JPS5988318A - 塩化第一銅粒状体 - Google Patents

塩化第一銅粒状体

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JPS5988318A
JPS5988318A JP19555382A JP19555382A JPS5988318A JP S5988318 A JPS5988318 A JP S5988318A JP 19555382 A JP19555382 A JP 19555382A JP 19555382 A JP19555382 A JP 19555382A JP S5988318 A JPS5988318 A JP S5988318A
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JP
Japan
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cuprous chloride
granules
cupric oxide
coating
dropped
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JP19555382A
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JPS6241170B2 (ja
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Yoshio Iwata
岩田 芳雄
Toru Muranaka
村中 徹
Hidemune Matsuzaki
松崎 英旨
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Mitsubishi Metal Corp
Original Assignee
Mitsubishi Metal Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は吸湿性等が改善された塩化第一銅粒状体に関
する。
塩化第一銅(CuC6)は、有機合成触媒、7タロシア
ニン系顔料の原料などに使用されるものであり、従来工
業的には電気銅に高温下で塩素ガスを直接吹きつけて反
応させ、塩化第一銅の溶融物を作り、これ全常温まで冷
却して固化させたのち粉砕して塩化第一銅粉末を得るい
わゆる乾式法で製造されている。
しかし、この乾式法によって得られる製品は微粉末であ
るため、使用時粉塵が発生し、取扱いが面倒であり、労
働衛生上の問題を招く恐れがあり、さらに塩化第一銅中
に微量に含まれる塩化第二銅は吸湿性が大きいことから
、長期間保存しておくと酸化、分解したりして凝固や変
色が起こる等の不都合が生じる。
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、使用時の
取扱いが容易で労働衛生上の問題を招くことがなく、か
つ吸湿性がなく凝固や変色等の品質劣化の全くない塩化
第一銅粒状体を提供することを目的とするものである。
以下、この発明の詳細な説明する。
この発明の塩化第一銅粒状体は、その表面が黒色の酸化
第二銅の厚みO,OO1〜0.171 mの被膜で覆わ
れ、その平均粒径が0.05〜5朋の塩化第一銅粒状体
である。すなわち、第1図に示すようにこの塩化第一銅
粒状体Aは、中心部が白色の塩化第一銅Bからなり、そ
の表面に黒色の酸化第二銅からなる被膜Cが厚み0.0
01〜0.1μmで被覆されている。この酸化第二劇か
らなる被膜Cで被覆されていることがこの発明の塩化第
一銅粒状体Aの最大の特徴である。酸化第二銅(Cub
)は、他の種々の酸化銅、亜酸化銅、酸化第一銅、ミニ
酸化銅に比べて化学的安定であり、しかもその皮膜は緻
密で強固であり、水蒸気などの気体をほとんど透過させ
ず機械的強度も高い。したがって、酸化第二銅からなる
被膜Cは、内部の塩化第一銅Bを外気から遮断して保護
し、塩化第一銅Bの品質の低下を有効に防止するととも
に輸送時などの機械的外力によって粒状体の破損を防止
することになる。そして、この被膜Cの厚みが0o01
μm未満となると被膜Cが薄すぎて上記保護作用が得れ
ず、0.177m′ft越えると製品塩化第一銅として
の純度が許容値を越えて不都合となる。また、この粒状
体Aの平均粒径が0.05 m、未満となると粉体に近
くなり粉塵の発生を招き、5市を越えると製品粒状体を
原料として使用する際に、これを溶媒に溶解する場合が
あるが、この時の溶解性が悪くなり、作業性の低下を招
き不都合となる。なお、平均粒径が0.05朋の粒状体
Aに0.1μmの酸化第二銅の被膜が設けられた場合酸
化第二銅の含有量はα5%にすぎず、用途上特に制約を
受けることはない。
このように、この発明の塩化第一銅粒状体Aは、その表
面が安定で緻密で強固な酸化第二銅からなる被膜Cで覆
われ、外気中の水分、酸素等はこの被膜Cを通過して内
