JPS5986865A - ヒ−トポンプ式空気調和機の過負荷制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ヒートポンプ式空気調和機において、暖房運
転時に、室内温度あるいは室外温度の上昇により高圧圧
力が上昇する。いわゆる暖房過負荷状態を制御する過負
荷制御装置に関するものである。

従来例の構成とその問題点 室外空気の熱源を利用する空冷のヒートポンプ式空気調
和機では、初秋あるいは春先のまだ外気温度が高い時期
にヒートボン／暖房運転を行うと、蒸発器での吸熱量が
多く冷媒の蒸発圧力が上昇し、圧縮機の高圧圧力が高く
なり、圧縮機に過大の負担をかけることになる。

したがって、従来、この種の暖房過負荷制御装置として
第１図、第２図に示すように、暖房運転時のみ高圧とな
る冷媒回路乙に、この冷媒回路の冷媒圧力を検出して電
気回路を切換える圧力開閉器すを設け、室内温度、外気
温度の上昇により高圧圧力が上昇すると圧縮機Ｃの保護
のだめに室外ファンモータｄを停止するように構成され
ている。

そして、室外ファンモータｄの停止により、外気からの
吸熱が少なくなり、蒸発圧力が低下して、さらには高圧
圧力を下げる結果となる。そして、高圧圧力が圧力開閉
器すの復起圧力まで低下すると、圧力開閉器すの接点が
復起し運転を停止してイタ室外ファンモータｄは運転を
再開する。

ところが、かかる構造では、圧力開閉器すの作動により
室外ファンモータｄが停止すると、蒸発圧力は著しく低
下する。まだ、高圧圧力の低下が蒸発圧力の低下に比べ
て遅い時は、圧力開閉器すが復起圧力まで低下するまで
に、蒸発圧力の低下が進み、蒸発器ｅの霜付が続く。そ
して、遂には蒸発器ｅに設けられた温度検出器ｆが設定
除霜温度を検出し、除霜命令を出してしまう。このだめ
冷媒回路は除霜サイクルとなり、そこで、室外熱交換器
の霜を融かすことになる。

このように暖房過負荷状態において、その制御のため除
霜サイクルを利用することは、暖房過負荷状態とはいえ
、室内温度の低下を招くとともに、四方弁ｇ両側の冷媒
圧力差が大きいだめ、四方弁の切換えにともなって大き
な冷媒音が発生することになる。

発明の目的 本発明は、このような問題を解決するもので、暖房過負
荷制御装置として室外ファンモータを停止させる場合に
、蒸発器が着霜し、その成長が進んで除霜サイクルに移
行することを防ぐことを目的とするものである。

発明の構成 この目的を達成するだめに本発明は、暖房運転時にのみ
高圧となる冷媒回路にこの冷媒回路内の冷媒圧力を検出
して電気回路を切換える圧力開閉器を設け、さらに暖房
運転時に蒸発器となる熱交換器の温度を検出して電気回
路を切換える温度開閉器を、前記圧力開閉器のＯＦＦ接
点側へ直列に設けたものである。

この構成によって、高圧圧力が上昇して圧力開閉器が作
動しファンモータを停止した時に、室外蒸発器の温度が
高ければ、ファンモータを停止のままとし、また、ファ
ンモータが停止し続けて、蒸発器に霜付きをおこし、あ
る温度以下になったときにファンモータを始動させるこ
とにより、外気の吸熱を利用し蒸発器を除霜し、四方弁
を切換える除霜サイクルに移行するのを防止する。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例を添付図面の第３図。

第４図を参考に説明する。

同図において、１は圧縮機、２は四方弁、３は室内側熱
交換器、４は室外側熱交換器、５は室外ファンモータ、
６は室内ファンモータである。７は前記室外側熱交換器
４の銅管４ａに設けられた熱交換器温度を検出する熱交
換器温度検知器、８は除霜開始温度を検知する除霜温度
開閉器である。

まだ、９は暖房時にのみ高圧となる冷媒回路１ｏに設け
られ、その冷媒圧力を検出する圧力開閉器である。前記
温度開閉器７は圧力開閉器９のＯＦＦ接点９ａ側に直列
に接続されている。

上記構成において、外気温度あるいは内気温度により高
圧圧力が上昇した場合圧力開閉器９が作動し、室外ファ
ンモータ５は運転を停止する。その結果、外気温度から
の吸熱は低下し、蒸発圧力も低下し、室外熱交換器４は
着霜をおこす。

ところが、温度開閉器７の作動値を、除霜温度開閉器８
の作動値よりも高い温度で作動するように選ぶことによ
り、熱交換器温度が除霜指令の温度に下がるまでに温度
開閉器７が前記熱交換器温度を検出し、作動して室外フ
ァンモータ５の運転を再開する。しだがって室外空気よ
シの吸熱により熱交換器４をすばやく除霜する。まだ、
この温度開閉器７はある設定温度になると、温度開閉器
７の接点が復起し、ファンモータ５に停止する。

このように、高圧圧力の低下が蒸発圧力の低下に比べ小
さいだめ、圧力開閉器９が復起せず、室外熱交換器４０
着霜が進行し、遂には除霜サイクルとなる場合、かかる
制御によれば、温度検知器７によりファンモータ５を０
Ｎ−ＯＦＦ制御することで室外熱交換器温度を除霜指令
温度よりも低下させず、除霜サイクルに入ることが防止
できる。

発明の効果 上記実施例より明らかなように本発明におけるヒートポ
ンプ式空気調和機の過負荷制御装置は、暖房運転時にの
み高圧となる冷媒回路にこの冷媒回路内の冷媒圧力を検
出して電気回路を切換える圧力開閉器を、暖房運転時に
蒸発器となる熱交換器の温度を検出して電気回路を切換
える温度開閉器と直列に設けたもので、圧力開閉器が復
起せず蒸発圧力の低下が続く場合、前記温度開閉器が熱
交換器温度を検出し、室外ファンモータを０Ｎ−ＯＦＦ
制御し、除霜指令温度まで下がるのを防ぐだめ、暖房過
負荷時の除霜サイクルが発生せず、除霜時のコールドド
ラフト防止、まだ、四方弁前後での冷媒圧力差の大なる
ことによる大きな冷媒音が発生しないなど、優れた効果
を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す空気調和機の冷媒回路図、第２図
は同空気調和機の電気制御回路図、第３図は本発明の一
実施例における空気調和機の冷媒回路図、第４図は同空
気調和機における電気制御回路図である。 １・・・・・・圧縮機、４・・・・室外側熱交換器、５
・・・・・・室外ファンモータ、７・・・・・・温度開
閉器、９・・・・・圧力開閉器。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 室外空気を熱源とするヒートポンプ式空気調和機におけ
   る、暖房運転時に高圧となる冷媒回路に、この冷媒回路
   内の冷媒圧力を検出して電気回路を切換える圧力開閉器
   を設け、さらに暖房運転時に蒸発器となる熱交換器の温
   度を検出して電気回路を切換える温度開閉器を、前記圧
   力開閉器と直列に設けたヒートポンプ式空気調和機の過
   負荷制御装置。