JPS5985027A - 杭周の固化工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、掘削孔内に既製杭を建込む際の杭周固化・
工法に関するもので、その目的は、廃棄処理の困難な杭
周固化液を使用せずｌこ地盤より大きな強度を有する杭
周固体を容易に形成する方法を提供することにある。

従来の工法は、掘削孔内に杭周固化液を満たし、ここに
既製杭を挿入して固化液をせり上げ、杭周を固化する工
法であるために多量の廃棄泥水や余剰固化液を生じ、こ
れら産業廃棄物が建設公害と−ならないように処理する
必要があった。

特に固化液の処理は難かしく、才だ多大の手間を要する
ので、これがコストアップの要因ともなっていた。

この発明は、上記問題点に対処して提案されたものであ
り、杭周固化液を使用する代りに予め既製杭周囲に固化
剤の層を形成しておき、この杭を掘削孔に建込んで固化
剤が掘削泥水と反応して杭周が固化するまで養生する方
法である。

以下図面に基いてこの方法を具体的に説明すると、この
発明の工法においては第１図に示すような網目の円筒体
１の中に粉状の固化剤２を充填したものを使用する。円
筒体１は、例えばナイロンメツシュのように水不溶性の
稙維よりなる網状体が好ましい。この同化剤入り円筒体
１を例えば第２図または第３図に示すようにして既製杭
３に取付ける。取付けは鉄板４や番線５によって行なう
。鉄板４は杭の建込み時にスペーサーとして、またフリ
クションカッターとして働らく。このように杭周に固化
剤を有する既製杭を第４図に示すように先行掘削孔内に
建込むと、同化剤２が円筒体１のメツシュの隙間から外
部に流れ出し、掘削泥水中に分散し、これが泥水と反応
し泥水を固化して杭周に固化した杭周固定部分６が形成
される。

粉状の同化剤としては、セメント、アルミニウム粉末、
鉄粉、フライアッシュ、工業用石灰、微粉砕水滓、ベン
トナイト等を単独あるいは組合せて使用する。

以上の通り、この発明の工法は、杭周固化液を使用しな
いので廃棄物処理の低減化をはかることができる。杭周
に固化剤層を形成する手段としては単に同化剤入りメツ
シュ円筒体を巻付は固定するだけでよいから作業が容易
である、上記に伴ってコストダウンをはかることができ
る等の点で優れた工法である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明で用いる固化剤入りメツシュ製円筒体
の斜視図、第２図および第３図は上記円筒体を既製杭Ｉ
こ取付けた状態を示す斜視図、第４図は上記杭を掘削孔
内ｉこ建込んだ状態を示す断面図である。 １ψやメツシュ製円筒体、２伊・粉状の同化剤、３日既
製杭、４Φ・鉄板、５−・番線、６・Φ同化した杭周固
定部分。 第１図 第２図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 粉状固化剤を充填したメツシュ製円筒体を既製杭の周囲
   に取付け、これを掘削孔内に建込み、メツシュの隙間か
   ら掘削泥水中に分散した同化剤が泥水と反応して杭周が
   固化するまで養生することを特徴とする杭周の固化工法
   。