JPS5988488A - タルアンピシリンの改良製法 - Google Patents

タルアンピシリンの改良製法

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JPS5988488A
JPS5988488A JP1691483A JP1691483A JPS5988488A JP S5988488 A JPS5988488 A JP S5988488A JP 1691483 A JP1691483 A JP 1691483A JP 1691483 A JP1691483 A JP 1691483A JP S5988488 A JPS5988488 A JP S5988488A
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ampicillin
enamine
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マルコ・フアルシアニ
レナト・ブロツギ
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Dobfar SpA
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、化学構造が6−〔D(へ)−σ−アミノフェ
ニルアセトアミド〕ペニシラン酸フタリドエステルに一
致する抗生物質タルアンピシリン(talampici
llin )の改良製法に関する。このような化合物は
英国特許第1.364.672号明細書に記載されてお
り、それには該化合物を得るだめの踵々の方法が開示さ
れている。例2に記載された方法、すなわち上記特許の
方法1−それによって最良の収量が得られるが、68チ
以上にはなラナい−は、6−[D(−)メトキシカルボ
ニルプロペン−2−イル)−α−アミノフェニルアセト
アミド〕ペニシラン酸のカリウム塩を3−ブロモフタラ
イドと反応させて前記酸のフタリドエステルを得ること
にある。このような方法には次のような多くの欠点があ
る。すなわち、引用した上記酸のカリウム塩は大容量の
アセトン/酢酸エチル混合溶媒に不溶性で単に懸濁され
るだけであるから、それらの溶媒の大容量が同伴、含有
され、その結果として適当な容積の反応容器が必要とな
る。
さらに、反応混合物の不均一性のために、反応それ自体
が非常にゆつ〈シと進行する。事実、合成のこの第1段
階に要する反応時間は約24時間である。英国特許第1
.364.672号明細書−この特許は事実上保護され
たアンピシリン懸濁液に関するものであり、開示された
溶媒に溶かしたアンピシリン溶液に関するものではない
−に記載された通常の溶媒中におけるアンピシリンの非
常にゆつくシした溶解性を考慮すると、アンピシリンの
濃度の上昇は明らかにゆっくりとしている、。
さらに、上記の方法によれば、そのようにして製造した
フタリドエステル−これは使用済みの溶媒に溶けるーは
、そのような溶媒の適当な減圧蒸発および回収した固体
生成物の濾過後にのみ単離されることができ、引きつづ
いて塩酸によって水性アセトン中で加水分解される。、
このような当業者にはよく知られた方法は明らかに非常
に複雑であり、かつ時間を浪費するものである。さらに
英国特許第1.364.672号明細11↑は保護され
たアンピシリンを使用し、これを引きつづいて3−ブロ
モフタリドでエステル化することを記載しているが、保
護されたアンピシリンの調鯛法についてはほとんど記載
されていない。保護されたアンピシリンの調製のための
上記特許纜記載された方法はすべて困難であシ、費用が
かがり、かつ得られる収率はほとんど常に低いものであ
る。
例えば、例2、即ち既に引用した英国特許の方法2、ま
だは同一出願人のアイルランド特許第27、777号の
例5および乙によれば、保護されたフェニルグリシンを
希薄溶液中で、かっ0℃以下の温度で6−アミン−ペニ
シラン酸の塩と反応させることによって保護されたアン
ピシリンの塩が得られるが、しかし得られたものの純度
は非常に低い(純度は59チ〜75%に変動しうる)。
類似の方法はまたザ・ヘミッシェ・ベリッヒテ(the
 Ohemische Berichte )  98
.789(1965)にも記載されている。
このような方法の固有の欠点は明らかにかなシ長イ反応
時間および大容量の溶媒を要することである。
本発明の目的は、非常に純粋なタルアンピシリンが反応
時間を短縮化し、かつ濃縮溶液を用いて操作することに
よって極めて減少した容則の溶媒を使用して得られる方
法を実現することにある。
我々の改良した方法によれば、遊離のアンピシリンアミ
ノ基を50℃〜70℃の温度でメチルまたはエチルアセ
トアセテートと、またはアセチルアセトン て相当するエナミンを得る。エナミンの濃縮溶液は、臭
化水素受容体の存在下に3−ブロモフタリドで処理する
ことによって、関連するエナミノエステルへの収量増加
をもたらし、該エステルのエナミノ基は最後に同一溶液
中で希薄塩酸の添加によって加水分解される。臭化水素
受容体としてはアルカリ性炭酸塩または重炭酸塩のいず
れかが使用され得る。
無水形まだは5水和物形のいずれかのアンピシリンを非
プロトン性双極性溶媒、例えばジメチルホルムアミドま
たはジメチルアセトアミド中に溶解させることは、かつ
て当業者の誰も考え付くことができなかった。何故なら
、それらの溶媒はアンピシリンと反応して固体の付加化
合物を生成し、これらの化合物はその低い溶解性のため
に次の反応段階のだめには実際上役にたたないからであ
る。
我々はこの度驚くべきことに、予めメチルまたはエチル
アセトアセテートもしくはアセチルアセトンを加えてお
いた非プロトン性双極性溶媒に50℃よりも高い温度で
アンピシリンを添加することによって、不溶性の付加化
合物が生成せず、しだがって保護されたアンピシリンが
得られ、さらに重要なことには、濃縮された溶液の形で
それが得られることを見い出しだ。
寸だ、公知の方法によれば、アンピシリンとメチルまた
はエチルアセトアセテートもしくケ」、−アセチルアセ
