JPS5988074A

JPS5988074A - ナツツ飲料およびその製造法

Info

Publication number: JPS5988074A
Application number: JP57199615A
Authority: JP
Inventors: Shukichi Nishimura; 西村　修吉
Original assignee: RIYUUSHIYOUBOU KK
Current assignee: RIYUUSHIYOUBOU KK
Priority date: 1982-11-14
Filing date: 1982-11-14
Publication date: 1984-05-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は新規なナツツ飲料に関する。ナツツは脂質と蛋
白に富み１種類も多く、古来から食糧として利用されて
きてはいるが、主として生のまま、または焙ったり、油
で炒ったりフライにしたりして、塩やバターで調味して
、おつまみとしたり、菓子材料などとして利用されてい
るに過ぎない。

本発明者はナツツが良質の脂質を大量に含有しているこ
とに着目し、これより栄養価に富み且安定で美味な飲料
を得ようと、鋭意研究の結果１本発明を完成したもので
ある。

すなわち９本発明は、ナツツと分離大豆蛋白とを、前者
１００重量部に対し、後者１〜５重量部の割合で合計５
〜２０重量％含有し、全体が水に乳化した状態のナツツ
飲料である。

ナツツとしては、脂質含量４０〜８０重量％、蛋白含量
５〜２５重量％のものであれば全て利用することができ
る。

アーモンド、カシューナツツ、かやの実、くるみ、ピス
タチオ、ブラジルナツツ、ペカン。

ヘーゼルナツツ、マカダミアナッツ、松の実。

および落花生等は、その風味や入手の容易さなどからも
好ましいものの例である。これらは外果皮、果皮を除い
た可食部が用いられる。又ナツツは、生のまま使用して
もよいし、焙焼して用いてもよい。

分離大豆蛋白は、熱変性を伴うことなく、大豆から油、
オカラなどの非蛋白物質を除去したものであるが、市販
の粉末状分離大豆蛋白が好ましい。

ナツツと分離大豆蛋白の割合は、ナツツ１００重量部に
対し分離大豆蛋白１〜５重量部の割合とする。分離大豆
蛋白の量が少な過ぎるとナツツの脂肪分が分離して安定
な乳化状態を保持できないし、多過ぎるとナツツの風味
が失われ好ましくない。全体を乳化状態とするために固
形物を摺砕する必要がある。これは常法により。

湿式、乾式のいずれで行なってもよいが９粒度８０ミク
ロン以下に細かくするのが製品の風味の上からも望まし
い。固形分はそれぞれの原料ごとに摺砕後混合してもよ
いし、混合後摺砕してもよい。

たとえば、ナツツ、分離大豆蛋白、および水の混合物を
摺砕し、乳化してもよいし、ナツツを摺砕し粉末状分離
大豆蛋白と水を加え、混合乳化してもよい。

乳化物中のナツツと分離大豆蛋白の量はその合計が５〜
２０重量％とする。この範囲より濃度が濃すぎても、簿
すぎても飲料として適当でない。通常の飲料としては１
２％程度までが好ましくそれより大となると粥状に近い
ものとなるが飲料として適用しうろことはいうまでもな
い。

かくして得られた製品はそれ自体ナツツの風味を適当に
有する美味でくせのない安定な豆乳様健康飲料である。

なお、生ナツツを原料にした場合、生食可能なものは、
そのまま飲用してよいが、保存性を考えれば加熱した方
が好ましい。加熱は短時間煮沸するだけで充分である。

又所望によりブドウ糖、果糖などの甘味料や、香辛料１
食塩、酸味料等の調味料やビタミン類、ミネラル類、キ
ノコ類や薬用植物の抽出エキス、さらにはココア＋　：
＋−ヒー＊　牛乳、　豆乳、アルコール飲料等を適宜加
えてもよい。なおこれらを混合するには加えようとする
添加物や、飲料などの種類や性状によっても異なるが、
ナツツと分離大豆蛋白の摺砕の際に行ってもよいし、乳
化後加えてもよい。なお添加物が水含有液の場合はその
水分量に応じて、ナツツと分離大豆蛋白の添加量を適宜
きめるのがよい。

以下本発明の実施例を示す。

実施例１゜いったアーモンド１００部１分離大豆蛋白１部水１８０
０部を混合したものをチョッパーをとおして粗砕し、つ
いで乳化機にて粒度３０〜４０ミクロンとし、全部が８
０ミクロンの篩をパスするまで摺砕し、固形分５％のア
ーモンドの風味を有する乳化液を得た。水晶はり老がな
く爽やかな口あたりで美味である。

実施例２゜いったカシューナツツ１００部９分離大豆蛋白８部を粉
砕機で８０ミクロンパスまで微粉砕し。

これに９００部の水を加へ全体を均質化して固形分９．
４％のカシューナツツの風味を有する乳化液を得た。

実施例８゜粉末状分離大豆蛋白８部と水５００部の混合物に生落花
生１００部を加えて摺砕し、８０ミクロンパスの乳化液
を得、これを煮沸処理して固形分１５．５％の落花生飲
料を得た。

実施例４゜いったヘーゼルナツツ１００部１分離大豆蛋白３部、水
ＬＯＯＯ部を実施例１と同様に処理して得た乳化液にブ
ドウ糖１００部、塩２部を加えて飲料を得た。

実施例５゜実施例２と同様にしていったピスタチ第１００部１分離
大豆蛋白５部を微粉砕処理し、水９００部を加え全体を
均質化して得た乳化液にココア粉末５部、果糖５０部を
加え飲料を得た。

実施例６゜いった落花生５０部、生検の実５０部９分離大豆蛋白５
部、水４２０部を実施例１と同様に処理してミックス飲
料を得た。

実施例７゜実施例８と同様にして分離大豆蛋白５部、水４２０部の
混合液に生アーモンド５０部、生ブラシルナツツ５０部
を加へ、摺砕し、乳化液とし、これを煮沸処理して粥状
のミックス製品を得た。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ナツツと分離大豆蛋白とを前者１００重量部に対
し後者１〜５重量部の割合で１合計５〜２０重量％含有
し、全体が水に乳化した状態のナツツ飲料。
（２）　　ナツツとして脂質含量４０〜８０％、蛋白含
量５〜２５％のものを用いる特許請求の範囲第（１）項
記載の飲料。
（３）　　ナツツとしてアーモンド、カシューナツツか
やの実、くるみ、ピスタチオ、ブラジルナツツ、ペカン
、ヘーゼルナツツ、マカタミアナッツ、松の実、および
落花生の１種又は２種以上を用いる特許請求の範囲第（
１）項および第（２）項記載の飲料。
（４）分離大豆蛋白として粉末状分離大豆蛋白を用いる
特許請求の範囲第（１）項記載のナツツ飲料。
（５）　　固形分の粒度が８０ミクロン以下である特許
請求の範囲第（１）項記載のナツツ飲料。
（６）　　ナツツと分離大豆蛋白と水とを、ナツツ１０
０重量部に対し９分離大豆蛋白１〜５重量部の割合で１
合計５〜２０重量％含有し、全体が均一状態となるよう
摺砕、混合工程に付すことを特徴とするナツツ飲料の製
造法。
（７）均一化後加熱工程に付す特許請求の範囲第（６）
項記載の飲料の製造法。