JPS598724B2 - 電子レンジ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はドアを開成させるための周知なドアオープンレ
バーを廃止した電子レンジに関するものである。

昨今、半導体技術の進展に伴ない家電製品にもその制御
回路部にマイクロコンピュータを塔載したものが出回っ
ている。

例えば、電子レンジは格好の対象商品として積極的な新
製品がなされた。

マイコン内蔵電子レンジと呼ばれるその電子レンジは、
プラッシュ式あるいはタッチ式のキーボタン操作によっ
て使用者が調理時間、仕上り温度、マイクロ波出力強度
および調理プログラム等を任意にセットしうるもので、
しかも発光ダイオードあるいは螢光表示管を用いて設定
値をデイジタル表示する斯新なレンジに仕上げられてい
る。

第１図にその概略な外観図を示すように、電子レンジ本
体１に設けたオーブン２の開口を開閉自在なドア３の側
部に操作バネＰ４を設け、第２図に正面図を示すように
デイジタル表示装置４０、調理時間、仕上り温度、調理
プログラム等を入力する多数のキーボタンからなるキー
ボード４１を設けている。

従来のマイコン内蔵の電子レンジは上記のようにキーボ
タン操作によって調理情報を入力する方法ヲ取っている
ものの、ドア３の開成にあってはあいかわらずドアオー
プンレバーを操作パネル４なりドア３自体に設けており
、使用者が上記ドアオープンレバーな機械的に移動させ
なげればならないので操作性も他のキーボタンに比較し
て悪《また、この種のキーボタンを配設したキーボード
に上記ドアオープンレバーが設げられ℃いるとデザイン
面においても改善すべき余地があつｔも本発明は、上記
の点に鑑みてなされたもので、加熱動作を停止する信号
を出力し且つラッチヘッドとラッチフックの係合を解除
する信号を出力するキーボタンを上記キーボードに配設
したことを特徴とするものである。

以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第３図は本発明の実施例を示すマイコン内蔵の電子レン
ジのドア３部分の概略断面図である。

これによれば、ドア３には外方に突出する先端鉤型のラ
ッチヘッド５．６が回動自在に枢支され常時スプリング
７．８によって図中時計方向に回動附勢されつつ、連結
棒９によって一体的に回動するようにしている。

また、ラッチヘッド５，６の間に位置してコイルバネ１
０により常時外方に突出するよう附勢されるドアオープ
ン用ピストン棒１１が設けられる。

他方、電子レンジ本体１側にはラッチヘッド５，６それ
ぞれに対向して安丈スイッチ１２．１３を取付けた略Ｌ
字型のラッチフック１４．１５が設けられる。

ドア３を閉成すると本体１側の開口１６．１７より入り
込むラッチヘッド５，６はラッチフック１４．１５に図
のように係合してドア３をロックする。

この時、上側のラッチヘッド５はロック解除レバー１８
を押圧して安全スイッチ１２を閉成させ、下側のラッチ
ヘッド６は自ら安全スイッチ１３を閉成させる。

キーボタン４１ａを操作すると電子レンジは運転を開始
し、オープン２に収容した食品をマイクロ波加熱する。

調理が終了すると、マイクロコンピュータ２０の調理終
了信号ｅｎｄが出力され、操キーボタン４１ｂを操作す
るとプランジャー１９が駆動されてロック解除レバー１
８を時計方向に回動させる。

これによって上側のラッチヘッド５はレバー１８によっ
て上方へ押しやられラッチフツク１４との係合を解かれ
る。

下側のラッチヘッド６は連結棒９によりやはりラッチフ
ツク１５との係合を解かれ、ドア３のロックは解除され
る。

ロック解除によってドアオープン用ピストン棒１１はコ
イルバネ１０の附勢によってドア３を開キーボタン４ｌ
ｂの操作によってドア３を開けることができる。

第４図はこのマイコン内蔵の電子レンジに組まれた電気
回路を示し、ドア３を閉成ロックした後クロコンピュー
タ２０より調理開始信号ｓ ｔａｒ ｔが出力され、調
理制御回路２１は調理用プランジャー２２を駆動してリ
レースイッチ２３を閉成させる。