部に侵入することができず、被膜Cが内部の塩化第−鋼
Bを外気から遮断することになる。よって、この粒状体
Aでは、吸湿性が高く酸化されやすい塩化第一銅Bを極
めて安定性の高い状態に保つことができ、製品の品質の
低下を未然に防ぐことができる。さらに、平均粒径が0
.05〜5−であるので粉塵を発することがなくしかも
溶解性等の特性もすぐれたものとなる。
つぎに、この発明の塩化第一銅粒状体Aの製法について
説明する。
まず、常法によって塩化第二銅の溶融物を製造する。つ
いで、この溶融物を第2図に示した回転円板式造粒機1
の融体供給樋2に供給する。この$42に供給された溶
融物は樋2の先端から滴下し、モータ3の回転軸4に直
結された水平面内で回転する回転円板5のほぼ中央部に
落下する。回転円板5は、塩化第一銅の溶融物と反応し
ない材料、例えばカーボン、セラミック、石英等からな
りその表面が平滑に加工されている。
そして、融体供給樋2から塩化第一銅の熔融物を1〜5
0kg/分の滴下量で滴下すると回転円板5上に落ちた
塩化第一銅溶融物は遠心力、空気抵抗および表面張力等
の作用により急速に粒状化されるとともに冷却されで、
粒状体となる。この際、チャンバ6内に常温の乾燥空気
などの酸素含有気体を吸気(」6aから排気口6bに向
けて常時流通させ、チャンバ6内の酸素濃度を5〜50
 v o−(1%とすることが必要である。これは、塩
化第一銅の溶融物を滴下させる際の雰囲気の酸素濃度を
5〜50vod%とすることにより、表面に酸化第二銅
の被膜Cが形成されるとともにその被護の厚みが0.0
01〜0.1μmの範囲とすることができるためである
。すなわち、酸素濃度が5vod%未満であれば酸化第
二銅の被膜Cの厚みが0.001μmに達せず、50v
o/%を越えると厚みが0.1μmを越えてしまうだけ
でなく、回転円板式造粒機1の腐食を促進したり、ある
いは自然発火の危険性を招くことになる。したがって、
通常は常温の乾燥空気をチャンバ6内に流通させること
によって上記条件を手軽に満足させることができる。ま
た、粒径の調節は、塩化第−鋼溶ト(11物の滴下量、
回転円板50回転数などによって目的の005〜5間の
範囲とすることができる。
かくして、厚みo、 o o ffl〜0.1μmのや
化第二銅からなる被膜を有する平均粒径0.05〜51
1111の塩化第一銅粒状体Aがチャンバ6の底部に得
られる。
また、第3図に示すような噴射式造粒梗7を用いてもこ
の発明の塩化第一銅粒状体Aを製造することができる。
融体供給樋8から塩化第一銅溶融物を毎分1〜sokg
の割合で°滴下し、枦8の下方に設けられたガス噴射管
9からこの滴下流に向けて乾燥空気などの酸素濃度が5
〜50vo/%の気体を1〜5驚の圧力、100〜20
00 e/分の流量で噴射させるごとによっても、この
発明の0001〜0,1μmの厚みめ酸化第二銅からな
る被膜をイfする平均粒径0.05〜5朋の塩化第一銅
粒状体を得、ことができる。この際、チャンバ10内に
は吸気口10aから排気口tabに向けて乾燥空気など
の酸素濃度が5〜50vog%の気体を常時流通させて
、チャンバ10内の酸素濃度を5〜50vo/%とする
必要がある。
なお、この他に回転傾斜円筒管式造粒機などを用いても
、同様のm素濃度を設定する限り、この発明の粒状化A
を得ることができる。
以下、この発明の粒状体Aの製造例を示す。
〔製造例1〕 黒鉛ルツボ内の電気銅を700″Cに加熱して塩素を吹
き付は得られた塩化第一 銅融体を、第3図に示した噴
射式造粒機7の融体供給樋8に供給し、大気中70ゆ7
秒で滴下し、この滴下流にガス噴射管9から乾燥空気を
2〜.200 i/分の条件で吹き付けた。得られた塩
化第一銅粒状体Aは、平均粒径が0.1〜1 mmであ
り、その表面は黒色の被膜で覆われていた。この被膜に
ついてオージェ電子分光法で分析したところ酸化第二銅
の被膜であり、その〃みは0.005μmであった。こ
のオージェ電子分光法のスペクトルを第4図に示す。
このようにして得られた塩化第一銅粒t(体Aをシャレ
ーに入れ、30°C−RH1oo%の雰囲気下に7日間
放1ifしたが粒状体の凝固や変色はなく、品質の低下
は認められなかった。
〔製造例2〕 塩化第一銅を99%以上含む6oo′cの溶融物を第2
図に示した回転円板式造粒機1の融体供給4Jfi2か
ら酸素50vo1%、窒素70vo/%の雰囲気中で1
00Or−の回転数で回転している回転円板5上に10
kg/分の滴下量で滴下し、急速に粒状化して平均粒径
0.5〜2間の粒状体を製造した。得られた粒状体を先
の例と同様にオージェ電子分光法で分析したところ、表
面に酸化第二銅からなる厚み0.05μmの被膜が形成
されていたこのようにして得られた粒状体をシャレーに
取り、60°C5RI−1100%の雰囲気中で7日間
放置したが同様に凝固、変色はなく、品質の低下は認め
られなかった。
