状態になり、動作表示灯７を点
燈し動作表示をする。第２図ハに示すように煙草などの
煙の場合は、高感度レベル検出回路４が動作する煙の濃
度に達することはあつても、連続して長時間越えること
はほとんどない。
タイマー回路５は、高感度レベル検出回路４の出力がな
くなつたときに、すなわち、トランジスタＱ３の遮断時
にコンデンサＣの充電電荷はダイオードＤと抵抗Ｒ７を
介し放電するため、直ちに復旧する。このため、高感度
レベル検出回路４がタイマー回路５で設定した一定時間
ｔ１より短い時間Ｔ２，ｔ３、複数回出力を発しても、
感知器は動作することはない。したがつて、煙草の煙な
どによる誤動作を防止することができる。以上で説明し
たように、この発明のイオン式煙感知器は、煙草などの
煙による誤動作を防止して燻焼火災の煙を確実に検出し
て動作し、また、炎上火災の場合は迅速に検出して動作
することができるので、防災効果上極めて有益である。
くなつたときに、すなわち、トランジスタＱ３の遮断時
にコンデンサＣの充電電荷はダイオードＤと抵抗Ｒ７を
介し放電するため、直ちに復旧する。このため、高感度
レベル検出回路４がタイマー回路５で設定した一定時間
ｔ１より短い時間Ｔ２，ｔ３、複数回出力を発しても、
感知器は動作することはない。したがつて、煙草の煙な
どによる誤動作を防止することができる。以上で説明し
たように、この発明のイオン式煙感知器は、煙草などの
煙による誤動作を防止して燻焼火災の煙を確実に検出し
て動作し、また、炎上火災の場合は迅速に検出して動作
することができるので、防災効果上極めて有益である。
第１図は、この発明のイオン式煙感知器の一実施例を示
す回路図、第２図イ〜ハは、第１図の感知器の動作を説
明するための図である。 １・・・・・・イオン室、２・・・・・・インピーダン
ス変換回路、３・・・・・・低感度レベル検出回路、４
・・・・・・高感度レベル検出回路、５・・・・・・タ
イマー回路、６・・・・・・スイツチング回路、７・・
・・・・動作表示灯、Ｐ−Ｎ・・・・・・端子、Ｃｈ，
・・・・・・内部イオン室、Ｃｈ２・・・・・・外部イ
オン室、ｍ・・・・・・中間電極、Ｆ・・・・・・電界
効果トランジスタ、Ｑ１〜３・・・・・・トランジスタ
、ＺＤ，〜３・・・・・・ツエナーダイオード、Ｒ１〜
，。
す回路図、第２図イ〜ハは、第１図の感知器の動作を説
明するための図である。 １・・・・・・イオン室、２・・・・・・インピーダン
ス変換回路、３・・・・・・低感度レベル検出回路、４
・・・・・・高感度レベル検出回路、５・・・・・・タ
イマー回路、６・・・・・・スイツチング回路、７・・
・・・・動作表示灯、Ｐ−Ｎ・・・・・・端子、Ｃｈ，
・・・・・・内部イオン室、Ｃｈ２・・・・・・外部イ
オン室、ｍ・・・・・・中間電極、Ｆ・・・・・・電界
効果トランジスタ、Ｑ１〜３・・・・・・トランジスタ
、ＺＤ，〜３・・・・・・ツエナーダイオード、Ｒ１〜
，。
Claims (1)
- １ 煙の有無によつてイオン電流が変化するイオン室と
、該イオン室のインピーダンスを変換する電界効果トラ
ンジスタと、応動的に端子間を低インピーダンスで短絡
するＳＣＲのようなスイッチング回路とを備えたイオン
式煙感知器において、前記電界効果トランジスタの出力
に基づいて、検出信号が比較的高いときに前記スイッチ
ング回路を動作させる低感度レベル検出回路と、前記電
界効果トランジスタの出力に基づいて、検出信号が比較
的低いときに出力信号を発する高感度レベル検出回路と
、該高感度レベル検出回路の出力信号が連続して一定時
間以上入力されたときに前記スイッチング回路を動作さ
せるタイマー回路とを設けたことを特徴とするイオン式
煙感知器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13323179A JPS598874B2 (ja) | 1979-10-16 | 1979-10-16 | イオン式煙感知器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13323179A JPS598874B2 (ja) | 1979-10-16 | 1979-10-16 | イオン式煙感知器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5657951A JPS5657951A (en) | 1981-05-20 |
| JPS598874B2 true JPS598874B2 (ja) | 1984-02-28 |
Family
ID=15099782
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13323179A Expired JPS598874B2 (ja) | 1979-10-16 | 1979-10-16 | イオン式煙感知器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS598874B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5949695A (ja) * | 1982-09-14 | 1984-03-22 | 三菱電機株式会社 | 非常通報装置 |
| JPS5998297A (ja) * | 1982-11-26 | 1984-06-06 | 日本電気株式会社 | 警報信号変換回路 |
| JPS59144993A (ja) * | 1983-02-08 | 1984-08-20 | 三菱電機株式会社 | 異常通報装置 |
| JPH0353351Y2 (ja) * | 1985-06-05 | 1991-11-21 | ||
| JPS6381595A (ja) * | 1986-09-25 | 1988-04-12 | 松下電工株式会社 | イオン化式感知器 |
-
1979
- 1979-10-16 JP JP13323179A patent/JPS598874B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5657951A (en) | 1981-05-20 |
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