トンとの反応は水性アルコール溶液中で、強アルカリ性
水和物の存在下に50℃よシも高い温度で行なわれるべ
きであることを強調しておくことも重要である。すなわ
ち、上記の反応条件は実際に当然のこととして確実かつ
ほとんど完全なアンピシリン自体の分解を包含している
。事実、そのエナミン形でのアンピシリンの直接的な保
護のだめの方法はかつて公にされたことはなかった。
特許請求の範囲に記載した我々の方法は、上記の方法と
は逆に、短時間かつ濃縮溶液の形でアンピシリンから直
接得られるべき所望のエナミンを生成させるものである
公知の方法と比較すると、我々のタルアンピシリンの製
造方法はそれ以前の改良点を制して多くの改良点を提供
する。比較的小さい客用の使用済み溶媒のために、した
がって高濃度の試薬のだめに、反応は短時間(約2時間
)で進行する。反応時間の短縮化はまた反応混合物の均
一性によって、かつ公知のように求核反応の速度を増す
双極性非プロトン性溶媒の使用によって保証される。
さらに、水と混和性の溶媒を使用するので、最後の加水
分解段階は、反応混合物に適当な鉱酸を直接添加するこ
とによって容易に行なうことができる。
得られる純粋なタルアンピシリンの収率は理論値の80
%よりも高く、したがって先に引用した特許に記載され
た最良の収率よりも高い1、次の例は本発明を例示する
ものであって本発明の範囲を限定するものではない。
例1 ジメチルホルムアミド(300ml )とアセト酢酸エ
チル(63,5+++Jとの混合物を攪拌下に60℃に
温める。
無水アンピシリン(86,6F )を加え、41′J拌
を64〜65℃で完全に透明な溶液が得られるまで続け
る。次いで反応混合物を5℃に冷却し、炭酸カリウム(
20,5f )を添加した後に、さらに5分間攪拌する
次いで3−ブロモフタリド60.6 Wを加え、温度を
14℃に上げ、攪拌をさらに60分間続ける。
次いで反応混合物の温度を30分間攪拌しながら18℃
に上げる。0℃に冷却した後、希薄塩酸を約60分かけ
て滴状で加えてpHを2.5に調整する。
次いで反応混合物を水(1750ml)で希釈し、そし
てトルエン(290m7t)で抽出する。続いてトルエ
ン層を希薄塩酸で洗浄する。結合した水性相をトルエン
(2×290fn1.)で2回洗浄し、濾過した後、炭
酸ナトリウム(46,Of )を攪拌しながらpHが6
.5〜Z5に調整されるまで添加する。
白色固体の形で沈殿したタルアンピシリン塩基を痙過し
、水で洗浄する。次いで、まだ湿った固体を塩酸(50
°0′−)中に懸濁し、さらに塩酸を攪拌しながら透明
な溶液が得られる寸で添加することによってpHを2.
5に維持する。
塩化ナトリウム3007を加え、攪拌を0℃で10分間
続ける。
沈殿した白色固体を二塩化メチレンで抽出し、有機層を
無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過1.、減圧下25
℃(外部浴)で攪拌しながら2倍量のトルエン中に滴状
で注ぐ。得られた白色沈殿を沖過し、減圧下室温で乾燥
し、次いで40℃で乾燥する。純粋なタルアンピシリン
塩酸塩95〜962が得られる。
TLO(薄層クロマトグラフィー): 単一スポット 例2 例1と同様の方法で操作することm−ただし、無水アン
ピシリンよシも安価なアンピシリン3水和物1001お
よびジメチルホルムアミド23〇−を使用すること(例
1ではそのような溶媒300meが用いられた)−によ
って、純粋なタルアンピシリン塩酸塩が匹敵する収率と
純度で得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)アンピシリンを非プロトン性双極性溶媒中で50℃
    〜70℃の温度でアセト酢酸メチルまたはアセト酢酸エ
    チルもしくはアセチルアセトンと反応させて相当するエ
    ナミンの濃縮溶液を生成させ、この溶液を臭化水素酸受
    容体の存在下に3−フ゛ロモフタリドで処理して関連し
    たエナミンエステルを得、そのエナミン基を最後に同一
    溶液中で希薄塩酸を添加することによって加水分解する
    ことを特徴とするタルアンピシリンの製法。 2)臭化水素受容体がアルカリ性炭酸塩および重炭酸塩
    から成る群から選択されることを/I’i徴とする前項
    1)記載の方法。 3)非プロトン性双極性溶媒がジメチル月りルムアミド
    およびジメチルアセトアミドから成る群力λら選択され
    ることを特徴とする前項1)または2)記載の方法。
JP1691483A 1982-11-04 1983-02-05 タルアンピシリンの改良製法 Granted JPS5988488A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT24069A/82 1982-11-04
IT24069/82A IT1157335B (it) 1982-11-04 1982-11-04 Procedimento per la produzione di talampicillina

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JPS5988488A true JPS5988488A (ja) 1984-05-22
JPS628434B2 JPS628434B2 (ja) 1987-02-23

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JPH01234652A (ja) * 1988-03-15 1989-09-19 Japan Autom Transmission Co Ltd ステータ組立体及びこれの製造方法

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JPS628434B2 (ja) 1987-02-23
IT1157335B (it) 1987-02-11
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