〔比較例1〕 500°Cの塩化第一銅融体を回転傾斜円筒管式造粒機
の回転円WI管内面に100〜20097秒の割合で滴
下し、粒状体とした。この際、回転円筒管の直径は30
Cms回転数は2oorp11.濡摩は20゛Cであり
、円筒管内は窒素ガスで濶されていた。得られた粒゛伏
体の平均粒径は0.5〜7.5Fmであり、その表面を
メージェ電子分光法で測定したところ、酸素のピークは
観察されず、表面には酸化銅が存在しないことが判明し
た。第5図にこのもののオージェ電子分光法によるスペ
クトルを示す。このようにして得られた粒状体は、製造
直後では2価の銅は含まれていなかったが′計部の室内
□に一週間放fflだところ2価の銅が全銅量に対して
0,8%となり、著るし、<酸化されたことがわが 4
゜つた。
以上説明し、たように、この発明の塩化第一銅粒状体は
、その表面が厚み0.001〜0.1μmの酸化第二銅
からなる被膜で覆わね、その平均粒径が0.05〜5朋
のものである。よって、表面の化学的に安定な酸化第二
銅の級密で強固な被膜によって、内部の吸湿性で酸化さ
れやすい塩化第一銅が外気から遮断、保護されることに
なり、この粒状体を長期間保存しても凝固したり、変色
したりすることなく品質低下を来たすことがない。また
、粒状体であるので、取扱いが容易となり粉塵が発生せ
ず労働衛生上も好ましい。さらに、酸化第二銅被膜で表
面が被覆されているので、輸送時や移送時に外力がかか
つても粒状体が制れたり、欠けたりすることもない。ま
た、酸化第二銅の被膜はその厚みが製品塩化第一銅の純
度シさほど低下させない範囲とされているので、従来の
7タロシアニン系顔料等の原料にそのまま使用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の粒状体の一例を示す概略断面図、
第2図および第3図はいずれもこの発明の粒1状体を製
造するための製造装置を示す概略断面図、第4図および
第5図はいずれもオージェ電子分光法による吸収スペク
トルを示すもので、第4図はこの発明の粒状体の吸収ス
ペクトル、第5図は酸化笥二nrIIの被膜を有しない
塩化第一銅粒状体の吸収スペクトルである。 B・・・・・塩化第一銅、C・・・・・酸化第二銅から
なる被膜。 第4図 一一一一一一一一一一噌−エキ1しvl乙イ丁り第5図 −一一一◆エネルキー平位

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 0、 OO1〜0.1μmの厚みの酸化第二銅からなる
    被膜で表面が被覆された平均粒径0.05〜5w1mの
    塩化第一銅粒状体。
JP19555382A 1982-11-08 1982-11-08 塩化第一銅粒状体 Granted JPS5988318A (ja)

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JP19555382A JPS5988318A (ja) 1982-11-08 1982-11-08 塩化第一銅粒状体

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JP19555382A JPS5988318A (ja) 1982-11-08 1982-11-08 塩化第一銅粒状体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5988318A true JPS5988318A (ja) 1984-05-22
JPS6241170B2 JPS6241170B2 (ja) 1987-09-01

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ID=16343015

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JP19555382A Granted JPS5988318A (ja) 1982-11-08 1982-11-08 塩化第一銅粒状体

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107983374A (zh) * 2016-03-22 2018-05-04 湖州慧金材料科技有限公司 采用熔融雾化系统制备高活性球形氯化亚铜催化剂的方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107983374A (zh) * 2016-03-22 2018-05-04 湖州慧金材料科技有限公司 采用熔融雾化系统制备高活性球形氯化亚铜催化剂的方法

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JPS6241170B2 (ja) 1987-09-01

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