これに伴ないマグネトロン駆動回路２４に電源２６が接
続されてマグネトロン２５を作動させマイクロ波を発振
出力させる。

調理が終了するとマイクロコンピュータ２０より調理終
了信号ｅｎｄが出力されて調理制御回路２１は調理用プ
ランジャー２２を遮断し、リレースイッチ２３を開成さ
せる。

もし、調理を途中で停止させたい時には、４ｌｂを操作
する。

この操作によりアンドゲート２７よりフリツプフロツプ
２８にセット信号が印加され、調理制御回路２１に停止
信号ｓ ｔｏｐが出力されてリレースイッチ２３を開成
させる。

引きキーボタン４１ｂを操作すると、前操作によって既
に一方の入力がｕ ｌ１ｉｇｌ１ ｎになっているアン
ドゲート２９よりフリッグフロップ３０にセット信号が
印加され、ドア制御回路３１はグランジャー１９を駆動
する。

すると第３図に示したロック解除レバー１８が回動して
ラッチヘッド５を上方に押しやり、上記の如《ロックを
解除してドア３を押し出す。

所で、もし調理が終了していればマイクロコンピュータ
２０より調理終了信号ｅｎｄが出力されているので、フ
リツプフロツプ３２はセット状態にありアンドゲート２
９をゲート開成準備状態にキーボタン４ｌｂを一度操作
するだけでフリツプフロッグ２８の出力に関係なくフリ
ツプフロツプ３０をセットすることができる。

尚、インバータタン４１ｂの操作されていない間アンド
ゲート２７を開成待機状態におくために用いる。

以上に説明したように、本発明は、電子レンジ本体に開
閉自在に設けられドアあるいは前記本体のいずれかにラ
ッチヘッドを、他方にラッチフックを備え、該ラッチヘ
ッドとラッチフックの係合によってドアを本体にロック
するとともに、調理時間、仕上り温度、調理プログラム
等を入力する多数のキーボタンからなるキーボード及び
該キーボタンより人力された設定値等を表示するテイジ
タル表示装置を備えた電子レンジにおいて、加熱動作を
停止する信号を出力し且つ上記ラッチヘッドとラッチフ
ックの係合を解除する信号を出力するキーボタンを上記
キーボードに配設したから、調理時間、仕上り温度、調
理プログラム等を入力する多数のキーボタンと全く同じ
キー操作により自動的にドアを開成することができるの
で、ドアのロックを解除する操作が軽くなるため操作性
が良くなるとともに、多数のキーボタンを有ｊるキーボ
ードに突出するドアオープンレバーを設ける必要もない
のでデザイン的にもバランスのとれた商品性の高い電子
レンジを提供することができる。

【図面の簡単な説明】 第１図はマイコン内蔵の電子レンジの外観斜視図、第２
図はその操作パネルの正面図、第３図はそのドア部分の
断面図、第４図はそれに組まれる電気回路図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 電子レンジ本体に開閉自在に設けられたドアあるい
   は前記本体のいずれかにラッチヘッドを他方にラッチフ
   ックを備え、該ラッチヘットとラッチフックの係合によ
   ってドアを本体にロックするようにするとともに、調理
   時間、仕上り温度、調理プログラム等を入力する多数の
   キーボタンからなるキーボード及び該キーボタンより入
   力された設定値等を表示するデイジタル表示装置を備え
   た電子レンジにおいて、加熱動作を停止する信号を出力
   し且つ上記ランチヘッドとラッチフックの係合を解除す
   る信号を出力するキーボタンを上記キーボードに配設し
   たことを特徴とする電子レンジ。