JPS598334Y2 - 高周波コイルボビン - Google Patents

高周波コイルボビン

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Publication number
JPS598334Y2
JPS598334Y2 JP17204979U JP17204979U JPS598334Y2 JP S598334 Y2 JPS598334 Y2 JP S598334Y2 JP 17204979 U JP17204979 U JP 17204979U JP 17204979 U JP17204979 U JP 17204979U JP S598334 Y2 JPS598334 Y2 JP S598334Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
core
protrusions
screw
female
Prior art date
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Expired
Application number
JP17204979U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5689226U (ja
Inventor
盛一 岡田
信行 小笠原
Original Assignee
ミツミ電機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ミツミ電機株式会社 filed Critical ミツミ電機株式会社
Priority to JP17204979U priority Critical patent/JPS598334Y2/ja
Publication of JPS5689226U publication Critical patent/JPS5689226U/ja
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Publication of JPS598334Y2 publication Critical patent/JPS598334Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高周波コイルに係り、特にコイルを設けるのに
用いられるボビンの構造に関するものである。
一般の高周波コイルにおいては、合成樹脂より一体戊型
された中空ボビンの外周に導線を捲回してコイルにする
と共に内部にインダクタンス調整用ねしコアを挿入した
構造が採用されている。
このような中空ボビンに対するねしコアの挿入構造を大
別すると2つに分かれる。
1つは、中空ボビンの内部に三条程度の縦方向の突条を
或型してこの突条をねじコアによってセルフタツピング
した構造である。
ところがこの構造ではねしコアがフエライト等の比較的
脆い材質でできている場合にはタツピング時にねじコア
の雄ねじが欠壊し易い。
またねしコアがボビンに傾いて挿入されると、挿入に大
きなトルクが必要となりドライバ溝部が欠損する虞れも
ある。
またねし落ちも生じ易い。もう一つの構造は予め中空ボ
ビンの内部に雌ねじを形或しておいてこの雌ねじにねじ
コアを螺合させるものである。
ところがこの構造では、ボビン或型時に雄ねじを中子と
して用い、戒型後に中子として用いた雄ねじを回し取り
しなければならず、作業が繁雑になる。
また挿入後にねしコアにガタが生じ易いため、振動ある
いは衝撃等により調整後にインダクタンスの値に狂いを
生じ易い。
そこで従来より、中空ボビンの内部に雌ねじに引続いて
縦方向の凸条を或型してなるコイルボビン(実公昭41
−1361公報参照)、並びに中空ボビンを半割にして
一方の片割れの内面に雌ねじを他方の片割れの内面に縦
方向の凸条を成型してなるコイルボビン(実公昭43−
4251公報参照)が提案されている。
ところで前者では、雌ねじ部分の成型には上述したよう
に繁雑な回し取り作業を行わなければならないと共に雌
ねじ部と凸条との境目にパリが出やすいという欠点があ
る。
他方後者では、半割にして雌ねじおよび凸条を威型した
後に両片割れを互いに接合するという繁雑な作業を経な
ければならないという欠点がある。
従って本考案の目的は上述した各種の欠点を一挙に解消
したボビンを提供することにある。
以下、図面を参照しながら本考案を説明する。
第1図は本考案の一実施例によるボビンの要部の構造を
示すものであって、合戊樹脂製中空ボビン1は内面が断
面略円形であってがっその内部?、内周方向で.間隔を
おいた位置に2個の雌ねじ突起2,2を設けると共にこ
の雌ねじ突起2,2間で縦方向に延在する凸条3,3を
、ボビン1の外部に、外周方向で間隔をおいた位置に前
記内部の雌ねじ突起2,2と対応してコイル巻回用凹凸
部7を一体的に設けたものである。
ここで点線11で示す凹凸部7の周寸法は雌ねじ突起2
,2の周寸法よりも長く設定される。
さらに雌ねじ突起2,2の突出端はボビン1の内周面に
沿った形状になしてある。
尚、本実施例では凸条3,3の高さを雌ねじ突起2,2
の半分程度に設定したが、この両者の関係は適当に選択
されるものである。
第1図に示した構造の中空ボビン1は、第2図に示すよ
うに接続並びに取付用の複数本の端子4aを有する基板
4に固定されると共にコイル5が凹凸部7の凹部10に
施される。
更に中空ボビン1に、周囲に雄ねじが形或されたインダ
クタンス調整用のねしコア6を雌ねじ突起2,2の雄ね
じと螺合させつつ回転挿入させると、第3図に見取図で
示すような高周波コイルが得られる。
上述したようにしてねしコア6を挿入した後の、雌ねじ
突起2並びに凸条3と、ねじコア6との関係を第4図は
示している。
第4図Aにおいて、ねじコア6は雌ねじ突起2とほぼ完
全に螺合する。
ところが、凸条3は雌ねじ突起2よりも低いので、第4
図Bに示すように凸条3にはねしコア6の雄ねじが適度
に喰い込むだけである。
即ち本考案においては、ねじコア6の案内を雌ねじ突起
2の雌ねじにで行い、ねじコア6のガタを凸条3で防止
しようとするものである。
従って本考案によると、ねじコア6は雌ねじ突起2で保
持されるので、従来のセルフタツピングによる場合のよ
うなねじ落ちは生じない。
また一体に作ったボビン1の内部に雌ねじ突起2および
凸条3をも一体に作っているので、凸条3にねしコア6
が適度にかつバラツきなく喰い込むのでねじガタによる
インダクタンスの狂いが生じることはないとともに、バ
ランスがよくとれてねじコア6に回転ムラが生じること
はなく、その上、ねじコア6の挿入が容易で、しかも安
定したトルクが得られる。
また、雌ねじ突起2がねしコア6の挿入を案内する役目
を果すのでねしコア6が欠損することもない。
また、雌ねじ突起2と凸条3との寸法を適当に選択する
ことにより、ねじコア6を回転するのに要するトルクを
好ましい安定した値に設定できる。
また合或樹脂にて一体或形されるとともに雌ねじ突起2
,2の突出端面が円筒形に沿った形状になっているので
、ねじコア6に対し面接触し、ねじコア6の垂直荷重に
対する耐力を十分に得ることがで゛きる。
さらに、コイル巻回用凹凸部7が設けられているため、
コイル巻線後の巻線づれが防止できると同時に凹凸部7
の凸部8が雌ねじ突起2間の谷部9と対応しているので
、谷部9をボビン1の外部方向に変位させてもボビン1
の強度が保たれると共にその外部方向に変位することに
よりコア6は径の大きい形状のものを使用できるので、
コア6の挿入作業を容易に行なわれコア6の欠損防止に
役立つ。
またコア6の径を大きくすることによりQ特性の改善、
インダクタンス値を大きくとれるといった電気特性面で
の効果も生じる。
尚、上述では2つの雄ねじ突起2,2および2つの凸条
3,3を備えたボビンを例示したが、髪,これらの数は
3つ以上であってもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による高周波コイルボビンの一実施例の
要部を示し、Aは平面図、Bは縦断面図である。 第2図は高周波コイルの組立構造を示す一部断面図であ
る。 第3図は高周波コイルの見取図である。 第4図Aはボビンの雌ねじ突起とねしコアとの関係を、
第4図Bはボビンの凸条とねしコアとの関係を示す図で
ある。 図中において、1は中空ボビン、2は雌ねじ突起、3は
凸条、4は基板、4aは端子、5はコイル、6はねしコ
ア、7はコイル巻回用凹凸部を示している。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内面が断面略円形であって外周にコイルが巻回される中
    空ボビン1の内周面の周方向で間隔をおいた複数位置に
    それぞれ雌ねじ突起2を設け、ボビン外周耐に該雌ねじ
    突起2間の谷部9と対応する凸部8を有するコイル巻回
    用凹凸部7を設けるとともに、該雌ねじ突起2の突出端
    面を上記ボビン1の内周面に沿った形状になし、かつ該
    複数の雌ねじ突起2間において上記中空ボビン1の内周
    面にそれぞれ縦方向に延在した凸条3を設けて或る合或
    樹脂にて一体戒形された高周波コイルボビンの構造。
JP17204979U 1979-12-12 1979-12-12 高周波コイルボビン Expired JPS598334Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17204979U JPS598334Y2 (ja) 1979-12-12 1979-12-12 高周波コイルボビン

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JP17204979U JPS598334Y2 (ja) 1979-12-12 1979-12-12 高周波コイルボビン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5689226U JPS5689226U (ja) 1981-07-16
JPS598334Y2 true JPS598334Y2 (ja) 1984-03-15

Family

ID=29682864

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JP17204979U Expired JPS598334Y2 (ja) 1979-12-12 1979-12-12 高周波コイルボビン

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JPS5689226U (ja) 1981-07-16

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